おいタルタル、追ってくるな   作:飲み会後の味噌汁

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おら年末投稿だ孕めオラァ!!!(投稿遅れてごめんなさい)


公子

 

璃月は常に活気に満ち溢れていた。

岩王帝君が神として人々を統治し、仙人と共に土地を守り育んできた。

人々はそんな帝君への敬意を忘れず、商い人としての誇りと矜持を持って日々璃月港の繁栄に貢献している。

それは何も利益のみに限った話ではない。

璃月港という一つの場所に多くの品物や芸統や運び込まれ、それを見定んとする人々で喧騒が構築される。

その様子がまた忽ち他所へと伝わり、璃月の発展のための新たな風を舞い込んでくれる。

 

ある人は商売のために品物を持ち寄ってやってくる。

ある人はそんな商人たちの賑わいを目的に、旅行と称して足を運ぶ。

そしてある人は...年に一回あるかどうかの催し物のために。

 

その日は丁度その "催し物" がある日だった。

 

岩王帝君からの宣告が降りる日。

璃月の人々にとって敬いの対象である帝君からの言葉、

それは商人にとって聞き逃すことは出来ないものであり、璃月港の指針を示すものでもある。

 

故に、多くの人が集まる。

 

そしてそれは異国の旅人であっても同じであった。

 

 

のだが......

 

 

「お前、ファデュイの『執行官』か!?」

 

 

その様子は穏やかではなかった。

 

 

「....どうやら『淑女』はモンドで君達によくない印象を与えたようだね...。」

 

 

現在、蛍とパイモンは紆余曲折あり、ファデュイの執行官と行動を共にしている。

意味がわからないとは思うが、つまりはそう言うことだ。(?)

 

儀式の最中に帝君が殺害されてしまい、その容疑者となった旅人。

密かに逃走しようとした様子を千岩軍の兵に目撃され、事実上の犯人のように扱われてしまった。

捕まるまいと奮起した旅人を救ったのが...目の前の男だった。

最初こそ穏やかなムードで交流していた彼女らだったが、男の正体に勘づくと次第に眉間の皺を深めていった。

そして『公子』の正体を知った旅人とパイモンは、思わず顔を強張らせ戦闘の姿勢をとった。

何せ、友人の "大事なもの" を奪った仇のようなファデュイの『執行官』が目の前にいたのだ。

 

ファデュイの執行官『公子』

その異名はスナージナヤのみならず、諸外国にまで轟いているものだ。

 

曰く、若くして執行官の座に上り詰めた男である

曰く、戦闘の才で言えば他の執行官にも劣らない

曰く、常に......何かをやらかす

 

などなど、数多くの噂話があるが、そのいずれもが

"『公子』の実力は凄まじいものであり、その気質も常人では測れない程に荒々しいものである"

という点だ。

 

あらゆる争いの渦中にて狂喜乱舞し、任務を阻む障壁が現れるとむしろ喜んで戦闘に興じる。

一見無害そうな爽やかなルックスからは想像出来ぬ程の、残忍さを秘めている。

そのような狂った男がタルタリヤであると。

 

そんな男が、『公子』であると。

 

その存在が今、目の前にいる。

それは緊張状態にもなるだろう。

しかし、それとは対極的に『公子』は敵対する意思を一切見せなかった。

むしろ楽しげに笑い、まるで友人のように話しかけてきた。

その目には心なしか、闇が巣くっているような気がした。

 

「まぁそう警戒しないでくれよ。

 確かに俺たち執行官は、氷の女皇の意思に従い『神の心』の奪取を責務としている。

 けど、いつ何時も力づくで任務を達成しようとするわけじゃないさ。」

 

「....。」

 

「勿論、"俺たち"が物騒な手段をよく使っている自覚はあるけれど、

 後々の面倒も考えて、他者に歩み寄ることだってあるのさ。

 だから...今すぐコイツを倒す....なんて考えは、一先ず収めてくれないかな?」

 

 

警戒はそのままに彼女らは会話を続けたが、その内、『公子』には本当に敵意がないのだと旅人は判断した。

 

 

「ようやくまともに話してくれる気になったのかい?」

 

「...いや、そもそも警戒するのは当たり前だと思うぞ...。

 オイラたち、モンドで『淑女』に散々してやられたんだからな!」

 

パイモンは不満を隠さずに言い放った。

事実、旅人たちは隣国『モンド』にて友人ウェンティの神の心をファデュイの使節に強奪されている。

警戒しない方が無理があるだろう。

そのことを彼も知っているのか、申し訳なさそうに謝意を口にした。

 

