SDガンダムフルカラー劇場~スペリオルとALICEと色々~   作:クォーターシェル

9 / 16
今回は単独だと短すぎる話の集まりです。こういうのもちょくちょく来るかもしれないです。


第8話 小ネタ色々その1

~死神は知っている~

 

休日に散歩していると、ガンダムWに登場したガンダムデスサイズヘルカスタムに出会った。彼は、

 

「よう!お前は確かSガンダムに転生した奴だったよな?」

 

と言って来た。え?俺は彼に近づき小声で、

 

「俺が転生者だって事を知っているのか?」

 

と問う。するとデスサイズは

 

「ああ、俺死神だし、あんたをこの世界に転生させた神様とも知り合いだぜ」

 

と衝撃の事実を告げた。……そうか、神様と知り合いなのか……。

 

「それで、俺に何か用があるのか?」

 

と俺は問う。するとデスサイズは

 

「いやな、偶にあんたみたいにこっちの世界に前世の記憶を持ったまま転生してくる奴がいるんだけどさ、そういう奴って中には調子に乗ってオイタをやる奴もいてさ、そういう奴を『始末』するのも俺の仕事って訳!いや別に今のあんたがそうだって訳じゃないけど一応な!」

 

と、軽く気安くそういった事を言う。始末か……。

 

「ちなみにその始末っていうのはどういうものなんだ?」

 

と俺は聞いた。するとデスサイズはこう答えた。

 

「え?そりゃまあ、この鎌でバッサリとな?」

 

とデスサイズのメイン武装であるビームサイズを見せる。俺は

 

「つまるところ、俺を脅しているのか?」

 

とデスサイズに質問する。デスサイズは

 

「いや、あんたの場合はあの神様が選んだみたいだし、そんなことは無いと思うが一応俺の役目を言っておこうと思ってな?俺だってこの鎌を気安く振る気は無いけど、あんまり酷いことをするようならあの世に強制送還されることになるって言っておきたかったんだ」

 

と言った。なるほど、彼なりに俺の事を思っての行動だったのか……。俺は彼に礼を言いその場を後にした。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

~誰だろう?~

 

休憩時間中、俺とトルネードはペガサスⅢ内のベンチに座りながら、行きかうネロ達を見ていた。

 

「そういえば聞いたことがあるんだけどね」

 

とトルネードは切り出す。

 

「ネロってSガンダムの下半身とλガンダムの上半身を組み合わせたモビルスーツなんだって。ネロってスペリオル君の親戚みたいなものなんだね」

 

そうトルネードは続ける。その話は俺も聞いたことがある。ネロもまたガンダムの系統である高性能なモビルスーツなのだ。その割にはあまり活躍しているイメージが無いが。そしてトルネードは

 

「それでね、スペリオル君はここに居るけどλガンダムさんはどこに居るんだろうって」

 

と言った。λガンダムか……。確か公式でもネロの元になった以外の情報がよく分からない謎のモビルスーツだが、この世界には存在してるのだろうか?

 

「少なくとも俺はλガンダムに会ったことは無いな」

 

と俺は答える。するとトルネードも

 

「私もれんぽーのデータを調べたけどよく分からなかったんだ。でももしかしたら何処かには居るのかも」

 

と言った。確かに可能性はあるかもしれないな。そう思いながら俺達は休憩時間が終わるまでのんびりと話したのだった。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

~狙撃の名手~

 

ネロ・トレーナー教官は、今日は特別に狙撃の名手である講師を呼んだと言った。

 

「彼が今回狙撃術を教えるジョンブルガンダムだ!」

 

というネロ・トレーナー教官に紹介されて出てきたのは、Gガンダムに登場したジョンブルガンダムとそのダミーである機体、カッシング達だった。ジョンブルは原作で搭乗していたのが老兵だった関係か、杖をついているかなり老齢の人物に見えた。カッシングのサポートを受けて歩いてきたジョンブルは、

 

「わしが特別講師のジョンブルガンダムじゃ……」

 

と自己紹介をする。それを見ていたZプラスは小声で

 

「あんな爺さんに講師が務まるのか?」

 

と言った。俺も、

 

(確かに老兵ではあるけど……腕は確かなのか?)

