後日。宮益坂女子学園の校舎の屋上にて。
みのりは、遥、雫、愛莉に、
アイの幽霊が見えたことを伝えると…!
「見える。私にも」
「私にもだわ」
「私も見えるわ!アイさんの幽霊が!」
「み、みんなにも見えるの!?」
(そうみたい!
でも、普通は幽霊って、見えないよね?
それに、私は肉体が無いから行動が制限されているから…
えいっ!)
と、アイの幽霊が遥の肉体に憑依した!
「な、何…今の…身体が一瞬、麻痺した…」
「遥ちゃん、大丈夫?」
すると、遥が瞬きした瞬間、遥の瞳に星状の形が両目に付いた。
「こうやって、肉体を借りたら、普通の人間のように、
行動が出来るんだ!」
「遥ちゃん!?」
「今は、アイだよ?
今はね、遥ちゃんって子の肉体を借りて、
生き返っているの」
星野アイの幽霊は、桐谷遥の肉体と精神の中に入り込んだ。
桐谷遥の肉体には、アイの魂が宿っている為、
遥の心とアイの心が、一つの肉体に入っている。
記憶は共有できない。
遥が何もしなくても、アイの人格に突然なる事もある。
普段は、遥の精神の中に眠っている。
「これで、普通の人とも、会話が出来る!
幽霊の声って、滅多に聞こえないからね~?」
「遥ちゃんの肉体にアイ様が憑依された…!
これで、アイ様と一緒に行動し放題!?」
すると、遥の人格に戻った。
「うぅ…あれ?私、何があったの?」
「遥ちゃんの身体に、アイ様の魂が、憑依されているんだよ!」
「それで、私の意識がしばらく無くなっていたってことか」
「そういうことになるのね」
「ちょっと!ちょっと!何関心しているのよ!
幽霊に憑依されたってことは、ヤバいことになったわね…」
と、愛莉が言いだす。
「あっ、私、アイさんから、アイドルレッスンを教わりたいわ。
私自体、アイさんは、映像でしか観たこと無かったから」
と、雫が感心する。
「アイ様から、ダンスやボーカルや、ビジュアルを教わるって、
一生かけても、叶わないよ~!
そう言えば、何でアイ様は、遥ちゃんの身体に憑依したんだろう…?」
遥の意識が再び遠のき、アイの人格に!
「うーん、それはね。遥ちゃんが、面白くて、有能で、
スターで、カリスマ性が溢れているから、気に入ったんだ!」
「うぅ~!アイ様にも認められる、その才能とカリスマ性と、
能力!遥ちゃんは、凄すぎる!
それに、推しの身体にトップアイドルの魂が宿るなんて、
何ていうか…夢みたい!後で、ゆめちゃんに言わないと!
きっと、信じてくれる!」
花里みのりの友人である、海原ゆめは、今現在、追試を受けている為、
ここには不在だが、この話を信じている。
「それじゃあ、みんなで、このアイが、
特別にアイドルのレッスンをするね~!」
「アイ様からの特別コーチ!うぅ…受けるしかない!」
「みのり、暴走しているわ」
「でも、アイさんのレッスンって、興味があるわ」
と、雫はアイのレッスンを受ける気満々だった。
「ゆめちゃんにも、受けさせないと!伝えないと…!」
と、みのりの暴走は止まらない。