『白金の竜王』ツァインドルクス=ヴァイシオン───ツアーは閉じていた瞼を開かせ、いましがた自分の感知能力に引っ掛かった力の波動に首を傾げる。
「
全身を名の通りな白金の鱗に覆われた竜が口にするのは、今では失われた太古の超常。かつて別世界から招かれた者共の手によって法則が捻じ曲げられ、位階魔法に塗りつぶされてしまった魔法の名前だ。
「場所としてトブの大森林辺りかな? しかしあの辺に用事のある竜王なんていたかな……」
世界法則からは失われた魔法だが、一部の竜王たちはいまだその力を保持している。だから始原の魔法を使われたならその一部の竜王の誰かだろうとツアーは推測するが、なぜ使ったのかに疑問を持つ。塗りつぶされる前に比べると大きな制限があり、魂の消費が激しいあの魔法はよほどのことがないと、最強の竜王であるツアーですら滅多に使わなくなったからだ。
例えばツアーが始原の魔法を使う場合と言えば、大体は戦闘行為の時だ。だから竜王が戦闘状態になったのかと、ツアーは考えを巡らせる。
だが始原の魔法を持つ竜王はこの大陸でも最強格の力を持つ者ばかり。そんな彼らは手足を振るい、尾を叩きつけるだけで殆どの生物を死滅させられる。
では竜王が魔法を使うほどの全力を出さなければならない相手とは何か。それは同格の竜王かあるいは───
「彼ら、か。時期的には百年の揺り返しだけど……」
それなら竜王が始原の魔法を持ち出すのも無理はないかと、ツアーは独り言を呟く。彼らを……ユグドラシルのぷれいやーの事を好ましいと思っている竜王など一人として存在しないからだ。かつて地上の覇者だった竜王を殺し周り、世界の法則を上書きした連中と同郷の者など誰が歓迎しようか。
ツアーにしても友と呼べる間柄のぷれいやーがいたりはしたが、だからと言ってぷれいやーの存在自体を迎え入れたいなどとは思ってもいない。可能であれば来てほしくは無く、来たとしてもどこかで隠居していて欲しいくらいだ。
「けどそれは無理だよね。ぷれいやーがそんなに大人しくしているわけがない」
力ある存在が大人しく出来るならば、かつての竜戦争もおきてないからねと。ツアーはため息をつく。
「本当に彼らが来ているとするなら、彼のように世界に協力してくれるような人柄であることを願うばかりだよ」
───百年の揺り返しを止められないなら。せめてとツアーは祈る。どうか、かつての十三英雄のリーダーのような人物でありますように。善に属していますように。そうでなければ───
「私は君たちを殺さなければいけなくなる」
世界を、守るために。
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平野での魔法実演で気絶したペテルとルクルットを叩き起こし、ぶつぶつ聖句を唱えていたダインと半泣きのニニャに『獅子の如き心』を使って沈静化させた後。
改めて気を取り直したサトル一行は、トブの大森林の調査を開始した。調査と一口に言っても、やることは多岐に渡る。森に自生する植物を採取したり、地形を調べて地図の作成。どんなモンスターが生息しているのか、どの辺りが危険なのか。そう言った地味な調査だ。
普段であれば踏み込まない奥深くまで調査する。その過程でモンスターに襲われ───ることはなかった。
「ドライグ達がいると探索がスムーズなのです」
「獣どころか、モンスターすら出てきませんね」
「そりゃ、こんな絶対にやばいって分かるドラゴンがいたら怯えて逃げるっつぅの。俺も初見だったら逃げるわ」
その理由はアイリスが言うようにドライグとグイベルに騎乗しているせいだ。<要塞創造>の耐久試験だけ終わったら「はいさよなら」と言うのも、なんだか可哀そうだと感じたアイリスがそのまま連れて来たのだが……現地基準どころか、『ユグドラシル』基準でも恐ろしく手強い部類に入る真なる竜王級のドラゴン相手に、自ら喧嘩を売りに行くモンスターなどいない。
空を飛ばずノシノシと歩くこの一帯で一番安全な背中の上で、一行は気楽に大森林を探索していた。
「<
「───ですね。分かりました。記録しておきます」
アイリスが魔法で調べた情報をニニャが紙に書き記していく。そうやって作業していると、ふとアイリスの視線が空を向く。数秒間ほど虚空を見つめるアイリスに、「どうされましたか?」とニニャが問いかける。
「<広域探査>で集めた情報を、少し頭の中で整理していたのです」
「そうでしたか。すみませんアイリスさん。私ももっと高度な魔法を使えたら、お役に立てたのに」
「いえいえ。アイリスが集め、ニニャが纏める。これぞチームらしい役割分担なのです!」
<隕石落下>を見せた直後は引いていた『漆黒の剣』だが、一緒に作業をしていく中でサトルらの人柄も大体は分かって貰えたのか、今は普通に接してくれていた。
