どんなに優秀でも男は女の尻に敷かれる運命なんだと思う。   作:ゆず1252

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第3話

「小南先輩…何言ってんすか。今日初めてトリガー触ったのにいきなり戦闘とか無理っすよ。」

 

「とりまるは黙ってて!良いからやるわよ!!」

 

「えぇ…。」

 

あまりの必死さに若干引き気味になる薫。

 

「確かに小南のレベルは高いけど…早めに実戦経験積んでおくのも手だぜ?」

 

「迅!たまにはいいこと言うじゃない!!そう!これは訓練よ!生意気な後輩を躾する訓練!!」

 

「めっちゃ私怨混じりじゃないっすか。恥ずかしいですよ小南先輩。」

 

「な!?そ、そんなことないわよ!ちゃんとボーダーに入ってもやれるようにすればいいんでしょ?なら簡単よ。」

 

「「その心は?」」

 

「チャチャッと私と訓練すれば、他の隊員何てけちょんけちょんよ!」

 

「うん。烏丸さんかレイジさんのどっちかにお願いしたいです。」

 

めちゃくちゃアバウトな意見すぎてなんも頭に入ってこなかったよ。絶対コイツ感覚派だな。

 

「確かにレイジさんはどんな武器でも使いこなすから、参考になるだろうな。」

 

「なら決まりだな。俺が面倒を見よう。」

 

「ちょっとちょっと!!何でそうなるのよ!私がやるに決まってるじゃない!」

 

「いやでも本人がこう言ってますし…。」

 

「小南も駄々をこねるな。薫が引いてるぞ。」

 

「ぐぬぬ…。どうすれば…。」

 

頭を捻りながらどうにかして薫と戦えないかを考える小南。

 

「ならジャンケンで決めれば?」

 

ぼんち揚を頬張りながら提案する迅。

 

「え、マジで言ってます?」

 

「いや実際、小南と薫の相性は多分いいだろうし、誰がやっても変わらないよきっと。それなら公平にジャンケンでどうかなと。」

 

「確かにこのまま続けても小南が駄々こね続けるだけだからな。」

 

「そうッスね。ジャンケンで決めましょうか。」

 

もう面倒くさくなってるでしょこの2人。いやまぁ良いんだけどさ。明らかに小南先輩ジャンケン弱そうだし…。

 

 

 

 

 

「いやったー!!私の勝ちー!!」

 

「う、嘘だろ…。まさか一発で勝つとか。」

 

「そうと決まれば…。」

 

ギロリと小南の目が光る。

 

「さっそくやるわよ!! 」

 

「頑張れ薫。」

 

「達者でな薫。」

 

「薫のことは忘れない。」

 

「え、俺死ぬんですか?トリオン体なのに死ぬんですか?ちょ、待って!」

 

襟を掴まれる引きずられて、仮想空間のある部屋へ連れていかれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし!早速やるわよ!」

 

「ちょっと待ってくださいって!俺トリガーの設定とか何もしてないし、どうやればいいかも分かんないですよ!」

 

「そうなの?でもさっき色々触ったんでしょ?ならシールドと使いやすいトリガー適当に選んでおけば大丈夫よ。」

 

めっちゃ適当…。もっとロジカルな感じで教えてくれよ。

 

「おまたせ〜!はい、これゆずくんのトリガーね。」

 

「えっ、いつの間に。」

 

「一応さっき触って感触良かったのを適当に組んで置いたから、いい感じにやってみて!途中で変えたかったら言ってくれればセットし直すから〜!」

 

そう言いながら半ば無理やりトリガーを渡される。

 

「じゃあ先に入ってるから、準備出来たら来なさい。」

 

「あ、はい。」

 

このまま逃げてもバレないんじゃと思ったが、今後一緒に隊になる訳だから、関係が悪くなっても面倒かと思い踏みとどまる。

 

「とりあえず、トリガーの確認だけしとくか…。」

 

メイン・孤月 サブ・アステロイド

・スコーピオン ・スコーピオン

・シールド ・シールド

・バイパー ・バックワーム

 

 

「銃手じゃなくて射手にセットされてるのか。少しずつ慣れて行くしかないか…。」

 

ダメ元でとか負けても経験とは言わない。やるなら勝ちたいし、勝った方が楽しいからな。

 

「歌歩ちゃんから勝負事にはすぐアツくなるからって言われてたっけ…。頭は冷静に心はアツく、だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅い!いつまで待たせるのよ!」

