咲き誇れ秋桜(コスモス)! byウマ娘プリティーダービー 作:ちありや
(実況アナウンサーの声)
天気は快晴、馬場は『良』。さぁ
この日の為の特別仕様で和服を着た3人の誘導ウマ娘に導かれます、17名の『華の
オークス覇者のジーニアスセイントが直前の怪我にて惜しくも欠場となりましたが、それによって秋華賞の輝きが衰える事はありません。以下に17名の綺羅星たる出走者達、その枠順と脚質の一覧を紹介いたします。
1、テリブルバルチャー(先行)
2、ノースリーブ(差し)
3、メジロパラディン(先行)
4、パワーキャスト(先行)
5、アーマーピアス(逃げ)
6、レジェンドペガサス(追込)
7、コスモスキュート(差し)
8、ナチュラルシャイン(先行)
9、ジュエルフラッシュ(逃げ)
10、スターハリアー(差し)
11、ヴァーンズィン(差し)
12、ラブノート(差し)
13、ボルトクリッパー(追込)
14、ヘリアン(逃げ)
15、グラススピーダー(差し)
16、ヴィブリンディ(先行)
17、アウターハッピー(差し)
本日の1番人気は阪神ジュベナイルフィリーズと桜花賞のGⅠを2勝しました、小柄ながらもその負けん気はメンバー随一、本日も見事な「逃げ脚」が期待されますヘリアン。
続いて2番人気は桜花賞とオークスで共に2着、何があっても最後のティアラは逃せない。実力は折り紙付きだが性格はちょ〜っと電波な変わり者ヴァーンズィン。
3番人気はティアラ戦線に殴り込んできた世代最速マイラー、安田記念での雪辱はここ京都で果たしたい。NHKマイルカップの覇者ナチュラルシャインとなっております。
もちろん他にも名門復活を賭け、ティアラGⅠ全出走と絶えず挑戦し続けてきたメジロパラディンを始め、実力はいずれ劣らぬ女武者、勝負服の百花繚乱であります。
順調にゲートインが進みます、さぁ最後の
☆
最初に飛び出したのは内枠有利か2番アーマーピアス、そして9番ジュエルフラッシュがスタート直後の第1コーナーへ。1番人気の14番ヘリアンが外から被せてきた、この3人で序盤の先頭争い。
第2コーナーを抜けレースは向こう正面に。まだヘリアンが先頭、続きましてジュエルフラッシュとアーマーピアスが並ぶ。
2馬身離れて1番テリブルバルチャー、16番ヴィブリンディ、4番パワーキャスト、3番メジロパラディンはここ。すぐ後ろに8番ナチュラルシャイン、2番ノースリーブ、7番コスモスキュート。
更に2馬身差で11番ヴァーンズィンと10番スターハリアーが並ぶ、ラブノート、グラススピーダー、アウターハッピーが団子状態。そこから1馬身差でボルトクリッパー、最後尾にレジェンドペガサスが続きます。
先頭から
レースは淀みなく進んでおります。順位に大きな変動はありませんが、ヘリアンら先頭集団がペースを上げており1000mまで59.3秒。そして第3コーナー、京都レース場名物「淀の坂」が女武者達を迎えます。
ここから後続も距離を詰めてきて、ヴァーンズィンとコスモスキュート、更にグラススピーダーが上がってきた。そして坂の頂上から第4コーナーの逆落としで加速するウマ娘達!
京都レース場の最難関、下り坂のゴチャつきが怖い第4コーナーで不利を抜け出せたウマ娘こそが『戴冠』への王手をかけます。
テリブルバルチャーとアーマーピアス、下りの勢いを殺しきれずに外に振られて順位が変わった。上手く捌いたヘリアン先頭キープ、逃げ切れるか?
おっと?! ヘリアンに何かが接触! 何だ?! 何か黒い物が飛んだぞ。鳥でしょうか?! ヘリアンが
代わって先頭はヴァーンズィン! すぐ後ろにメジロパラディンとナチュラルシャイン、更にパワーキャストとジュエルフラッシュ。囲まれて前を塞がれたかコスモスキュート、他の後続も迫ってくる!
さぁ京都の直線は平地の勝負、あとは力の限り走るだけ。誰が勝っても不思議は無い大混戦です。
ヴァーンズィン逃げる! 残り200m、今まで逃し続けてどうしても獲りたいティアラの1勝。だが後ろからメジロパラディン、そして上手く馬群を抜け出したコスモスキュートが来た!
じりじり詰めるメジロとコスモス、ヴァーンズィンはどうだ? ヴァーンズィン伸びない! ヴァーンズィンここまでか? メジロとコスモスが並んで差した! メジロとコスモス、互いに譲らず残り80、メジロか、コスモスか、メジロか、コスモスか?! コスモス出た!
コスモスだぁ─────っ!!!!!!
コスモスキュート悲願のGⅠ勝利ーっ!!
秋の淀にコスモスが咲きました! コスモス満開っ! 京都レース場は今、