ダイの大冒険 ―次世代の竜の騎士ー   作:キャットテールの鈴

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魔王の意志により、モンスターは凶暴化する。ちょっとの戦闘描写あり。
原作開始。ダイ(12)、主人公レグルス(10)。
あとがきにおまけあり。


14_家庭教師とロモスそして別れ

パプニカ王国から船に乗り、海を渡りロモスに着く頃にはすでに夕方であったため、一行は船を降りた後、城下町の宿屋で1泊し、次の日の朝、デルムリン島へ行ってくれる船を港町で探すため、船の持ち主に声をかけた。

 

「デルムリン島に行きたいだと?」

「ええ、その島に用があるため船を出していただけないでしょうか?」

「お前はあの島が何と言われているか知ってるか?怪物島だ!んな危険なところ行けるか!」

 

アバン達は船の所有者に声をかけていったが、怪物島と恐れられている島に行って何があったらどうするんだと、ことごとく断られていた。アバンは困った表情をして歩きながらデルムリン島に行く方法を考えていた。

 

「うーん、これは小舟を購入して自力で行くしかないですねぇ」

「げぇっ、小舟で海渡るのかよ」

「仕方ないだろ、行く手段がそれしかないのだから」

「そうだな、港にいる漁師に声をかけーっ!?」

 

レグルスは急に威圧感のような悪意のような意志を感じたため、背筋がゾッとするのを感じながら、驚きの表情で空や周りの海を見渡しだした。

 

(なんだ、この冷たい悪意は…!)

 

急に周囲を警戒しだしたレグルスに皆は驚き、アバンはレグルスの様子を確認しながら冷静に話かけた。

 

「レグ君、どうしましたか?」

「…分からないが、悪意のような意志を感じる。アバン先生、何か…胸騒ぎがする」

「レグ、それってどういうー」

 

ポップが疑問を感じながら尋ねようとしたその時。

 

「うわぁー!マ、マーマンが!マーマンが港に現れたぞ!」

「兵士を呼べー!!」

 

少し離れた港から人々の叫び声が周囲に響き渡り、怯えた表情の人々が、叫び声が聞こえた方向から走って来るのを見たポップは焦った表情でアバンを振り返った。

 

「せ、先生!もしかしてモンスターが!」

「ええ、そのようです。皆さん、行きますよ!」

 

レグルスたちは顔を見合わせると真剣な表情で頷き、武器を取ると喧騒の中心へ向かって走り出した。

 

 

 

「やめろぉ!離せ!」

「グルルルル」

 

海が目の前に広がる港町では複数の半魚人のモンスターであるマーマンが陸に上がると漁師や行き交う人々に急に襲いかかり、港は逃げ出す人、戦う人、襲われている人たちで大混乱に陥っていた。

 

逃げようとしたところマーマンの水かきが付いた手に足を掴まれ転倒した漁師の男性は手にした木の板で必死にマーマンに攻撃するが効いた様子は見られず、マーマンは男の足を掴んでいないほうの腕を振り上げると漁師に向かって鋭い爪がついた手を振り下ろした。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

「海波斬!」

 

マーマンが漁師の男性を爪で切り裂こうとしたその時、飛んできた斬撃によりマーマンの身体は切られ、傷口から蒼い血が吹き出した。怪我を負ったマーマンは余りの痛みに叫び声を上げると男性の足を離し海へと飛び込み、波立った海が収まる頃にはモンスターの姿が海から消えていた。助かった男性は唖然とマーマンが消えた海を見ていたが近くに人が来たため、驚きの表情のまま顔を上げると、そこには剣を持ち、男性に対してにっこり笑いかけるアバンがいた。

 

「もう大丈夫ですよ、間一髪でしたね」

 

アバンの気遣いの声掛けに男性は安心すると、顔をくしゃりと歪めて、泣きそうになりながら声を発した。

 

「た、助かった!もうだめかと…死ぬんだと」

「間に合ってよかったです。では、失礼します」

 

男性の無事を確認したアバンはその場を離れ、ほかのマーマンの襲撃を受けている人々の元へ走り出した。

 

「…かっけぇ、まるで勇者様みたいだ!」

 

アバンに助けられた男性はほかの人々を助けるために駆けだした名も知らない救世主の背中を見ながら感謝の気持ちを抱きつつ、かつて人々を救い平和に導いた勇者を思い浮かべ思わずつぶやいた。

 

 

 

