Y月S日
今日は平和な一日だった。久しぶりに戦もないし、張良と章邯もお互いに衝突することなく静かだった……と言えればよかったんだけどな。喧嘩するほど仲が良いと信じよう。
そうでなければ、二人の間で真名を交換することはあるまい。
暴力には訴えていないし、愛されているようで照れてしまう。
こういう日がずっと続けばいいのに……なんて思ってた矢先、不思議ちゃんから「明日、大事な話があるから宮城に来てねぇ~」なんてお達しが。
嫌な予感しかしない。どうせまた、ろくでもない話に巻き込まれるんだろうな。
※月T日
正妻戦争ってなんなの。7騎のサーヴァントでも召喚するのかな?
今朝、不思議ちゃんに呼ばれて宮城に行ったら、広間には重臣がずらりと勢ぞろいしてた。なんだか嫌な空気を感じてたら、「張良ちゃんと章邯ちゃん、どっちが忠ちゃんの正妻にふさわしいか決めるのよぉ~!」とか言い出される。
いや、正妻なんて決めるつもりないし、なんで俺がそんなことで争われなきゃならないんだ。
しかも、妙に二人とも乗り気で……。やっぱ不思議ちゃんの空気づくりはぱねぇな。
今日はもう疲れた。明日のことは明日考えよう。
G月U日
無事?正妻戦争も終わった。
正妻二人って、どう考えても無理があるだろ……。
朝から張良と章邯が、どちらが先に俺の朝食を用意するかで揉め始める。結局、俺が自分で準備して食べたけど、二人とも何か言いたげな顔をしてた。
お昼はどうにか不思議ちゃんのところに逃げ込んだけど、「楽しそうでいいじゃなぁい」とか言われてため息しか出ない。
そういえば、虞美人が「何かあったら相談してねぇ~」と言ってくれたけど、どう相談すればいいのかもわからない。
+月O日
ゆうべはお楽しみでしたね
◆
「義心様にふさわしいのは、もちろんこの私です! ぽっと出の
「はあ? 何言ってんのよ蜜柑! 私に決まってるでしょ!」
涼州の大広間に響く二人の声。そこには張良と章邯、そして彼女たちに挟まれた田忠が座していた。
「いや、その……二人とも落ち着こう? 正妻とか言うけど、そもそも俺はまだ結婚してないし……」
正式に挙式もしてないよと、もにょもにょと呟いている。だが、その場にいる全員が田忠の言葉などまるで聞いていない。
「ご主人様、正妻になるのはこの張良がふさわしいに決まっています!」と張良が言えば、
「義心様のために命を賭けられるのは私、章邯だけです!」と章邯が食ってかかる。
二人に挟まれる田忠は、本日何度目かのため息をついたのだった。幸せとため息の数は比例するのだろうか、と益体もないことを考えながら。
その日の朝、田忠は劉邦から急ぎ宮城へ来るよう呼ばれていた。
広間へと通されると、そこにはすでに劉邦をはじめ、彼女の重臣たちが勢ぞろいしていた。
珍しく呼ばれた一向(彭越)は腕を組み、興味深そうに様子を見守り、虞美人は「何が始まるのかしら」とくねりながら首を傾げている。
韓信はいつものニヤついた顔で、その隣には妻となった鍾離眜が腕を組んで座っていた。彼女も目を輝かせながら興味津々の様子だ。陳平や蕭何、樊噲など揃い踏みである。
そして、広間の中央に腰掛けているのは、満面の笑みを浮かべた劉邦だった。
「待ってたよ~、田忠ちゃん。今日はねぇ、とーっても大事な話があるんですぅ~」
「大事な話……?」
「そうよぉ~。ほら、張良ちゃんと章邯ちゃん、どっちが田忠ちゃんの正妻にふさわしいか~って、決めなきゃいけないじゃなぁい?」
その瞬間、田忠の頭は真っ白になった。
