伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

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第四話 オーディション

それから、オーディションの日がやって来た。

 

僕の机に、一通の手紙が置いていたので、

読んでみた。

 

差出人は、オガモの家の職員、ロッカーという、

30歳の青年だった。

 

ロッカーは、オガモの家に引き取られた、最初の孤児である。

 

(真凛。苺プロダクションに行け。

そこで、アクアとルビーに接触するんだ。

オーディションで受かって、この二人に近づくんだ。

そうすれば、憶測だが、真凛の母が、わかるかもしれないから)

 

「ありがとう。ロッカー」

 

手紙だけではなく、書類や、その他の諸々の資料。

ロッカーが用意してくれたのでは?

 

と、思った。

 

こうして、僕はオガモの家を出て、

苺プロダクションへと、向かった。

 

そして、長い道のりを経て…

僕は苺プロダクションのオーディションを受けた。

 

一次審査、二次審査、三次審査を乗り越えて、最終予選…

 

そして、結果は、合格だった。

 

(ありがとう。ロッカー)

 

と、真凛は感謝の気持ちでいっぱいだった。

 

「やったー!真凛!合格したんだって!

芸能人になれるの?」

 

「まだ、そうとも、限らない。

なんだって、合格した人の中でも、最下位だったからな…

つまり、ギリギリ、合格ってわけ」

 

「ふーん」

 

「なんだよ!アクアとルビーって奴に、

会えるんだから、満足だろ?」

 

「うん!舞!とっても、嬉しい!

アクアくんとルビーちゃんに、サイン貰ってね!」

 

「そりゃ、有名になって、共演しない限り、

無理だろ?僕はギリギリ合格してても、蚊帳の外だし」

 

僕は舞と愚痴を交わしながらも、オガモの家に戻った。

 

出迎えたのは、ロッカーだった。

 

「ロッカー」

 

「おめでと」

 

「ありがとう。ロッカー。

舞、お前、ちょっと、向こうに行ってくれないか?」

 

「うん、わかった」

 

「ロッカー、場所を変えるぞ。話がある」

 

その後、僕は気になる事を問いかけた。

 

「なぁ、どうして、ロッカーが?」

 

「アクアとルビー」

 

「こ、これは…!どこから?」

 

「お前は、アクアとルビーの弟なんだ」

 

「な、なんだって!?色々、ビックリするけど…

でも、どうやって、それがわかったの?」

 

「施設の資料を偶然見た。

だが、決して、公にしてはいけない」

 

「わかった」

 

「アクアとルビーに接触しろ。

そこで、真実を確かめるんだ」

 

「うん、わかった。

そして、わかってきた気がする。

僕が歌う理由。それは恐らく、生き別れの、姉と兄に会う事かな…?」

 

「そうだ。アクアとルビーを助けるには、

実の弟である、真凛の力が必要なんだ。

どうか、実の双子の兄と姉を助けてくれ」

 

「わかった。これで、真実がわかるなら、

僕は手段は、選んだ訳じゃない」

 

と、僕はアクアとルビーに近づくため、

芸能活動を開始するのだった。

 

そして、真凛自身も、アクアとルビーと血の繋がりがあるとは、思わなかった。

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