半端者の天狗、ヒーローとヴィランが台頭する世界で前世の罪を償うため、英雄となる   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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*この小説の物語は、半天狗をもう一人の主人公にした、僕のヒーローアカデミアの物語です。基本、僕のヒーローアカデミアの原作沿いです。

*原作の主人公である緑谷出久ももちろんちゃんと主人公です。

*新たな半天狗の分身体の追加などもあるかもしれないですが、作者の気分にも寄りますので、必ずしも追加するとは限りません。ご了承ください。

*他に、理不尽な文句、嫌がらせなどは一切受け付けません。それならばこの作品を見なければ良い話です。ここ最近、理不尽なアンチ行為が多いと聞くので。あと、面白ければ何でもいいぞ!みたいな感じで見て頂けると、こちらとしても嬉しいばかりです。よろしくお願いします!

あと、第参話からなるべく文字数を簡潔にまとめて行くよう努力します。よろしくお願いします!


第参話 ヒーローとヴィラン

 

 

???「此処にいる奴らは全員手を挙げろ。もし変なマネしたら、この僧帽ヘッドギア様が許さないぜ??ガハハハハ!!」

 

 

和食処にいる客1「ヴィ、ヴィランだぁ!!」

 

 

和食処にいる客2「キャー!誰か!誰か助けてー!」

 

 

和食処にいる客3「あんた!そんなことを言ってる場合じゃない!早く逃げるんだー!」

 

 

突如の(ヴィラン)の出現に和食処の中にいた客は恐れ慄き、ワー!キャー!と逃げ惑う。それもそのはず、今いる(ヴィラン)の一人、その(ヴィラン)は此処の都市では誰もが知っており、故に警察やヒーローから指名手配されている凶悪な|敵(ヴィラン)、名を『僧帽ヘッドギア』と呼んでいた。

 

 

僧帽ヘッドギア「あー全く、うるせぇ連中だな・・・」

 

 

そして、僧帽ヘッドギアは、民衆が出す騒ぎ声が五月蝿いのか、段々と青筋が立ってきた。

 

 

僧帽ヘッドギア「おい、頭おかしくなっちまったか?いちいち無駄に騒ぐんじゃねぇ。さもないとこいつのようになるぞ。」 

 

 

ドガァン!! 

 

 

そう言いながら僧帽ヘッドギアは自分の真下にある床をその鍛え上げられた剛腕で思いっきり殴って砕いた。その衝撃は中心にクレーターのような跡とその周りに大きなヒビができるほどの衝撃だった。

 

 

和食処にいる客たち「ヒッ・・・!!」 

 

 

その光景を見た客たちはヒッ・・・!!と言って怯えながら恐縮してしまった。それに追い打ちを掛けるように僧帽ヘッドギアの取り巻きの一人が痺れを切らして手を挙げるよう再度口を開いた。

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「オラオラ!ぼさっとしていねぇでさっさと手を挙げねぇかぁ!?親分が直々に言ってんだぞぉ!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「そうだ。テメェらに拒否権はねぇ!さっさとしろ!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「早くしろ!親分に殺されてぇのか!」

 

 

和食処にいる客と店員たち「は、はい!!」

 

 

 


 

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「おい、そこの女の店員、この袋にレジの金ありったけ詰めろ、今すぐだ!」

 

 

和食処にいる女の店員1「ヒッ・・・!は、はい!わかりました!」ガチャ!ガサゴソ

 

 

 “個性”を持って産まれることが一般常識、つまり当たり前になった世の中は、“ヒーロー飽和社会”とも言われるが、同時に(ヴィラン)による犯罪が頻発する” (ヴィラン)飽和社会”とも、影では言われている。そして・・・

 

 

「お、おい!あれって指名手配中の」

 

 

「え?マジかよ。此処の店の中に入らなくて良かったわ・・・」

 

 

外はいつの間にか完全に警察と野次馬の的状態だった。和食処にいる人たちは完全に怯え切って動けず、完全に(ヴィラン)たちの言うことに従うしかなかった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、和食処の中にいるあの四人組(・・・・・)を除いて。

