成り上がりギュネイニキのスパロボ大戦   作:単眼駄猪介

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ガオガイガー良いよね……悲しいことに身近な周りにはロボ好きはいないので誰とも共感とかできないのが悲しい所。
それにカクヨムのロボ物の書き直しにメガニケやグルミクをやったりで時間が……時間が……!
モンストはもう古戦場になってしまった……

ちなみに序盤に巷を騒がせてるあの人が登場するよ!
それと危機一髪を見ている人ならニヤリとするアイツらも出てくるゾイ。

ー追記ー
駆け足気味だけど許して!まだ少しメンタル安定してないんや……



No.8 合体!進撃!ガオガイガー!

 

モビルスーツは本来、モビルスーツと戦うための兵器である。

だから、怪獣やらエイリアンの大量破壊兵器やらを力押しで破壊するには本来向かないし、ガンダロスタ国もまた少し前までの連邦と同じようにモビルスーツ開発に使う費用を削減しており、軍縮の傾向にあった矢先に世界融合という事象が発生したのだ。

怪獣やスーパーロボットのような(まんまたが)敵は、強力な兵器を相手する事は設計上、想定していない訳では無いが優先度は低いものだ。

そもそも宇宙世紀に、そんな化け物はいてもジム神様以下サイコフレーム搭載機くらいしかいないのでそんなものがあっちこっちにいられては困るものでもあるが。

 

 

ともかく、世界の融合というスパロボあるあるな設定に翻弄されるのは何も主人公達だけでなく、名もなきパイロット達も翻弄されているのだ。

それが例え、元ジオン兵だろうと、元連邦兵であろうと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【エドモントン付近 ー絶対防衛ラインー】

 

 

 

「防衛戦を突破されるなよ!絶対死守だ!」

 

そう部下達に指示を出す男はエンデ・アベニール。

ラプラス事変からガンダロスタ独立戦争にかけて生き抜いてきたベテランパイロットだ。

彼が乗る機体は、中身に改良を加えられた隊長機のリゼル。

外見は一つを除いてノーマルと一切変わらない。

そしてそのリゼルに乗り掛かるのはジェスタのランドセルを背負ったシュツルム・ガルス。

そのパイロットであるビランチャ・ベーア大尉には、ゾンダーに侵食されたグレイズやスペースデブリから得たのだろうザクⅡ等で大気圏突入を突破した姿に、現役パイロットからはそろそろ引退の彼にとって異質でしかなかった。

 

「あの頃の機体がエイリアンになって侵略してくるなんて、質の悪い冗談だと思いたいな……」

 

そうビランチャは独りごちるが接触回線でエンデには聞こえているので「当時の連邦兵の気持ちは体験できましたか?」とブラックジョークで返す。

皮肉の効いたジョークにビランチャは「老兵を虐めんでくれ」と返してシュツルム・ガルスをリゼルから飛び降ろさせる。

 

「ご武運を」

 

「そちらもな」

 

増設されたユニットで軟着陸を難なくこなすと、先に降りていたザクⅡに素早く近付きその手に握るシールドナックルをザクⅡに叩きつける。

勿論、そのシールドナックルとて改良……否、新規設計の武装として開発されている。

ブランドマーカーの流用でスパイク部分を丸ごと取っ替える事で、ビーム兵器の運用を可能にしているのだ。

無論、パイロットの意向により携行武器はチェーン・マイン、ショットガンと飛び道具はほぼないが。

その為ゾンダーの特性を無効化しており、機体への侵食を無効化している。

とはいえ、それ以外は触れられ侵食されれば一発アウトなのは変わらないが。

 

「さあ、亡霊共、もう一度あの世に送り返してやる!」

 

かつての同胞達が駆り、名機と呼ばれた機体達に、ビランチャは鉄の拳をぶつける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ビランチャ隊を輸送したエンデ率いるブルー隊はガンダロスタ国で独立部隊として名を馳せる【アッシマー隊】と合流していた。

 

「よお、エンデの小僧!エイリアンを殴り殺しにきたのかい!?」

 