「いやいやいやいや! 何を言ってるんですか劉邦様! 正妻とか、急に言われても答えられるわけないでしょう!」
「うふふ~、でも答えてもらわなきゃ困るのよぉ~。だってぇ、ここには重臣の皆さんも集まってるんですからねぇ~」
劉邦の手がひらひらと動くと、周囲の視線が一斉に田忠に集中する。プレッシャーに押されながらも、田忠はなんとか答えを絞り出そうとする。
広間の空気が重くなる中、田忠は深呼吸をして言った。
「……俺にとって、張良も章邯も、どちらも大事な人です。そのどちらか一人を選ぶなんて……できません!」
重臣たちは一斉にざわめき、劉邦は「うーん、それは困るのよぉ~」とわざとらしく首を傾げた。
彭越は肩をすくめ、「ふっ、そう言うと思ったわ。法主様も無様だな」と笑う。
虞美人は「優柔不断は女の敵よぉ!」と小さく非難した。
鍾離眜は笑いをこらえるように韓信の腕をつつき、「田忠さんって意外と面白いところあるよね」とささやき、韓信は堪えきれずに吹き出した。
張良が「ご主人様、それって逃げてません?」と冷ややかに問い詰めれば、章邯は険しい目つきで言い放つ。
「義心様、そろそろ本心を教えていただきたいのですが……」
劉邦はそんな様子を楽しそうに眺めながら、手を叩いた。
「いいわ~、田忠ちゃん。それじゃあ、どちらが正妻にふさわしいか、ちゃんと競わせたらいいんじゃなぁい? 名付けて、正妻戦争よぉ~!」
「正妻戦争……?」
「そうよぉ~! 公正にふさわしい人を決めるの。それが正妻戦争よぉ~!」
「明日開催するからみんなきてね~」劉邦が笑顔で言い放ったその言葉が、すべての始まりだった。
後世に語り継がれる運命の正妻戦争である。
「さぁ~、正妻戦争、第一課題は料理対決ですぅ~!」
大広間にて、劉邦の間延びした声が響く。傍観者として集まった重臣たちはすでに興味津々で見守っていた。
「ルールは簡単よぉ~。忠ちゃんが食べて美味しいと思ったほうが勝ち! それだけ~!」
「なんて公正なルールでしょう、ご主人様!」と張良が目を輝かせれば、章邯も「義心様のことを考えた料理をご用意しました!」と自信たっぷりに頷く。
田忠は眉をひそめながらぼそりとつぶやいた。
「いや、こんなことで正妻とか決まるわけないだろ……」
しかし、すでに聞く耳を持つ者はいなかった。
「では、私から参ります!」
章邯が差し出したのは、湯気を立てる干し肉の煮込みと野菜たっぷりのスープだった。
「私は武人ですから、戦場でも作れる簡単な料理を心掛けました!」
その言葉通り、素朴だが温かみのある家庭料理が並ぶ。
田忠はおそるおそる箸を手に取り、一口食べた。
「うん、美味しい! こんな優しい味、久しぶりだ!」
「ふふ、義心様の健康を考えた結果です!」
章邯は得意げに胸を張った。
鍾離眜が肘で韓信をつつき、「さすが章邯さん、抜け目ないわね」とささやく。韓信は「まあ、味だけの直球で勝とうとするあたりがらしいよな」と小声で笑った。
「ふ~ん、そんな凡庸な料理で満足してたらダメよ。次は私の番!」
張良が運んできたのは、華やかな皿に並べられた一見豪勢な料理だった。
だが、テーブルに並べられた瞬間、誰もが思わず目を見張る。怪しげな緑色のスープ、不気味な光を放つゼリー状のもの……どう見ても異質だ。
「これが薬膳よ! ご主人様の疲れた体を回復させるために、古代の文献を参考にして作ったの!」
田忠は一瞬、遠い目をしたが「……そ、そうか。じゃあ、いただくよ……」と勇気を出して緑色のスープをすくい上げた。
