2023年7月1日夜
俺は夢を見た。
砂漠に居た。
夢だと確信した。何故かは分からなかったが、これは夢だと思った。
オアシスが上にあって、湖から水が滝のように地面に落ちている。
不思議な光景だなと思った。
夢だからだろうなと思った。
オアシスを見ていたら、足も動いていないのに、視界がギュンと動いて、滝の中に視界が突っ込む。
次の瞬間、滝が裂け、視界が滝の中にあった樹に叩き付けられる。
身体は遅れてやってくる。
樹に足をつけて立つと、上の空間がカーテンのように避けていて、そこから砂漠が見える。砂漠は壁にあった。
よく見ると、そこは森で、地面は壁で、地面は樹の側面で、壁は地面と空だった。星が綺麗だった気がする。
いきなり、バケツがひっくり返ったかのような水が頭を直撃した。手で水を弾きながら上を見ると、空間のカーテンから水が溢れ出ていた。
誰か砂漠から落ちてきた。
誰かは空間のカーテンを通過してきた。
誰かは俺の横をかすめて落ちていった。
男か女か何人かも分からない。
いきなり目に光を当てられた感覚がした。
俺は目を覚ました。
いつものベットだった。
でもこれも夢だと思った。
身体が動かない。金縛りにあったことがあるが、その感覚とも違う。だから夢だと思った。
今起きてこれを書いてるから、あれは夢だとわかるけど、なぜその時それが夢だと確信したのは俺は分からない。
「金縛りにあったことがある」と言ったが、もしかしたらあの時「金縛りの夢を見た」のかもしれない。と起きた今は思う。
誰かが俺の部屋に居る。
扇風機の音はするが感覚はしない。
扇風機はベットにくっつくように付けられている。
ベットは軋んでいない。
俺は冷静だった。
つまりは、扇風機の風を塞ぐ場所で、尚且つベットに立っていない(浮いてる?)状態のナニカが俺と扇風機の間にいる。
50cmもない。
いきなり恐怖心が湧いた。
夢だ夢だと思う。最近の夢はいつもこんなのばかりだ災難だ最悪だと思った。
目は最初から開いていた。壁を見ていた。
すると、壁から巨大な紙飛行機がヌルッと出てきた。
は?と思った。
ヌルヌルっと出てくる紙飛行機。
先っちょから最後まで出来ると、いきなりビュンと目にも止まらぬ早さで視界の外に飛んで行った。
目で追おうとしたら、場面転換した。
さっきまでいた森だった。
かわらず空間のカーテンから水がダバーっと落ちてくる。
滝というには少な過ぎる。雨というには多すぎる。
さっきの紙飛行機のことについて考えていると、いきなり足を掴まれた。
樹の下に落ちていった水?か分からないが、水で出来た鋭い爪の手が俺の足を掴んでいた。
今思うと、ジョジョの奇妙な冒険第3部スターダストクルセイダースに出てくる「ゲブ神」に似ている。あんな感じだ。
ゲブ神が俺の足を掴んだまま空中に浮かび、空間のカーテンの中に連れていかれる。
今度は身体ごと。
空間のカーテンを通り過ぎた瞬間、重力は壁(砂漠)へ。
さっきまで水を被って濡れてたはずの髪や(覚えてないけど)着てたはずの服は濡れていなかった。
見上げると、オアシスがあった。
最初と同じ光景だ。
滝のカーテンの先には方向が90度狂った森があった。あそこに立っていたのか?と思うと、一瞬でカーテンが閉じた。
逆さオアシスの湖から落ちてた水が、時間が巻き戻るようにオアシスの湖の中に戻っていく。
起きた。
汗はかいていなかった。
デジタル時計は8:47を表示していた。