〜放課後〜
私は図書委員の仕事があるため図書室に向かっていた。
「…手料理か。(いつもラーメンか大和が作ってくれてるからな…今度、やってみようかな。)」
図書室に向かいながらアウトドア料理の本を読んでそんなことを考えていた。
その時、ふっとあることを思い出した。
「(ラーメン…あいつ、美味そうに食ってたな。大和が作ったじゃが○このやつも…)」
ラーメンを考えてたら本栖湖であったピンク髪の迷子…
各務原なでしこを思い出した。
私はスマホに一応、登録していた各務原の電話番号を見る。
「(1回くらい誘った方がいいのかな…大和は聞いてみるか?)」
そう思ったが本栖湖で大和と各務原のやり取りを思い出し、少しだけ何故か危機感を感じたので大和に聞くのをやめた。
「(暖かくなるまではいいよな…それに…)」
思い出すのは今朝のことだ。
今朝、大和は斉藤と登校してきた。
私とは道が違うため一緒に登校できないのに何故、大和の馬鹿は斉藤と、と思ったがどうやら途中から一緒に来ていたようだ。
すると斉藤は私の耳元でこいつはとんでもないことを言い出しやがった。
「フッカケたのは私だけどヤマトくんが疲れるまでハッスルするのも程々にね。」ボソッ
「ハァッ!?」
そう呟いた斉藤はさっさと教室へと行ってしまった。
元凶である馬鹿に私は黙って蹴りをおみまいしてやった。
「…あのバカヤロ…」
少し顔が熱くなった気がするが気の所為だと考えて私はさっさと図書室へと向かうのであった。
〜数十分後〜
「な〜んだ!つまんないのォ…てっきり、ヤマトくんといい感じになったかと思ったのに…ハイ、できたー!クマヘアー!」
「オイやめろ。…っていうか私と大和で楽しむな。」
図書室に来たら来たで斉藤にまた弄られる。
私の髪がクマさん人形とされたので斉藤に直させてると窓の外の中庭に見知った顔がいた。
「あれ、ヤマトくんじゃん?それとあの子達は…?」
「確か…大和が入ってるサークルのメンバーだよ。」
「ヤマトくん、サークル入ってたの?」
「名前だけ貸した幽霊部員って聞いて…って、えッ!?」
その時、私は驚いた。大和と一緒にいるメンバーの中に本栖湖で迷子だった、各務原なでしこがいたのだから…
「リン、あの子達が気になるの?」
「いや、別に…」
「ウソ、愛しのヤマトくんがハーレムしてて気になってるって顔してるよ。」
「…してない。」
そんなやり取りをしてたら外が騒がしくなってた。
そっちを見たら大和達と一緒いる3人が慌てていた。
1人の手には折れたポールを握られたのですぐに状況に気がついた。
「あらら……折れちゃったみたい。あぁなったらどうするの?」
「買い換えるか…メーカーに修理に出すかだな。それか補修用の金具で応急処置するか。」
「補修用の金具?」
「こんなやつ。」
私はスマホで検索して補修用のパイプの画像を斉藤に見せた。
「それって、こんなやつ?」
すると斉藤が取り出したのはが言うその金具である。
「…なんで持ってるんだよ。」
「図書室の落とし物入れに入ってたから?」
補修用パイプを忘れる奴ってどんな奴なんだよ…っと疑問に思った私に斉藤はコレを大和達に届けて来いと言ってきたが私が嫌な顔をしたら斉藤が届けに行った。
「(あいつ…まさか同じ学校だったとは…メンドクサそうだし、見つからないようにしないと…あ、でも大和が私のこと話してるかも…)」
そう思って大和を見てると大和と他の女子との距離感が近くなっているじゃないか!
「(ちょッ!?大和の奴!距離感近すぎだろ!?)」
何故だがわからないが見ていてイライラしてたら斉藤と大和の2人がこちらを見て震えているじゃないか。
「リーンちゃーん!」
咄嗟に呼ばれた方へ視線をむけるとこちらに猛ダッシュしてくる各務原がいた。
「この間はありが…へぶっ!!」
窓があることにも気づかなかったのか各務原は窓に顔面から突撃した。少し心配になったので窓を開けて様子を伺う。
「お、おい…大丈夫か?」
「…バナガイダイデズ…」
少しして落ち着いたのか各務原はニコニコしながら私にむかってとんでもない発言をしてきた。
「リンちゃん!私たちと一緒に野外活動サークルやろ!!」
…ハイ?
2話外伝:終
長くなりましたがようやく書けました。
とりあえず、次はキャンプですね。…とりま、頑張ります。