ポップは海から港に上がろうとしている複数のマーマンを見つけると、逃げ出す人々とすれ違いながら近くへと移動し、人が周りにいないことを確認しニヤリと笑った。

 

「周りに人がいないならこっちのもんだぜ!くらえ、ヒャダルコ!」

 

ポップの魔法により複数のマーマンが港と海と共に氷漬けとなり、敵が動く様子もなく凍っていることを確認すると、ポップは誇らしげに胸を張った。

 

「へへっ!いっちょ上がり!」

「す、すげえ!海が凍っちまった!あんたすげぇな!」

 

逃げていた男性の1人が凍ったマーマンと港を見て驚きの表情を浮かべた後、それを実行したポップを嬉しそうに見つめた。褒められたポップは照れくさく感じながらも指で鼻下をこすった。

 

「まあな!この俺、ポップ様にかかればこれぐらい朝飯前だぜ!」

「また、マーマンが海から上がってきたぞー!」

 

離れた場所から聞こえた悲鳴にポップはモンスターが上がる前に凍らせるためすぐその場を離れた。

 

「待ってろよ、今行くぜぇ!」

 

ポップは悲鳴が上がった場所へ移動すると、海から上がろうとしているマーマンに対し、魔法を使って上がってこられないように牽制していき、最終的には港の多くの海が凍り付くこととなった。

 

 

 

「うわああああ!もうダメだーーー!」

 

港の通りには多くの人々が逃げ遅れたことでマーマンに攻撃されたり、海に引きずり込まれそうになっていた。海に生きる船員の男性もマーマンに引きずられながら海に引っ張られようとしていた。

 

「うわああああ!俺は泳げないんだーーー!おれはここで溺れ死ぬんだーーー!」

 

船員の男性は大声で叫びながら絶望的な気分を口にしていたが、途中からマーマンに引っ張られる感覚がなくなったことに気付いた男性が恐る恐るモンスターを見ると、モンスターは白目をむいてその場で絶命しており、身体には多数の切り裂かれた傷があった。

 

「うわああああ!モンスターがいつの間にか、死んでるーーー!」

 

人々にもそしてマーマンにも気づかれないスピードで通りを走り抜けながらモンスターを切り裂いたラーハルトは走るのを止め、背後を確認すると、通りにいたモンスターは全て倒れ、人々は何が起きたのか理解していない様子で倒れ伏したモンスターを驚きの表情で見つめていた。

 

「ふん」

 

ラーハルトは倒れたモンスターを見て不安な様子でいる人々を横目に、槍の刃先に付いた血を落とすため素早く槍を振るった。その様子を倒れたまま見ていた船員の男性が驚きながらラーハルトを見て大声を上げた。

 

「うわああああ!仮面をつけた変な奴がモンスター倒したっぽい!全然見えなかったーーー!けど、ありがとーーー!助かったーーー!」

「…うるさい奴だ」

 

ラーハルトは大声で寝転がりながら感謝の声を上げている男性を見ると、呆れた様子で呟いた。

 

 

 

「ひっ」

「グオオオッ!」

 

港にいてモンスターの襲撃に逃げ遅れた女性はマーマンに睨みつけられ恐怖を感じながらゆっくりと後ずさりして後退していた。だが、その横を小さな子供が通り過ぎ、モンスターに近づいていくのを見た女性はぎょっとすると子供を止めるため、慌てて声をかけた。

 

「ぼ、坊や!そっちに行くと危ないよ!こっちにいらっしゃい!」

 

子供は、レグルスは声をかけてきた女性を振り向いてチラリと見た後、何でもないように正面を向くと武器を構えてマーマンに対峙した。

 

「下がっていろ」

「グオオオッ!」

 

マーマンが腕を振り下ろして攻撃をしてきたが、レグルスは最少の動きでそれを避けると剣を大きく振りかぶり、首を横に切り裂くとすぐその場を離れた。切られたマーマンは首から蒼い血を吹き出しながらその場に倒れ、レグルスは無表情でモンスターが生命活動を停止していく様子を確認すると、すぐさま別のマーマンの元へ駆け出した。

 

「あ、あんな小さな子供が…あんな大きなモンスターを一撃で…」

 

助けられた女性は倒れたモンスターと離れていく小さな背中を見て、あまりの急な展開に唖然と呟いた。

 

 

 

港町を騒然とさせたモンスター襲撃事件の出来事は4人の活躍によりあっという間に鎮圧された。人々は血を流して倒れているマーマンや凍り付く港を見て唖然としながらも助かったことに安堵の息を吐いた。

