ARC-Vに転生したが   作:火壁

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太った(迫真)

オウルの効果でミスがあったため、修正し、デュエルの展開を少し変更しました。指摘してくれた兄貴ありがとうございました。


デュエルに勝つ方法を知っているか?殴るんだよ

 紫雲院素良が遊矢とデュエルし、原作通り負けて遊勝塾に入塾となった。最初は軽いで済んだし、俺の実力を低く見ていたからか、下に見るような物言いが目立った。俺は気にしていなかったが、遊矢と柚子がそれに噛みついたために、素良が

 

「じゃあ僕とデュエルしよーよ。僕に勝ったら、喋り方改めてあげる」

 

 と乗り気。俺は乗り気じゃない。しかし止まる事も出来なかったために俺と素良はフィールドでデュエルの準備をしていた。因みにスタンディングだ。

 

「良かったの?アクションデュエルじゃないと勝機がないんじゃない?」

 

 素良はこの次元特有のアクションデュエルがこの世界の力と考えている。確かに遊矢もまだアクションカードに頼った戦法だし仕方ないけど、そこまで舐められる?なろう系の序盤で出てくるイキリ貴族じゃん。

 

「大丈夫だ。それに俺はスタンディングの方が好きでね」

 

 アクションカードに邪魔されないし

 

「その言葉、後で恨まないでね」

 

「「デュエル!!」」

 

     紫雲院素良

          VS

           本郷敦人

 

LP4000

 

 

「僕の先攻だよ。僕はまず『ファーニマル・ドッグ』を召喚。その効果でデッキから『エッジインプ・シザー』を手札に加えるよ。そして永続魔法『トイポット』を発動!さっき手札に加えたエッジインプ・シザーを捨てて1枚ドロー!お互いにそのカードを確認してそれが『ファーニマル』モンスターの場合、手札のモンスター1体を特殊召喚出来る。ドローしたのは『ファーニマル・オウル』だからそのままオウルを特殊召喚するよ。ファーニマル・オウルは、召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキから『融合』を1枚手札に加えられるんだ。

 まだまだ続くよ。墓地のエッジインプ・シザーは、手札1枚をデッキの一番上に戻す事で墓地から特殊召喚できるんだ!さて、僕のフィールドにはファーニマルモンスターが2体。それとエッジインプモンスター。この意味が分かるよねー?」

 

 散々回して最後にメスガキみたいなニヤけ面で煽りよる。ガキが……舐めてると潰すぞ……(静かな怒り)

 

「僕は魔法カード融合を発動!僕の手札・フィールドのモンスターでエクストラデッキから融合モンスターを融合召喚する!」

 

「フィールドだけでも3体、融合素材には十分だな」

 

「遊矢兄ちゃんとやった時みたいに融合モンスターが来る!」

 

「し、痺れるぅ~~~~~!!」

 

「それに、まだ手札が3枚ある。残りの手札に他の素材やもう一枚融合があれば……」

 

 柚子や小学生のアユ、フトシ、そして最近入ったタツヤがそれぞれに融合召喚にコロコロ表情を見せる。まあ俺の授業基本的な事しかしてないから仕方ない……仕方なくない?

 

「僕はフィールドのエッジインプ・シザーとファーニマル・オウルで融合!悪魔の爪よ!煉獄の眼よ!今一つとなりて、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!現れ出ちゃえ!自由を奪い闇に引き込む海の悪魔!『デストーイ・ハーケン・クラーケン』!!」

 

デストーイ・ハーケン・クラーケン ☆8

ATK2800/DEF3000

 

 フィールドに現れたのは伝説にも語られる海の悪魔を模した人形。それに宿り食い破る悪魔がケタケタと嗤いながら俺を品定めするように見つめる。俺の弄び方を考えているのか、俺の呼び出すモンスターがどんな玩具か考えているんだろうな。

 

「これで終わりじゃないよ。魔法カード『融合回収(フュージョン・リカバリー)』発動!墓地の融合と融合素材となったファーニマル・オウルを手札に戻す。そして融合発動!僕はデストーイ・ハーケン・クラーケンとファーニマル・ドッグ、手札の『エッジインプ・チェーン』で融合!!海の魔獣よ!悪魔の鎖よ!牙持つ野獣よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ!現れ出ちゃえ!すべてに牙剥く魔境の猛獣『デストーイ・サーベル・タイガー』!!」