 

 

 

一方で、だいたい人質をまとめ終えた(ヴィラン)たちは、その人質を良い盾にして逃走を図る準備をしていた。

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「よし、これだけ人質がいれば奴らも迂闊に手出し出来ねぇだろう」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「ああ、そうだなぁ!って、ん?おいちょっと待て!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「?一体どうしたんだよ?逃走を図る準備をし始めようとしたこんな時に」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「店に居る人間全員ってこれで全員だったか?つか遠くの向こうにあと4人だけまだ席にいやがる人間がいるぞ!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「何ッ!そいつは本当か!「兄貴ー!」ッ!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「駄目だ!あいつら・・・いや、あのガキ共俺がさっき怒鳴りつけてやったんですが、全然従おうとしないんすよ!」

 

 

ボゴォ!!

 

 

報告した僧帽ヘッドギアの取り巻きの男の一人が、同じく僧帽ヘッドギアの取り巻きの大男に殴り飛ばされた。鼻血でその男の顔面が朱に染まる。

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「てめえ・・・時間が無ぇことは充分に分かってんだろ!そういうときは殴ってでも従わせるのが普通だろうが!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「へ、へい!わかりやした!兄貴!すいやせん!」

 

 

すると、その大男の後ろから、悪名高き強盗殺人犯、僧帽ヘッドギアがズシンズシン、のっしのっしと歩いてきた。

 

 

僧帽ヘッドギア「おいおい・・・、こんな時に限って仲間割れするなよ。もしこの強盗が失敗したらどうすんだよ。」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「親分……すまねえ」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「すいやせん親分・・・。俺が間抜けなばっかりに・・・」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「俺もだ・・・面目ねぇ」

 

 

「お前ら三人は人質見張っとけ。あのガキ四人組は俺が躾けてくるからよ」ポン、ポン、ポン

 

 

僧帽ヘッドギアは、取り巻きの手下三人の頭を軽く押しながらあの四人組(・・・・・)の元へ向かっていった。

 

 

 

 


 

 

 

パクッ!

 

空喜「おお!これがソフトクリームという食い物の味か!!実に爽やかな甘さで口直しに丁度良いぞ!のう可楽。」

 

 

可楽「カカカッ!そうじゃなぁ!和菓子の甘味とはまた違った甘味で滅茶苦茶美味いのう。またおかわりしてくるかのう?空喜!」

 

 

積怒「可楽、空喜。おかわりして来ても儂は別に構わんが、限界まで食ったりはするな。帰りが辛くなるだけだ。わかったな?」

 

 

哀絶「積怒の言う通りじゃ。お主ら二人が食い過ぎで歩けなくなっても儂はおんぶせぬぞ・・・。というか積怒、いつの間に起きていたのか?」

 

 

積怒「ああ、可楽と空喜がソフトクリームとやらを持ってきた時にはもう起きていた」

 

 

哀絶「そうか、まあいい・・・。それで可楽よ、儂が言いたいことはわかったか?」

 

 

可楽「おう、わかってるわかってる。そう心配するな、哀絶。儂は空喜が作ったソフトクリームを少し分けてもらってるだけじゃ。そんな腹いっぱいには食わんから安心しろ。」

 

 

半天狗の喜怒哀楽四人組は、今も楽しく和気藹々と喋っていた。だがしかし、その和気藹々な雰囲気を無理矢理中断させるようにある1人の男(・・・・・・)が喜怒哀楽四人組に唐突に話しかける。

 

 

僧帽ヘッドギア「おいガキ共、耳かっぽじってよ〜く聞け。俺は(ヴィラン)名《僧帽ヘッドギア》っつうもんだ。死にたくなければ今すぐその席から離れろ。そしてこっちに移動しろ。」

 

 

積怒、可楽、空喜、哀絶「・・・」

 

 

僧帽ヘッドギアと積怒、可楽、空喜、哀絶の間に一時の沈黙が店内に流れる、この時点で、普通の一般人ならば怯え切って泣きながら許しを請い、(ヴィラン)の言う通り人質になるだろう。だが、それはあくまで、

