TS転生お嬢様「家から追い出されたくないのでお兄様と子作りするぜ!」 作:赤々
(なっ、遊ぶって……そういうことだよな!?じょ、冗談じゃねえ!こんな禿散らかした野郎どもに掘られるくらいだったら舌を噛み切った方がましだ!!)
猛獣のように舌舐めずりする男たちに本能的に身の危険を感じた俺は逃げ出そうと身を捩る。だが、スタンガンを二度浴びた身体は痺れが完全に抜け切っていないらしくうまく体を動かせない。そうしてもたついている間に男の一人が俺に覆い被さってきた。
「ッ!?」(うああわああああ!?首元に生温かい息が当たって……気持ち悪いいいぃい!!)
「ひひひっ……まさか大華族のお嬢様を抱ける日がくるなんてな」
「それにお堅いお嬢様かと思ったらなかなか良い身体してるじゃねえか。こりゃ楽しめそうだな。」
「……っは!離しなさい!五大華族の一つ、西条院家の令嬢に手を出してタダで済むと思っていますの!?それに自分より一回り年下の女にこんな事をして恥ずかしくないんですの!?貴方達が今している事を聞いたら田舎のお母様達が泣きますわよ!」
「うるせえ!どうやら自分がどういう状況に置かれているかわかっていないみたいだな。おい、押さえておけ」
「おう」
「っは、離しなさい!この変態!ロリコン!犯罪者!」(うわあああ!まじでやめろおおおお!)
俺はあらん限りの力を振り絞ってじたばたと手と足を動かして抵抗するが、前世の鍛え上げた体なら振り払えたであろう男達の手も今世のか弱い女の力では振りほどけるはずもなく。抵抗虚しくそのまま男の手が俺の下半身に伸ばされて、スカートのホックに手が掛かり、徐々に下ろされ、もうだめだ!掘られる!と絶望に目を強く閉じた時ーー。
「……ちょっと、待って。やっぱり犯すのは無し」
それまで黙って俺にカメラを向けていた女がそんなことを口走った。無論、女の唐突な言葉に男たちは怪訝な顔をしながら俺を凌辱しようとした手を一旦止めて女の方を見た。
「はあ?いまなんつって……」
「……あら、聞こえなかったの?予定変更。犯すのは無しって言ったのよ」
「はあ!?犯すのは無しって……!」
「おいおい冗談じゃねえぞ!こっちはやる気満々だってのによ!ここまできて犯すのは無しって……どういうことだよおい!」
「?」(な、なんだ仲間割れか……?)
「……はあっ。っるさいわね……アンタらさあ、誰に向かってそんな生意気な口をきいているの?アンタら自分の立場分かっている?」
「っそ、それは……」
「わ、分かってるけど……じゃあ犯さなかったらこのお嬢様はどうするんですか?このまま何もしないで逃がすんッスか?」
「はあ?何もしないで逃がすわけないでしょ。ほら、退いて。…………こうするのっ、よっ!!」
「え」
俺の上に乗る男を篠崎志乃が押しのけたと思った瞬間、篠崎志乃が足を振り上げそのまま一切の勢いを殺すことなく俺の右手目掛けて思いっきり足を振り下ろした。
「……ッいっったああああッ!?」(いてええええ!!痛すぎる!!しかもなんかバキって言わなかった!?これ絶対骨折れてるってぇ!!いてえぇえええ!)
途端、走る激痛に叫び声を上げ、のたうち回る俺。そしてのたうち回る俺を見下ろす女は恍惚とした顔で言った。
「あはっ、やっぱりこっちの方がいいわ。だって……身代金なんかよりアタシ達を虐げてきた華族の女を二度と人前に出れないくらいめちゃくちゃにして壊す方が楽しいじゃない。ね?」