転生したグリードがスライムと相棒になった件   作:バンドリーマーV

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アニメ三期が始まって刺激を受けました。

OP「Nameless Story」寺島拓篤


14 全てを喰らう者

 

オークディザスターとなったゲルドは、圧倒的だった鬼人達やランガの攻撃も、圧倒的な回復力でものともしなかった。

 

 

「王よ、この身を御身と共に…」

 

ゲルド「…うむ」

 

 

なんと、自ら望んだとはいえ、ゲルドは同じオークすら食らい、パワーアップした。

 

 

ゲルド「足りぬ!もっと、喰わせろッ!」

 

 

更に、異変な起こる。

 

 

オーズ「何ッ!?」

 

 

ゲルドが部下を食らった次の瞬間、巨大白ヤミーが脱皮する。

 

 

『『クワセロォッ!!』』

 

 

巨大白ヤミーは、巨大オウムヤミーに進化した!

 

 

ウツロ「宿主の欲望の動きに反応した…!?」

 

オーズ「また鳥のヤミー…!どうなってやがる!」

 

 

 

 

 

リムル「出番だぞ、大賢者!」

 

大賢者《了。オートバトルモードに移行します》

 

 

大賢者に体の主導権を移行し、リムルはゲルドと激闘を繰り広げている。

 

 

《シロクマ・コアバースト!》

 

ウツロ「フッ!」

 

ゴーガ「オォッ!」

 

 

ウツロとゴーガの同時攻撃が、巨大オウムヤミーの足元を崩し…

 

 

《スキャニングチャージ!》

 

オーズ「「「セイヤァアッ!」」」

 

 

オーズのガタキリバキックが炸裂するが…

 

 

『『クワセロォオオッ!!』』

 

オーズ「グァアアアッ!」

 

 

巨大過ぎる欲望による防御力は凄まじく、オーズは火球で吹き飛ばされ、変身が解けた。

 

 

ウツロ「お兄ちゃんッ!」

 

ゴーガ「ゴーダ様!」

 

ゴーダ「ぐっ…!」

 

ガビル「ゴーダ殿!」

 

 

ガビルがゴーダに駆け寄る。

 

 

ガビル「ゴーダ殿、これを!」

 

ゴーダ「!これは…!」

 

 

ガビルが差し出したのは、シャチ、ウナギ、タコのコアメダルだった。

 

 

ガビル「リザードマンの支配領域で発見されたものです!お役に立てるなら…!」

 

ゴーダ「最高だッ!サンキューガビル!」

 

 

ゴーダはメダルを受け取る。

 

 

ゴーダ「変身ッ!」

 

《シャチ!ウナギ!タコ!》

 

《シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!》

 

 

ゴーダはオーズシャウタコンボに変身した!

 

 

 

 

 

(♪「Shout out」)

 

 

オーズ「フッ!オォオオッ!」

 

 

オーズはウナギウィップでヤミーを拘束、それを起点にジャンプすると、分裂したタコレッグによる連続キックを浴びせる。

 

 

オーズ「リムルのスキルを元に…!水刃ッ!」

 

《スキル《水刃》を獲得しました》

 

 

シャチヘッドからの水流を応用し、リムル同様の水の刃を放ち、ヤミーの羽を斬り飛ばした!

 

 

オーズ「喰らえッ!水刃乱れ雨ッ!」

 

 

オーズは無数の水刃をヤミーに降り注がせた!

 

 

ゴーガ「おぉ、凄まじい…!」

 

ウツロ「まさに水を得た魚だね」

 

 

水属性のシャウタコンボは、水が豊富なこの戦場では更に力を増し、その上火属性の鳥系ヤミーに対して有利、この戦いにおいて最も力を発揮できる姿なのだ。

 

 

ゲルド「捕らえたぞ、今度こそお前を食ってやる!」

 

リムル「お前に食われる前に、俺がお前を食ってやるよ!」

 

 

ゲルドの腕に捕まったかに見えたリムルだったが、スライムに戻り、ゲルドの全身に纏わり付いていく。

 

 

リムル「お前が俺を食うのが先か、俺がお前を食うのが先か。相手を食い尽くした方が勝ちだ!」

 

ゲルド「ヌォオオッ!」

 

 

互いに食い合い、再生を繰り返すが、リムルが有利だ。

 

 

ウツロ「負けてらんない…!」

 

《セイウチレッグ!》

 

《セイウチ・コアバースト!》

 

 

ウツロは足に、巨大な牙が備わった装甲を装備する。

 

 

オーズ「決めるぞ…!」

 

《スキャニングチャージ!》

 

 

オーズはオクトバニッシュを発動する。

 

 

オーズ「セイヤァアアアッ!」

 

ウツロ「ハァアアアアッ!」

 

ゴーガ「オォオオンッ!」

 

 

オーズとウツロのダブルライダーキック、ゴーガの体当たりが同時に直撃し、ヤミーは爆散した!