普通の一般人(・・・・・・)ならばの話。数秒後、沈黙を破るように可楽が最初に口を開く。

 

 

可楽「やれやれ・・・全く、さっき儂らに怒鳴りつけて来た男を儂が追っ払ってきたというのになんだこいつは?どいつもこいつも儂らの席を取り上げようとしおってな。なあ積怒。」

 

 

積怒「ああ、全くだ。人の席に土足で入り込もうなど言語道断じゃ。座りたいんだったら横取りせずに他の席に座らんか!この馬鹿者が!」

 

 

哀絶「それより積怒に可楽よ・・・、何故か空喜がやけに不愉快な表情になっておるぞ。」

 

 

積怒「不愉快な表情?あの空喜がか?」

 

 

可楽「どれ、儂が見てやる。空喜ー、少し良いkッ!」

 

 

その瞬間、積怒と可楽は一瞬硬直してしまった。

 

 

 

 

 

空喜のその不愉快な表情に。

 

 

 

空喜「のう、僧帽ヘッドギアとやらよ・・・。お主、俺らの食事を邪魔してそんなに楽しいか??その上俺らの席まで横取りしようとしおってのう。死にたくなければ今すぐその席から離れろじゃと?それは此方のセリフじゃ。俺は断る!そもそも俺はこの美味い美味いソフトクリームとやらの甘味を食っているところなんじゃ!だから死にたくなければお主こそ此処から離れた方が良いぞ?」

 

 

空喜はそんな不愉快混じりの捨て台詞を吐いた後、再びソフトクリームを食べることに戻った。そして、それを弁護するように可楽も口を開く。

 

 

可楽「・・・あー、まあという訳じゃ。空喜もこう言っておる。やはりお主は別の席を探せ。シッ!シッ!」

 

 

積怒「そうだ。わかったならばとっとと去れ。」

 

 

そして、積怒、可楽、空喜、哀絶はまた雑談に戻ったが、話を一方的に終わらせられた上、最後は邪険にされたことは、僧帽ヘッドギアが青筋を立たせるには充分過ぎる理由だった。

 

 

その一部始終を見ていた者たちは、「あ、死んだ」、とその場の誰もが思い、目をつぶった。

 

 

僧帽ヘッドギア「そうか・・・、だったら死ね!」

 

 

僧帽ヘッドギアによって振り下ろされた剛腕。その剛腕はあらゆる者を破壊し、殺してきた。そして、積怒たち四人のテーブルが破壊される。

しかし、これは威嚇。世の中を知らない四人の青年に《僧帽ヘッドギア》の恐怖を植え付けるべく振るわれた剛腕の一撃。奥に集められた店内の人質の数人が、「ヒッ・・・!」と再び悲鳴を上げた。

 

 

僧帽ヘッドギア「どうだ?これで少しは猫のように大人しく動く気にはなったk「おい貴様!儂らはまだ席に座っているのだぞ!人の忠告も聞けぬのか!!」ッ!テメェら・・・!」

 

 

しかし、積怒、可楽、空喜、哀絶はいつの間にか隣の窓際のテーブル席の前に降り立っていた。また、可楽と空喜は残りのソフトクリームをささっと腹に収めた後、紙ナプキンを抜き取り、口を拭いた。そして、可楽はともかく空喜はまたまたさっきよりさらに不愉快な表情を徐に出して口を開いた。

 

 

空喜「さて・・・、僧帽ヘッドギアとやらよ、積怒や可楽の話も聞けぬとは、脳天が狂ったかのう?おかげであのソフトクリームとやらの甘味も満足に味わって食えんかった。どう責任を取ってやるかのう?」

 

 

可楽「カカカッ!良く言った空喜!さて・・・覚悟しろ。儂らの楽しい団欒を邪魔した罰じゃ。」

 

 

積怒「ああ、此奴らには少し灸を据えてやる。人生の大先輩としてな。」

 

 

哀絶「じゃが儂らも儂らで前世の時はろくでもないことをやって来たがのう、積怒よ・・・」

 

 

積怒「う、五月蝿い!今はこっちに集中するんじゃ!」

 

