〜とある日〜
「リンってさ、いつになったらヤマトくんに告白するの?」
「…はぁ?」
私の名前は志摩リン。
いま私は中学からの友人(数少ない)の“斉藤恵那”(さいとうえな)から意味不明なことを聞かれた。
「いや、ちょっと待って…なんで私が…?」
「いやいや、リンもしかして気づいてない?」
そこから丁寧に斉藤から説明を受けた。…聞いてて顔が真っ赤になった。
確かに言われて気付いた。
「リン…幼い頃からヤマトくんといたから気づきにくいかもだけど…年頃の娘が異性と2人っきりでキャンプ行って、家にも泊まりにも行ってるって…こっちから見たらもう夫婦じゃん。」
「…うぅぅぅ…わ、私から見たら大和は家族みたいで…」
「それじゃ、聞くけど…ヤマトくんがリンじゃない娘と仲睦まじくしてたら…リンはどうする?」
大和が知らない娘と…大和が…
「なんか…モヤモヤする…」
「ならさ、やるべきことやらなきゃね。」
そんなことがあってから私は大和を意識するようになった。
それから暫く過ぎた…そんなある日だ。
私は大和と一緒に本栖湖へキャンプしにやって来た。
何気ない…テント立てたり、焚き火の準備したり、いつもと同じ時が過ぎていた。
するとスマホが鳴り、見ると斉藤からだった。
恵那:リン
リン:ん?
恵那:今日はどこ行ってんの(´ェ`)?
斉藤からのLINEに返事するため、私は本栖湖の写メを送った。
恵那:本栖湖かー
リン:富士山帽子かぶってる
恵那:あるある
恵那:晴れるといいね( *´ェ`)b
リン:だな
恵那:因みにヤマトくんと進展あった?
リン:…別に…いつもと変わらん…
恵那:ヘタレだなー(´・ω・`)
リン:ほっとけ
そんなやり取りをしてると斉藤から画像が送られて来た。
画像は斉藤が飼っているチワワの“ちくわ”だ。
画像のちくわは暖かそうに布に包まっていた。
恵那:カゼひくなよー
恵那:どうせなら夜にでも襲っちゃえばー(*ノェノ)
「なっ!?」
斉藤からのLINEに思わず声が漏れた。
隣にいる大和が私の顔が真っ赤と言ってきたので黙れと言っておいた。
…なんか落ち込んでいたが私は悪くない。悪いのは斉藤だ。
それから私はトイレへ向かうと1人の泣き崩れる少女に追いかけられた。
思わず叫んだからか大和が走って来てくれた。
すぐさま私は大和にしがみつき大和の背に回る。
すると追いかけて来た少女は大和に抱きついて更に大泣きしだしたのであった。
「(変な子だった…)」
各務原なでしこと名乗った娘はまさに変な子だった。
富士山をみるために南部町から自転車で本栖湖に来たり、危機感がないのかベンチで長時間寝てたり…
それでなぜだか一緒に大和と私と3人でカレー麺、食べたり…
「(あれ?何気に私、大和以外とキャンプしたことないや…)」
いつもはソロか大和と一緒だ。家族以外でキャンプなんて大和や大和の家族としかない。
「…大勢とするキャンプってあんな感じなのかな…」
「リン、キウイの皮、全部むけたぞ。」
「ありがとう。」
そう考えていると大和が貰ったキウイの皮むきを終え、一緒に食べた。
「雲もなくなったし、このあと天体観測しないか?」
「…する。」
今日はホントに可笑しな日だが…
「(…偶には悪くないのかもな…)」
そして私は大和と2人だけの天体観測を楽しんだ。
「そういえば…アイツ、大和のこと名前で呼んだり…大和もなんか意気投合してたような…ま、まさかな…」
1話外伝:終
いかがでした?
とりあえず、次はなでしこ視点を書いたら続きどうするか…
ストーリー進めるか、頭にある恵那&ちくわの話を書くか…
気になる方いたら話を書いてこうと…