『幼馴染に誘われて虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のマネージャーになったら』 作:かまくら雪
陽炎が煽るかの様に蝉の鳴き声が快晴に響き渡る。
そんな中、雪は畳の上で寝そべりながら冷房の効いた部屋でテレビを観ていた。
侑「雪ー!そうめん出来たから食べよ!って…机の上片付けてって言ったじゃん」
雪「ごめんごめん」
~数日前~
雪「2泊3日でおばあちゃんの家に泊まるけど…行く?」
侑「行く!」
雪「歩夢は?」
歩夢「私はいいかな。付き合いたてほやほやの2人で行ってきてね♪」
雪「そうか///」
侑「急になんでおばあちゃんの家に行くの?」
雪「おばあちゃんが町内会の人達と旅行に行くんだけど、家を空けるの怖いから誰かいてほしいらしくて」
侑「なるほどね!」
雪「鍵は母さんから預かっているし、後、食費用でお金預かった。おばあちゃんからは家にある物は全部使っていいって言われてるから、着替えとかタオルとか歯ブラシセットとかかな…」
侑「分かった!ちなみにいつ出発?」
雪「明日、新幹線乗って」
侑「明日!?」
侑、歩夢
「「報告・連絡・相談!ちゃんとして!」」
雪「申し訳ございません。」
~~~
雪は広げていたノートやプリント用紙、筆記用具を机の下に片付け机を拭いてそうめんが入ったボウルを置いた。
侑「食べよう♪」
雪「麦茶取って来るわ」
それから2人で食事をした。
侑「今何回?」
雪「6回表」
侑「どっちが勝ちそう?」
雪「今年の春センバツ優勝した高校かな?」
侑「今って決勝戦?」
雪「準々決勝の第3試合」
~数分後~
侑「お昼食べ終わったから夏休みの課題始めるよ!」
雪「今いい所だから待って!この試合だけ観せて!」
その後試合を観終わって課題をやり始めた。
雪「課題終わった~、夏休みの課題少なくて良かった~」
侑「私も終わったぁ~」
雪「後はもうダラダラと過ごそう…」
侑「近くの神社で夏祭りあるから行こう!」
雪「え~暑いからやだ」
侑「夕方に行こうよ~…付き合ってまだデートしてないし…///」
雪「そうだね///」
~夕方~
侑「浴衣どうかな?///」
雪「可愛いよ///」
侑「ありがとう///…雪も浴衣似合ってる///」
雪「ありがとう///…行こうか///」
浴衣に着替えた二人は神社へ向かった。
侑「流石に人多いね…」
雪は黙って手を握った。
雪「行こうか♪」
侑「うん♪」
2人は屋台を巡った。
侑「次どこ行こうか?」
雪「花火もうすぐ始まるから観に行こう」
侑「そうだね!」
雪「いい場所あるんだ~」
2人は神社から離れた河川敷に来た。
侑「全然居ない!」
雪「以外だよね…小さい頃はここで花火見てたんだ観る」
ベンチに座り花火が打ち上がるのを待った。
2人しか居ない薄暗い河川敷、川のせせらぎが沈黙の2人の場を繋いでいる様だった。
雪「あのさ…この前の事なんだけど…」
雪は侑の前に立ち上がった。
雪「俺も侑の事…!」
その瞬間雪の後ろから大きな花火が打ち上がった。花火の光で照らされながら雪の言葉を侑は一言一言心にしっかりと包み込むように受け取った。
~夜(家)~
雪「暑い?エアコンの温度下げる?」
侑「大丈夫!」
2人は布団に潜り眠りにつく前だった。
侑「寒かったら雪に抱き着くから」
雪「もう抱き着いてるじゃん///」
侑「雪も抱き着いているくせに///」
雪「ゆうぅ…」
侑「なにぃ?」
雪「明日朝9時には出て、東京に帰るからね」
侑「分かってるよ~…ありがとう誘ってくれて楽しかったよ♪」
雪「こちらこそ来てくれてありがとう♪」
侑「ゆきぃ…」
雪「なに?」
雪が問いかけたが侑から寝息が聞こえた。
~数日後(部室)~
雪「みんなにお土産~」
かすみ「ありがとうございます♪」
しずく「お返しに私達からお二人にプレゼントがあります!主に侑先輩へですけど」
侑「なに!?」
彼方「皆で作ったお赤飯で~す」
侑「え?」
歩夢「二人共新婚旅行行ったでしょ?もちろん旅行先であんな事やこんな事あったよね?」
侑「無いよ!///後、新婚旅行じゃないよ!///」
せつ菜「結婚式はいつですか!?」
侑「もぉ~ゆきぃ~助けて~」
雪「はいはい」
雪は侑を抱きしめて頭を撫でた。
雪「大好きだよ侑♪」
侑「私も大好きだよ雪♡」
雪、侑
「「えへへ///」」
璃奈「この2人置いて練習行こう」
栞子「そうですね」
歩夢「二人共、今日中に愛ちゃんが作ったランニングコース走ってね」
雪、侑
「「え!?」」
愛「二人なら10分で走れるよね?」
果林「できるまで走らせるわね!」
雪、侑
「「ちょっと!」」
ミア「Are you ready?」
嵐珠「よーい!」
エマ「どん♪」
雪「侑行くぞ!」
侑「雪待ってー!」
『頑張って~』