立花響=ゴースト・スパイダー   作:雷都

6 / 7
作者「ヤバい、トニー・スタークとピーター・パーカーって最初どんな感じだったかな?アマプラでノーウェイ・ホーム見るか・・・。」

視聴後・・・・

作者「ヤベー・・・最初、思った以上の塩対応だ・・・。導入だから仕方ないけど、そんなに描写されて無いし・・・自分の記憶力過剰評価してたな・・・。」

作者「スパイダーマンもアイアンマンも映画しか知らないんだよな・・・。ほぼほぼオリジナルになるな・・・キャラ崩壊とかしないように気をつけ無いと・・・。」




5.話したいこと

 

 スタークさんから連絡があったのは昨日の事。

 

 

 

 

 

 今はジョージさんから離れて、一人で部屋を借りている私は、引っ越して半年が経ち、見慣れた玄関から帰宅した。その日はまだ、この前の騒動の疲れが抜けきって無かったから、パトロールも早めに切り上げたんだ。

 

 そうして部屋に入ると、やっぱり見慣れた部屋

・・・・・・のベッドの上に置いてある、見覚えの無いタブレット端末。

 

 何の前触れも無く私室に現れた異物に、私は身構えた。

 

 

 

 

 

 私は、ゴースト・スパイダーは事実、多くの人に恨まれている。そのほとんどがヴィランや、その関係者だったりする。けど中には、私の助けが間に合わなくて、取り返しのつかないことになった人や、その人の家族もいたりする。

 

・・・・・今までも、ヴィランと戦っている私に物を投げつける人もいれば、私の家を特定するつもりだったのか、パトロール中の私をストーキングする人もいた。

 

 そういう事もあって、ジョージさんのお家から少し離れた、その部屋に越してきたんだ。

 

 ある日を境に、何故かそういうことは無くなっていたから、油断していたんだと思う。

 

 

 

 

 

 数秒経って冷静になった私は、何故自分が部屋に入る前にタブレットに気付かなかったのか、その理由に思い至った。

・・・・・反応しなかったのだ。スパイダーセンスが。

 

 私のスパイダーセンスに反応しないものは、基本的には無い。けどそれは、私が周囲を警戒するなり、索敵をするなりで、周囲に意識を向けているときに限られる。

 

 逆に、私があまり気をつけていない時は、一部の例外を除いて、私にとって危険なものや、私に向けられる悪感情位にしか反応しない。

 

 だから、このタブレットがその例外じゃない限り、私には害が無いことになる。

 

 私は人よりも頑丈な自信はあるけど、熱いものは今でも熱いし、薬や薬品が効きづらいかと言えばそうでもない。だから、触った瞬間ドカン!もないし、ガスとかが撒かれることもないか。と判断して、私はタブレットに手を触れた。

 

 

 

 

 

 そうして画面を適当にタップすると、画面が起動し、テレビでよく知る顔が映った。

 

『やあ、久しぶりだね新人君。調子はどうかな?僕の調子はまあまあかな。誰かさんのお陰で、しなくていい仕事が増えてしまったからね。』

 

 それは、私がこの前助けたヒーロー。

 アイアンマンこと、トニー・スタークさんのものだった。

 

「な、え!?ええーっ!!?」

 

 正直、予想はできていた。むしろ、私に敵対的じゃなくて、現時点で自宅を調べられるのはスタークさんくらいだ。

・・・・それでも、特定するのが早すぎると思うんだけど・・・。

 

『君の事は、仕事の片手間に調べさせて貰ったよ、ヒビキ・タチバナ君。』

 

『どうやら君は、一年前には活動を始めていたそうだな。そのときはまだ知名度は低く、ゴースト・スパイダーとは呼ばれて無かったみたいだが。』

 

『だが、君のヒーロー活動が確認された日から2ヶ月後、君の知名度を大きく上げる事件があった。』

 

『宗教団体の過激派による、大規模なビル爆破事件だ。そのビルは全二十階のうち、一階から五階にかけて爆破され、倒壊も時間の問題。生存者はゼロもあり得るとさえ言われたが・・・。』

 

『結果、犠牲者は5人。それに対し、生存者は46人。当時、そのビルにあまり人が集まっていなかったのも、犠牲者を減らす要因になっただろう。』

 

『だが、生存者が増えた要因はそれとは異なる。彼ら曰く、助けられたのだそうだ。白いパーカーに白いマスクをした少女に。』

 

『そして、その事件の目撃者は語る。炎に燃えるビルに白い幽霊をみた。蜘蛛のように糸を伸ばして、ビルの壁を登る幽霊を、と。』

 

『その話が広まってからというものの、その特徴に一致するヒーローを知っている者たちは、彼女を、君をこう呼んだ。』

 

『ゴースト・スパイダーと。』

 

 

 

 

 

・・・どうやら、思ったよりも調べられてるみたいだ。私のなかで、お金持ちは人にあまり興味を持たない。なんて思い込みがあったんだけど、考えを改めた方が良いかもしれない。そう思いながら私は、続きを促すことにした。

