転生したグリードがスライムと相棒になった件   作:バンドリーマーV

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OP「Nameless Story」寺島拓篤

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(♪「オーズ・ザ・ストーリー」)

大賢者:告。前回までの三つの出来事を纏めます。

一つ。オーガ達から、オークの軍勢の脅威が知らされました。

二つ。オーガ達がマスターの配下となり、名付けにより、鬼人に進化しました。

そして三つ。オーク軍の動きに伴い、リザードマン達も動き出していました。

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(♪「カウント・ザ・メダルズ」)

大賢者《告。カウント・ザ・メダルズ。現在、個体名:ゴーダ・テンペストの使えるメダルを確認します》

ライオン、トラ、チーター

クワガタ、カマキリ、バッタ

サイ、ゾウ


11 ガビル参上!

ベニマル達が仲間になり、数日が過ぎた。町の建設は順調に進んでいる。

 

シュナは皆の衣類等を製作し、シオンはリムルの秘書に就任した。

 

新しく建築された家の食堂にて。

 

 

ベニマル「これはリムル様」

 

ハクロウ「お食事ですかな?」

 

リムル「あぁ、シオンが手料理を作ってくれるって言うんでな」

 

「「「!?」」」

 

 

鬼人男性陣がビクリとする。ソウエイは偵察に行くと言って逃げ出した。

 

 

ゴーダ「何だこいつら…ハッ…!?」

 

ゴーダ(まさかシオンの奴…そんなベッタベタな…)

 

リムル(お約束みたいなアレだったりする、のか…!?)

 

シオン「お待たせしました!」

 

ゴーダ(大当たりだよ畜生ッ!?これ絶対毒だろッ!)

 

 

禍禍しいオーラを放つ、アニメあるあるな紫色の得体の知れない料理(?)が出てきた。

 

 

リムル(ベニマルめ、シオンがメシマズだと知ってて逃げやがったな!?何普通に茶すすってんだ!)

 

ゴーダ(てか隣ハクロウ!あの爺さん完全に気配を断ってやがる!お~い!?)

 

 

スプーンですくったら顔みたいなのが…

 

 

リムル「クッ…!」

 

 

リムルは《大賢者》に助けを求め、助言に従い、後ろにスプーンを突き出すが…

 

 

ゴブタ「むぐぅッ!?」

 

「「!?」」

 

 

スプーンは見事にゴブタの口へ…シオンの料理を食わされたゴブタは、苦しみのたうち回り、緑の肌が紫色になり、泡を吹いて気絶した…。

 

 

シオン「…あれ?」

 

リムル「…今後、料理する時はベニマルの許可を取るように!」

 

ベニマル「!?」

 

ゴーダ「哀れだな…」

 

 

 

 

 

そんなある日。

 

 

リグルド「リムル様、ゴーダ様。リザードマンの使者が訪ねてきました」

 

 

向かってみると…

 

 

ガビル「吾輩はリザードマンのガビルである!お前らも部下に加えてやろう。光栄に思え~!」

 

「「「わ~っ!」」」

 

 

なんかアホの子っぽいリザードマンが、これまたアホっぽい仲間のリザードマン達に称えられていた。

 

 

ゴーダ「なんだこのアホは」

 

ウツロ「アホだよ、きっと」

 

ゴーダ「見りゃ分かる」

 

 

このガビル、オークの軍勢、オークロードの存在を危険視した、リザードマンの族長である父から、近隣のゴブリン村に援軍を求めるように言われた…のだが、思慮深く誠実な父と違い、お調子者で自信過剰なため、こんな有様である。

 

 

ガビル「このガビルが、貧弱なお前達を、オークの脅威から守ってやろう!貧弱…貧弱…?」

 

 

スライム、ネオグリード(見た目人間)、鬼人、ボブゴブリン…

 

 

カビル「貧…ォオゥ…」

 

 

一瞬シオンの胸に見蕩れてから…

 

 

ガビル「…ゴブリンがいないようだが?」

 

「あれ~…?」

 

「ここは確かにゴブリン村のはず…」

 

「ていうか、貧弱な奴が一人もいないよガビル様…」

 

 

しゃがんでヒソヒソ話し出した。

 

 

ゴーダ「やっぱこいつアホだな」

 

リムル「まぁ、オークが攻めてくるなら、共闘も悪かないが…こいつに背中預けるのもなぁ、アホっぽいし…」

 

ウツロ「ねぇねぇお兄ちゃん、アホが失言して鬼人組がブチ切れてるよ」

 

ゴーダ「おぉおぉ、落ち着けお前ら」

 

