メインストーリーの焼き増しみたいになっちゃうので、原作部分はダイジェストでオリジナル展開を入れていった方が良いですかね。
ご意見がある方は活動報告、質問がある方は感想でお願いします。
メインヒロイン現る
─アビドス・住宅街─
雀の鳴き声が住宅街に響き渡る。
それを聞きながら、かぼちゃは途方に暮れていた。
結論から言えば、かぼちゃはアビドスで結局遭難したのであった。
世界線の収束?シュタインズゲートの選択?ナニコレ?アロナさん、サポートは?完璧美少女AIじゃなかったの?
原作と同様に迷子になる展開に混乱する。
もちろん、ナビ(アロナ)も用意した。しかし、私は失念していた。アビドスがいかに広大であるかを。
原作知識があるから余裕綽々と意気込んでいたのもいけなかった。
アビドスは砂漠化が進んでいたため、過疎化が進行して自治区として機能しなくなっていた。つまり、バスや電車といった公共交通機関がまったく使えないのだ。そのため、徒歩でいくことになった。
ここからが地獄だった。延々と砂漠を歩くことになり、気がつけば自分がどこにいるか分からなくなったのだ。
バッテリーも切れた。アロナのサポートも受けることができない。外部バッテリーを使うか? 嫌、駄目だ。アビドス高等学校での戦闘を考えれば、まだ使えない。
どうしよう、どうすればいいのだ。
この状況を脱するために必死で考える。
シロコを待つか?いや、必ずシロコと会えるとは限らない。不確定要素が多すぎる。
駄目だ、他の案が何も思い浮かばない。
こうなったら、ヤケだ。踊ろう!私は考えることを放棄して踊ることにした。
もちろん、踊るのは連邦に反省を促すダンスだ!
音楽を再生することはできないので、アカペラだ。
「鳴らない言葉をもう一度描いて」
歌い始めるのはshortバージョン。
「赤色に染まる時間を置き忘れ去れば」
激しく手を振りながら、ステップをする。
「哀しい世界はもう二度となくて」
腕を動かして胸に当てたり、頭を上に上げたりする。
「荒れた陸地が こぼれ落ちていく 一筋の光へ」
歌い終わると同時に床に座り込む。体力の限界だった。ずっと砂漠を歩き続けていたのだ。無理もない。目を閉じて、体を休める。
疲労を感じていたが、それとは別に不思議と達成感を感じていた。偽マフティーの格好をしていて、踊れたからだろうか。いや、これは自分がマフティー性を発揮できた喜びを感じているのだ。
今のダンスはゲマトリアやカイザーに対するダンスだ。私が迷子になっているのも、過去現在未来苦労するのもあいつらのせいなのだ。そもそも、あいつらが頭アナハイムのせいでこっちは死にかけたり、生徒が苦しんだりするのだ。
ストーリーを楽しむ一人のプレイヤーだったころは舞台装置として物語を楽しんで見ていた。しかし、これは紛れもない現実。子供は大人に利用され、食い物にされる世界。まるで宇宙世紀ではないか。だから、正当な預言者の王である私マフティー・ナビーユ・エリンが反省を促さなければいけないのだ。数多のMAD動画、虹の向こう側にいるマフティーたち、プレナパテス先生だってそうするはずだ。
そんな使命感に浸っていると、拍手が聞こえてくる。瞼を開き、上を向く。その人物を見て、目を開く。
「ん、良いダンスだった」
目の前には、セミロングの銀髪少女。アプリのアイコンにもなっていて、メインヒロインともいわれている彼女。そう、拍手をしていたのは砂狼シロコだった。
ダンスに夢中で気づかなかったが、接触したいと思った人物に会えるとは思わなかった。
礼を言って立ち上がろうとするが、疲労のため足を取られて転倒しそうになる。
その時、間一髪のところでシロコが私の手を掴んだ。彼女は手を握ったまま、私を引っ張り上げた。シロコの助けもあり、何とか立つことができた。
「すまない、助かった」
「気にしないで」
彼女はこちらをじっと見つめる。何かこちらに対して言いよどんでいるように見える。合点がいった。おそらく、目の前にいるかぼちゃマスクが何者なのか気になるのだろう。
「自己紹介がまだだったな。君もキヴォトスの生徒なら知っているだろう。マフティー・ナビーユ・エリンという人のことを知っているかな?」
シャーレに着任してから、色々生徒を助けたりするなど様々な活動をしてきたのだ。なら、彼女もこの活躍を聞いているはずだ。
「…知らない」
ん?よく聞こえなかった。もう一度尋ねてみることにする。
「よ、よく聞こえなかったな。すまないが、もう一度聞いていいかな。マフティー・ナビーユ・エリンという人のことを知っているかな?」
「ごめん、本当に知らないの」
彼女からの返答は無慈悲にも、知らないという一言だった。
は、恥ずかしい。
「……そ、そうか。では,シャーレの先生といえば分かるかな?」
「アヤネが言っていたシャーレの先生!?」
目の前のかぼちゃが先生ということに驚くシロコ。
やっぱり、名前よりも肩書きの方が有名らしい。
悲しいね、バナージ。
「君の言う通りだ。私は奥空アヤネ君の支援要請を受けてアビドス高等学校に向かう最中だったのでね。」
「……そっか。久しぶりのお客様だ。それじゃあ、私が案内してあげる。すぐそこだから」
「ああ、そうしてくれると助かる。ありがとう。一つ頼みがある、いいかな?」
「何?」
意を決して話す。
「疲れて歩くのが辛いのでおぶってくれないか」
「………まあ、仕方ないか」
シロコは納得してくれた。
無言の時間が長かったせいでビビった。置いてかれるのではと思ってしまった。
シロコは私を背負うために背中をむける。その背中に手を掛けようとした時だった。
「…あ、待って」
シロコが私を制止させる。
「えっと……さっきまでロードバイクに乗ってたから……そこまで汗だくってわけじゃないけど、その……」
「構わない」
「え?」
「私はいっこうに構わんと言っている」
堂々と発言する。
やましいことなんてない。人命救助と同じだ。動けない私を運んでもらうだけ。
マフティー先生はロリコンなのさ!
