伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

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第二十六話 ポテトチップス

ルビーやアクアが出演する映画が、撮影を終えた時だった。

 

アクアと真凛は、それぞれの台本を読んでいた。

通りかかった、有馬かなが…

 

「どーしたの?ずいぶんと暗い顔だね~?」

 

「何だろう…変な夢にうなされたのか?僕は?」

 

「それで、暗い顔?」

 

「はい」

 

「あっ、笑顔になれる魔法のお菓子があるんだ!」

 

「は?」

 

「魔法?」

 

「えぇ、死ぬ程、おかしくなっちゃうお菓子なのよ!」

 

「大丈夫か?」

 

「確かこの辺に…あった!」

 

かなは、(寿司酢パウダー)と、(ポテトチップス)

を、用意して、寿司酢パウダーをポテトチップスにかけた。

 

「有馬といると、楽しくなるよ」

 

「ま、真凛は!どうなのよ!」

 

「ぼ、僕は別に…」

 

「楽しくないの?」

 

「そうじゃないけどね…」

 

「ありがとな」

 

「僕もだ」

 

と、アクアと真凛が事務所から出た。

 

「な、何よ…」

 

と、かなが困惑する。

 

かなは感じた。

 

(アクアは実の妹を溺愛して、キスまでする、

超キモヘンタイ色欲魔だし、

真凛に至っては、鈍感で性欲ゼロの野郎で、

女性に興味無さそうだし…

何で、兄と弟とで、こんなに違うの!?)

 

「アクアといるだけで、楽しいし…厄介だわ。恋って…」

 

 

後日、真凛は彰人と話をしていた。

 

「気持ちワリィな…そのアクアとルビーがキスとか…」

 

「あぁ、僕もビックリしたよ。

実の兄貴が妹にキスをするなんて…」

 

「そー言えば、前に言っていたよな。

真凛は、アクアとルビーの弟って」

 

「うん。芸能界に入ったのも、兄貴たちの影響だ」

 

「そっか。にしても、オメーの兄貴は、妹にべったりで、

妹自身もべったりで、フツーはありえねーぞ、

ここまで、ベタベタくっつく兄弟姉妹って、

存在しねーぞ?」

 

「あぁ、僕も衝撃だった。

そこまで、アクアとルビーが愛しているとはな…」

 

真凛は、アクアとルビーが、ラブラブになっている関係を見て、

(気持ち悪い)の一言だった。

 

 

孤児院、オガモの家にて。

 

「映画撮影、終わったの?」

 

「あぁ、舞。終わったさ」

 

「真凛は、どういう役で出るの?」

 

「チョイ役だ」

 

「そっかーやっぱり、アクアさんとルビーさん、

有名人だもんね」

 

「アクアはルビーの事が好きらしい」

 

「そうなの?」

 

「ついでに、かなさんやあかねさんの事も好きらしい」

 

「らしいって、アクアさんって、真凛と同じくらい、

カッコよくって、イケメンだと思うけどな~」

 

「舞、過小評価しすぎだ」

 

「そっかー」

 

「もう寝ろ。中学生は寝る時間だ」

 

「はーい!」

 

真凛も布団を敷いて寝た。

 

そして、真凛は夢の中で、見知らぬ男性と出会った。

 

(キミが星川真凛クンだね?)

 

(…!?)

 

その男性は、兄貴やルビーと同じく、

星状の瞳を宿っている、金髪の美青年。

 

彼は一体…!?

 

真凛は、夢の中の彼の存在で、またもや、うなされていた。

 

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