原作開始数日前。ダイ(12)、主人公レグルス(10)。
船を乗り継ぎ、パプニカに着いた一行は城下町にて宿屋の一室を借りるとレグルス、ラーハルト、ポップは宿屋で待機し、アバンは用事を済ますため1人城に出かけて行った。宿屋の一室で待機しているポップは部屋の空気が重苦しくなっているような居心地の悪さを感じていた。特にパプニカに着いてからラーハルトの機嫌は最悪で仮面をつけ表情は見えず、一言も喋ってないが1年近く一緒にいたことでラーハルトの様子がおかしいことにポップは気づいていた。
静かな空間の中、場の空気を良くしようとポップは努めて明るく2人に話しかけた。
「な、なあ、レグのこともあるしよ、王族が仲間になるかもしれないんだよな?この国には王子と姫さんどっちがいるんだ?」
「…」
「確か、現パプニカ王国には1人娘のレオナ姫がいるはずだ」
ラーハルトは腰かけたベッドの上で話しかけてきたポップに目線を向けず返事もしなかった。代わりにレグルスが顔をポップに向けると以前聞いたパプニカの内情を思い出しながらポップに返事をした。
「姫さんか!なあ、姫さんはどんな容姿なんだ?どんな人なんだ?」
「容姿は確か美しいと聞いている」
「おお!」
「賢者の卵としての修行中と聞いているが、すでにある程度の実力を身につけているとのことだ」
「賢者の卵かぁ。姫さんが仲間になったら俺たちのチームめちゃくちゃ強くないか!?前衛の戦士に近接も可能な中衛が2人に遠距離攻撃が可能な俺。そして賢者の姫さん!この5人のチームすごくねぇか!」
ポップは共に5人で旅をし、美しい女性が優しい笑みを浮かべながら自分に回復呪文をかけている姿をデレデレしながら想像した。レグルスはパプニカの状況を頭の中で整理すると仲間になるかもと喜ぶポップに対して落ち着いた声で返答した。
「…喜んでいるところ水を差すが、レオナ姫が仲間になることはないと思うぞ」
「なんでだよ!」
「パプニカは多数の賢者を抱える国家だ。わざわざ外部から家庭教師を雇う必要はない」
「で、でもレグは実際アバン先生を外部から呼んでつけてもらってるじゃねーか」
「テランは国内に教えられるものがいないため外部から家庭教師を呼んでいた。それに私の旅の目的は諸外国をまわる外遊に近い。もし、パプニカがアバン先生を雇ったとしても旅は危険だ。おそらく王城で稽古を行うだろう」
「そ、そんなぁ」
ガックリとうなだれるポップを見ながらレグルスはなぜポップが姫にこだわるか分からず首を傾げた。
「少なくともアバン先生は呼ばれたのだから何かしら依頼はしてくるだろう。姫ではないと思うが別の誰かを家庭教師に依頼するかもしれない」
「そっか!もしかしたらそいつが女の子かもしれないんだな!」
「可能性はあるだろう。アバン先生が戻るまでは分からないがな」
「っても待つのも暇だな。なあ!せっかくパプニカに来たしよ、先生戻ってくるまで観光しようぜ!」
ポップが椅子から立ち上がりラーハルトとレグルスに明るく声をかけるが、ラーハルトは仮面の下で顔をしかめるとポップを見上げ、冷たく言い放った。
「断る」
「…私もここに残ろう。ポップ、我々のことは気にせず観光してきたらいい」
断られたポップはラーハルトがなぜ不機嫌なのか分からず、1人で観光する羽目になったことで少しムッとしながらラーハルトを見た。
「ラーハルト!おめーなんでそんな不機嫌なんだよ!パプニカに来てからなんかおかしいぞ!」
「ここは俺の生まれた国だ」
「それが何で不機嫌にー…あっ!」
短くも少し怒りがこもったラーハルトの返事にポップは生まれ故郷がなぜ不機嫌になる理由になるのか分からず首を傾げたが、すぐ以前ラーハルトがベンガーナ近くで男に襲われた際に迫害を受けていたと言っていたことを思い出してはっとした表情でラーハルトとレグルスを見た。
ラーハルトは下を向いていて反応がなかったが、レグルスとは目が合うと何も言わず小さく頷いたためポップは自分の考えが正しいと理解した。