 

「皆さんご無事ですか?」

 

アバンは不安そうな表情を浮かべている港にいる人々に安心させるように声をかけると、人々の中から漁師の格好をした男性2人がアバンに近づきお礼を述べた。

 

「助けていただきありがとうございます!あなたがいなければ私は…。港も救っていただいて、あなたがたは命の恩人です!」

「皆さんとこの港が無事で何よりです」

「よかったら、お礼をさせてくだせえ!」

「そんなお礼なんてー、と言いたいところですが、実は行きたいところがありましてね。小舟を譲っていただきたいのです。よろしいでしょうか?」

「もちろんいいですとも!このような状況では漁をしに海にも出れませんし…」

「ありがとうございます!ではー」

 

アバンが漁師の男性から小舟を譲ってもらおうとしたところ、離れた場所からある音が聞こえ、辺りに響いた。アバンはその聞き覚えのある音がした方角を見た後、すぐさま漁師2人に振り向いて声をかけた。

 

「確認したいことがあるので、この場を離れますね。小舟の話は戻りましたら改めてお願いしたいです!皆さん、行きますよ!」

 

アバンが音のした方向に向かって走り出したため、近くで待機していたレグルス達もアバンを追いかけるようにその場を離れた。ポップは急いでいる様子のアバンに疑問を感じながらどうしたのかと尋ねた。

 

「先生、どこ行くんですか?さっきの物が落ちたような音のところですか?」

「ええ、あの音はルーラの着地音で間違いありません。ルーラを扱える魔法使いは限られています。おそらく国家に仕える魔法使いか実力者、何か伝えにロモスに来た可能性があります」

 

話を聞いていたラーハルトは先程港を襲撃した怒り狂った表情のマーマンと、子供の頃見たモンスターの記憶を思い出すと、嫌な予感を感じながらアバンに対して声をかけた。

 

「アバン殿、先ほどのモンスターだが…様子がおかしかった。俺は小さいころあの目を、モンスターの目を見たことがある。魔王がいた時代の…モンスターの目だ!」

「まっ、待ってくれよ!それってつまり…」

 

ポップが驚愕した様子でラーハルトに返事し、レグルスも話を理解すると動揺しながらも冷静にラーハルトに尋ねた。

 

「…魔王が復活した。ラーハルト、そういうことだな?」

「はい」

「私もラーハルトと同意見です。魔王が復活し、モンスターが凶暴化したと考えれば先ほどのマーマンの襲撃も納得がいきます。そしてこれはロモスに限らず全世界で起きていると考えています」

「「!!」」

 

レグルスとラーハルトは脳裏にテラン王国とそこに住まう人々を思い浮かべると大いに動揺した。テランには戦える者がおらず、防御も貧弱なため、故郷がモンスターに襲撃されたらひとたまりもなく、自分たちが不在の間に襲撃されていないかと心配した。

 

(父上、テラン王国は無事か!?)

 

レグルスはテラン王国とテランの人々、そして父親の身を案じながら、アバン達と共に走り続けた。

 

ルーラの着地音がした場所に到着すると、そこは人々や兵士が集まり1人の魔法使いを囲んでいた。その魔法使いの格好にレグルスたちは見覚えがあった、なぜならつい数日前までいた国、パプニカ王国の魔法使いの正装であり、さらに、賢者の国であるパプニカならばルーラを扱えるものが居てもおかしくないと考えられた。

 

パプニカの魔法使いは集まってきた群集の中にロモス兵士の姿を見るとその場にいる人々に聞こえるよう、大声で話し出した。

 

「パプニカ襲撃!パプニカ襲撃!パプニカが骸骨の化け物に襲われ、現在交戦中!また、モンスターが活動的になったことにより我々は『魔王』が復活したとみている!!」

「ひっ!」

「ま、魔王だと!?」

 

パプニカの魔法使いの言葉にその場にいた兵士や人々は魔王復活に恐怖の叫び声を上げた。人々の言葉は周囲に伝わりその場一帯は騒然とし始めていたが、騒がしくなった周囲にかまわず、パプニカの魔法使いは周りの騒音以上に声を張り上げると続きを大声で話した。

 

「いずれロモスにも魔王の軍団が来るだろう!至急ロモス国王にこのことを伝えられよ!」

 

パプニカの魔法使いに数人のロモス兵士が駆け足で近づくと動揺しながらも力強い声で話しかけた。

 