「それに関しては、俺の同僚が悪いことをしたと思っているよ。

 しかし、それも仕事でね。

 やり方はどうあれ『淑女』は神の心の奪取に成功した。

 それは俺たち執行官の責務であり、同時にスネージナヤの悲願への一歩でもあるからねぇ。」

 

「それでも、貴方達がウェンティにしたことは忘れない...。」

 

「...あぁ、それでいい。見ず知らずの他人に対して警戒心を抱くのはむしろ自然なことだ。

 それに、『公子』という名によって敵対視されるのも慣れっこさ。結局、ただの記号だからね。

 深く考えるだけ無駄なのさ。」

 

「いいのかよ...。」

 

「細かいことは気にし過ぎない主義だ。」

 

タルタリヤはさっぱりと言い切った。

執行官である彼と初対面ながらもこうして会話が成り立つのは、彼のこうした割り切りの良さもあるのだろうか。

噂だけ見れば、戦いを好み他者を顧みない自己中心的で危険な人物なのだとばかり思ってしまうが、一国の使節を任されるだけあって中々どうして外交力にも長けているようだ。

...本人の気質がそれを全て帳消しにしてしまっているようだが...。

 

「よし!じゃあ早速だけど移動しようか。

 ここじゃ人目が多すぎるし、何よりまた千岩軍に見つかるかもしれない。

 そうなれば再び追いかけっこ開始だ。そうなるのは、君も嫌だろう?」

 

一旦は互いに対話の姿勢が整ったのを見て、『公子』は切り出した。

どうやら彼には"話をするのに最適な場所"があるらしい。

しかし、疑念を拭いきれないパイモンはまたもツッコむ。

 

「いやいや!オイラたちは今、帝君殺害の容疑をかけられて追われてるんだぞ!

 呑気に立ち話できる場所なんてあるわけないぞ!」

 

「ハハ!大丈夫、一目につかない場所ならもう用意してあるさ。

 もう準備はできてるから、早速向かおうか。」

 

『公子』はそう言うと、とある方向に歩き出した。

 

「どこに行くの?」

 

「北国銀行へ向かおう。話はそれからだよ。」

 

「北国銀行...?」

 

旅人は訝しんだ。旅人にとってはあまり聞き馴染みのない単語だったからだ。

何度か耳にしたことはありそうだが。

するとパイモンが 待ってました!!! と、言わんばかりに解説を始めた。

 

「北国銀行っていうのは、スネージナヤが全国各地に拠点を構える銀行のことだぞ!

 最近だと、その勢いがますます増していってるって話だ!」

 

「へぇ......。」

 

北国銀行は、璃月、雲来の海、璃月港、緋雲の丘にある特定の地点。

 

世界各地に支店を持つスネージナヤ系銀行で、ファデュイ関係者が活動拠点として利用することもある。

璃月で唯一の地元以外の銀行でもある。

 

「まぁ、俺はその金融業にはそこまで深く関わっていないんだけどね。

 どちらかといえば『富者』の方がよっぽど詳しいだろう。

 何せ文字通り金の亡者だからね..。個人的には、あまり関わらないことをお勧めするよ。」

 

「お前ともあんまり関わりたくないぞ!!!」

 

「ハハ!!それは悲しいなぁ!!」

 

「(あれ....?)」

 

パイモンとタルタリヤがそんな漫才じみた会話劇を繰り広げている最中、

蛍はふと、タルタリヤの首筋についているものに気がついた。

それはまるで、鋭利なものでできた切り傷の痕のようなものが....

いや、それだけではない。

自己紹介の衝撃で気がつかなかったが、タルタリヤはいたる所に傷を負っている。

それも、比較的まだ新しい...少なくとも、古傷の類ではないことは、容易に窺えた。

末席とはいえ、若くして執行官に上り詰めた者だ。そこらの盗賊や魔物に遅れをとるとは考えられない...。

 

ならば、一体どのような存在が彼にこれ程の傷を...?

蛍は心の奥底で何かが引っ掻かっているような気がしたが....

 

「旅人?どうしたんだ、ぼーっとして...?」

 

「...!」

 

思考を巡らせていた蛍はパイモンの呼びかけでハッとした。

 

「(まぁ、そこまで深く考えるようなことではないよね...。)ううん、なんでもない。行こっか。」

 

「おう!!タルタリヤの奴は怪しいけど、一先ずオイラたちに危害を加えることはなさそうだしな!」

 

「君達ねぇ.... 。もう少し敬意ってやつを持ってもらってもいいんだよ?」

 

「多分当分はそんなものを持つことはないぞ...。」

 

一行は、そう言い合いながらも一先ずはかの銀行へと足を向け始めた。

 

 

 

 

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場所は変わり、璃月某所

 

 