そんな声が聞こえた気がした。
誰だ?私はロリコンじゃない。そもそもシロコはロリじゃないだろ。
「…気にならないなら、まあいいか」
シロコは堂々とした私の発言を聞いて、納得したのだろう。
承諾の意思として背中をむける。私はシロコの肩を掴み、体をその背中に預けた。
「それじゃあ、しっかり掴まってて」
シロコの匂いは年頃の少女の芳香が汗と混じって、花の匂いに感じられた。
あ、ロリコンじゃないぞ。
─対策委員会・教室─
「ただいま」
シロコは自分が戻ったことを知らせた。
「おかえり、シロコせんぱ……い?」
セリカはおかえりとシロコに言うが、その隣を見て固まった。
かぼちゃだ。正確にはかぼちゃマスクを被った男がシロコの隣で立っていたからだ。
「わあ、シロコちゃんが大きなかぼちゃさんを収穫してきました!」
「収穫!?もしかして泥棒!?シロコ先輩がついに犯罪に手を……!!」
ノノミ、アヤネは大きな勘違いをしている。
「みんな落ち着いて、不審者よ!シロコ先輩!ソイツから離れて!」
セリカは数秒固まっていたが、すぐに銃を取り出してかぼちゃに突きつける。自分が慕う先輩に不審者が近くにいるのだ。彼女の行動はキヴォトスでは常識的だ。
「ま、待ってくれ!私はシャーレの先生だ!」
「セリカ、待って!この人は本当に先生なの」
慌てて弁解をする。シロコはかぼちゃに助けを入れる。
キヴォトス人程の頑丈さをかぼちゃは持ち合わせていない。銃弾が当たったら死んでしまう。
こんなところで希望(デッド)の(・)華(エンド)などごめんこうむりたいところだ。
「不審者じゃなくて、お客さん?それに先生なの?」
「一応、そうみたい…」
シロコの言葉をきっかけにセリカは銃を下げる。
「こんななりだが、シャーレの先生だ。何なら、身分証も見せれば信じてもらえるかな?」
嘘はないと信じてもらえたのだろう。セリカは銃を向けたことを謝罪した。
誤解が解けたところで、セリカたちに挨拶をする。
「わあ、びっくりしました。かぼちゃさんが先生だなんて。とっても久しぶりのお客様ですね。先生がいらっしゃったということは支援要請が受理されたのですね。アヤネちゃん、良かったですね!」
「はい!これで······弾薬や補給品の援助が受けられます。あ、早くホシノ先輩にも知らせてあげないと·······あれ?ホシノ先輩は?」
「委員長は隣の部屋で昼寝してるよ。私起こしてくる」
セリカはそう言うと、ホシノを呼びに部室を出ていった。
セリカが出てからすぐ後のことだった。不意に、銃声が鳴り響いた。
銃声に驚く一同。
何があったかを確認するため、窓の外を見る。
窓の外にはいかにも不良といった集団が空に向かって銃を乱射していた。ヘルメットをつけていることから、カタカタヘルメットで間違いない。
アヤネは武装集団が学校に接近したことに驚き、シロコはヘルメット団が好き勝手やっていることに怒りをあらわにしていた。
ああ、キヴォトスは世紀末なんだなぁと改めて感じてしまう。
その時、セリカがホシノを抱えて部室に入りこんできた。
「ホシノ先輩連れて来たよ! ほら先輩っ、寝ぼけていないで、起きて!」
「むにゃ……まだ起きる時間じゃないよぉ」
セリカは腕の中にいるホシノを激しく揺らして起こそうとする。
「ホシノ先輩!ヘルメット団が再び襲撃してきました!こちらの方がシャーレの先生です。」
アヤネがホシノに対して現在の状況を説明する。
「ありゃ〜そりゃ大変だね」
ホシノは眠そうに目を擦りながら話す。そして、こちらを一瞥する。
ほんの一瞬。刹那のことだった。敵意、殺意、嫌悪、警戒心といったもの全てがかぼちゃに向けられた。
「……あ、かぼちゃさんが先生?よろしくー、むにゃ」
すぐに、そんなものは無かったかのように消え、眠たげな顔に戻った。
「…私がシャーレの先生だ。よろしく頼む」
ヤバい。おじさんから凄い敵意を向けられている。不信感を通り越して殺意だ。
暁のホルスもとい過去おじになったよ、一瞬。怖いんだけど。お前を殺すとかされそうだ。やっぱり、かぼちゃがいけないのだろうか。そういえば、かぼちゃに関することわざがあったような。つい、そんなことを考えてしまう。
