1月9日、星野アクアの水死体が、星川真凛の手で見つかる。
それから、3時間後にはカミキヒカルの水死体も見つかった。
真凛は兄貴と、そして生きてる内に出会えなかった、
実の父親、カミキヒカルと対面するのだった。
ただ、父親との初対面は、あろうことか遺体との対面だった。
「兄貴…!親父…!」
真凛の目の前は真っ暗になった!
星野アクア死す。享年17。
1月13日、星野アクアの本葬が執り行われた。
有馬かなと星川真凛は、数秒間、
星野アクアの遺体を見ていて、大泣きしていた。
「バカ…バカ兄貴!どうして、死んじまったんだよ!
バカたれ兄貴…!僕は…僕は…僕はぁぁぁぁぁ!」
と、真凛は泣き崩れていた。
絶望の淵に立たされていた。
有馬かなも、同じようなことを言っていた。
「バカ…アクアのバカ!どうして、死んだの!
死んだら…死んだら許さない!
生き返ってよ!バカ!バカ!バカ!」
ルビーはアクアの死を知り、家にこもっていた。
もう、何週間も経っていた。
真凛は兄の死のショックで、一週間も学校を休んでいた。
すると、彰人からメールが届いていた。
(真凛。オメェ、直志もよつばもオメェの事、
心配しているぞ?泣きながら心配しているのに、
無視するわけにはいかねぇだろ?
学校に顔を出せ。学校に行く以外の選択肢はねぇからな!)
「わかってる…よ」
真凛は眠りについていた。
すると、そこには…
「真凛」
「あ、兄貴!?」
「俺があの世に旅立つ前に、
お前に一つ言っておくことがある。
俺が親父を殺した。が、それで良かったんだ。
これで、俺の生きる役目は終えたんだ」
「あ…兄貴が親父を…!?」
「遺言として言っておく。
ルビーを守れるのは、お前だけだ」
「えっ!?」
と、アクアは白い光に包まれて、消え去った。
1月21日。
俺は久々に学校に登校した。
「真凛!心配していたぞ!」
「よつばも…兄貴がしんじゃって…よつばもかなしい!」
「俺もだよ。それにアクアさんと真凛が兄弟って、
未だにビックリしているよ」
「あぁ。みんなすまなかった。
もう、大丈夫だから。僕は歌い続ける。
兄貴の為にも、ルビーの為にも」
「あぁ」
真凛は気になる事があった。
それは実の姉の星野ルビーのことだった。
B小町は、全国ライブツアーが、2月に行われようとしていた。
「観に行くのか?」
「あぁ。兄貴の為だって思えば」
「よつばも観に行く!」
「会場のチケット、取れるかな…?」
「実は運よく二枚手に入っているんだ!」
「誰と行くつもりだったんだ?」
「たまたまだよ…」
「よつば、オメェがいけ」
「うん!行くぞ!真凛!」
「ツアーライブまで、まだ先なのに…」
B小町のライブツアーを、僕とよつばが観に行った。
星野ルビー、有馬かな、MEMちょは、
いつも通り、無敵の笑顔で、多くの観客の心を奪っていった。
そう。星野ルビーは、誰よりも優れて、愛される、
完璧で究極のアイドル。
紅玉に輝く、その瞳は誰より煌めいていた。
金輪際現れない、一番星の生まれ変わりだ。