伝説のアイドルの子   作:アッシュクフォルダー

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第九話 杏とこはねの出会い

ある日の事だった。

久しぶりに、ストリートで歌を歌っていた。

 

「やるじゃねぇか、真凛。

芸能界に入っていたとはいえ、

むしろ、実力が上がってきている」

 

「歌を歌う機会…案外、あったからね…

あれっ?この子達は?」

 

「白石と小豆沢だ」

 

「初めましてかな?

学校で、見たことあるけど、

自己紹介とか、出会うのは初めてだね?

あたしは、白石杏!

こっちが、あたしの相棒で恋人の、こはね!」

 

「小豆沢こはねです…

宮益坂女子学園の高等部に通っています」

 

「星川真凛だ。彰人のクラスメイトです」

 

「よろしくね、星川くん」

 

「うん、よろしく」

 

「真凛って、芸能人だよ?だって、あの有名な、

アクアさんにルビーさんに出会っているんだよ?」

 

「数回しか、共演したこと無いけど、

でも、アクアとルビーは、僕にとっては先輩だからな…

舞にサインをおねだりされて、大変ですよ…」

 

「そうだったんだ…」

 

「あっ!真凛!」

 

「舞!」

 

「この子が、舞ちゃん?」

 

「うん、僕と同じ孤児院にいる、高野舞って言うんだ」

 

「初めまして!高野舞です!中学三年生!JCだよ~!」

 

「ねぇねぇ、舞ちゃん。

あたし達の歌、どうだった?」

 

「最高!とっても、よかった!」

 

「ありがと~!これからも、あたし達の歌、

聴きに行ってくれたら、嬉しいな!」

 

「うん!また、観に行くね!

あっ、でも、門限があるからな」

 

「それは、施設の人が夜遊び厳禁って言うからな」

 

「門限厳しいんだ…」

 

「でも、また、こうやって、観に行きたい!」

 

「そこは、どうにか、こうにか、って感じだな」

 

「真凛」

 

「どうした?青柳」

 

「芸能界に入って、何か変わったことはあったか?」

 

「心配しているの~?」

 

「いや、白石…その…気になっただけだ」

 

「仕事は少ないけど…

テレビや動画に、稀に出演するくらいだ」

 

「真凛は、立派な芸能人!」

 

「舞、茶化すなよ…

でも、この前の、モアモアジャンプの動画出演、

疲れたな…」

 

「この前の動画、面白かったよね!」

 

「うん、真凛くんって、物知りなんだね」

 

「アクアの方が、圧倒的に博識なだけだ」

 

「あっ、そろそろ、帰らないと!門限!」

 

「舞、わかった。それじゃあ、帰りますか」

 

 

オガモの家の、裏庭にて…

ロッカーと俺は、ある話をするのだった。

 

「アクアとルビー、それに、俺の父親が生きている?」

 

「芸能界に潜んでいるかもしれない」

 

「何だと?」

 

「憶測だが…情報屋によると、この男が怪しいんじゃないか?

と、言われている」

 

「この男の名は…?」

 

「わからない、情報屋すら、

アクアとルビー、それに、真凛の両親が何者かは、

わからないんだ…」

 

「そうか。父親は、まだ生きているのか…?」

 

疑問が深まる中、部屋に戻り、ベッドで寝た。

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