転生したグリードがスライムと相棒になった件   作:バンドリーマーV

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時々転スラ日記のネタが入るようになります。

OP「メグルモノ」寺島拓篤



17 集う者達

 

ゴーダ「ミリムがフラメアを妙に気にしてたよな」

 

リムル「すぐに他に行ったけど、気になる話だよな…」

 

 

リムルとゴーダが話していると…

 

 

「「!?」」

 

 

いきなり町で爆発が起こった。

 

 

リムル「何だ!?」

 

ゴーダ「行くぞ!」

 

 

コウモリの翼、ハチのハネで現場に向かうと…

 

 

「「へ?」」

 

 

ミリムの前に、一人の獣人が泡吹いて倒れており、彼の部下らしき獣人達がオロオロしていた。

 

 

ゴーダ「いやいや待て待て何事だ!?」

 

 

この獣人はフォビオと言い、魔王カリオンが治める獣王国ユーラザニアからの使者なのだが、どうも見下した態度で、対応したリグルドが殴られてしまい…

 

 

ミリム「マブダチの子分に何するのだ~ッ!」

 

 

…とキレたミリムにぶっ飛ばされたらしい。

 

 

リムル「リグルドを助けてくれたのはいいが、魔王カリオンと揉め事になったらどうすんだよ…」

 

ゴーダ「また面倒なことになったな…」

 

 

フォビオはカリオンの命令で、テンペストの魔人をスカウトしに来たらしい。とりあえず話した後は帰らせたが…

 

 

リムル「さて、魔王カリオンについて聞きたい」

 

ミリム「それはお前達にも秘密だ!お互い邪魔しないと約束なのだ!」

 

ゴーダ「はい、秘密があるの自白したな」

 

ミリム「しまった!?」

 

リムル「それはカリオンだけとの約束か~?それとも他の魔王も関係してるのかな~?」ニヤニヤ

 

ミリム「いや、それは…」

 

ゴーダ「いいだろ、カリオンも部下使って邪魔して来たんだし」

 

リムル「マブダチなんだから、お互い助け合うじゃん?だったら、俺達もミリム以外の魔王について知っといた方がいいと思うんだよね~?」

 

ミリム「ぐぬぅっ…!」

 

リムル「そうだ!今度武器を作ってやるよ!やっぱマブダチとしてはミリムが心配だしさ!」

 

ミリム「マジか!そうだな!マブダチは一番大事なのだ!なっはっは!」

 

リムル/ゴーダ((チョロい、あまりにもチョロい…!))

 

 

 

 

 

リムル「つまり、ミリムを含む五人の魔王がゲルミュッドを使って、新しい魔王の誕生を目論んだと」

 

ミリム「クレイマンの部下のゲルミュッドが提案したらしくてな」

 

ベニマル「これは他の魔王も絡んでくるでしょうね」

 

ゴーダ「で、他の四人の魔王ってのは?」

 

ミリム「うむ。魔王クレイマンに、魔王カリオン、魔王フレイ、それから──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──魔王アンクなのだ!」

 

ゴーダ「ッ!?」

 

 

ゴーダは目を見開いた。

 

 

リムル「アンクって、確か…」

 

ゴーダ「…そいつ、どんな奴だ?」

 

ミリム「今の11大魔王の中じゃ、一番の新顔だぞ。普段は人間の姿をしてるが、本当の姿は鳥を人型にしたみたいな魔族なのだ。種族はよく分からん」

 

ゴーダ「…!」

 

 

その後、ゴーダとリムルは二人だけで話していた。

 

 

ゴーダ「鳥のヤミーが出た以上、単なる同名とは考えにくいが…」

 

リムル「お前が話してたアンクって、魔王なんて柄じゃないよな?」

 

ゴーダ「あぁ。どうなってる…?」

 

 

 

 

 

ジュラの大森林近隣国の一つ、ファルムス王国は、オークロード調査団を派遣した。ヨウムという男を中心とした、金で集められた荒くれ者集団だが、ヨウムのカリスマ性から不思議と纏まっていた。

 

 

ヨウム「…?」

 