「あ〜!や〜っぱりここにいた!」

 

少し前に旅人と別れた胡桃は、ある男に会いに新月軒へと訪れていた。

新月軒は、月料理の最も本格的なレストランとして知られている。そのため、新月軒の料理は越料理の得意とする海鮮料理が中心となっている。

その評判の高さから、新月軒はかなり高価であり、3ヶ月待ちの状態である。

そんな人気店の一間に、とある男が悠然として佇んでいた。

その男は胡桃が来ることを知っていたかのように、特に驚く様子も見せずに振り向いた。

 

「堂主か。」

 

「鍾離さんったら肝心な時に居なくなるんだから〜。おかげで探すのも一苦労だよ。」

 

「ハハッ。すまない、どうやら最近"質の良い鉱石"が入ったとの噂を聞いてな...。

 興味に惹かれ、つい足を運んでしまっていた。」

 

「ふ〜ん...。で、お目当ての品は見つかった??」

 

「ああ、しかし今すぐに、というわけにもいかない。幾許か機会を待つ必要がありそうだ。」

 

鍾離と呼ばれた男は、まるで胡桃が来ることを予め予見していたかのように落ち着いていた。

料理の並んだ円卓を囲むようにして並べられている席の一つに、佇んでいた。

しかし、胡桃は鍾離は元来そのような男であると知っている。

いつ何時も荘厳な岩のように堂々と構え、しかしながら威圧感のようなものは存在しない。蓄えられた知識も豊富であり、その腕はかの璃月七星の一角である

 

円卓に並ぶ料理はどれも美味であることが窺えるほどの一品が揃っている上、かなりの量が取り揃えられていたため、

鍾離以外に来客の予定があるのだと推測できた。

これからする話は、あまり他人に聞かせられるようなものでもないため、胡桃は前置きをさて置き、早速本題へと切り出した。

 

「"あの日"のことについてなんだけど.....」

 

するとその言葉を聞いた鍾離は、やはり予見していたかのように目を瞑り、呟いた。

 

「.....そうか」

 

あの日、というのはエレーナがいなくなった日のことであった。

結局、あの日以来エレーナの行方は不明のまま。

しかし当てのある人物への聞き込みは既に終えている。

あとはあの日その場にいた人物の一人であり、一番身近な部下である彼を訪ねるのは最早必然でもあった。

胡桃が何を言わんとしているのか汲み取った鍾離は、静かに語り出した。

 

「彼女について語るには、まずいくつかのことを前提に置いて話さなければならない。」

 

「...前提?」

 

「俺は彼女に害を加えるつもりはなく、ただ話をしたかっただけだ。

 そして、俺がこのような行為に及んでいるのは...とある人物と契約を結んだからだ。」

 

鍾離ははっきりと『契約』と口にした。

商人の都であり、岩神の国であるここ璃月にて契約を交わすということが一体どれほど重い発言であるのかは言うまでもない。

しかも、ただの商物のやり取りではなく人に関する契約だ。

それだけで通常とは異なる状況であるということは明白であった。

ともなれば、次に気になってくるのはやはり...

 

「...誰とどんな契約をしたの?エレーナのことを追いかけ回してる誰かが鍾離さんに依頼したの...?」

 

 

 

「『散兵』だ。」

 

 

 

「.........は????」

 

胡桃は思わず素っ頓狂な返事を漏らすことしかできなかった。

彼は、今なんと言ったのだろうか。『散兵』と....そう言ったのだろうか。俄かには信じられない衝撃の発言を、胡桃はまだ飲み込めなかった。

『散兵』というのは、おそらくファデュイの執行官の一人であり、残忍かつ非道な人物であるという話が数多く囁かれている者のことだろう。

戦闘に対する異常な執着を見せる『公子』とはまた異なり、『散兵』は"人間に対する嫌悪感や侮蔑の感情を露わにする"のだとか。

ゆえに手段を選ばず、人に命が犠牲になるような手段を平然と用いるのだ。

そんな彼は組織内の人間からも畏怖されており、危険な人物の一人とされている。

 

「(そんな人物が、鍾離さんに契約を...?)」

 

この璃月内にて頻繁に訪れる、もしくは交流する使節は『公子』や『富者』くらいなのだと考えていたため、ここに来て唐突に上がった執行官第6位の名前に驚きを隠せなかった。

しばらく固まった後、正気を取り戻した胡桃は、再び鍾離に質問した。

 

「...仮にその『散兵』がエレーナを調査するって内容の依頼を持ちかけてきたとして、鍾離さんが応じる理由がわかんないな〜...。

 私、結構鍾離さんのことは信頼してたつもりだったんだけど...。」

 

