伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

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第三十三話 アクアの死 マリンの償い

1月9日、星野アクアの水死体が、星川真凛の手で見つかる。

それから、3時間後にはカミキヒカルの水死体も見つかった。

 

真凛は兄貴と、そして生きてる内に出会えなかった、

実の父親、カミキヒカルと対面するのだった。

ただ、父親との初対面は、あろうことか遺体との対面だった。

 

「兄貴…!親父…!」

 

真凛の目の前は真っ暗になった!

 

星野アクア死す。享年17。

1月13日、星野アクアの本葬が執り行われた。

 

有馬かなと星川真凛は、数秒間、

星野アクアの遺体を見ていて、大泣きしていた。

 

「バカ…バカ兄貴!どうして、死んじまったんだよ!

バカたれ兄貴…!僕は…僕は…僕はぁぁぁぁぁ!」

 

と、真凛は泣き崩れていた。

 

絶望の淵に立たされていた。

 

有馬かなも、同じようなことを言っていた。

 

「バカ…アクアのバカ!どうして、死んだの!

死んだら…死んだら許さない!

生き返ってよ!バカ!バカ!バカ!」

 

ルビーはアクアの死を知り、家にこもっていた。

もう、何週間も経っていた。

 

真凛は兄の死のショックで、一週間も学校を休んでいた。

 

すると、彰人からメールが届いていた。

 

(真凛。オメェ、直志もよつばもオメェの事、

心配しているぞ?泣きながら心配しているのに、

無視するわけにはいかねぇだろ?

学校に顔を出せ。学校に行く以外の選択肢はねぇからな!)

 

「わかってる…よ」

 

真凛は眠りについていた。

すると、そこには…

 

「真凛」

 

「あ、兄貴!?」

 

「俺があの世に旅立つ前に、

お前に一つ言っておくことがある。

俺が親父を殺した。が、それで良かったんだ。

これで、俺の生きる役目は終えたんだ」

 

「あ…兄貴が親父を…!?」

 

「遺言として言っておく。

ルビーを守れるのは、お前だけだ」

 

「えっ!?」

 

と、アクアは白い光に包まれて、消え去った。

 

1月21日。

俺は久々に学校に登校した。

 

「真凛!心配していたぞ!」

 

「よつばも…兄貴がしんじゃって…よつばもかなしい!」

 

「俺もだよ。それにアクアさんと真凛が兄弟って、

未だにビックリしているよ」

 

「あぁ。みんなすまなかった。

もう、大丈夫だから。僕は歌い続ける。

兄貴の為にも、ルビーの為にも」

 

「あぁ」

 

真凛は気になる事があった。

それは実の姉の星野ルビーのことだった。

 

B小町は、全国ライブツアーが、2月に行われようとしていた。

 

「観に行くのか?」

 

「あぁ。兄貴の為だって思えば」

 

「よつばも観に行く!」

 

「会場のチケット、取れるかな…?」

 

「実は運よく二枚手に入っているんだ!」

 

「誰と行くつもりだったんだ?」

 

「たまたまだよ…」

 

「よつば、オメェがいけ」

 

「うん!行くぞ!真凛!」

 

「ツアーライブまで、まだ先なのに…」

 

B小町のライブツアーを、僕とよつばが観に行った。

星野ルビー、有馬かな、MEMちょは、

いつも通り、無敵の笑顔で、多くの観客の心を奪っていった。

 

そう。星野ルビーは、誰よりも優れて、愛される、

 

完璧で究極のアイドル。

 

紅玉に輝く、その瞳は誰より煌めいていた。

 

金輪際現れない、一番星の生まれ変わりだ。

 

 

 

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