 

哀絶「わかっておるからいちいち怒鳴るな積怒よ・・・。哀しくなる。」

 

 

今の空喜は表面上は笑っていても、頭にはしっかりと青筋が立っていた。可楽もさっきよりさらに不愉快な表情になっていた。積怒と哀絶も横暴な行為をする僧帽ヘッドギアたちに少し灸を据えることにしたらしい。それを感じ取った僧帽ヘッドギアの体はいつの間にかなんとなく小刻みに震え出していた。

 

 

僧帽ヘッドギア「ッ!」(な、なんだこの体の震えは・・・!まさか俺がこんなガキ共四人に怯えちまっているとでも言うのか・・・!いや!そんな筈はねぇ!俺は今までたくさんの奴をこの個性でぶっ殺してきたんだ!このぐらい平気だ!)

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「お、親分・・・」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「大丈夫ですか・・・?親分」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「親分、大丈夫ですかい?」

 

 

 

自分の手下三人も少し怯えてしまっていた。だが、僧帽ヘッドギアは何とか落ち着きを取り戻し、一旦冷静になった。そして再び口を開いた。

 

 

僧帽ヘッドギア「・・・お前ら三人は人質見張ってろっつったろうが。それとお前ら四人、ヒーローか?」

 

 

積怒「いや、違うな。儂らは和服を着たただの一般人の青年だ。今殆ど瓜二つの服装だがな。」

 

 

そう言いながら積怒は今の自分の服装を見せた。

 

 

そんな積怒の返答に、僧帽ヘッドギアは「ガハハッ!!」と被せ気味に嘲笑った。

 

僧帽ヘッドギア「そうだろうよ!お前みたいなガキ四人組がヒーローな訳がねぇ!」

 

 すると、笑みを止め、心底不愉快そうにヘッドギアは唾を床に吐き捨てた。

 

「頭おかしくなっちまったか?それとも、正義のヒーローごっこがしてぇのかクソガキ共? 生憎俺はそういう──」

 

 

拳を軋ませ、再びその剛腕を振りかぶる。

 

 

 

 

 

 

 

 

僧帽ヘッドギア「夢に浸りまくってるガキが大嫌いなんだよ!!」

 

 

僧帽ヘッドギアの拳は、そのまま積怒たちへと一直線に放たれる。だがしかし、積怒、可楽、空喜、哀絶はその攻撃を自分らのまた隣にある窓際のテーブルの上へとジャンプし、飛び移って簡単に避けた。

 

 

 

僧帽ヘッドギア「チッ!ちょこまかとすばしっこい奴mがっ!」

 

 

積怒「詰めが甘いわ!!」

 

 

そして、積怒は今いるテーブルから僧帽ヘッドギアの頭上へと飛び上がり、さらにそこから雷の力を宿した錫杖を生み出して急降下し始めると同時に僧帽ヘッドギアの首筋目掛け、その錫杖で思いっきり叩きつけた。その後、僧帽ヘッドギアの後ろに着地した。首筋を思いっきり叩きつけられた僧帽ヘッドギアは数秒間痛みで怯んだ。その後、怯みが消えた僧帽ヘッドギアは、再び口を開いた。

 

 

僧帽ヘッドギア「へぇ・・・、やるじゃねぇか、ガキ共の一人。俺の最初の一撃をこうも容易く避けるとはなぁ。ちったぁ根性あるなぁ、お前。」

 

 

積怒「フン、別に欲しくもない褒め言葉だな。それに儂らは貴様らよりかはそのような経験は豊富な方だ。」

 

 

僧帽ヘッドギア「へっ!そうかよ!それにお前、どうやら「個性」、全力で使っていねぇな?そりゃそうだよな、ヒーローの資格を持たない人間は、“個性”を使えない。使ってはならない。使ったとしても全力は出せない。俺たちヴィランからの自衛の為ならその限りではないが、少しでも“個性”による積極的な攻撃は、たとえ相手がヴィランであろうと厳重注意は免れねぇ。