 

と思った。すると、ジョンブルが俺達のいる方向に杖を向け、何かを打つそぶりをする。何だ?と思っているとZプラスが頭を押さえて痛がる。俺は

 

「何をする!?」

 

とジョンブルに問うと、彼は悪びれもせずに答えたので俺達も一応構えた。

 

「ふむ……なかなかに反応が良いじゃないか……」

 

ジョンブルは確かにそう言った後、改めて自己紹介をした。

 

「わしが特別講師のジョンブルガンダムじゃ。担当は狙撃術、そして君たちにその極意を授ける。皆のもの、心して聞くように……」

 

と言うと彼はカッシングが用意した遠くの的に向けて何かを放つそぶりをした。俺達は警戒しながらその様子を見守った。すると……

 

パンッ!!と乾いた音がした後、的の頭部から煙が吹き出た。その様子を見た俺達は驚いていたがネロ・トレーナー教官は平然としていてジョンブルは

 

「このように、狙撃では相手を一発で仕留められるように心掛けるのじゃ。狙撃の極意は如何にして相手を上回るか、ということじゃ」

 

と締めくくった。……なるほどな、確かにこれは良い訓練になりそうだな……

それから俺達はジョンブルの指導の下、狙撃術を磨くことになった。

 

「ふむ……なかなか筋がいいな……」

 

とジョンブルが言う中、訓練は今度は濃霧の中で的に当てる訓練になった。ネロの1人が

 

「こんな濃霧の中では狙いようがありません!」

 

と泣き言を言うが、ジョンブルは

 

「実戦では更に的が動くのじゃぞ?その程度で泣き言を言うでない」

 

と返し、俺達に号令をかけた。

 

「では始めるぞ。1番から15番までは濃霧の中、的に当てるのじゃ」

 

俺達は濃霧の中を進み、的の前まで来た。そして合図で一斉に射撃を開始したが……

 

「あー!外れた!!」

 

13番のトルネードの言葉を最後に全員外すか当たっても端の方ばかりだった。命中率は低いな……、と思っているとジョンブルが

 

「それではダメじゃ、銃は身体の芯で固定しろ。腕で固定するのではないぞ」

 

と俺達に指導をする。確かにこうすると当てやすくなるな……。その後も訓練は続いたが、1人だけ綺麗に命中させる奴が居た。Zプラスだ。彼は見事に的に当てた後、ジョンブルに呼ばれると

 

「まあ及第点じゃな。しかし慢心はしない様に。世の中には大気圏外の距離から狙撃する者や、観測手無しで戦場の端から端の的に命中させる者もおる。狙撃の道は数日程度で極められるものではないぞ。とりあえず他の者はZプラスを参考にするように」

 

と言われて訓練は終わったのだった。

 

Zプラスの凄さを思い知らされた俺達は、Zプラスにコツを尋ねる。Zプラスは

 

「取りあえず力を抜くと当てやすくなる感じだぜ」

 

と言っていた。そしてジョンブルは、

 

「狙撃術は鍛えれば大きな武器になる。世の中には狙撃を察知してくる常識外れの者もおるがそれはほんの一部じゃ。狙撃の極意をしっかり学ぶように」

 

と締めくくってカッシング達を引き連れ帰って行った。そして、ジョンブルとカッシング達を見送った俺達は

 

「今日の訓練はなかなか面白かったな……」

 

「そうだね、スペリオル君」

 

と感想を言い合った。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

~メリークリスマス~

 

クリスマスの時期になり、ペガサスⅢにサンタクロースの扮装をしたザクⅠこと旧ザク爺さんが、切り餅を配って来た。各所に配っているらしいが……。

 

「全然クリスマスっぽくないな……」

 

むしろ正月だ。FAZZは

 

「でも結構美味しいぞこれ」

 

と早速切り餅を焼いて食べている。

 