「俺はもう小僧と呼ばれる歳じゃありませんよ!あとこの機体で殴ったら死にます!」

 

全域対応の最強部隊と呼ばれるアッシマー隊は、その数こそ少ないがビランチャのようなベテラン達と同レベルの技量で肉弾戦を行うという、脳筋のような部隊である。

しかし、アッシマーという機体の性質を利用した移動力と高さと頑丈さによって独立戦争においてサイドごとに駐留されていた連邦軍を無力化するなど、目茶苦茶な戦果をあげており、ギュネイも何故この様な戦力がいるのか摩訶不思議であると評価しているのだが、それは置いておいて。

人型に姿を変えたエンデのリゼルは、ガンダロスタ国所属であることを示す【レッドショルダー】と、そしてリゼルの本来の顔であるゴーグルは特注のZガンダムヘッドに付け替えられていた。

勿論、コスパの為に中身はリゼルとほとんど遜色ないが、エンデが率いるブルー隊の象徴とも言えるその姿は夢を思い出したエンデという大人にとって敬意と憧憬、そして蘇った夢を詰め込んだ大切なものである。

 

「いくぞ、ガンダム!」

 

エンデの気合いの入った台詞と共に、中心地では主力部隊による戦闘が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【エドモントン ー中心地ー】

 

 

「クランク二尉ィィ!罪深き子供ォォォ!!」

 

絶叫を鉄華団に叩き付けるのはグレイズ・アインに繋がれたアイン・ダルトン。

感情が激しい為か語彙力も失われている彼に、三日月・オーガスはバルバトスの追加装甲をパージし、身軽になる。

 

「ごちゃごちゃとうるさい……!!」

 

ごもっともな意見だが、宇宙から降ってきた一体のゾンダーによって事態は急転する事となる。

落ちてきたゾンダーは融解したドムの外装を捨て、グレイズ・アインに取り付いたのだ。

 

「なんだ!?コイツはなんだ!?」

 

へばりつかれて戸惑うアインに三日月は未知の存在であるゾンダーに本能が警告していた。

 

「オルガ、結構ヤバい感じがする……早く逃げて」

 

「分かった……!」

 

とはいえ、宇宙から降る存在にエドモントンの議会も避難を開始し始めているだろう事を蒔苗は現状を把握した結果、オルガに指示を飛ばす。

 

「団長殿、議会にシェルターがあるはずじゃ。この緊急時なら他の議員もそちらにいるだろう。頼むぞ」

 

「分かった!アトラ、クーデリアさんも早く乗れ!」

 

オルガ達が離れるのを確認した三日月は、正面のすっかり様変わりしたグレイズ・アインに冷や汗をかく。

無論、三日月はそれを自覚はしてないがそれでも彼の勘は最大級の警戒を告げている。

 

「下手に触れると危なそうだな……」

 

バルバトスのようなガンダム・フレームは出力だけは他のモビルスーツに追随を許さぬ機体だが、それ以外では並程度の性能である。

機体性能に関しては世界融合の影響もあるだろうが、ゾンダーが発するバリアを貫いてもゾンダーメタルを排除するには護少年による浄解が必要である。

 

「バルバトス……まだ本気じゃないだろ?俺はまだここで止まれないんだ。もっと寄越せ……!」

 

三日月のその言葉に、バルバトスは答える。

ツインアイが緑から赤く染まり、走査線がバルバトスの瞳に宿る。

 

「殺るぞ」

 

その一言と共に、バルバトスはレンチメイスをゾンダー化したグレイズ・アインに投げつける。

 

「************―――――――!!!」

 

グレイズ・アインは声にもならぬ雄叫びをあげてレンチメイスを片手で正面から受け止める。

レンチメイスの侵食を始めるがその前にリミッターを一部解除したバルバトスの刀が侵食しようとした腕ごと叩き斬る。

 

「はあぁぁ゛ぁ゛ぁっ!!」

 

刃を切り返し、逆袈裟に斬るが流石に次は蹴飛ばされてバルバトスは吹き飛ぶ。

そして追撃とばかりに足のドリルが射出される。

吹き飛んだバルバトスはバーニアを吹かして体勢を立て直し、建物を蹴ってドリルを回避し、着地する。

 

「キッツいな……!」

 

先程よりも強いグレイズ・アインに三日月は鼻から血を垂れ流しつつ、次の手を考える……が鉄髪原種と顎門原種が飛び道具による攻撃で彼の思考を中断させる。

 

「ちっ、邪魔が…!」

 

数で不利、そして質でも負けている。

三日月の敗色が濃厚となった……がしかし!