最悪、大事な経歴に傷が付いて、一生ヒーローになれなくなっちまうもんなぁw。オールマイトが積み上げた平和は吐き気がするが、ヒーロー社会のこういうところは嫌いじゃない。」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「流石だぜ親分。そうだ、お前らに何が言いたいかというとお前ら四人にできることはもうねぇってことだ。」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「全く持ってその通りだぜ!兄貴の手に掛かればテメェはもう終わりだぜ!ヒャッハー!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「そうだそうだ!お前らはもう終わりだぜ!」

 

 

僧帽ヘッドギアを含めた(ヴィラン)たちは、自分たちが優位であることを理解している。

 この男はこういった狡猾さが強みであった。それに追随する形で、“個性”もそれなりに熟練しているため、並のヒーローでは歯が立たない。警察の監視の網を抜け、ヒーローの“個性”を退け、今に至る。

実力の高いヴィランはとことん強敵なのである。

しかし──

 

 

 

 

 

 

 

この世界の(ルール)を大して知らない今の積怒たち四人にとってはそんなことは知ったことではない。ただ上弦の肆の鬼に喧嘩を売ってきた哀れな(ヴィラン)たちに対して、鉄拳制裁するのみなのである。

 

 

 

 

積怒「全く・・・先程からヒーローとやらになれないだの何だの腹立たしい。ならば仕方ない。殺さないようにあえて手加減して灸を据えてやる。可楽と空喜、それに哀絶もそれでいいか?」

 

 

可楽・空喜「「おう!」」

 

 

哀絶「ああ・・・、そんなことわかっておる」

 

 

その意外な答えに対して僧帽ヘッドギアはそんなのハッタリだと言うように嘲笑い、積怒たちを挑発するように口を開いた。

 

 

僧帽ヘッドギア「はあ?何言ってんだ大馬鹿野郎。大体その棒だけで俺の「個性」に勝てる訳ねぇだろうがw。阿呆か?それとも今の圧倒的に不利な現実が見えていねぇただ頭のイカれた野郎なのか?」

 

 

積怒「なるほど、だったら儂ら四人が見栄を張っているだけの阿保ではないことをここで証明してやる。ついでに今の圧倒的に不利な現実が見えていないのは貴様らの方だということもな。」

 

 

僧帽ヘッドギアの、嘲笑いも含めた挑発に対しても積怒ら四人は一切動じず、むしろ積怒は僧帽ヘッドギアたちに対して挑発し返した。それが原因で戦火の火が灯った僧帽ヘッドギアは、再び戦闘態勢に入った。

 

 

僧帽ヘッドギア「ハッ!調子に乗りやがって。やれるもんならやってみやがれクソガキ共!だったらこっちから行ってやる!おいお前ら!出番だ!俺はこの棒持ちのクソガキを殺る。お前ら三人は残りのクソガキ三人を殺れ。さっさとこのクソガキ共を殺って早いとこ逃げちまうぞ!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵2「わかった親分」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「わかったぜ親分!」

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵3「わかりやした親分!」

 

 

僧帽ヘッドギアを含んだヴィラン四人は、自分のそれぞれの「個性」を武器に、僧帽ヘッドギアは積怒に、取り巻きの敵1は可楽、取り巻きの敵2は空喜に、取り巻きの敵3は哀絶へとそれぞれ襲いかかった。

 

 

可楽「よおし!久方振りの運動じゃ!派手に暴れ回るかのう!空喜」

 

 

可楽は鬼化と同時にヤツデの葉の羽団扇を生み出し、

 

 

空喜「カカカッ!言われずとも俺はさっきからソフトクリームとやらの恨みを晴らすつもりじゃあ!」

 

 

空喜は鬼化と同時に猛禽類の翼に加えてさらに手足を猛禽類の手足に変形させ、

 

 

哀絶「ハァ・・・全く、いちいち場を目立たさせるのは嫌いじゃが、場が場じゃ。仕方ない。」

 

 

哀絶は鬼化と同時に十文字槍(模造)を生み出し、 

 

 

積怒「さて・・・」

 

 

最後に鬼化して鬼になった積怒が、

 

 

積怒「これであいこじゃ。儂らを倒してみろ。腹立たしい青二才共。」

 

 

今、僧帽ヘッドギアたちとの戦いの火蓋を切って落とす・・・!

