星川真凛が眠りについている時だった。
悪夢?にうなされていた。
そこは、非常に暗い道。真っ暗だった。
一つの光を残している状態である空間に、
一人の少女が、ポツンと立っていた。
この子は一体!?
「君は、一体、誰!?」
「うーん、名乗るほどの名前は無いけど…
とりあえず、不思議ちゃんって、呼んでね?」
「じ、じゃあ…不思議ちゃん…?」
「アクアとルビーが、
あなたである、マリンの兄と姉であることは、
知っているよね?」
「まぁ…そうだけど…?どうして、それを?」
「さぁね?じゃあ、あなた達の親を探すための、
ヒントを教えてあげる」
「ヒント…?」
その、不思議ちゃんは、こう言った。
「あなたの父親は、
芸能界のどこかで生きている。
それを探すのは、あなたの役目だよ。
もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど?」
「どういうことだ!?
僕の父って…芸能界のどこかで生きてるって…」
「うん、夢の中で会えてよかったね」
「それって、どういう…!」
眩い光が差し込み、その少女は姿を消した。
そして、真凛が起き上った。
「はっ!」
「どうしたの?真凛?」
「舞!その…あっ、ごめん!
変な夢見てた」
「もーう!しっかりしてよね?
朝ごはん出来てるみたいだから、
歯を磨いて、朝食食べないと!」
「はいはい…」
と、真凛が起き上った。
(はぁ、それにしても、妙な夢だったな、
不思議ちゃん、アイツ、不吉なこと、
言いやがって、何が言いたいのか…
って、何考えているんだ。俺は)
と、歯を磨いた後、
真凛は朝食を食べるのだった。
そして、神山高校の1年C組の教室にて。
「はぁ…」
「どうしたんだ。真凛。
朝から、ボンヤリしているぞ?」
「あぁ、いや、何でもない。
何て言うか、最近、ボーっとすることが、多くて」
「しっかりしろよな?
俺のライバルである以上、
中途半端や、投げ出すことは、一切、許さないからな」
「わかった」
放課後、真凛は、公園の椅子に座っていた。
(にしても、僕の母親は、アイ。
そして、僕には生き別れの双子の兄と姉、
兄のアクア、姉のルビー。
そして、芸能界のどこかにいると言われているらしい、僕の父親…)
「真凛」
「アクア」
「どうした?ボンヤリしちゃって」
「あっ、あぁ…彰人にも、言われたんだ。
ボンヤリしすぎだって」
「彰人?」
「僕のクラスメイトで、
中学の時から、歌で競い合ってきたライバルだよ」
「へぇ~どうりで、歌が上手だと思ったら、
ずっと、歌い続けていたんだ」
「あぁ」
「真凛、お前、俺の協力をしてくれないか?」
「何かあったのか?」
すると、アクアは衝撃的なことを言い放った!
「俺たちの親父が、芸能界のどこかで生きている」
「…!!??」
じゃあ、あの不思議ちゃんが言っていたことは、
本当だったのか…!?