「お伝えして下さりありがとうございます!国王陛下には必ず我らが伝えます!そなたはこの後どうされるので?」

「私の役割は各国に行きパプニカ襲撃と魔王復活を伝えることにあります。それが終わりましたら母国に戻り国王と共に戦う所存です!」

「分かりました、ご武運を!」

「そちらもご武運を!では急ぎますゆえ、ルーラ!」

 

パプニカの魔法使いはルーラを唱えるとその場を飛び立ちすぐさま姿が見えなくなった。人々はルーラによって飛び立つ姿を静かに見上げていたが、姿が見えなくなるとすぐさま慌てて走り出し、周囲は再び騒がしくなっていった。ロモス兵士達も集まり少し話し合いをした後、すぐさま伝達するためそれぞれ駆け出していった。

 

レグルスはそんな恐怖の表情を浮かべながら慌てて走り出すロモスの民を眺めると、ある決意をしてアバンを見上げた。アバンもレグルスの言おうとしていることに想像がついていたようで静かにレグルスを見返しながら言葉を待っていた。

 

「アバン先生、私とラーハルトはテランに戻る。戻り次第、テランでモンスターの襲撃に備えるつもりだ」

「ええ、それがよいでしょう。レグ君は自分の国を優先してください。私とポップはこのままデルムリン島に行きます」

 

2人の話を聞いていたポップは急な別れが訪れたことに動揺し、悲しい表情をするとレグルスとラーハルトを見た。

 

「レグとラーハルトいなくなっちまうのか…」

「国のため国民のために戦うのが俺の、兵士の役目だ。テランに何かあればそちらを優先せざるを得ない」

「…そうだよな、レグも立場があるもんな」

 

1年近く共に過ごした仲間が2人もいなくなることに寂しさと不安を感じたポップは肩を落とした。アバンはそんなポップの肩に手を置くと顔を上げたポップに対しにっこりと笑いかけた。

 

「ポップ、別れはつらいものです。ですが、お互い生きていれば必ずまた会えます。別れが一時のものになるか、永遠になるかは、その人の行動次第ですよ」

「アバン先生…!」

「…以前の魔王軍の侵略時、モンスターはテランに現れず被害はほとんどなかった。今回もテランに被害がなく、父上の許可をもらえた際には、また共に旅をしよう。それでどうだ?ポップ」

 

レグルスは意気消沈しているポップを見上げながら落ち着いた、優しげな声でポップに話しかけた。ポップはレグルスの話を理解するとすぐさま顔を上げ、嬉しそうに笑った。

 

「おう!そん時はまた一緒に旅しようぜ!テラン無事だといいな!」

「ではこうしましょう!ここロモスで待ち合わせし、テランから離れられない事情がある場合は、伝令を使って連絡をください」

「分かった、テランから離れられない場合の伝令役には道中の安全を考えラーハルトに頼むつもりだ」

「はっ、お任せください!」

「では一緒に先ほどの港に行きましょう!おそらくアルキード、ベンガーナ行きの船は出航を見合わせして、ないでしょうから」

「…こちらも舟をこぐ必要があるようだな」

「こぐ作業は私にお任せください!」

 

レグルスの少しげんなりした呟きにラーハルトは即時反応すると役に立つことがうれしいとばかりに舟をこぐ作業を進んで申し出た。アバンとポップはそんなラーハルトの様子に苦笑しつつもいつものことだと気にする様子なく港に向かって走り出した。

 

港にて先ほど助けた漁師から2隻の小舟を譲ってもらうことが出来た一行は海に浮かべた小舟に2人ずつ乗り込むとお互い相手のことを見た。

 

「じゃあな!モンスターが凶暴化しているから気をつけろよ!」

「ポップお前は逃げずに戦え、逃げるとしても計画的に撤退しろ。恐怖に負けて逃げるとその先で思わぬ落とし穴に落ちることがあるからな」

「わ、分かったよ。しんよーねぇなあ」

「お前は一度俺に勝っているんだ、冷静に対処すれば格上にもいい勝負が出来る、自信を持て。…では、ポップ、アバン殿、お気をつけて」

「ええ、レグ君とラーハルトでしたら実力的に大丈夫だと思いますが、この世に絶対はないですからね。テランの無事を祈ってますよ」

「テランが無事で父上の許可が下り次第、私とラーハルトはアバン先生の力になることを約束しよう。我々の力は役に立つはずだ」

「お2人が力を貸してくれるととーっても心強いですねぇ!また一緒に旅できることを願ってますよ。ご武運を!」

「ああ、アバン先生、ポップ、ご武運を!」

 