 

「ガオ!ガイ!ガーッ!!」

 

なればこそ救世主は今ここに立つべきである!

 

「地球を機界昇華などさせないぞ!ゾンダーッ!!」

 

獅子王凱の言葉と共に、勇者ロボ軍団も各々の武器で二体の原種を攻撃し、バルバトスから引き離す。

 

「一体ずつ、確実に倒す!三日月君、手を貸してくれないか!」

 

ギュネイ達はガオガイガーの進路の確保のために切り込みと先払いをしている。

今回の降りてきたゾンダーロボの数は少ないとしても被害を抑えるためには迅速に倒さなければならない。

そして、三日月にとってもオルガ達への危険が少なくなるならやぶさかではない。

言う通りになるのは彼にとってはあまり良い気分ではないが、オルガの為と三日月は了承する。

 

「分かった。あの口みたいな奴は俺が抑えるよ」

 

「頼む!」

 

お互いにスムーズに協力できたことで凱も気合いを削がれることはなく、鉄髪原種をバリアを突き破って瞬殺、顎門原種もバルバトスとの連携で倒した。

 

「あとは……」

 

「お前だけだ」

 

ガオガイガーとバルバトスの視線がグレイズ・アインに向けられる。

心無しか、グレイズ・アインに取り付いたゾンダーが震えているように見えるのは錯覚だろう。

ゾンダーに慈悲はない。

 

「ブロウクンマグナムッ!」

 

粉砕する拳がグレイズ・アインに放たれ、バリアを貫き機体を抉る。

 

「********!?!?」

 

右半身を吹き飛ばされ、背後に回られたバルバトスに刀を突き刺され身動きを取れなくさせられる。

しかし当然、ゾンダーは刀を通してバルバトスを侵食しようとする。

が、そうはいかない。

 

「ヘル!アンド、ヘヴン!」

 

ガオガイガーの必殺技、ヘル・アンド・ヘブンがグレイズ・アインを捉えた。

EMトルネードに捉えられたグレイズ・アインを確認したバルバトスは、巻き込まれないようその場から離脱する

 

「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ……」

 

二つの力を一つに。

未完成の必殺技はグレイズ・アインの胸部に両腕を突っ込み、ゾンダー核を摘出する。

 

「ふぅ……護、頼む!」

 

「うん!凱兄ちゃん!」

 

後は浄解するのみ。

気を緩めず、ガオガイガーの手にあるゾンダー核が浄解されるのを見届けると、ようやく凱は一息つくのだった。

 

 

 

 

 

 

ガオガイガーと鉄華団の活躍によって、エドモントンでの戦闘は終わりを迎えた。

エドモントンの被害は大きかったが各地からの支援によって復興は滞りなく進められたのは別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……次の舞台は日本。

蠢く計画とそれに惑わされる少年少女達。

未だ機界昇華を企む原種達と、道化師の女性。

そして光の巨人は変わり果てた世界で何を想うのか。

 

 

 

 

 

そして遥か遠い宇宙では、動き始める物語が増えていく……

それは新たなる希望か、それとも世界の終わりか?

 

 

 

ともかく、ギュネイに降り掛かる災難はまだまだ尽きない。

 

 

 

 

 

 

 





ちなみにギュネイがゾンダーに寄生されたら合体した最強七原種とタイマン張れるくらい強くなりそう(小並感)
まあそれゲームでやると撃墜された時点で普通にゲームオーバーなんですけどね……要素としては面白そうだけど()

エンデ達はまた機会があれば登場する……かもしれない。

それっぽく伏線立てたんで感想、お待ちしています。
感想って殴り合う場だった筈なんだ!(賢さE)


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