ニニャに魔法で集めた情報を伝えながらも、アイリスは
───ツアーがこちらに気付いてくれましたか。魔法実演時に位階魔法での防壁でも構わないところを、始原の魔法の『世界断絶障壁』にしたかいがありました。
アインズ・ウール・ゴウンが大々的に動けば、確実に世界の守護者を自認するツアーとはどこかで話し合うにしろ、衝突するにしろ会う必要がある。そして会うならば出来るだけ早い方が良かったため、アイリスは向こうから接触してくれるよう『世界断絶障壁』を使ったのだが……その目論見は想定通りに成功した。
───近日中にはツアーは白金の鎧を使って、私たちに会いに来るでしょう。彼の目的を思えば、ナザリックが動くこと自体があまり好ましくはない。人助けと言っても、確実に死者を出す……ツアーに言わせれば世界を汚す、ですか。間違いなく受け入れてはくれないでしょうね。となると……交渉材料はやはり世界級アイテムになりますか。
実のところツアー自体をどうこうしようと言う気は、ナザリックには全くない。仮に彼が攻めて来たところで、現在判明している情報が確かであれば、何一つ脅威にならないから。それこそツアーが使う大爆発の始原魔法を用いられたところでだ。
仮に戦いになれば本体が出張ったところで、フル装備の一般メイド一人でも勝率は98%。残り2%を埋めるためにもう一人追加すればそれで終わり。
だからこれはけじめだ。これまで世界の守護者としてあろうとした、竜王へのけじめ。これからあなたが気に食わないと思う事もたくさんしますと言う宣言。その代償に、アイリスはいくつかの世界級アイテムを彼に渡すつもりだ。いくら渡したところで、何一つ惜しくもないナザリックに溢れている
そんな思考を働かせながらも、アイリスは探査や解析の魔法を駆使して情報収集を行い───
「これでこの一帯の調査は完了なのです」
「了解。そんじゃぁ、もう少し奥深くまで行きますかね」
纏めるべき情報を纏めたら、次の場所へと移動する。
改めて竜の背に乗る一行。アイリス・サトル・ルクルット・ニニャが赤い竜の背に。残りが白い竜の背へ。
モンスターに襲われる心配が一切ない探索のため、自然と一行は雑談に興じていた。
「そういやさ、ずっと気になっていたんだけどよ。アイリスちゃんとスズキさんって恋人関係なの?」
「ポジティブでもあり、ネガティブでもあるですね」
「と言うと?」
「私とアイリスは恋人ではなく、夫婦関係ですよ」
「あー、結婚してたのか。てっきりまだ恋人かと思ってたんだけどな。それじゃルプーちゃんの方は? 恋人とかいるの?」
「ルプスレギナに恋人はいませんが……まさか狙っているつもりで?」
「もちのろんよ! あんなに可愛い子がいたら、狙うのが男ってもんだからな」
「なるほど。しかしそれは見過ごせませんね。ルプスレギナは、私が友人から託された大事な一人娘です。私を倒せるぐらいの度量がある男でなければ、安心して預けられませんね」
「……それいるんですか?」
「少なくとも、アイリスなら私に勝てますよ」
「つまり男性にはいないってことですか……」
「スズキさんに勝てるわけねえじゃん」と肩を落とすルクルット。「なら頑張って強くなってみましょう」と彼を慰めるサトル。
そこから「女性のどこが好きか」なる談義をし、サトルは「小さくて包み籠める愛らしさ」と答え、ルクルットが「それただの嫁自慢だよなー?」と盛り上がる野郎二人を放置して、アイリスはニニャと談笑していた。
「ところでですが……どうしてニニャは男性の恰好をしてるですか?」
ニニャの耳元にこっそりと話しかける。自分の男装が見破られていたことに、少しだけドキリとしたニニャだが、アイリスであれば簡単に気づくんだろうなと思い直し居住まいを正す。
「どうして分かったんですか?」
「歩き方です。男性と女性だと、どうしても骨格の形が違うので癖が出るのです」
「ははっ。男装をするなら、そんなところも気をつけないといけませんか。それで……どうして男装をしてたかですよね。一言で言えばトラブル防止のためです。男性3人のチームに、女1人だとどうしても目立ってしまいますので」
ニニャは紅一点のパーティーは目立ちますと言うが、彼女が男装をしている理由はそれだけではない。
それよりも一つ、ニニャにはアイリスやサトルに対して頼みたい事があったので、それを話す事にした。
「アイリスさん。あなたやスズキさんに頼みがあるんです」
「ポジティブ? どんな頼みなのですか?」
「私に……第三位階や第四位階。出来れば更に高位階の魔法を教授しては頂けないでしょうか」
アイリスに頭を下げて、ニニャは頼み込む。その姿にちょっとだけアイリスは考えた後───
