俺は夢を見た。
目が覚めた。
自分は男だった。
金と車とバイクと家があった。
家へ帰った。
女が居た。
知った女だ。彼女だった。
その後、喧嘩した。
記憶が朧げだ。
その後、公園に場面転換した。
まだ俺は女と喧嘩していた。
女は
それが女の名前なのか、怒っている理由なのかも分からなかった。
俺は喧嘩の果て、昔ジャングルジムから落ちて死にかけた事をふと思い出した。
去っていく女を追い抜き、ジャングルジムに登った。
俺は女の目の前で死んだ。
俯瞰視点になった。
ドラマのようだった。
老婆が車へと歩いていっていた。
謎の男が老婆の手を、バックドアの開いた車に括り付けた。
そして車は発進し、引き回された。
老婆は木村清美だった。
目の前で俺が死んだ事を悔いて、「痛めつけてください」「ごめんなさい」と謝っていた。
人々はそれを何も気にせず生活していた。
「飯田市」に付いた。元いた場所は「鈴原市」と言うらしい。
車は止まった。
何故か木村清美という老婆は「俺」になっていた。
車から人が降りてきた。
「自由に生きなさい。ただし飯田市から出ては行けないよ」と言われた。
俺は「鈴原市で生きたい」と言った。
しかし、体に取り付けられたブザーが飯田市から出たら俺を「なにか」が捕まえに来るらしい。
場面転換した。
そこは畳の部屋だった。
俺は「なにか」に捕まったんだと何故か理解した。
最低限の服と、お守りを1つと、ルールを聞かされた。
その1、人権は無いこと。その2、無駄に声を出さないこと。その3、何かあったらすぐ殺すこと。
夜になった。
壁にあった大量の襖のひとつが開いた。1畳分の広さの部屋?から額に「〇」の記号が書いた紙を付けられた男が出てきた。
先程のルールをもう一度聞かされた。そして、誰かを呼んだ。
真ん中の襖が開いた。
そこには、足が異常に小さく変形した、額に「△」の紙を付けられた太った外国人男性が居た。
器用に両手で出てくると、「何か一つを差し出せ」と言われた。
俺はお守りを渡した。
満足そうに帰って行った。
周りからは「差し出したぞ」と小声で言ってるのが聞こえた。
そこで俺は夢であることに気付いた。
よくある明晰夢だと思った。
面白い夢だと思った。
俺は目覚めず、夢の続きを見ることにした。
俺は自分の部屋へ戻った。
外からは、いつも寝る時に聞いているYouTubeの音が聞こえる。ゆっくり実況だ。
ふと足元を見ると、視界が無限に広がる感覚がした。1畳しか無かった部屋は大広間になった。高さは変わらなかったが。
俺は外から流れてくるYouTubeの音を聞きながら、「寝る前の自分」の事について考えていた。
そういえば何時だったろうか。6時に薬を飲んだな。7時頃、酷い金縛りにあったなと色々考えていた。
その後、記号の意味を考えた。最初の男は〇だった。小さな足の外国人は△だった。ちらりと見た他住人の頭には×が書いてあった。
ここは刑務所か、奴隷施設だと仮定すると、〇は監査役、△は仕事の出来ない人、×は仕事をする人だと思った。
俺はなんとか〇になりたいと思った。
外からの音が止んだ。不思議に思い、酷く
外に出ると、最初にいた広間で何人かが体操をしていた。
俺は「そういえば何かあったら殺されるんだな」と思った。
俺はするりと外へ出ると、無言で刑務官?に頭を下げた。夢だとわかっていたから、突き付けられた拳銃も怖くなかった。
刑務官?は困惑していた。それから俺を拷問すると言い出した。殺すには惜しいと思ったらしい。
俺は保健室のような場所に連れていかれ、腕の毛を見られた。
「濃いな。珍しい。これで捨てられたんだな」そう言って、刑務官?は俺の腕を冷やし、薬を塗り、毛を1本抜いた。痛くなかった気もするし、痛かった気もする。
それを何度か繰り返し、俺は開放された。
その後はよく覚えてない。
仕事をした気がする。俺は×だった。
ただ最後に、横になってあの
俺は何故か「振り向いてはいけない」と思った。
反抗した。
反抗して、反抗して、このままではいけないと思い、襖を開いた。
目が覚めた。
いつものベットの上だった。
さっきまで夢で聞いていたYouTubeと全く同じ動画の音が聞こえる。
汗はかいていなかった。
扇風機の風の音とYouTubeから流れるゆっくり実況のゆっくりの声と、朝の電車の音が聞こえた。
何故あんなに「振り向いてはいけない」と思ったのか、俺には分からない。
夢はそういう物だと俺は結論付け、俺はスマホから未だ流れるYouTubeの動画を止め、ハーメルンを開いた。
時計は8時を指していた。
良く明晰夢を見ます。
今日はとても深い?浅い?明晰夢でした。
いつでも目が覚められる明晰夢でした。
見てやろうと思い、途中からは夢を楽しんでいました。
最後だけ、恐ろしく感じ、慌てて目を覚ましました。
良くある夏の、1つの明晰夢でした。
夢って怖いですね。
タイトルの「〇△×」は、目が覚めた後頭に強く残った印象だったので、そのままタイトルにしました。