それから、数日が経とうとしていた。
星川真凛は、星野アクアに、ある場所に呼び出されていた。
「真凛」
「アクアか、どうした?」
「話があるから、ちょっと来い」
「わかった」
俺は、アクアと共に、ある場所へと向かった。
「話とは何だ?」
「ロッカーから、聞いただろ?
俺とルビー、そして、お前も…
同じ両親を持っていて、そして、母親は星野アイだってことを」
「星野…アイ!?」
アクア、ルビー、この僕、真凛の実の母親。
それは、星野アイという、
十五年前に他界した、伝説のアイドル。
「あぁ」
「じゃあ、ロッカーに情報提供したのも!?」
「俺なんだ」
「どうして、初めから、言わない?」
「黙っておくつもりだったんだ」
「そうだったのか、
ルビーさんから、僕とアクアは、
よく似ていると、度々、言われていたが、
本当にそうだったんだな。
僕たちの母親は、伝説の一番星の生まれ変わり。
そう、トップアイドルだったんだな…
僕は何かに引き寄せるような感じで、芸能界に入った。
そして、僕の両親が、芸能界に関係しているなら、
その真実を確かめたかった、やっと、わかったよ」
「そうか、この写真を見せよう」
「これは…?」
「一歳の時の、俺とルビー、
そして、生まれたばかりの真凛と…」
「生まれたばかりの僕を抱いているのは、
星野アイ…?」
「そうだ」
この写真を目に焼き付けた。
生まれたばかりの頃の記憶は、一切無いが、
この、赤ちゃんは、間違いなく、僕だ。
青い髪の毛と青い目、
そして、双子の兄と姉に当たる、
アクアとルビーと違って、
僕には、瞳に星が付いていない。
この写真は、十五年前に撮った、
アクアとルビーと、この僕、
そして、星野アイが、一緒に写った、唯一の写真らしい。
裏に書かれていた、日付は、
俺の誕生日である、2月15日と書かれていた。
「そうだったのか、全ては必然的な出来事だったのか、
僕が十五年間、孤児院にいたのも、
苺プロダクションに入ったのも、
全ては、母親の素性や名前を知るため、
でも、そう簡単には、いかなかった、
でも、やっと、辿り着いたんだ」
「でも、まだだ。この芸能界には、父親が潜んでいる」
「…」
「きっと誰かが、全てを仕組んでいる」
「じゃあ、誰が僕たちの父親?」
「わからない」
「僕は知りたい。僕たちの父親が何者か、
そして、どうして、星野アイ、
僕たちの母親は、十五年前に死んでしまったのか…」
「だったら、知るしかない」
「だな」
一つ謎が明かされた。
しかし、新たな災難が降りかかろうとしていた!
この写真は情報屋から提供された写真であることが分かった。