伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

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第二十話 シスコンとツクヨミ

アクアとルビーと、真凛が、一緒にいた時の話。

 

「つかれたーっ!お兄ちゃん!

ジュースちょうだーい!」

 

「嫌だ。自分で買え」

 

「えーっ!お兄ちゃんの、けちんぼ!」

 

「真凛、買ってこい」

 

「どうして、僕が!?パシリじゃないんだから…!」

 

結局、真凛が買いに行きざる負えなくなった。

 

「ふぅ~回復~」

 

「真凛、いいチョイスしているな」

 

「何せ、無添加のジュースだから!果汁100%の!」

 

「ついでに、俺の分も」

 

「嫌です」

 

「ルビー、俺から離れろ。汗で湿気っぽい」

 

「えー?もーちょっとだけ、すりすりしようよー

お兄ちゃん!」

 

(気持ち悪い位、べったりだな…アクアとルビー…)

 

と、真凛が嘆く。

 

「おい、何があったんだ?

その距離感、ベタベタ過ぎるだろ!」

 

「ほら、最近、お兄ちゃんと私、

ケンカ気味だったでしょ?」

 

「まぁ…僕の学校の定期テスト明け位まではな…」

 

「だけど、この間、仲直りしてね、今、反動が来ている!」

 

「極端すぎるだろ!僕とルビーの兄貴だろ!

もう少し、妹の言動をビシッと言えないのか!」

 

「まぁ、好きなようにさせたら、よくね?」

 

「そうだった!兄貴は、シスコンだった!」

 

「えー元々、仲良しだしー!いいじゃん!」

 

(逆に兄弟姉妹で、こんなにベタベタなのは、気持ち悪い!)

 

「ちょっとでも、離れた方が良いぞ!

無理無理…ドン引きして、エグい!エグすぎる!」

 

と、真凛の中で滅茶苦茶な感情が入り混じっていた。

 

 

後日、星川真凛が通う、神山高校全日制にて…

 

星川真凛と東雲彰人の会話にて。

 

「はぁ…オメーの、兄貴と姉貴が、

ベタベタしていると…」

 

「な?話を聞いただけでも、ゾッとするだろ?」

 

「まぁ…普通なら、その光景、想像しただけでも、ドン引きだわ」

 

「だろ?やっぱ、仲が悪いのが普通だよな?」

 

「まぁ、言われてみれば、そうかもな」

 

「そう言えば、真凛、オメー撮影順調なのか?」

 

「あぁ、姉貴の晴れ舞台だからな」

 

「それに、オメーが出ると」

 

「あぁ、ほぼ、エキストラだけどな」

 

 

いよいよ、4日後に、迫る、撮影日。

真凛の役は、雨宮吾郎の助手役のようだ。

 

真凛は、台本を読みながら、

演技を覚えていった。

 

「真凛」

 

「兄貴」

 

「真凛と一緒に、共演する子役を連れて来た。

そいつと練習をするぞ」

 

「…!」

 

真凛は、目を疑った。

夢の中にいた、あの幼女だ。

 

この夢は、正夢なのか?

それとも…

 

考えている暇は無かった。

 

「その子は?」

 

「偶然、拾った」

 

「拾ったって…犬か猫じゃねーんだから、

あ、名前は?」

 

「ツクヨミ」

 

「星川真凛だ」

 

「って、事で、台本を合わせながら読むぞ」

 

「コイツ、上から目線だな…!ムカつく」

 

と、ツクヨミは、イラつきつつ、

真凛と一緒に、台本を読み合わすのだった。

 

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