 

デストーイ・サーベル・タイガー ☆8

ATK2400/DEF2000

 

「デストーイ・サーベル・タイガーの効果発動!融合召喚に成功した時、墓地の『デストーイ』モンスターを特殊召喚できる!デストーイ・ハーケン・クラーケンを選択!更にエッジインプ・チェーンの効果!手札・フィールドから墓地へ送られた場合、デッキから『デストーイ』カードを手札に加える。チェーン処理だよ。『デストーイ・カスタム』を手札に加える。そしてデストーイ・ハーケン・クラーケンを特殊召喚!!」

 

 ……まあ壮観だな。

 

 フィールドには大型モンスターが2体。更にサーベル・タイガーはモンスター3体以上を素材にすれば戦闘・効果での破壊ができなくなる。ハーケン・クラーケンは後攻ワンキルに見た事あるなって感じだが、素材も緩いしそういう事なんだろう。遊矢の時よりレベル高ない?

 

「遊矢があれだけ持ち上げるからついつい本気出しちゃった。大丈夫?何なら1ターンくらい待ってあげてもいいけど?」

 

 最後に煽りも忘れない。ホント腐女子の餌に丁度良すぎる性格してるよな。おじさんに負けて絶望の表情その整った面に張り付けて♡

 

「気持ちだけ受け取っておくさ。それにそんなの受け取ったら何されるか分かったもんじゃない」

 

「分かってるじゃん。僕はカードを1枚伏せてターンエンド。さあ楽しませてよ!」

 

 既に勝ち誇ったような表情を崩さない。伏せはさっきのカスタムだと思うけど、なんでパッチワークじゃないん?持ってないのか舐めプか、どっちにせよ

 

「妨害1前提で無問題(モーマンタイ)!俺のターン!」

 

「妨害?サーベル・タイガーは自身の効果で『デストーイ』モンスターの攻撃力を400上げて戦闘効果で破壊出来ないんだよ?攻撃力で上回っても破壊出来なきゃ次のターンで返せるし、クラーケンも守備表示で守備力は3000ある。1ターンでこれを突破するつもり?」

 

「ここから長いから巻きで行く。俺は『幻爪の王 ガゼル』を召喚!召喚成功時、デッキからレベル5の悪魔族モンスターか『合成獣融合(キマイラ・フュージョン)』を手札に加える。俺は合成獣融合を手札に加える。更に手札の『コーンフィールド コアトル』を捨て、効果発動。デッキから合成獣融合が記されたモンスター『大翼のバフォメット』を手札に加える。合成獣融合発動!フィールドの幻爪の王 ガゼルと手札の大翼のバフォメットで融合!」

 

「!!あっちゃんも融合を!?」

 

 あっちゃんてなんだ。

 

「爪を研ぎ 翼を広げ 混ざり合う身に我は想う 幻の中に棲む獣よ 次元を飛び越え今いでよ!融合召喚!『幻獣王キマイラ』!!」

 

幻獣王キマイラ ☆6

ATK2100/DEF1800

 

「キマイラ……」

 

「まさかあっちゃんも僕と同じ融合使いとはね。でも攻撃力2100じゃどっちも倒せない!」

 

「まあ焦るな。長いって言ったろ?幻獣王キマイラと幻爪の王 ガゼル、大翼のバフォメットの効果、そして手札の『魔竜将ディアボリカ』の効果それぞれ発動!」

 

「一気に3体のモンスター効果発動だって!?」

 

「ディアボリカから解決。同名以外の悪魔族が墓地に送られた場合、特殊召喚できる。バフォメットから解決。融合素材として墓地へ送られた場合、墓地の幻想魔族であるコーンフィールド コアトルを特殊召喚する。ガゼルは融合素材として墓地へ送られた場合、デッキから幻想魔族『幻惑の魔術師(ナイトメア・マジシャン)』を手札に加える。キマイラは融合召喚に成功した場合、そのターンのエンドフェイズに相手の手札をランダムに墓地へ送る。これで効果処理は解決だ」