「(そりゃ、迫害を受けた国にいて不機嫌になるなって方が難しいよな)分かったよ、1人はちとつまんねーけどその辺ぶらついてくらぁ」
「…レグルス様、俺のことは気にせずポップと一緒にどうか観光なさってください」
「いや、ここに残る。何かあった時、私が傍にいたほうが良いだろう」
レグルスは穏やかな声で傍にいることを伝えると、ラーハルトは少し驚きながらも自分を気遣う主君に感謝の気持ちを抱き、先ほどよりも機嫌を直して返事をした。
「…ありがとうございます」
「んじゃ、俺は行ってくるぜ」
「ああ、楽しんでくるといい」
パプニカは風光明媚と名高く、遠くまで見渡せる海、ほとんどの家が白い漆喰が塗られた石造りで出来ており、街全体が統一感あり、とても美しい街並みとなっていた。そのため世界でも有数の観光地としても栄え、街は多くの人が行き交い、商業の町であったベンガーナとは違い歩く人々の足並みはゆっくりであり、皆楽しそうに観光を楽しんでいる様子が見られた。
「へぇ~、綺麗な街だなぁ」
ポップは美しい街並みにほかの観光客同様、海を見たり綺麗に石が敷き詰められた階段を上り高台から白い外壁の家で出来た街を見下ろしたりと楽しんでいたが、美しい風景に目が慣れてくると次第に1人でいることに寂しさを感じていた。
(やっぱ1人はつまんねーな、そろそろ戻るか)
宿屋に戻る途中、串焼き肉の屋台が出ていたため、ポップはそこで4本分の串焼き肉を買うと寄り道せず足早に宿屋に向かった。
「レグ、手塞がってるんだドア開けてくれ」
「おかえり、ずいぶん早く戻ったな」
レグルスが部屋のドアを開け、両手に2本ずつ串焼き肉を持ったポップを迎え入れるとすぐさまドアを閉めた。
「まあな、それでも近くの観光名所にはあらかた行ったんだぜ?ほい、これおめーと先生の分」
「ああ、感謝する」
2本の串焼き肉をポップから受け取ったレグルスは部屋に備え付けられている棚から皿を取り出すとそこにアバンの分の串焼き肉を置いた。ポップはベッドに腰かけているラーハルトに近づくと串焼き肉を差し出した。
「ほらよラーハルト、これ食って元気出せ」
ポップから串焼き肉を受け取ったラーハルトは仮面を外し、横に置くと小さく笑ってポップを見た。
「美味しそうだ。ありがとう」
「おう!」
ポップが席に座ると各々が串焼き肉を食べ始め、肉自体は少し硬かったが味は肉のうまみと適度な塩加減で美味しくなっていた。肉を食べながらラーハルトは少し迷った後、パプニカについて尋ねるためポップに声をかけた。
「パプニカは…どうだった?」
「綺麗な街だったぜ!高台から眺める海とか街並みとかよ!おめーは見たことあるんじゃねーのか?」
「見たことあるとは思うが…その時は人間に見つからないようにするのに必死だった。綺麗なものを見ても、そう思えるような心の余裕もなかった…」
「今のラーハルトならよ、綺麗な街だと思えるんじゃねーか?」
「…そう、だな」
ポップと会話をしていたラーハルトに少し迷いがあることを感じ取ったレグルスは変装などで対策すれば問題ないと考えながら、ラーハルトにある提案をした。
「ラーハルト、アバン先生が戻った後、皆と共にパプニカを見て回らないか?周囲の人間の視線も気にする必要はない。ほとんどの人間はラーハルトを見ても気にも留めないだろうからな。何もないと思うが、もし問題が発生した際には私が対応する」
「レグルス様…」
「そうそう!変装すれば分かりっこねぇし、誰もおめーの事気にしねーよ。それでも不安だってなら、レグを抱えて観光すればいい」
「そうだ、私を抱えて……ん?」
レグルスはポップの提案に思わず肯定したが、提案内容を理解すると一瞬混乱し無言になってしまい、一方のラーハルトはすぐさま理解すると、笑顔を浮かべ、その提案に元気よく賛同した。
「それは素晴らしい考えだ!」
「だろ?」
「ま、まて、私を抱えて観光するのか?それで本当に不安は解消されるのか?」
「はい!俺はパプニカにいる間、不安で不安で仕方ありません!ですが、レグルス様を抱えればその不安は解消されます!!」
「そ、そうなのか…?」