 

ヨウムが何か気配を感じ、立ち止まると…

 

 

キド「ヤバいでやんす~!」

 

エレン「でもでも~!」

 

カバル「危ねぇ!」

 

フューズ「お前らそんな体たらくで、今までよく生き延びてたな!?」

 

 

いつぞやのエレン、カバル、キドの三人が、ギルドマスターのフューズと共に、巨大な蜘蛛数体に追い詰められていた。

 

 

ヨウム「巻き込まれたか…陣形を組め!全員生き残れ…!」

 

 

ヨウムは的確な指示で調査団を纏めている。そこに…

 

 

ウツロ「ま~たバカやって追い詰められてる」

 

ゴブタ「あ、カバルさんじゃないスか」

 

 

パトロール中のゴブタと、着いてきたウツロが合流した。

 

 

フューズ「なっ、シズさん…!?」

 

エレン「あ、シズさ…じゃなくてウツロさん!」

 

カバル「ゴブタ君…!」

 

ウツロ「シズの言った通り、危なっかしくて見てらんない」

 

ゴブタ「ウツロ様、あっちはオイラがやるッス!」

 

ウツロ「いいよ~」

 

 

二人は剣を構え…

 

 

ウツロ「変身するまでもない、雑魚が」

 

ゴブタ「今日の晩御飯っス~!」

 

 

それぞれ巨大蜘蛛達を瞬殺した。

 

 

ヨウム「嘘だろ…」(汗)

 

 

 

 

 

リムル「俺達がテンペストの二大盟主だ。俺がリムル・テンペスト。こっちが…」

 

ゴーダ「ゴーダ・テンペストだ」

 

 

アンクのことが気になりつつも、リムルとゴーダはヨウム達を出迎えた。

 

 

フューズ「本当にスライムが盟主の一人…!」

 

ゴーダ「で、ブルムンド王国とファルムス王国から調査に来たって?」

 

ヨウム「つかなんでスライムがそんなえらそうにしてんだよおかしいだろ?」

 

シオン「リムル様に無礼ですよ」

 

ヨウム「うるせぇ黙ってろおっぱいてぇっ!?」

 

 

ヨウムがシオンのお仕置きでタンコブを作り、やりすぎだとリムルが謝罪する。

 

 

リムル「俺は人間とも仲良くしたい」

 

ゴーダ「無駄に争ったって仕方ない。そのうち貿易でもすりゃあいい。ドワーフ王国とも国交結んだしな」

 

フューズ「ドワーフ王国と…!」

 

リムル「この地を経由すれば、商人達の利便性も上がるだろうし、どうかな?」

 

フューズ「ふむ…そういうことでしたら、我々としても協力はやぶさかではありません」

 

 

フューズと面識のあるベスターの仲介もあり、フューズは好印象を持ったようだ。

 

 

ウツロ「フューズなら信用できるよ」

 

ゴーダ「シズの中からこいつも見てたのか」

 

ウツロ「そうそう、赤ん坊の頃から知っててさ。初対面で大泣きされて…シズはフューズのおしめ変えたことだってある」←転スラ日記より

 

フューズ「やめてくださいッ!?」(///)

 

エレン/カバル/キド「「「へ~」」」ニヤニヤ

 

フューズ「おいお前達!」

 

ゴーダ「お前な…」

 

ウツロ「てへぺろ」

 

 

フューズはリムル達のことを知るため、しばらくテンペストに滞在することになった。

 

 

ゴーダ「ところでフューズとやら。オークロードが倒されたって話は、もう知れ渡ってるのか?」

 

フューズ「いや、国王とごく一部の者のみです」

 

ゴーダ「ふむ…」

 

リムル「ほお…ならば…ヨウム君、俺達と契約しない?」

 

ヨウム「はぁ?」

 

ゴーダ「ファルムス王国には金で雇われたんだろ?雇い主が変わるだけのことだ。な、リムル?」

 

リムル「そうとも。君達に、オークロードを倒した英雄になってもらいたいのだよ!」

 

『『はぁ!?』』

 