「ぎゃあああああ! なにこれ! 舌が痺れる!」
田忠は箸を投げ出し、口を押さえた。
「そんなはずないわ! これ、ちゃんと文献通りに……」
「味見、してないのか?」
「……必要ないと思ったのよ!」
張良がムッとした顔をする横で、劉邦が「ぷぷぷっ……っふふふ!」と声を押し殺して笑い出した。
「ええっと~、これは決まりね~! 勝者は……章邯ちゃ~ん!」
張良は悔しげに歯噛みし、章邯は得意げに微笑む。
「当然の結果です、義心様!」
田忠は水を飲みながら嘆いた。
「こんなの、まだ第一課題なのかよ……」
韓信は「いいぞいいぞ、もっとやれ」と盛り上がり、虞美人は「張良ちゃん、次は頑張りなさい」と励ましている。彭越はいつもの
正妻戦争の火花は、まだ消える様子を見せなかった。
劉邦の間延びした声が再び響く。
「さぁ~、正妻戦争、第二課題は~……戦場演舞でぇ~す!」
「義心様を正妻として支えるには、戦場での采配も重要ですものね!」
章邯が自信満々に言えば、張良は余裕の笑みを浮かべた。
「これこそ私の得意分野よ。ご主人様、期待しててちょうだい」
田忠はため息をつきながら呟いた。
「期待してもいいけど、ほどほどにしてくれよ……」
だが、そんな声が届くわけもなく、二人は演習場へ向かっていった。
野営地に特設された戦場を模した広場。張良と章邯それぞれが小隊を指揮し、戦いが始まる。
「全軍突撃! 敵を一気に殲滅するわ!」
章邯は躊躇なく正面突破を図った。
その凄まじい突進力に、敵の前衛はあっという間に崩壊する。
「義心様のために、突き進むのです!」
彼女の気迫に引っ張られるように、兵たちは全力で進軍していった。
虞美人が「力技だけど、わかりやすくていいわねぇ~」と感嘆し、韓信は苦笑しながら鍾離眜に耳打ちした。
「あれで押し切れるなら楽なんだけどな。問題は、張良のほうだろう」
「突撃だけが能じゃないわ。全体を見渡して、策を仕掛けるのよ」
張良は全体を冷静に見渡し、素早く策を練る。
「まずは側面を撹乱するわ。敵の意識を散らして、正面からの攻撃を鈍らせるのが先決よ」
小隊を細かく分散し、弓兵を前進させる張良の采配。
弓矢の雨が降り注ぎ、敵部隊は混乱に陥る。さらに、後衛を狙った奇襲部隊が敵の引き口を断ち切ったことで、包囲された兵の士気は一気に低下した。
「最後は正面から押し切るわよ!」
機を見計らい、残りの部隊を前進させる。張良の計略に嵌った敵部隊は、次々に崩壊していった。
章邯の突撃は一時的に功を奏したが、張良の側面攻撃と退路の切断からの包囲戦術により次第に勢いを失っていく。これぞまさに芸術的部隊運動よ!と鼻を高々としている。
最終的に、章邯の隊は張良の兵たちに包囲され、完全に戦意を奪われた。
「くっ……まさか、ここまで策を仕掛けてくるとは!」
章邯は唇を噛むが、すぐに肩をすくめて笑った。
「子花、あなたの勝ちです。子花が義心様の戦いをより強く支えられるとしたら、敗北も悪くありません」
張良はふん、と鼻を鳴らしながらもどこか嬉しそうだった。
「当然でしょ。ご主人様を支えるには、これくらいの知略が必要よ」
「それじゃあ~、勝者は張良ちゃんで決まりぃ~!」
劉邦が手を叩きながら笑顔で宣言する。
田忠は困った顔で頭を抱えた。
「またこんな勝負に巻き込まれるのか……」
彭越はニヤリと笑い、「法主様、次は貴方の方が試されるかもな?」と茶化す。虞美人は「章邯ちゃんもよく頑張ったわ。力強い戦い方だったわねぇ」と慰めるように声をかけた。
