「やーくんを呼ぶ?なんでや?」
私の名前は犬山あおい。いま私は学校で所属している野外活動サークル、通称“野クル”の部長である千明から幼なじみの高岳大和ことやーくんを呼んでくるよう頼まれ
たんや。
「今朝、先生から聞かれたんだよ。高岳が一緒に活動するとこみないからホントに所属してるのかって…」
「あちゃ〜!それはアカンな。」
やーくんは私と千明が野クルを作るために名前だけ借りた幽霊部員や…そのことがバレたら野クルは廃部されてまう。
「それじゃ、放課後やーくん連れて来るわ。」
「おう!頼んだ!!」
こうして私はやーくんを誘うために教室へと向かうのであった。
「(やーくんと一緒って楽しみやわ〜♪やーくんは押しに弱いから来ないってことないやろう。)」
そう、私…犬山あおいはやーくんを…高岳大和が大好き。
けど、だからと言ってやーくんを独占したいとかは考えてないんや…やーくんが誰を好きになったら私は祝福するし、逆に私はやーくんを好いてくれる娘共、仲良くしたいんや。
「(やーくんの…“あんな姿”…もう、見たくもないわ…)」
思い出しそうになったことを私は思い返すのをやめて、やーくんの元へと向かうのであった。
〜放課後〜
放課後になり、やーくんと一緒に部室まで並んで歩く。
「(久々やな、やーくんと歩くなんて…)」
やーくんは元々、静岡に住んでたんけど、やーくんのお婆ちゃんがウチのお婆ちゃんに会いに来る時に一緒になって家に来て遊んだんよ。
やーくんは色々と物知りやし、幼い頃から料理もお婆ちゃん達と一緒にやってて楽しかったわ。
「ホンマにありがとうな、やーくん。」
「別にいいって…」
そうぶっきらぼうに言うけど、やーくんが照れてる気がするんよ。…顔を無表情やけどね。
そうこうしていると部室の前で何や千明が部室の前で怪しいかったからやーくんと一緒にからかったら部室に不審者がおると言ってたからやーくんが覗いたんや…
そしたら…
「「あっ」」
部室に居ったのはピンク髪の知らない娘やった。
「そうか〜!まさか高岳が人助けするなんてな~!」
「おい、大垣…どういう意味だゴラァ?」
彼女の名前は各務原なでしこちゃん。
各務原さんから話を聞いたんやけど…
「(へぇー、やーくん…キャンプしとるの知っとたけど…まさか…志摩さんと二人っきりって聞いてへんわ~♪)」
すると千明とやーくんがヒソヒソ何やら話しとったから問いただしたらなんか震えてたんよ。
失礼やな〜♪
〜その後〜
各務原さんと千明の会話から中庭でテント作りの練習することになったんよ。
「高岳は作るの慣れてるだろ?作るのは各務原とイヌ子と私の3人でやるからサポートしてくれ。」
「あぁ、いいぞ。」
「やまと監督!お願いします!!」
「誰が監督だ。」
そして私達はテントを作ってたんやけど…
バキィッ!!
「「ぎゃあァァァ!!」」
「あっ…折れた。」
テントのポールが折れてしまった。私達が慌ててるといつの間にかやーくんの隣りに来ていた斉藤さんがポールの修理に使う道具を持って来てくれたんよ。
やーくんが斉藤さんと話してると斉藤さんが指差した方を見たらすっごい不機嫌な志摩さんがこっちを見てた。
「(嫉妬やろうな…志摩さん。わかりやすいわ〜)」
志摩さんに睨まれてるやーくんは冷や汗を出して震えてたんのを見てたら各務原さんが志摩さんに突撃して空気が変わってもうた…
「(震えるやーくん…可愛かったわ〜♪)」
私はやーくんの隣りに行き、やーくんに話しかけた。
「やーくんも罪な男やね〜♪」
「ハァ?え、なにィ?どういうこと!?」
焦ってるやーくんを無視して私はただただ笑う。
「(やーくん、ホンマに大好きやわ〜♪)」
2話外伝:終
犬山あおいの人気スゲェーΣ(゚Д゚ )!?
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