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

リューキュウのサイドキック「リューキュウ!もうすぐで横浜市で起きた強盗事件の現場に到着します!」

 

 

リューキュウ「了解、わかったわ。じゃあこのまま現場へ急行するわよ!」

 

 

リューキュウのサイドキック「はい!わかりました!」

 

 

灰色の巨大な竜の爪のようなアクセサリーを顔の半分に、黒い竜の翼のアクセサリーを頭に付け、紅いチャイナドレスのような戦闘服コスチュームを身に纏った女性。彼女の名はドラグーンヒーロー「リューキュウ」、ヒーロービルボードチャートJPというヒーロー番付で第9位に輝き、個性「ドラゴン」を宿す、20代の歳というその若さで自らのヒーロー事務所を立ち上げた、上位のプロヒーローである。また、そのクールビューティーな風貌や振る舞いからは老若男女、誰もから憧れられている。そんなリューキュウは、先程「神奈川県横浜市にある和食レストランで強盗事件が起きている!」と先に現場に到着していた警察から応援要請を受けて今、その強盗事件の現場に急ぎ足で向かっていた。

 

 

リューキュウ「・・・」(強盗事件の現場の中にいる人たちが心配でたまらないわ。一刻も早く私が手を差し伸べて救けてあげないと・・・。)

 

 

リューキュウはそう自分の意志を掲げながらどんどん強盗事件が起きている現場へと向かって行った。そして・・・

 

 

リューキュウ「・・・どうやら事件現場は此処らしいわね。急いで警察へ到着の報告をしないと「ん?あら、リューキュウじゃない。あなたも警察からの応援要請を受けたの?」ッ!」

 

 

リューキュウが振り向くと、そこには裸と見紛うくらいの露出をした全身白タイツを元にした際どい戦闘服コスチュームを身に纏った女性プロヒーロー、「ミッドナイト」がいた。

 

 

リューキュウ「お久しぶりです、ミッドナイト先輩。はい、私たちリューキュウ事務所のプロヒーローにも警察からの応援要請がありまして、今丁度此処の現場に到着したところです。」

 

 

リューキュウは、笑みを溢しながらミッドナイトに丁寧に挨拶し、リューキュウを含めたプロヒーローたちが此処の事件現場に出向いた訳を話した。

 

 

ミッドナイト「そう、あなたたちリューキュウ事務所のヒーローもなのね。実はあたしたち雄英の教師にも警察からの例の応援要請がきたのよ。」

 

 

リューキュウ「雄英高校の教師たちにも応援要請が、ですか?「やっと見つけました、ミッドナイトさん。勝手にうろちょろしないで下さいよ。こっちも一応仕事で此処(事件現場)に来ているんですから。」・・・あなたも来ていたのね、イレイザーヘッド。」

 

 

ミッドナイトの後ろから現れ、ミッドナイトの左肩に手を置く妙な黒い格好をした長身の男性。その男性の名は、相澤 消太(あいざわ しょうた)。アングラ系のプロヒーロー「イレイザーヘッド」としてだけでなく、毎度毎度高度な倍率と偏差値を叩き出す最難関高校の「国立雄英高等学校」、通称 雄英高校の教師としても働いている男である。

 

 

相澤「余計なお世話です。あと、何度も注意していますが学外ではイレイザーヘッドと呼んでください、ミッドナイト先生。それからお久しぶりです、リューキュウ。例の事件の現場は向こうですか?」

 

 

リューキュウ「ええ、向こうが騒がしいから事件現場はすぐそこよ。」

 

 

相澤「そうですか、ならば俺たちもすぐ向かいましょう。時間は合理的にです。こうしている間にも人の命が脅かされている・・・それはヒーローとして絶対合ってはならない。あなたもですよ?ミッドナイト先生」

 

 

ミッドナイト「はいはい、わかってるわ、相澤君・・・じゃなくてイレイザーヘッド」

 

 

リューキュウ「ではそろそろ事件現場に急いで向かいましょう。私に着いて来て下さいイレイザーヘッド、ミッドナイトーー」

 

 

リューキュウとイレイザーヘッド、ミッドナイトは、話を切り上げて警察がいる事件現場へと急いで移動し始めた。

 

 

 

だがその時!!