張良は勝ち誇った笑みを浮かべながら、田忠に一歩近づく。
「ご主人様、これで正妻に一歩近づいたわね。次もこの調子で勝ってみせるわ!」
章邯は悔しそうにしながらも、凛とした態度を崩さない。
「義心様、私は負けません。次の課題では必ず勝利を捧げます!」
正妻問答はまだ終わらない。重臣たちの視線を背に、田忠は心の中で嘆き続けるのだった。
「さぁ~、正妻戦争、最終課題はぁ~……忠ちゃんへの愛を語り合う『正妻問答』ですぅ~!」
劉邦の間延びした声が大広間に響く。
「義心様への愛を語るなんて、私にとっては呼吸のようなものです!」
章邯が力強く胸を張ると、張良は冷笑を浮かべて肩をすくめた。
「ふ~ん、ご主人様への愛なら私が一番に決まってるじゃない。それをこれから証明してあげるわ」
田忠は額を押さえて俯く。しかし顔が朱に染まっている様は隠しきれずにいる。生暖かい視線に気づいた田忠は、肩を落とした。仙人は意外と照れ屋であった。
「なんでこんなことに……」
だが、すでに誰も田忠の言葉を聞いておらず、試合が始まった。
「まずは私から参ります!」
章邯はきっぱりとした声で語り始めた。
「義心様への愛、それは私がこの命を懸けて守り抜く覚悟です! 戦場では何度も義心様を支えるために剣を振るい、その全てが愛の証でした! 私は義心様が望むことなら、どんな困難も乗り越えます。これが私の誇りであり、正妻としての資格です!」
その真っ直ぐな言葉に、虞美人は手を打ち合わせて感嘆の声を漏らした。「純粋で素晴らしいわねぇ~。こういう力強い愛の表現、大好きだわ」
鍾離眜も頷きながら微笑む。「まさに武人らしい愛だな。これだけでも十分心に響くわ」
「直球だけが愛の形じゃないわ。それじゃあ、次は私の番ね」張良は冷ややかに笑いながら一歩前に進み、視線を大広間に走らせた。
「ご主人様への愛、それは『理解』よ。私はご主人様が何を望み、何に悩んでいるのかを誰よりも分かっているわ。たとえば、この正妻問答もそう。本当はご主人様、こんなことしたくなかったんじゃない? でも、皆を傷つけたくなくて断れなかっただけよね。その繊細な心を守れるのは私しかいないのよ」
その後も驚くほど正確な心理分析が続く。張良の言葉に「そこまで考えていたのか……」と田忠は驚いた表情を浮かべた。
彭越がニヤリと笑い、腕を組んだ。
「さすが張良だな。ただ真っ直ぐな愛を語るんじゃなく、考え抜いた愛の形を示してきたか」
韓信も鍾離眜に耳打ちした。
「田忠が流されやすいのを見抜いてるな。策士らしい切り口だ」
章邯が張良に負けじと声を張り上げる。
「愛とは、行動で示すものです! 私が命を懸けて戦ってきたことこそ、義心様への揺るぎない愛の証明ではありませんか!」
張良も冷静な声で返す。
「愛とは、心を理解し、未来を支えるものよ。ご主人様が何を求めているか、何を必要としているかを察して叶えてあげる。それが私の愛よ!」
二人の熱意がぶつかり合い、大広間には一瞬静寂が訪れた。
劉邦が手を叩きながら、のんびりと口を開く。
「いやぁ~、どちらの言い分も素晴らしかったわぁ~。まるでどっちが勝ってもおかしくない感じよねぇ~! なのでぇ~……この試合の結果はぁ~……引き分けってことにしますぅ~!」
「引き分け……?」
章邯は少し驚いた顔を見せたが、すぐに納得したように頷いた。
「それならそれでよいです。ですが、私はまだ諦めません!」
張良は小さく笑みを浮かべ、田忠を振り返る。