 

「幻想……魔族……?」

 

「聞いた事無い種族だけど……」

 

「塾長、何か知らない?」

 

「い、いや……俺も何がなんだか」

 

「2000越えが2体に増えた、か……まだ続くの?」

 

「当然。墓地の合成獣融合の効果発動。フィールドに『有翼幻獣キマイラ』が存在する場合、このカードを手札に加えるか、デッキ・墓地から『幻獣王ガゼル』と『バフォメット』を特殊召喚できる。幻獣王キマイラはフィールド・墓地に存在する限り有翼幻獣キマイラとして扱うから発動可能だ。回収効果を選択。そして発動。素材とするのはフィールドの幻獣王キマイラとコーンフィールド コアトル、手札からは幻惑の魔術師とミラーソードナイトで融合召喚を行う!」

 

「一度に4体!?」

 

「素良も3体で決めたけど、それを上回るなんて!!」

 

「刃を捧げ 魔力を捧げ 遍く満たせ 双頭の獣は形を変え ここに醜く顕現する!!融合召喚!!『幻想魔獣キマイラ』!!」

 

幻想魔獣キマイラ ☆8

ATK3100/DEF2800

 

「幻想……魔獣……」

 

「キマイラが、進化した……?」

 

 ガヤの子供達は皆言葉を失っている。先程までとはまるで違うキマイラの雰囲気に、俺でさえ息を呑む。尤も、俺は興奮が止まらないだけなんだがね。

 

「バトル。キマイラでサーベル・タイガーに攻撃」

 

「クッ確かにダメージは通るけどそれも300程度!次のターンで「次のターンなど無い」なん……だって……?」

 

「キマイラは素材にしたモンスターの数、つまり4回の攻撃を可能にする」

 

「そ、それでもこのターンで僕は……っ!!」

 

「気づいたな」

 

 そう、土埃に隠れていた姿が素良の前に晒される。それは人形にじゃれた小動物にも、獲物を弄ぶ野獣にも見えた。

 

「……サーベル・タイガーが()()()()()()()()()()!?」

LP3500→3200

 

「キマイラとバトルしたモンスターは、キマイラ共々破壊されない。更にバトルを行った相手モンスターは攻撃力が0となり、効果も無効となる!」

 

デストーイ・サーベル・タイガー

ATK2800→0

 

「そ、そんな……」

 

 素良の手札は2枚。そのうち一枚は融合回収で戻したフクロウだし、ダメージ軽減する手札誘発はせいぜいクリボー。クリボー以外でも誘発あるならメインフェイズに打ってるだろうし、伏せカードのデストーイ・カスタムも蘇生してすぐさま融合できるモンスターはいない。調子に乗って攻撃表示で出したのが敗因だった。

 

「バトル続行。キマイラでサーベル・タイガーを攻撃。『キマイラインフィニティラッシュ』!!」

 

 魔獣の連撃は止まらない。それこそ獲物の命尽きるまで。

 

「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

 そこに慈悲などないのだ。

 

LP3200→100→0

 

 

 

 

 

「まあ、俺の勝ちだな」

 

 いくら魔境の第9期テーマとは言え、まだ本気でない素良相手に12期の脳筋デッキは相手が悪かった。ほら素良くん地面に手ついてぶつぶつ言ってるもんちょっと誰ー!素良泣かしていーけ無いんだー!()

 

「まあ遊矢が勝手に言ってただけだし気にしなくていいぞ。俺も堅苦しいのは嫌いだしさ」

 

「うん……あ、あのさ」

 

「どうした?」

 

「……いや、なんでもない。でも次は僕が勝つから!」

 

 どこか空元気に見えるのは融合次元を思い出しているからか、まあとにかく

 

「いつでも来い。常識的な範囲でな」

 

 拳を軽く合わせて帰路につく。次は確か……沢渡がナスに負けて……LDSが……っあ。

 

「赤馬……来るじゃん……」

 




キマイラたのちい。はやくMDにも来て欲しい。
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