伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

25 / 36
第二十五話 アイのココロは遥に宿る

後日。宮益坂女子学園の校舎の屋上にて。

 

みのりは、遥、雫、愛莉に、

アイの幽霊が見えたことを伝えると…!

 

「見える。私にも」

 

「私にもだわ」

 

「私も見えるわ!アイさんの幽霊が!」

 

「み、みんなにも見えるの!?」

 

(そうみたい!

でも、普通は幽霊って、見えないよね?

それに、私は肉体が無いから行動が制限されているから…

えいっ!)

 

と、アイの幽霊が遥の肉体に憑依した!

 

「な、何…今の…身体が一瞬、麻痺した…」

 

「遥ちゃん、大丈夫?」

 

すると、遥が瞬きした瞬間、遥の瞳に星状の形が両目に付いた。

 

「こうやって、肉体を借りたら、普通の人間のように、

行動が出来るんだ!」

 

「遥ちゃん!?」

 

「今は、アイだよ?

今はね、遥ちゃんって子の肉体を借りて、

生き返っているの」

 

星野アイの幽霊は、桐谷遥の肉体と精神の中に入り込んだ。

桐谷遥の肉体には、アイの魂が宿っている為、

遥の心とアイの心が、一つの肉体に入っている。

記憶は共有できない。

遥が何もしなくても、アイの人格に突然なる事もある。

普段は、遥の精神の中に眠っている。

 

「これで、普通の人とも、会話が出来る!

幽霊の声って、滅多に聞こえないからね~?」

 

「遥ちゃんの肉体にアイ様が憑依された…!

これで、アイ様と一緒に行動し放題!?」

 

すると、遥の人格に戻った。

 

「うぅ…あれ?私、何があったの?」

 

「遥ちゃんの身体に、アイ様の魂が、憑依されているんだよ!」

 

「それで、私の意識がしばらく無くなっていたってことか」

 

「そういうことになるのね」

 

「ちょっと!ちょっと!何関心しているのよ!

幽霊に憑依されたってことは、ヤバいことになったわね…」

 

と、愛莉が言いだす。

 

「あっ、私、アイさんから、アイドルレッスンを教わりたいわ。

私自体、アイさんは、映像でしか観たこと無かったから」

 

と、雫が感心する。

 

「アイ様から、ダンスやボーカルや、ビジュアルを教わるって、

一生かけても、叶わないよ~!

そう言えば、何でアイ様は、遥ちゃんの身体に憑依したんだろう…?」

 

遥の意識が再び遠のき、アイの人格に!

 

「うーん、それはね。遥ちゃんが、面白くて、有能で、

スターで、カリスマ性が溢れているから、気に入ったんだ!」

 

「うぅ~!アイ様にも認められる、その才能とカリスマ性と、

能力!遥ちゃんは、凄すぎる!

それに、推しの身体にトップアイドルの魂が宿るなんて、

何ていうか…夢みたい!後で、ゆめちゃんに言わないと!

きっと、信じてくれる!」

 

花里みのりの友人である、海原ゆめは、今現在、追試を受けている為、

ここには不在だが、この話を信じている。

 

「それじゃあ、みんなで、このアイが、

特別にアイドルのレッスンをするね~!」

 

「アイ様からの特別コーチ!うぅ…受けるしかない!」

 

「みのり、暴走しているわ」

 

「でも、アイさんのレッスンって、興味があるわ」

 

と、雫はアイのレッスンを受ける気満々だった。

 

「ゆめちゃんにも、受けさせないと!伝えないと…!」

 

と、みのりの暴走は止まらない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。