(ラーハルトの奴、すんげぇ必死だなぁ。レグは混乱しているようだし、面白れぇなあ)
爆弾を投下したポップは先程までパプニカの観光を渋っていたのが噓のように肉をかじりながら観光を楽しみにしているラーハルトとお肉をかじりながら困った表情をしているレグルスを面白そうに見ていた。
レグルスはお肉を食べ終わった後、ポップに2本分の代金を支払った。
軽い食事をとりしばらく宿屋で過ごしていたところ、レグルスは見知った気配が近づいてきたことを感じ扉を見つめていると、城から戻ってきたアバンがドアを開けて室内に入るとすぐさまドアを閉めた。
「おや、美味しそうな匂いがしますね」
「先生お帰り!先生の分もありますよ、冷めちまってるんで温めてから食べてください」
「ええ、いただくとしましょう」
席に座ると魔法で小さな火を出し串焼き肉を温め始めたアバンにポップはそわそわしながら話しかけた。
「先生、どうでした?」
「家庭教師の依頼でしたよ。デルムリン島にいるダイ君という少年を勇者として育ててほしいと」
「…なんでこのパーティは野郎しかいないんだぁ!」
ポップは頭を抱えて嘆いていたが、周りは気にした様子なく話をつづけた。
「勇者の依頼とあるが、それは誰にでもなれるものなのか?」
「デルムリン島、あそこは怪物島と呼ばれ人は住んでいないと聞いていたが違ったのだな。アバン先生、なぜパプニカは遠く離れた島の少年を勇者にしようとしているか聞いているか?」
「ええ、実はですねー」
アバンはここ最近で発生したパプニカそしてロモスで起きた事件のあらましを3人に話し始めた。
ロモスでの偽勇者一行と連れ去らわれた友達を助けるためにモンスターの大軍を率いてデルムリン島からやってきた少年の話。
ロモスの国王から話を聞いたパプニカの国王が一人娘のレオナ姫が1人前の賢者になるよう儀式を行うため、レオナ姫と何人かの部下とともにデルムリン島に行ったが、そこで家臣であるテムジンとバロンによるレオナ姫暗殺未遂事件が発生。勇者を倒すため魔王が作ったとされるキラーマシンも姫殺害のために投入されたがそれを島にいたダイが1人でこれを撃退し、姫殺害事件を未遂で終わらせた。
「そのダイ君はキラーマシンと戦う際にバギクロス、ベギラマの魔法を操り、剣も使って戦っていたというのです。自国の姫を助けた将来性のある少年を勇者として育てるため、私に依頼したというところでしょう」
「バギクロスにベギラマ!?俺だってギラまだ覚えてないのに…しかもバギは本来僧侶の技じゃねぇか!それに剣も使えるとかずるくねぇ!レグの強化版かよ!?」
「テムジンにバロン!あいつら、俺やレグルス様の一件で懲りず、しかも自分の主君を殺害しようとしただと!?屑はどこまでも屑だな!…その点、ダイという少年には倒してくれたことに感謝しないとな」
「キラーマシン。勇者を倒すために作られたからにはかなり強いはずだが、それを一人で倒したのか。魔法といい、剣も使えるからには相当な実力の持ち主なのだろう」
各々がアバンの話を驚きながら聞き、それぞれが関心を持った内容に対して感想を述べてた。内心それほど強ければ家庭教師は必要ないのではないかと疑問を抱いたが続くアバンの話になぜアバンが呼ばれたか一同納得した。
「ですが、魔法が使えたのはその時だけで普段は魔法が一切使えずメラも出したことがなかったようです。剣も独学で覚えたため剣技も特にないと聞いております」
「なるほど、潜在的な力はあるが出し方が分からないといったところか」
「なあ、一度出せた魔法を出せなくなるってことあるのか」
「分からないが、仲間や姫を助けるため必死だったのではないか?人は普段無意識に力を制御していると聞いたことがある」
「そういうことですので、デルムリン島に向かいましょう!まずはロモスに行きそこから島に行く船が出ているか確認しましょう」
「それなんですが先生、このあと皆でパプニカ観光しませんか?」
「構いませんが…ラーハルトは大丈夫ですか?」
アバンがラーハルトを心配そうに気遣いながら見たが、ラーハルトは不安を抱えた様子なく嬉しそうに返答した。