「ポジティブではありますが……ニニャには確か師匠がいたのですよね? その方にもう一度教えを乞うては駄目なのですか?」
「師匠も使える魔法は第二位階までなんです。それより上を目指すとなると……」
「そうでしたか。……念のためにこれを聞いておくですが。アイリスから習った魔法で、何をするのか教えて貰えないですか? 高位階の魔法は非常に強力で、周辺に大きな被害を出します。それを安易に人に教えるわけにはいかない。それはニニャも分かっているですよね」
その言葉にニニャも「はい」と頷く。つい数時間前にアイリスが言う大魔法がどれだけの破壊能力を有しているのかを、身をもって体感した者の返事には納得の色しかない。
「それでも……私は力が欲しいんです! 目的を果たすための力が……」
「その目的とは、なんですか?」
「───家族を探しているんです。昔貴族に連れていかれて……その後捨てられて、行方が分からなくなった姉がいるんです」
「お姉さんがですか? ……なるほど。ですが人探しなら別に自分が強くならなくても、良いと思うですが? それこそアイリス達に指名依頼で、そのお姉さんの捜索をお願いするのもあるですよ?」
確かにアイリスの言う通りだとニニャも思う。彼女たちならすぐにでも、最高位の魔法ですぐにでも見つけ出してくれるだろう。だが───
「それでは駄目なんです。私自身の手で見つけなくてはいけないんです」
「……何か拘りがあるんですか?」
「───姉を連れて行った貴族は、それは酷い人物で。良い噂なんかなく、領民の事を話す動物ぐらいにしか思っていないような。……姉は私から見ても綺麗な女性でした。そいつは姉を自分の妾にして……。散々姉で遊んで……飽きたら人売りに売り渡して!!」
「───法国で情報を集めたさいに、この国の貴族の事は聞きました。あまり褒められたものではないと。どうやら真実だったようですね。ではあなたは姉の捜索だけでなく、その貴族への復讐もしたいのですか。それも目的であれば、教えることは───」
「違います! 確かに今でも貴族の事は恨んでいます。でもそれと姉を探している事は関係ありません! ……ただ、後悔しているんです。もしあの時……私が強くて……国や村を離れても暮らしていけるような力を持っていたら。姉の手を引いて、どこかに連れて行ってあげられたんじゃないかと」
それはニニャの血を吐き出すような想いだった。当時の彼女はまだ幼かったが、それでも後から領主の噂を聞けば聞くほど、強く後悔した。強ければ……村を出ても生きていけるほど強ければ、姉が卑劣な領主の元に行く前にとめられたのではないか。そう……後悔したのだ。
「姉を見つけたとしても、また同じような目に合うかもしれません。そうならないためにも───」
「強くなっておきたいですか」
「はい。それに……昔姉にはたくさん世話を焼いて貰いました。だから今度は、私が姉を助けてあげたいんです」
「それでアイリスたちに頼むのが捜索の助けではなく、魔法の師となることですか。……分かりましたのです! そういう事でしたら、幾らでも助けになるのです! どんとこいなのです!」
「アイリスさん!! あ、ありがとうございます!」
「いえいえ……しかしそうなるとあれなのです。弟子になるのだから、何かこう……教本や杖なども渡した方がよいのですよ」
「そんな! 元々私が無理を言ってお願いをしているのに、何かを貰うなんて───」
「ですが師が弟子に入門祝いを上げないと言うのも、アイリスの沽券にかかわるのです! ……ニニャはその杖を気にいったりしてるですか」
「えっ? い、いえ。この杖は偶々安かったから買ったもので、気に入ったり拘りがあるわけではないです」
「そうですか……」
───ではニニャには現地の材料を使って、私が魔化を施した杖でも渡しますか。しかし……ちょっと楽しみですね。彼女のレベル上限なら第七位階魔法にまで到達できる。人が自ら強くなっていく光景には心が躍ります。……でもちょっとだけ悪いことをしたのです。ニニャの姉……ツアレニーニャ・ベイロンはもう彼女の手で助けることは出来ないのですから。本当に……悪いことをしたのです。
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それからも人の手が殆ど入っていないトブの大森林の調査を一行は続ける。
「なんで御座るかあのドラゴンは! ま、まずいで御座るよ! 某は死にたくないで御座る!」
「なんだあのデカい喋るハムスターは」
「<
途中巨大なジャンガリアンハムスターに出くわしたり。グと名乗るトロールがなぜかコキュートスに喧嘩を売りバラバラにされたり。