舟はそれぞれの目的に向かって進みだした。

アバンとポップの舟はデルムリン島に向かうため南へ進路を切り、レグルスとラーハルトの舟はテランに向かうためまずは東のアルキードに向けて進路を進めた。

魔王が復活し、モンスターが凶暴化しても4人はそれほど悲観的には考えていなかった。互いの力を理解し、実力を正しく知っていたためその辺の敵にやられることはないという信頼がお互いにあった。

レグルスとラーハルトもアバンとポップの実力を評価していたためやられるはずがないと考えており、心配するということすら思い浮かばなかった。

 

だから、後日この日の選択を間違えたことをレグルスとラーハルトは後悔する。

 

結果論だとしてもあの日、アバンと共に島に行けば結果は違っただろうと、また一緒に旅をしようといった約束は叶っただろうと後悔して悲しむこともなかったのだから。

だが、その事実に気づくのは後の話であり、レグルスはテランの安全を願い、舟は東へ向かって海上を進み続けていた。




アバンがパーティから外れた!ポップがパーティから外れた!

魔王軍が動き出しましたが、パーティは解散となりました。
ここからは原作に沿った話になっていきます。
とりあえず主人公とラーハルトはテランに帰国します。
下に没ネタとバッドエンドを記載しました。
最初は下の内容で考えていたのですが、事態の収拾が難しくなり、没になりました!



没ネタ
レグルスがマーマンと戦うシーン

「ぼ、坊や!そっちに行くと危ないよ!こっちにいらっしゃい!」
「下がっていろ」
「子供がなに言ってるんだい!早く逃げるよ!」

女性はレグルスの体を持ち上げると走ってマーマンから逃げ出した。

「!?ま、まて!私は戦いなれている!この程度の敵、問題ない!下ろせ!」

レグルスの叫びに気づいたラーハルトがぎょっとすると全速力で走ってきた。

「貴様!そのかたをどこに連れていく!手を放せ!」
「ぎゃー!仮面の男が襲ってきたー!」

ラーハルトはレグルスの体を掴むと引っ張り出した。双方から体を引っ張られたレグルスは痛みに顔をしかめた。

「いっ!」
「貴様如きが抱えていい方ではない!今すぐ手を放せ!さもなければその腕、切り落とすぞ!!」
「ひぃぃぃ!だ、誰か助けてー!」
「な、なんだ?」
「人さらいだ!兵士を呼べ―!」

周囲の人々の騒ぎを聞いたレグルスは焦りながら大声を上げた。

「ま、まずい!ラーハルト手を放せ!お前も下ろすんだ!収拾がつかなくなる!聞いているのか、下ろせと言っている!!いい加減にしろ!バギ!!」

バギによりラーハルトと女性は吹っ飛ばされた。


「レグ君、災難でしたねぇ」
「レグ、どんまいw」
「なぜ、こんな目に…」

没理由:収拾がつかなくなった



IFルート
もしも、レグルス達がデルムリン島に一緒に行ったら(バッドエンド)

「アバン先生、我々もデルムリン島に行く!」
「ですが、テランは大丈夫ですか?」
「問題ない。原作でテランは無事だった!」
「なら大丈夫ですね!では、皆で行きましょう!」

デルムリン島到着
「俺ダイ!よろしく!」
「よろしく、ダイ。レグと呼んでくれ」

ハドラー襲撃
「俺は大魔王バーン様の全軍を束ねる総司令官!魔軍司令ハドラーだ!」
「それ以上の情報は出ないようだな」
「そのようですね。では、レグ君お願いしますね!」
「任せろ、バイキルト、バイキルト、バイキルト、バイキルト!」

前衛は全員攻撃力が2倍になった!

「な、なんだと!?」
「行くぞハドラー!アバンストラッシュ!」
レグ・ダイ「「海波斬!」」
「ハーケンディストール!」
「ヒャダルコ!」
「うっぎゃあああああ!」

ハドラーは死亡した。

「や、やった!ハドラーに勝ったぞ!」
「ええ!みんなのおかげー」

ピピピピ、ボカン!
ハドラーの体内に埋め込まれた黒の核が爆発した!
デルムリン島は謎の大爆発により地上から姿を消した。
その後、レグルス達を見たものは誰もいない。

没理由:いろいろ考えたけど、レグルスとラーハルトがいる状態でハドラーを生かして帰すことが出来なかったよ!
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