「問題ありません!俺はレグルス様を抱えて観光いたします!」
(…私は問題ある)
「えっ?レグ君を抱えて、ですか?」
アバンは驚いた表情をするとレグルスを見た。レグルスは内心ラーハルトとポップを止めてくれるのではないかと期待しながら見返した。
(やはり、私を抱えての観光は変だ!アバン先生、頼む止めてくれ)
「とてもいい案ですね!」
「そこは、止めるところだろう!!」
レグルスが思わず叫ぶと、ポップとアバンは少しびっくりした表情でレグルスを見て、ラーハルトはショックを受けながら震える声で言葉を発した。
「レ、レグルス様は俺に抱えられるのが嫌、でしたか?」
「…人がいない場所でなら問題ない。だが、これから行く場所は観光客が大勢いるのだろう?人前で抱えられるのは…困る」
「…失礼、いたしました。では…レグルス様を抱えるのは諦めます…。ただ、一つだけ、レグルス様を抱えていれば不安がなくなるのは…本当です…」
「…」
ラーハルトは悲しそうな表情で落ち込んでしまい、ポップはラーハルトの肩に手を置きながら慰めの言葉をかけた。
「元気出だせよラーハルト!レグはお前に抱えられるのは嫌ってわけじゃねーしよ。ただ、観光はどーする?辛いならやめとくか?」
「そうだな…まだ、苦手意識があるのは確かだ…俺にとっては良い思い出の場所ではないしな…」
「……」
心配そうに見るポップと落ち込んだラーハルトにアバンは困った表情で声をかけた。
「パプニカへの苦手意識は時間が経てば徐々に解消していくと思われます…。できれば、楽しい時間を気の合う仲間たちと過ごせば1番いいのですがね…」
「………」
落ち込む様子の3人を見ながら、レグルスは抱えられて観光するのは内心とても嫌だが、ラーハルトの不安が解消されるのならば抱えられるぐらい大したことないのではないかと少しずつ思うようになっていた。
「仕方ありません。観光はせずに、このままロモス行きの船を探して乗りましょうか」
「俺のせいで…すまない…」
「気にすんな、俺は先に観光してたしよ。おめーもいつか、気にせずパプニカを歩けるようになるといいな!」
「そうだな…いつか、不安を感じずに故郷の街を歩ければいいとは思う…」
ラーハルトとポップとアバンは悲しそうな表情をしながら、先ほどから何も話さない子供をチラリと見て様子を確認した。レグルスは自分が断ったことでパプニカ観光がなくなること、さらにラーハルトの悲しそうな表情を見て覚悟を決めると3人に声をかけた。
「…分かった、観光しよう。ラーハルトは私を抱えて問題ない」
「レグルス様、よろしいのですか?」
「ああ、せっかくだ、楽しい観光にしよう」
「ありがとうございます!」
ラーハルトはレグルスの返事を聞くと嬉しそうに笑いながら返事をし、ポップとアバンもレグルスの誘導が上手くいったことに内心ガッツポーズしながら笑顔を浮かべた。
「いや~、よかったです!早速観光しましょうか!実は観光名所、街の人に聞いてたのですよ」
「先生!俺がさっき行った場所よかったです。そこも行きましょう!」
「では、折角ですし全部行きましょうか!」
「さんせーです!」
「では、レグルス様、失礼します!」
ラーハルトはレグルスを持ち上げると腕に抱え、レグルスはラーハルトに抱えられながらも3人の切り替えの早さに少し唖然としながら様子を見ていた。
「…皆、ずいぶん手際がいいな」
「気のせいですよ、レグ君」
「そうか…?」
「んじゃ、行こうぜ!」
準備を終えた一行は宿屋を出るとパプニカの観光名所を散策して回り、アバンとポップは笑顔を浮かべながら観光を楽しみ、ラーハルトは仮面をつけているため表情は分からないが、声のトーンから嬉しいという気持ちがにじみ出ていた。一方のレグルスはラーハルトに抱えられながら両手で顔を覆って周囲の人間に顔を見られないようにしていた。
(周囲の人間の視線を感じる…パプニカを観光しようと言い出したのは私だが、こんな恥ずかしい思いをするなら提案しなければよかった!)
