「いや…マジでさ…勘弁してくれない?…ホントにさ…」
「「「本当に大変、申し訳ありませんでした!!」」」
あの後…
その場で倒れ気絶した大和を慌てて介抱した3人は大和が目覚めた後に事情を説明した。
説明を聞いた大和は単なる寝坊であったことに怒ることはなかったが呆れ8割と安堵2割と言った表情をし、4人でキャンプ場へと戻って来たのだった。
余談だが慌てた大和を目撃していた管理人さんが大和が仕度途中だった食材などをクーラーボックスにしまって置いてくれており、4人はお礼を言った。
「ふぅ…とりあえず、夕食は食べれるんだろ?オレは途中だった調理するから。」
「あっ、私も晩ごはん作るー!!」
大和と一緒になでしこも夕食の準備を始める。
その間、あおいと千明は焚き火の準備をしていたが割れた薪を束ねてウッドキャンドルをやり始めていた。
ウッドキャンドルに調理していたなでしこも釘付けになるが薪を細いアルミ線で縛っていたため焼き切れてしまいびっくりする3人を大和は呆れながら眺めていた。
〜数時間後〜
「「できたぞー!/よー!」」
「「おー!!」」パチパチパチ
調理が終わった大和となでしこに拍手を贈る千明とあおい。
大和が用意した簡易テーブルにはなでしこが作った煮込みカレーが置かれ、そして…
「うわー!!凄い”お肉“!」
「豪華やなー!」
「これ知ってるぞ!“シュラスコ”だろ!」
そう、大和が作っていたのはブラジルで有名な肉料理であるシュラスコだった。
「お、流石だな大垣。バイト先の人からブロック肉貰ってなー!一度は作ってみたかったんだ。」
「バイト先って…祥子おばさんとこ?」
「あぁ、辰夫さんがな…「せっかくのキャンプならコイツ持ってけ。」…って渡されてな。こんな良い肉…普通に買ったら2、3千円じゃ済まねェのにな…」
「ホンマ、おじさんはやーくんに甘々やねー。」
「「???」」
共通の話題に話が盛り上がる大和とあおいだが理解できないなでしこと千明は首を傾げるのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「綺麗な景色を眺めながら美味しい外ごはん…」
「キャンプの醍醐味やぁ…」
なでしこが作った煮込みカレーを食べながら4人で談笑する。
千明がなでしこのカレーに何か隠し味があることを察し、なでしこはカレーにとんこつラーメンのスープの元を入れていることを話すと各々の家のカレーについて話していた。
「それにしても高岳のシュラスコも美味いな。味付け塩だけなのに…」
「本当だね!それにこのお肉、カレーと一緒に食べても美味しいー!」
「しっかり漬け込んでるからな。それに肉が硬くならないように下処理もちゃんとしてるから柔らかいだろ?」
大和の言葉に頷くなでしこと千明だが…
「うーん、私も美味いと思うんやけど…ちょっと油が…」
「なら、これ使うか?」
そう言って大和はクーラーボックスから小瓶を取り出しあおいに手渡す。
「モーリョっていう野菜を酢漬けしたソースだけどさっぱりした味付けだからそれに合うと思うぞ。」
「やーくん、ありがとうなー。」
あおいは大和から渡されたソースを肉にかけて一口たべると…
「うーん!絶品やわー!!」
「イヌ子!わたしにもそれくれ!!」
「あきちゃん!私にも!!」
「あ、おい!ちゃんとオレの分も残しとけよ!?」
こうして大和達は賑やかな夕食を楽しんだのであった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「それじゃ、片付けはわたしとイヌ子でやるから高岳となでしこはゆっくりしてくれよ。」
「ありがとうー!」
「それじゃ、頼んだ。」
「2人共、ゆっくりしてなー」
夕食後、千明とあおいが片付けすると申し出たのでなでしこと大和は甘えることにした。
「イヌ子、このゴミ頼んでいいか?」
「ええよー」
そう言ってあおいはゴミを捨てるために纏めてた時だ。
「うん?なんやろ…これ…」
あおいは見つけてしまう。
…きつく縛られた不自然なビニール袋が大和のテントの側にあることに…
4話∶次回に続く。
久々の投稿です。
ガチな話なんですが6月にコロナになったのですが一人暮らしなためすぐに病院にもいけずそのせいで肺をやられてしまい通院生活中なため中々、投稿できません。
はっきり言って次の投稿もいつになるかわかりません。
一応、医者からは完治まで10月くらいと言われてるので最悪、それまで書けないかもしれません。
それでも途中途中で書いてはいますので待っていただけるとありがたいです。
次回が4話、最後で次がアンケートした外伝となります。