他の生徒とは仲良くやっていけたので、ホシノの好感度が低いことにショックを受ける。しかし、襲撃されている今はそれどころではない。
「現在我々は襲撃を受けている。時間が惜しい。補給品は後で渡す。今すぐ戦闘準備に移ってほしい」
発言を聞いて、頷く少女たち。全員が銃を手に取って、部室から出ていった。ホシノとアヤネを除いては。
「ふ~ん、状況はだいたいわかったよ。ヘルメット団でしょ?」
「その通りだ。飲み込みが早くて助かる」
ホシノに対して怯えていたことが悟られないよう返答する。
「先生、私がオペレートをしますので、サポートをお願いします」
「了解した、任せてもらおう」
「……じゃあ、おじさんも出撃するね」
先に出た彼女たちの後に続き、ホシノも愛銃を手に取って部室の扉を開く。だが、何を思ったのか彼女は振り返る。
「そうそう、言い忘れてたけど──」
「何かな?」
ホシノは視線をかぼちゃに向ける。
その瞳は鋭くて、猛禽類のように見えた。自分が獲物として狩られるのではないかと錯覚してしまうほどだ。
「──アヤネの事、任せたから。先生なら生徒を守るのは当たり前だよねぇ」
「ああ、無論だ。」
私がそう言うと、ホシノはこちらを訝しむような目で見た。
視線をそらしてはいけない。
そう直観が囁く。
時間にして数秒、お互いを見つめあっていた。
彼女は視線を逸らさなかったのを見て、満足したのだろうか、元の目つきに戻した。
そして、彼女はかぼちゃに近づく。
「少ししゃがんでくれる、先生?」
かぼちゃは了承し、膝を折る。
「今は信じてあげる。でも、皆に何かあれば…」
ホシノはかぼちゃの耳元で囁くと、部室から飛び出していった。
ホシノとは上手くやってかないと、後々困る。
信用してもらえるよう地道に頑張るしかない。
できるだろうか…。
だ、大丈夫だ。問題ない。
たぶん。
カタカタヘルメット団との戦闘はアビドスの圧勝で終わった。
先生であるかぼちゃの指揮(アロナのサポート)もあって、生徒たちは自身の力を余すことなく発揮することができたのだ。
敗北したカタカタヘルメット団は校外のエリアへと逃走していった。
「わあ☆私たち、勝ちました!」
「あははっ!どうよ!思い知ったか、ヘルメット団め!」
上手くいってよかった。
ノノミとセリカは勝利に喜んでいる。アヤネは労いの言葉をかけ、学校への帰還を促す。
その時だった。
グポーンと特徴的な音がしたと思えば、ずしんずしんと音が鳴り響く。まるで、巨人が地面を踏み鳴らしているようだ。
この特徴的な音を知っている。何度もアニメやゲームで聞いたことがあるはずだ。
あいつだ。
「今すぐそこから離れて帰還しろ!」
通信機に思いきり叫ぶ。アヤネが驚いている。急に叫んできたことにセリカは文句を言ってくる。今はそんなことどうでもいい。
しかし、遅かったようだ。
大きな音が端末から聞こえた。
端末を見ると、そこには巨人が映し出されていた。
大きさは約18mあるだろうか。巨人は緑色の装甲を有しており、一つ目(モノアイ)だった。
そう間違いない。
あいつはファーストガンダムに登場するヤラレ役。
ザクⅡ(MS―06F)こと量産型ザクだ。
ついにブルアカのメインヒロイン登場!そして、ガンダムのヤラレ役ことザクⅡ。
やっと出せましたよ。MSをどうやって出すかすごく悩みました。
後は、MSの強さとかの設定ですね。どうしよう。
アビドス組結構強いんだよなあ。イグルーとかも参考にしないと。
高評価、お気に入り登録をしてくれると、作者は嬉しいです。
褒めてのびるタイプなので(笑)。
小説のストーリーはどう進めていくか(参考にするため協力お願いします)
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原作の流れに沿う
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原作はある程度カットしてもOK
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原作部分ダイジェストしてオリ要素追加
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できればオリ要素モリモリがいい