レグルスは観光しようと提案した事とラーハルトに抱えられる許可を出したことをものすごく後悔していた。一行は観光名所をすべて回った後、街を一望できる高台にて街並みと海を眺めていた。
「いや~観光楽しかったですね!景色も綺麗でしたし、たまにはこういったのもいいですねぇ」
「やっぱ皆と一緒に観光するのが1番だな!できれば、次来るときは女の子と一緒がいいぜ!」
ラーハルトは周囲に人間がいないことを確認すると、小声で腕の中のレグルスに話しかけた。
「レグルス様はどうでしたか?楽しめましたか?」
「…少しは。ラーハルトはどうなのだ?」
レグルスは内心観光どころではなかったため、少し不機嫌になりながら返事をすると、ラーハルトは人間が近くにいないことを確認後、レグルスだけに見えるように仮面を少しずらすと笑顔を浮かべた。
「俺は楽しかったです!故郷の街をこれほど穏やかな気持で見れるとは思いもしませんでした。レグルス様や皆のおかげです!」
レグルスはラーハルトの嬉しそうな表情を見ると少し驚いた表情をしたが、次第にラーハルトが笑顔になれたなら恥ずかしい思いをした甲斐があったと感じながら、視線を移し高台から街と海を見つめた。
「そうか、ならいい」
レグルスから先程まであった不機嫌な気持ちはなくなり、代わりに穏やかな気持ちで美しい景色を眺めていた。
一行は街の高台から移動すると、港の船着き場でロモス行きの船の前に集まった。
「それでは皆さん船に乗りますよ!」
「あーあ、楽しい時間はあっという間だよな」
ポップはパプニカの街並みを見ながら残念そうに呟き、ラーハルトは船着き場でレグルスを名残惜しいと思いながらも腕から下ろすとお礼をした。
「ありがとうございました、おかげでパプニカを楽しむことが出来ました」
「ラーハルトが不安を感じなかったのであればそれでいい。だが、次から街中で抱えるのはなしだ、よいな?」
「はい、分かりました!」
レグルス達一行はロモス行きの船に乗ると、パプニカの美しい港町を船上から眺めながらパプニカ王国を後にするのだった。
レグルス達一行は当然知りもしないが、船上から見える美しい町並みはわずか数日と経たずに見るも無残な姿となり、街に住む人々も観光客も恐怖を感じながら死から逃げ惑うこととなる。多くの人々は残り時間わずかとなった平和な世界で笑顔を浮かべながらそこで生活をしていた。
アバンはパプニカから家庭教師の依頼を受けた!
ポップは爆弾を投下した!
ラーハルトはパプニカの苦手意識を克服した!
レグルスは精神ダメージを受けた!
やっとダイ君の名前が登場しました!本人が登場するのはもうちょい先になりますが…。
この話、最初はこんなにギャグっぽくなかったのに…、アバン先生含めたパーティで平和な世界で楽しく過ごせるのはここまでになるため、色々ネタを詰め込んだら明るい話になってしまった!
ついでにラーハルトのトラウマを克服しました!
代わりにレグルスは犠牲になったのだ。古くから続く作者のご都合主義…その犠牲にな。
報告:誤字脱字修正しました!報告ありがとうございます。