「ご主人様、引き分けでもいいわ。だって、次の機会があるもの」
大広間は重臣たちの笑い声と拍手に包まれる。
虞美人が微笑みながら田忠に言った。
「どっちも素敵だったわねぇ~。田忠ちゃん、幸せ者ねぇ~」
彭越は「この際、どっちも正妻にしてしまえ」と冗談めかして笑った。
田忠は天を仰ぎ、大きくため息をつく。顔から火が噴きそうだ。
「……もうやめてくれよ。本当に正妻なんて決められないんだから……」
こうして様々な方面に影響を与えることになる正妻戦争は幕を閉じた。
「それじゃあ~、引き分けということで、二人とも頑張ったわねぇ~!」
劉邦の軽い言葉が大広間に響き渡る。張良と章邯、それぞれの愛を語る姿に感動した者もいれば、ただ面白がっている者もいた。
虞美人はくねくねとした動きで近づき、二人を交互に見ながら言う。
「どっちも素敵だったわ~。正妻が二人でもいいんじゃないの?」
彭越が茶々を入れる。
「おいおい、それじゃあ法主様の苦労が倍になるだけだろう?」
韓信が腕を組みながら吹き出す。
「まあ、どっちが正妻でも田忠の苦労は変わらんさ。見てて面白いし、これでいいんじゃないか?」
鍾離眜は笑みを浮かべながら、「でも二人とも本気だったのは素敵ね」とささやいた。
田忠は、すっかり肩を落として言った。
「もう、正妻なんて決めなくていいんじゃないか……」
その言葉に張良が真っ先に反応する。
「どういうこと、ご主人様? 私の勝ちが決まるのを恐れているの?」
章邯も険しい顔で身を乗り出す。
「義心様、それでははっきりしません! 二人の間で迷うことは許されません!」
そのやり取りを見ていた劉邦が、にこにこしながら口を挟んだ。
「じゃあさぁ~、もう正妻二人ってことにしちゃえばいいんじゃなぁい?」
「正妻……二人?」
田忠が顔を上げて尋ねると、劉邦はさらに笑顔を深めて続ける。
「そうよぉ~! 張良ちゃんも章邯ちゃんも正妻にして、どっちも大事にすればいいのぉ~。それなら問題なし! ね、名案でしょ~?」
大広間がざわつく中、張良と章邯はしばらく沈黙していたが、やがてそれぞれ顔を上げた。
張良は腕を組みながら不満げに言う。
「……まあ、ご主人様がそうしたいなら、仕方ないわね」
章邯も少しだけ困ったような顔をしながら小さく頷いた。
「義心様がそう望まれるなら、それに従います……」
田忠は疲れ果てた表情で頭を抱えながら天を仰ぐ。
「結局、俺の
重臣たちはその姿に大笑いし、大広間は再び和やかな雰囲気に包まれた。田忠の顔は、隠し切れない幸わせな表情を浮かべていた。
後日、田忠の日記にはこう綴られていた。
「正妻が二人なんて、どう考えても無理があるだろ……正妻ってだけで色々と格式が必要になるから、それが倍! 儒教的にもよくないし、これから先、俺の人生どうなるんだ?」
だが、日記の最後には、小さな文字でこうも書かれていた。
「……でも、二人とも大事な人だから、これでよかったのかもしれない」
こうして、後世に語り継がれる正妻戦争は幕を閉じた。時代が下っても、節目節目に正妻戦争が行われ、公式には第五次正妻戦争が観測された最後となっている。
これを知った天の御使いはなんとも微妙な顔をしたという。
「ネコと和解せよ」完
不思量、自難忘
和訳:思い起こそうとしなくても、彼女のことは忘れがたい。
宋代の文学者、苏轼の『江城子·乙卯正月二十日夜记梦』で語られた言葉です。
亡くなった妻のことを思い出そうとしなくても自然と思いだしてしまうという思慕の詩