 

 

 

ビュウウウウン!!ドガァン!!

 

 

 

 

僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵1「ぎゃあああああ!!」ビューン!

 

 

リューキュウ、相澤、ミッドナイト「!?」

 

 

三人のプロヒーローたちは突如、和食レストラン中から起こされた突風による轟音と衝撃に驚いた。そして、余りの突風で和食レストランの天井に穴が空き、さらに僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵の一人が盛大に上空へと身体が持ち上げられて遠くに吹き飛ばされていた。(ヴィラン)の一人をいとも簡単に突風で吹き飛ばす力を持っているのはあの楽の男(・・・)ただ一人。

 

 

可楽「カカカッ!楽しいのう!敵《ヴィラン》とやらが豆粒のように遠くまで良く飛んだ。なあ積怒。」

 

 

積怒「儂は何も楽しくはない。ただ目の前にいる礼儀知らずな無法者共がひたすら腹立たしい。それから可楽、今は真面目に戦え!舐め腐った戦い方をするな!」

 

 

可楽「そうかい。ま、とりあえず一人は儂の突風で吹き飛ばしたから上出来じゃろう、積怒ー。」

 

 

積怒「五月蝿い!わかったからさっさと吹き飛ばした奴を倒しに行かぬか!口だけじゃなく手足も動かせ!」

 

 

可楽「おう、わかったわかった!まあわかっておるから安心しろ。じゃ、そっちは頼むぞー。」

 

 

そう言い終わった後、可楽はすぐに突風によってできた和食レストランの天井にある穴から外に出て吹き飛ばした僧帽ヘッドギアの取り巻きの敵の一人を探しに行った。一方、リューキュウ、イレイザーヘッド、ミッドナイトの三人のプロヒーローは外に出た可楽を見て色々と思ったことを口にした

 

 

リューキュウ「ッ!まさか!あそこから見えるあの少年が僧帽ヘッドギアを含めた強盗犯四人の内のその一人を相手していたと言うの・・・!?服装は緑色の和服?あと言い回しも独特でなんか子供な感じじゃないわね。」

 

 

相澤「ええ、俺も流石にわかりますリューキュウ。あの尋常ならざる素の身体能力とあの突風を起こす強力な個性は確かに凄まじい。ですが、精神面はもう大人の部類だとしても、ちゃんとまだ大人の歳にはいかないれっきとした子供だ。そんな子供が一人で(ヴィラン)と交戦することになったら、普通誰もが危険だと言うはずですし、何より普通は恐怖が先に出てくると俺は思います。」

 

 

ミッドナイト「これって嘘よね?あの僧帽ヘッドギアを含めた凶悪な強盗犯たちを私たちプロヒーローが到着するまで本当にあの四人組の和服の少年たちが相手していたというの!?うん、これはきっと夢だわ!」

 

 

相澤「ハァ・・・、こんな大事な時に現実逃避しないでください。ミッドナイト先生。」

 

 

積怒、可楽、空喜、哀絶の戦いはまだまだ続く

 




第参話、いかがでしたでしょうか?今回はなるべく文字数を少なめにした感じです。
第参話で初登場するプロヒーローは、リューキュウ、イレイザーヘッド、ミッドナイトの三人に結局決まりました(勝手に決めてしまいすいません)!実は、最初に活動報告で、第参話時点で登場して欲しいプロヒーローの案を募集したのですが、余りにも案が集まらなかったため、仕方なく独断で決めさせて頂いた感じです。まあ確かにリューキュウは作者の好みなんですが。とにかく誠に勝手なんですが、どうぞご理解よろしくお願いします。第肆話も不定期投稿に相変わらずなりますが、できるだけ近日中に投稿できるよう作者自らも努力致します。ではまた第肆話で。
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