 

「来ないと思ってアワアワしてました?」

 

「し、してないわよ!入り方分かるのかなーっとかは考えてたけど!」

 

案外この人めちゃくちゃ良い人なのでは?も思い始める薫。

 

「すいません。トリガーセット確認してて遅れました。」

 

「そ、じゃあ準備万端って事ね。」

 

「それは違うでしょ…。今日初なんですから準備も万端もクソもないですよ。」

 

自身のトリガーを確認しながら身構える。

 

「ふーん。良い目するじゃない。」

 

そう言った瞬間距離を詰める。

 

「はァァ!!」

 

大きく振りかぶった斧を振り下ろす。

それを横に飛び込みかろうじて避ける。

 

「ちょっ!?何そのトリガー!知らないんだけど!」

 

「玉狛は少数精鋭なのよ!こういうのもあるの、よ!」

 

追撃で、薫が避けた方向に踏み込み横一線に振り抜く。

 

「ぐっ!!」

 

咄嗟に孤月を割り込ませ直撃は避けるが、あまりの衝撃に吹き飛ばされる。

 

「アステロイド!!」

 

追撃を避けるために、牽制のアステロイドを放つ。

 

「弾幕が甘いわよ!」

 

それをシールドを使うことなく、ステップを駆使して避ける。

 

「メテオラ!」

 

「いっ!?アンタも使うのかよ!!」

 

体勢が崩れているため、避けることが出来ずシールドで受ける。

 

「余所見しない!」

 

爆煙に紛れ背後を取られる。

またあの大斧が来ると予測したが、スコーピオン程の大きさのナイフが目前に迫る。

 

「っ!?」

 

体を仰け反り右手の初撃を避け、左手の2撃目は振り下ろす前に薫の足で止められる。返しの右手を自由にさせないように拘束する。

 

「それ、分割出来んのかよ。」

 

「アンタこそどういう反射してんのよ。完璧に死角を取ったのに…!」

 

(あの大斧は振り回しが遅い分威力がヤバイ。距離を取ればメテオラ、近づけば短刀みたいなヤツで対応か…。)

 

(正直驚いたわ…。結構動けるじゃない。咄嗟のトリガーの出し入れも出来てるし、死角を取った時にシールドでガードしなかったのも新米にしちゃ上出来ね。)

 

「アステロイド!!」

 

「ちっ!」

 

至近距離からの弾幕。シールドを張りながら後退する事です無傷で乗り切る。

 

「バイパー!」

 

(このタイミングでバイパー?目眩しのつもりかしら…。攻撃手なら詰めてきなさいよ!)

 

どう射線を引かれるか予測がつかないため、無闇に動かずシールドを正面に張り身を固める。

 

「はぁ!?」

 

そのシールドに当たる寸前で、放たれたバイパーが四方に別れる。シールドを避ける形で小南を襲うが、バックステップでどうにか回避する。

 

「っ!?」

 

僅かに薫から意識が逸れた瞬間を狙い、小南死角から孤月を横に振るう。それを薫の頭上を宙返りをするように避けながら追撃。避けられると予想していなかった薫は顔面を半分にされた。

その瞬間訓練終了のアナウンスが流れる。

 

「いやいや…今の避けてカウンターとかマジですか?」

 

「アンタ…本当に新人?」

 

本来であれば、メテオラの後の追撃で仕留める予定だったのだ。それを予想外の反応速度で対処し、かつ自身を取る寸前まで追い詰めた。

これが数十戦目とかであれば、飲み込みが早いで落ち着くが、初戦で今日トリガーを初めて触った人間が出来るものだろうか?

 

「何当たり前なこと言ってるんですか。とりあえず終わりにしません?流石に疲れました…。」

 

「…また今度もやるわよ。」

 

「へ?いやいや…相手になりませんって!」

 

「違うわよ!私がアンタを鍛えてあげるって言ってるの!」

 

先程栞が才能マンと言っていたのも頷ける。体の使い方やバイパーの使い方を、ここまで理解出来ている新人なんていない。故に先輩として、この才能溢れる後輩を育て上げたいと思ってしまった。

 

「いい?これから私はアンタの師匠だから!分かった?」

 

「えぇ…。」

 

「返事は…?」

 

「は、はい!」

 

こんな無理矢理な形で師弟関係って出来るんだなぁと思う薫であった。




戦闘描写あんまり書いたことなさ過ぎて、稚拙な文章になってしまった感が否めない…精進します。
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