蜥蜴人の集落があり、そこでドライグとグイベルが神として崇め奉られたりと色々とあった。
そうこうしている内にそろそろエ・ランテルへと引き返そうかとしたところで───
「なんだこりゃ?」
「枯れているであるな」
「なんかあったんすかねここで」
茂っていた草も青々とした木も全てが枯れ果てて、まっ平らになった広場があった。草木もないのだから動物も、モンスターも近寄ることも無く。死んでいるとしか表現できない、異様な場所であった。
「<
「トレント系のモンスターか」
「アイリス。そいつの強さがどの程度か分かるかい?」
「ポジティブ。生命力は非常に高いですが、それ以外は大したことないのです。レベルで言えば83、難度換算なら250前後だと推測します」
「250か……昨日までなら250なんて聞いたら、腰が抜けて絶望してたんだけどなぁ」
「今日だけで色々とありましたからね」
難度250など人類国家が総出で挑むべき厄災だが、その厄災を上回る竜の背に乗っている漆黒の剣はひどく落ち着いたものだ。
「このまま放置すると、被害が拡大し大森林が全て枯れてしまう可能性があるのです」
「ナラバ今ノ内ニ、掘リ起コシテ滅シテシマイマショウ」
当然のようにやる気満々になっているサトル一行が……神話の大魔法詠唱者達がいるのだから、恐れる物などあるわけもない。そこで「あっ、そうです」とアイリスが声を上げる。
「オーナー。一つお願いがあるのです」
「うん? どうしたんだい?」
「このトレントですが、無傷で死骸を手に入れたいのです」
「それはどうして?」
「今日ニニャを弟子にすると約束したのですが……入門祝いとして杖を贈りたいのです。その素材にこの下に埋まっているトレントを使いたいのですよ。それにレイドボス系のトレント系モンスターみたいなので、他にも色々と使い道があるのです」
「了解。それじゃ掘り起こしたら即死させるか」
サトルの了承を得たアイリスは、地面の下に眠っているモンスターに対して魔法を行使。次の瞬間───
「地面が揺れているのである!!」
ゴゴゴっ!と地響きを立てて、枯れた大地がせり上がる。地の底に封印されていた、とあるモンスターが蘇る。
全員が見守る中、土を突き破り姿を現したのは巨大な魔樹だった。
ザイトルクワエ。それがこの魔樹の名前だ。
100mを超える巨木であり、長さ300mもの触手を6本持つ巨大な威容。かつて『ユグドラシル』から引き抜かれたレイドボスの1体であり、数百年前に竜王達と争い破れ封印されたモンスターだ。
周囲の木を遥かに凌ぐ巨体からは強大な力が漏れ出ており、従来であれば漆黒の剣はその強大さに慄き身動きすら取れなかっただろう。
「予想はしていたであるが……」
「ええ。間違いなく恐ろしいモンスターなんでしょうが……」
「こいつアイリスちゃんのドラゴンより怖くないな」
「<隕石落下>で死ぬんじゃないでしょうか?」
この数時間で価値観が壊れたのか、呑気なコメントであった。
「それでは……オーナー。お願いします」
「任された」
ザイトルクワエが本格的に動き出す前に、無傷で殺すためにサトルは奴に対して即死の力を使う。
心臓の部位にある世界級アイテムを───オーブ・オブ・モモンガにコピーされた四十の力の一つをサトルは起動させる。
彼の眼が濁った炎のような赤色から、暗い赤紫へと変貌し───
「起きろ『
サトルの視界が死界へと転じる。瞬間───
無論その中にいたザイトルクワエも息を引き取った。あらゆる耐性も蘇生効果すらも殺し切る空間内において、生命力がどれだけあろうが関係がない。サトルが眼を開いた時点で、死が確定したのだから。
伸ばそうとしていた六本の触手は力を無くし、地面へと落ちる。
世界を滅ぼせる魔樹・ザイトルクワエは復活した直後。1分も持たずにその生に幕を閉じたのだった。
その後
二頭のドラゴンと<転移門>を使用して、ザイトルクワエの亡骸をエ・ランテルへと空輸したのだが。
ドラゴンがモンスターを運んできて、街を襲撃しようとしていると勘違いされるひと悶着があったのだった。
巨大ハムスター:一般通過森の賢王
ピニスン:あのドラゴンやばいよ! ザイトルクワエよりもやばいよ! で逃走した
万物解析:アイリス産魔法。読んで字のごとく。これ一つで道具鑑定からモンスターの脅威判定まですべてこなせる
死滅の魔眼:世界級アイテム。以下の効果を持つ
①即死系魔法を特殊ポイントとして蓄積する
②ポイントを消費しスキル効果や魔法にすら効果が及ぶ特殊な即死を発動させる
③使用者の即死強化スキルが反映される
サトルの場合エクリプスのスキル『the goal of all life is death』の耐性貫通効果が常時上乗せされる。理論上『世界の守り』も抜いて殺せる