 

 

ゲルド「ヌォオオッ!」

 

 

同時にリムルが、完全にゲルドを包み込んだ。

 

 

 

 

 

リムル『…!ゴーダ!』

 

ゴーダ『リムル?ここは…?』

 

 

気が付くと、リムルとゴーダは、荒れ果てた荒野の真ん中にいた。痩せ細ったオークの子供達が泣いていた。

 

 

ゲルド『腹が減ったのか。少し待ちなさい』

 

 

ゲルドが自らの片腕を引きちぎり、食料として子供達に与えている。

 

 

ゲルド『しっかり食べて、大きくなるのだぞ』

 

 

 

リムル『これは…ゲルドの記憶、か?』

 

ゴーダ『俺もヤミーを通して、ゲルドの欲望に触れたからな。お前との繋がりもあって、ここに導かれたのか…』

 

 

 

側近『王よ、これ以上お体を削るのはおやめください…!大飢饉の中、あなたまで失えば、我々には絶望しか…!』

 

ゲルド『…一昨日生まれた子が、今朝飢えで死んだ。昨日生まれた子は虫の息だ。この身はいくら引きちぎろうと再生するのに…これが既に絶望でなくて、何だと言うのだ…?』

 

 

ゲルドは歩き出す。

 

 

ゲルド『森で食料を探す』

 

側近『し、しかし、ジュラの森は暴風竜の…!』

 

ゲルド『暴風竜は封印されて久しい。少しばかりの恵みを…』

 

 

ゲルドは子供達のため、食料を探す旅の中で行き倒れたところを、ゲルミュッドに発見された。

 

 

 

 

 

『『『……』』』

 

 

ゴーダ、リムル、ゲルドは、精神世界の荒野で、背中合わせに立つ。

 

 

ゲルド『あの方は教えてくれた。オークロードとなった俺が喰えば、仲間は死なない。飢える仲間を救える。邪悪な企みの駒にされたようだが、懸けるしかなかった。だから俺は喰わなければならない』

 

 

ゲルド『俺は他の魔物を食い荒らした。ゲルミュッド様を喰った。同胞すら食らった。俺がここで倒れれば、同胞が罪を背負う。俺は罪深くともよい。皆が飢えることがないよう、全ての飢えを俺が引き受けるのだ…!』

 

 

ゴーダ『…それが、お前の本当の欲望か』

 

リムル『それでも、お前は負ける。だが安心しろ。俺がお前の罪も全て食ってやるから』

 

ゴーダ『俺達で食う、な』

 

ゲルド『俺の罪を…食う…?』

 

リムル『あぁ。お前だけじゃなく、同胞全ての罪もな』

 

ゲルド『同胞の罪も…お前達は、欲張りだ』

 

リムル『そうだな…俺は欲張りだよ』

 

ゴーダ『俺なんか、欲望の化身だぜ?いくらでも食ってやるさ』

 

 

精神世界は、荒野から豊かな花畑に変わる。

 

 

ゲルド『…うぅ…』

 

 

ゲルドは元の姿に戻り、涙を流す。

 

 

ゲルド『強欲なる者達よ…俺の罪を食らう者達よ…!感謝する…俺の飢えは今…満たされた…』

 

 

ゲルドは消えていった…。

 

 

「「……」」

 

 

ゲルドが消え、《捕食》を終えたリムルが着地し、ゴーダはゲルドから生まれたセルメダルを吸収する。

 

 

ゴーダ「……」

 

 

──────

 

『一筋縄じゃいかねぇぞ?あいつの欲望、バカみたいにでけぇからな』

 

『火野は自分の命を投げ出しても誰かを救おうとした。お前にそれができるのか?』

 

──────

 

 

ゴーダ「…お前はよくやった。安心して眠れ。ゲルド」

 

 

 

側近「…王よ…やっと、解放されたのですね…」

 

 

 




ED「Another colony」TRUE
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