真凛は、ある光景を見ていた。
(あれ…?白石さんに…
隣にいる女の子は…友達かな?
よし、話しかけてみるか?)
と、真凛は、思い立って、行動に出た。
「白石さん!」
「真凛!」
「隣の子は?」
「日野森さんだよ!知り合いなんだ!」
「どうも…」
「初めまして、星川真凛です」
「真凛とは、歌で競い合うライバルなの!」
「そうなんだ」
「真凛は、お買い物?」
「うん、舞に頼まれて、
お買い物に行っているんだ」
「そうなんだね!私も日野森さんも、
お買い物に行っているんだ」
「奇遇ですね」
「ここのお店は、質が良いし、品ぞろえが豊富だから、
急に材料切らしても、すぐに買いに行けれるし!」
「便利だよね。この店」
「あー、たしかに、いろんな物があるよね。
おかがで、どこにあるのか、わかんなくて、
ずっと、ぐるぐる、回っているよ」
「ぐるぐる店を見るのは、俺的には楽しいかな?」
「日野森さんは、何探しているの?」
「えっと…ハチミツと味噌と」
「あ~、それなら、たしか、奥の方の棚にあったかも?
ほら!こっち!ついて来て!」
「え?あ、うん」
その後、僕と白石さんは、
日野森さんのお使いの手伝いをした。
後から知ったけど、日野森志歩という名前らしい。
「ふぅ、ようやく、全部買えた。
手伝ってくれて、ありがとう。
白石さん。星川さん」
「お役に立てて何よりです」
「でも、白石さんは、お店の手伝いがあるから、
付き合わせちゃって…ごめん」
「全然、気にしないで!バーの時間まで、
戻ればいいって、父さんに言われているから!」
「そう?それならいいけど…あっ、白石さんのお店って、
いいところだよね?
いろんな人に好かれているのも、わかる気がする。
お客さんの雰囲気も良いし、
機材もしっかりしたのを、揃えていたし」
「よく、舞と、遊びに行くよ」
「そうなんだね」
「あはは、父さんは、そういうのに、こだわっていてね、
あっ、日野森さんって、機材に詳しいんだ」
「まあ、ライブハウスで、アルバイトをしているから、
ああいうの、よく触れてていて」
「そうだったんだ!私は、そこまで、詳しくないよ~
歌うの専門だから!」
「俺も歌うのが、専門だからね」
「星川さんも、歌っているの?」
「うん、最近はストリートで歌う機会は、
あまりないけど…」
「でもでも!よきライバルって感じ!」
「そうなんだね」
「なにそれ、確かに、白石さんは、歌が上手いのは、
わかるけど、星川さんの歌を、聴いたことが無いな」
「いつか、聴かせてあげたいな」
「うん、ありがとう」
「あれ?あそこ見て!」
「ん?アクアリウムの展覧会?」
「おもしろそうかも!」
「入場無料みたい!観に行こうよ!」
「えっ?私も?」
「じゃあ、三人で観に行こうか」
こうして、三人でアクアリウムの展覧会を観に行った。