リムル「ヨウムがオークロードを倒したってことにして、俺達は英雄を手助けした信用できる魔物という立ち位置を確立するんだ。謎の魔物より、そっちの方が親しみやすいだろ?」

 

ベニマル「なるほど…!」

 

ヨウム「んん…」

 

 

 

 

 

フラメア「お久しぶりです!」

 

エレン「フラメアちゃんも元気そうだね!」

 

 

久しぶりに再会したフラメアとエレン達。

 

 

エレン「それでそれで?ゴーダさんとは最近どうなの?」

 

フラメア「え、どうとは…」

 

エレン「フラメアちゃん、ゴーダさんのこと好きなんでしょ?」

 

フラメア「へっ!?そ、それはその…!」(///)

 

 

フラメアは真っ赤になる。

 

 

フラメア「…は、はい…」(//)

 

エレン「やっぱり~!」

 

 

初対面で助けられ、その後の交流で彼の素を知り、自分を変えるために努力する姿を、気付けば目で追っていた。

 

 

フラメア「で、でも、ゴーダ様は森の二大盟主のお一人で…」

 

エレン「フラメアちゃんだって、兎人族の族長の娘さんなんでしょ?」

 

フラメア「スケールが違いますよぉっ!」

 

エレン「いやいや!族長うんぬん言っちゃったけど、恋に身分は関係ないよ!テンペストでの結婚について聞いたけど、人間の国みたいなめんどくさい規則もないんだし!」

 

フラメア「そ、そうなんですけど…!恋とかしたことなかったし…!」

 

エレン「初恋!いいね~!眩しい!すぐにとは言わないけど、伝えることは伝えるべきだと思う!」

 

フラメア「は、はい…!」

 

 

 

 

 

夕方、丘の上。

 

 

ゴーダ「考えは纏まったか?」

 

ヨウム「ゴーダさんに、リムルさんか…これは大した町だ…あんたらが邪悪な存在じゃないってのは、町のやつらを見れば分かる。

 

俺達は脛に傷を持つ身だ。ずっと自由になりたかった。今回の任務を受けたのは、途中で死んだことにして、どこか安全な国に向かうつもりだったからだ。

 

──決めだぜ。俺はあんたらを信用する。旦那と呼ばせてもらう。何なりと命じて欲しい」

 

リムル「あぁ、よろしく頼むよ」

 

ゴーダ「ま、仲良くやろうぜ」

 

 

こうしてヨウム達は、ハクロウの元、英雄に見えるように修行することになった。

 

 

ゴーダ「こっちのことは何とかなりそうだな。問題は…魔王アンク、か…」

 

リムル「厄介だな…同じ魔王でも、ミリムとは訳が違うぞ…」

 

 

ゴーダには一つ、思い当たることがあった。

 

 

ゴーダ「……」

 

リムル「どうした、ゴーダ?」

 

ゴーダ「映司の記憶にあった…まさか、『あいつ』が…?」

 

 

 

 

 

魔王クレイマンの城。

 

 

ティア「あのカリュブディスが復活するんだって!」

 

クレイマン「カリュブディス…!」

 

 

クレイマンは、仲間の一人である仮面の少女・ティアから報告を受けていた。

 

 

クレイマン「カリュブディスか…魔王にも匹敵するというその力、興味深い。君もそう思わないかい?」

 

 

クレイマンは、赤いチェックの服を来た少年に問いかける。

 

 

「そうだね、僕も同感だ」

 

クレイマン「スライムやオーズは、カリュブディス相手にどこまでやれるかな」

 

「オーズか…オークディザスターからヤミーを作ってぶつけたし、向こうだって、僕の存在に気付いてもいい頃だ。そろそろ、直接力を測ってみるのも悪くないよね」

 

 

少年の背中に、赤い光の翼が現れるが、左翼のみだった。

 

 

クレイマン「行くのかい?」

 

「うん。久しぶりに遊んでくるよ」

 

 

少年は窓を開き、夜空に飛び上がった。

 

 

クレイマン「フフ、相変わらず気まぐれな奴だ…」

 

 




ED「リトルソルジャー」田所あずさ
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