「悪くないぜ!」

 

とZプラスも旧ザク爺さんから切り餅を貰って食べていた。俺も一つ受け取り、食べると確かに美味しかった。トルネードは

 

「悪い子の所には黒いサンタがやってきてお仕置きしてくるって聞いたけど本当かな?」

 

と言ってくる。それを聞いていたFAZZは

 

「ああ、それは俺も聞いた事があるぜ」

 

と言った。Zプラスもそれに同調する。するとトルネードは

 

「あれ?皆も聞いたの?」

 

と意外そうに言う。俺は

 

「俺達は子供じゃないからあまり関係無いだろう」

 

と冷静に指摘する。俺達モビルスーツは分かりにくいがGP03ステイメンやにゅーでぃさいずの事件の時に相手したほわいと・ふぉーすの少年達みたいに子供の姿の者も確かに存在する。そして俺達は彼らに比べれば明らかに大人であろう。FAZZは

 

「俺達って子供なのか?大人なのか?」

 

と聞いてくる。俺は少し考えてから、

 

「大人でいいんじゃないのか?少なくともステイメンとか明らかに子供の奴らよりでかいぞ」

 

と言うと、FAZZは

 

「それもそうだな……」

 

と納得した。そしてトルネードが

 

「私子供時代の記憶無いし、プレゼント欲しいなー」

 

と言う。俺は

 

「トルネードはそう言うけど具体的に何が欲しいんだ?」

 

と聞いてみる。すると彼女は

 

「うーん、でも具体的に何が欲しいかって聞かれると思いつかないんだよね……。だからスペリオル君の好きな物でいいよ?」

 

と言った。俺はちょっと考えてから

 

「じゃあ後で二人で街に出かけないか?そこで何かプレゼントを買ってやるよ」

 

と言うとトルネードは喜んだ様子で

 

「わあい!ありがとう!楽しみにしてるね!」

 

と言って他のペガサスⅢの女性陣と共にクリスマスの飾り付けを手伝うのだった。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

~GP兄弟~

 

休日の散歩中、GPシリーズの兄弟であるブロッサム、ゼフィランサス、ステイメンが会話している所を通りすがった。こちらに気づいたGP01ことゼフィランサスが、

 

「おや、Sガンダムさんじゃないですか。貴方も休暇で?」

 

と声を掛けてくる。俺は

 

「そうなんだ。GP兄弟は何をしているんだ?」

 

と返す。ステイメンが、

 

「久しぶりに兄ちゃん達と過ごしているんだ!サイサリス兄ちゃんは居ないけどな……」

 

と言う。彼の言っているGP02ことサイサリスは確かじおんに組している筈だ。その関係で中々兄弟揃い踏みと行かないのだろう。俺は

 

「そうか、君達の関係は複雑だと聞いているからな。特にブロッサムは最近までゼフィランサス達と生き別れてたんだっけ?」

 

と言う。ブロッサムは

 

「はい、色々事情がありましてね……。この間のオペレーション・オルフェウスでやっと会えたんです」

 

としみじみとしていた。そして

 

「実は私達には末の妹が居ましてね……、GP04、本名をガーベラと言うのですが、昔家出したっきりで音信不通なのですよ……」

 

と続けた。ゼフィランサスは

 

「04は僕達の幼い頃に出ていったけど、案外元気にやっているんじゃないかな?死んだと思っていたブロッサム兄さんもこうして生きていた訳だし」

 

と言う。ブロッサムは

 

「だから何で死んだことにされているんだよ……」

 

と頭を抱えたが、俺は

 

「そうか……」

 

とだけ答えた。実はガーベラの居場所を知っているかもしれない……。俺はGP04ガーベラが、ジオンのモビルスーツガーベラ・テトラに改造されたことを知っている。だからこの世界でもガーベラ・テトラとしてじおんに居るのではないか?確信も無いし、俺はこのことをGP兄弟に言うべきか心中で迷うのだった……。

 




駄文閲覧ありがとうございました。ご感想お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。