 

「私のことをあなたが調べたのは分かりました。それで、用件は何ですか?」

 

『おっと、話過ぎたかな?それじゃあ用件だけ言おう。3日後、君の所に私から迎えの車を出そう。君にはそれに乗って、僕の別荘の一つに来て貰いたい。僕個人が君に話したい事があるんだ。』

 

「・・・私に拒否権は『では、僕は別荘で待っているよ。この動画を見返したければフォルダに入っているから、それを見てくれ。それじゃあ。』ある・・・ヘ?」

 

「え?動画?動画!?今の動画だったの!?私動画って気付かずに話しかけてたの!!?・・・・恥ずかしい・・・・」

 

 ああ、まずい。思い出したら顔が熱くなってきた。マスクが無かったら通行人に真っ赤な顔を見られてたよ~。恥ずかしい・・・消えてしまいたい・・・。

 

 

 

 

 

 ゴホン、ゴホン!それは一旦置いておいて、今一番の問題は、S.H.I.E.L.D.と繋がりがあるであろう、スタークさんに私の正体を知られてしまった事だ。

 

 おそらく、スタークさんはS.H.I.E.L.D.にその事を伝えているだろう。今回の呼び出しも、目的は恐らく勧誘。私が、S.H.I.E.L.D.の構成員になるかどうか、といったところか。

 

 正直、S.H.I.E.L.D.は信じられないし、逃げてしまいたい。けど、迎えに来るのは向こうからだし、相手はスタークインダストリーズの社長。物理的にも社会的にも逃げるのは難しい。

 

 だからという訳じゃないけど、私は大人しく従うつもりだ。逃げてもどうしようも無いし、下手に拗れる位ならそうした方が良いと思ったんだ。

 

 

 

 

 

 そうこう考えていた私は、気がつけばいくつか決めている、スーツを着替えるポイントに到着していた。どうやら余程考え込んでしまったらしい。

 

 住んでいる部屋までは、建物の死角を利用しながら進んで10分という位置にあるここは、人目もなく、それほど不潔でもないから、割りと気に入っている。

 

 そこから周囲に気を配って、人目を気にしつつ、不自然じゃ無いように大通りヘ。後は部屋まで歩いて12分ほど。

 

 ん?着替えポイントの方が近いんじゃないかって?いや、そのルートは緊急用で、あまりきれいとは言えないから、そこを通ると服が汚れちゃうんだ。だから普段はこっち。

 

 

 

 

 

「おーーーい!ヒビキーー!!」

 

 ん?この声は・・・・

 

「あ!ミリア!」

 

「こんにちは。ヒビキ。」

 

 この子は、ミリア・クーパー。私と同じ学校に通う、こっちでできた始めての友達。日本人のクウォーターで、父方のおじいちゃんが日本人らしい。

 

 因みに前に言ってた、ヒーロー好きの友達っていうのはミリアの事。特にゴースト・スパイダーが好きなんだとか。それを聞いて、にやけそうになったのを我慢した私を誰か褒めて欲しい。

 

「ねえ、ヒビキって今帰り?良かったら一緒に帰らない?」

 

「うん、いいよ。一緒に帰ろ!ミリア!」

 

「うん。ヒビキ♪」

 

 ミリアは、学校に馴染めなかった私に声をかけて、仲良くしてくれた、とっても良い子だ。引っ越し先を考えていた私の相談に乗って、今の部屋を紹介してくれたのもミリアだ。そこは学校からも、ミリアの家からも近くて、帰る時間が合えば、一緒に帰ることも出来る。

 

 一人アメリカに来て、心細かった私に、暖かく、優しく接してくれたミリアは、私にとっての第二の日だまりだ。

 

 

 

 

 

 アメリカに来て、私は更に大切な人を増やしてしまった。この日常を、私は失ないたくない。

 

 それでも人助けをするのは、私のエゴだ。

 

 私は、ゴースト・スパイダー。でも、他の人は関係無いから・・・

 

 どうか狙うなら、奪うなら・・・・・私からにして欲しい。

 

 

 

 

 

 





プルルルル、プルルルル

ガチャ

作者「はい、作者です。」

???「誰ですか?この女?」

作者「?はい。オリキャラですね。お気に召しませんでした?」

???「明らかに響の事を狙ってるじゃないですか。それに響も響よ!第二の日だまりってどう言うこと!?しれっとガールズラブのタグも増えてるし!!」

作者「心細い所を優しくされたらそうもなりますよ、多分。ガールズラブは・・・苦手な読者さんには悪いんですけど、念の為に入れました。がっつりゆりゆりさせる気は今のところ無いのでご安心を。(もし需要あったら、それはそれで何らかの形で分けて制作します)ボソッ」

???「そういうことなら・・・良いですけど。くれぐれも、ミリ×ひびとか止めて下さいね!?みく×ひびでお願いしますね!?・・・それじゃあ、失礼します。」

プツッ ツー、ツー

作者「切れた・・・寝るか」

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