今から、遡る事、15年前の話…
目の前には、小さな赤ちゃんが三人いる。
どうやら、名前は、アクア、ルビー、マリン、
と言うらしい。
星野アクア、星野ルビー、星野真凛の事である。
「お腹減った?おっぱいのむ?」
アクアとマリンは、おっぱいを嫌がった。
アクアとマリンは哺乳瓶を飲んでいたが…
「ルビーは、二人と違って、おっぱい大好きだね~」
と、ルビーは、ママの、おっぱいを飲んでいた。
母親は、現役アイドルだが、17歳にして、三児の母親。
もちろん、世間にバレたら、大問題。
今日も、母とアイドルの二重生活を送っていた。
マリンの兄と姉である、アクアとルビーには、
ある秘密があった。
それは、マリンと違って、前世の記憶がある上に、
片方の瞳に星が付いているからだ。
「どうしたの?アクア?」
(そっちは、ルビー…)
「あっ、こっちだ!」
(こっちは、マリン!)
「この子だった!
あー我が子の顔と名前が一致しないな…
アクアとルビーを産んで、その後に産んだ子を、
マリンって付けちゃた!
ま、いっか。アクアマリンって、今気が付いたら、長いからな…
だから、この子は、マリン!
お兄ちゃんは、アクア!」
(俺の名前の由来は、こんな理由だったのか…!?)
「今月の給料、30万か…世の中、お金だもんね…結局は…」
(嫌なことに気が付いている様だ…)
そんなある日だった。
一歳のアクアとルビー、 生後五か月のマリンが、
母親のライブを観に行った。
アクアとルビーは、ベビーカーに乗っており、
マリンは、誰かに抱きかかえながら、
母親のライブを鑑賞していた。
マリンは衝撃的な光景を目の当たりにした。
それは…実の兄と姉が、オタ芸をしていた。
一歳とはいえ、ベビーカーに乗り、
おしゃぶりを、くわえながらだった。
母親は思った。
(ウチの子達、きゃわた~ん♡)
と、感じた。
そして、一か月後…
「マリンを引き取る?」
「あぁ、アイ自身も、アクアとルビーを育てるのに、
必死だろう?だから…」
「そんなのイヤ!」
「でも、これは、決定しているんだ…」
こうして、マリンは生後半年にして、
母親と永遠の別れをするのであった。
父親に関しては、一度も会ったことが無い。
その後、マリンは、星川真凛という、新しい名前が付けられ、
東京都内にある、孤児院、オガモの家に引き取られるのだった。
小学校卒業後、真凛は、伝説のイベントをきっかけに、
歌を歌い始めた。
そして、東雲彰人や青柳冬弥と出会い、
歌で競い合っていた。
それから、現在。
真凛はアクアとルビーと接触するべく、
苺プロダクションに入り、芸能界入りをするのであった。