 

スライムのリムルを見下した発言をしたガビルに、ランガや鬼人達がブチ切れていると…

 

 

ウツロ「あ、ゴブタ。生きてたんだ」

 

ゴブタ「酷いっスよウツロ様!」

 

 

いつの間にか復活したゴブタが現れた。

 

 

大賢者《個体名ゴブタは、個体名シオンの料理に抵抗し、《毒耐性》を獲得したようです》

 

リムル「…って大賢者が言ってる。毒耐性って俺も持ってないのにすごいな…」

 

ゴーダ「やっぱ毒じゃねぇか」

 

ウツロ「毒耐性ならお兄ちゃんもあるじゃん」

 

ゴーダ「元が毒属性のコアメダルだしな」

 

 

ちなみにリムルと同じ《熱変動耐性》《物理攻撃耐性》等も、転生時に獲得している。アンク、映司との最後の戦いのダメージが影響したのだろう。

 

 

ランガ「ちょうどいいところに来た」

 

ゴブタ「え、ちょっ!?」

 

 

ゴブタはガビルの話を聞く条件として、ガビルと一騎打ちさせられることになった…そして。

 

 

ガビル「ぎゃ~っ!?」

 

「「「ガビル様~!?」」」

 

 

スキル《影移動》を習得していたゴブタにより、ガビルはあっさり敗北。仲間達に連れられていった。いや、ガビルも結構強かったのだが…。

 

 

ゴーダ「だが、リザードマンが戦力集めしてる以上、オークの脅威も近くなってるわけだ」

 

リムル「あぁ、本格的に対策を進めないとな」

 

 

 

 

 

その夜、会議室。

 

 

リムル/ゴーダ「「20万!?」」

 

ソウエイ「20万のオーク軍本隊が、大河に沿って北上している。別働隊の動きからして、合流地点は湿地帯」

 

ゴーダ「つまりはリザードマンの支配領域か」

 

リムル「目的は何だ…?」

 

カイジン「何かしらバックの存在を疑うべきだろうな…」

 

リムル「…例えば魔王、とか」

 

ウツロ「……」

 

 

ウツロがピクリと反応する。

 

 

ウツロ「…魔王にしても、レオンじゃないね。こういうやり方はアイツの趣味じゃない」

 

リムル「ウツロが言うならそうだろうな…」

 

ベニマル「魔王が絡んでるかは分からんが…オークロードがいる可能性は高まったと思う。20万もの軍勢を、普通のオークが統率できるとは思えない」

 

リムル「なるほどな…」

 

ソウエイ「むっ…?」

 

ゴーダ「どうした?」

 

ソウエイ「偵察中の分身体に接触してきた者がおりまして…ドライアドなのです」

 

リムル「ドライアド!(木の精的な姉ちゃんだよな!)お呼びしたまえ」

 

 

そして、会議室に光と共に現れた、緑の髪の女性。

 

 

「魔物を統べる者達、及び、その従者たる皆様。初めまして。ドライアドのトレイニーと申します」

 

リムル「リムル・テンペストです。こっちがゴーダ・テンペスト」

 

ゴーダ「んで?そのドライアド様とやらが、俺らに何の用だ?」

 

トレイニー「お願いがあって参りました」

 

「「?」」

 

トレイニー「リムル・テンペスト、ゴーダ・テンペスト…あなた方に、オークロードの討伐を依頼したいのです」

 

 

 

 

 

リムルやゴーダ達が、トレイニーからの説明を受け、オークロード討伐の依頼を承諾した頃。

 

 

「ワイはラプラス。『中庸道化連』ちゅう何でも屋の副会長でな。ゲルミュッド様の遣いで、あんたに警告をしに来たんや」

 

ガビル「おぉ、ゲルミュッド様の!」

 

 

笑い顔の仮面をつけた謎のピエロが、ガビル達に接触していた。ラプラスは、ガビルにオークロードの存在を伝え…

 

 

ラプラス「リザードマンの首領はできたお人やけど、もうお年やし…正直、荷が重いんと、ちゃいます?」

 

ガビル「…フム…オーク軍撃退の後に、首領の座を頂こうと考えていたが…それでは間に合わんようだな!」

 

ラプラス「せやせや!」

 

 

調子に乗り、すっかりその気になったガビル達が去った後。

 

 

ラプラス「せいぜいがんばりや、ガビルはん。しかし…」

 

 

ラプラスは考え込む。

 

 

ラプラス「…警戒すべきは、あの鳥野郎が言うっとった『オーズ』やな」

 

 

ED「Another colony」TRUE

 

 

 

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