「改めて断っておくが、俺は彼女に危害を加えるつもりはない。その上、『散兵』と...彼と交わした契約にも、彼女へ肉体的又は精神的苦痛を与えることは禁ずるよう含めてあった。」

 

「...。」

 

「俺が彼と契約した内容は"彼女(エレーナ)の正体を判明させること"だった....。そして彼女の正体の可能性の一つとして、"『公子』との血縁関係"というものがあったというわけだ。」

 

「...。」

 

もし彼の言うことが真実ならば、エレーナはとんでもない人物に追われていることになる。しかし、同時に引っ掛かっていることがあった。もし、彼女が『散兵』に追われているのなら、あの日の慌てぶりも理解できる。だが...何故『公子』の名前を出しただけで"ああなった"のか、ということだ。

あの場では胡桃も鍾離も『散兵』の名は一切出していなかった。つまり、だというのに彼女は大きく取り乱した。つまり、『散兵』ではなく『公子』に対して過剰に反応したことになる。

そして鍾離が言った血縁に関する推測...おそらくだが、彼女と『公子』は...

 

「ああ、薄々勘付いているのは思うが...彼女、エレーナは『公子』と血縁関係にある。そして『散兵』とは別の件で彼に追われており、そんな状況で、第三者であり『公子』と交流のあった俺からそのことを追求され...あのような状況になったのだと考えられる。」

 

「いやいやいやいや、おかしくなぁい?色々と...。だって、もし仮に『公子』(あの人)とエレーナに血の繋がりあったとして、なんでここまで逃げる必要があるの?命でも狙われてるの?」

 

「...その理由こそ、『散兵』から依頼された事柄と繋がるのだろう。彼女が何者であり、何を知っているのか...それこそが彼らが彼女を追っている理由なのだろうな。その上、情報通であるファデュイの人間でも知り得ないのであれば、本人に聞くほかなかった。ゆえに彼女と会う場を整え、対話を試みたのだが...。」

 

「あの怯えようだった...。」

 

「ああ、彼女が抱える事情は、こちらが想像するものよりもずっと大きいものらしい...。」

 

「...。」

 

「堂主への説明が足りず、このようなことになってしまったのは俺の過失だ。どのような処遇でも甘んじて受けよう。」

 

胡桃は失意の内にいた。聞けば聞くほど彼女がずっと闇を抱えていたことがわかり...自分がそれに気がつけなかった事実に打ちひしがれる。

それも、鍾離のような知見の深い人間やファデュイの人間ですら知り得ない秘密を、自分ごときが理解できるのかと...彼女を真に理解できるのかと。

 

「...とりあえず、客卿の業務に戻って。エレーナに面と向かって一緒に謝ってから、だよ。」

 

「...承知した。」

 

「...。」

 

「...ところで、これは独り言なのだが...」

 

「ん?」

 

「確かに彼女は警戒心が強く心を閉ざしている。璃月の街中にも、そうそう足を運ぶことはなかった。

 だが、そんな彼女がファデュイのいるこの璃月に長い間止まっていたのは、ひとえに堂主のおかげだろう。」

 

「...え?」

 

「人との接触を避けていた彼女も、堂主とだけは頻繁に会い、話をしていた。だからこそ、堂主にならば言えるようなこともあるのでは...」

 

「...。」

 

「ふむ...そういえば、最近"軽策荘"にある少女が駆け込んだそうだ。聞く話によると、酷く消耗しており誰かの助けを....」

 

 

 

「ちょっと用事思い出したから!また!」

 

 

 

胡桃は有無を言わさず飛び出した。

驚きである。先ほどまで落ち込んでいた少女は一変、自らに親友を救う手立てがあるかもしれない可能性を見出した途端に走り出した。

普段の彼女を知るものならば、いつも通り突拍子もないことを思いついただけだろうと考えるだろうが...その実、ただ愛する者のため奔走し始めただけである。彼女自身も自覚していないが、胡桃のエレーナに対して抱えている感情はかなり重く、それがエレーナに直接のしかかれば容易く押し潰せてしまうほどだ。今の所は、エレーナに嫌われることを恐れて無意識にセーブしているが...時たまこうして暴走気味になってしまう。

 

そんな彼女の様子を、鍾離は眩しいものを見る様な目で見送った。

 

「見ているだろうか...。彼女は得難い友を得た。もう何も心配はいらない。

 例えこれからどのような苦難を強いられようとも、必ず乗り越えられるだろう...。」

 

男は、誰がいるともわからない空間で、どこか哀愁漂う背中をしながらそう呟いた。

 

そこにはどこか寂しそうな背中をした男だけが残った。




来年もよろしくお願いします。
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