転生したグリードがスライムと相棒になった件 作:バンドリーマーV
リムルvsミリム、ゴーダvsロストを中心に、激戦が繰り広げられる。
ベレッタ「ラミリス様、私も戦いたく存じます」
ラミリス「よし…!ギィ!私もリムルとゴーダに付くから、うちのベレッタも参戦を…」
ギィ「ダメだ」
ラミリス「なんでさ!」
ギィ「魔王同士の戦いに従者が混ざるな。それにあいつらの戦いだろ」
ラミリス「ミリムは戦ってんじゃん!」
ギィ「あいつには考えがあるんだろう」
ラミリス「それじゃあ私が何も考えてないみたいじゃん!?」
ギィ「違うのかよ?それに、お前の従者は誰に忠誠を誓っているんだ?もう一人はお前を守ることに全力だが、もう一人は違うな」
ベレッタ「…確かに、我は主を天秤にかけております。マスター及びクリエーターとしてのリムル様、そしてラミリス様。
リムル様の願いは、我がラミリス様を守護すること。我もまた、ラミリス様に仕えることを良しとしています。
我はリムル様に恩返しをしたいのです。ラミリス様もリムル様を救いたいと願っておりますゆえ」
ギィ「ほう…お前が望むからこいつも動く。いい従者だな、ラミリス」
ラミリス「でしょ!」
ギィ「まぁ、いいけどよ」
ベレッタ「感謝します。《原初の赤(ルージュ)》」
ギィ「その呼び名はやめろ。お前にもギィと呼ぶことを許す。ただし、今後ラミリス以外の主は認めねぇが、いいな」
ベレッタ「ギィ、我は今後全力で、ラミリス様にお仕えします」
ギィ「本当にいいのか?」
ベレッタ「リムル様とゴーダ様には、我より遙かに強い方々がお仕えしております。それに、我は研究が好きなのです。ラミリス様との研究の日々は、まさに夢のような…おっと、失礼しました」
ギィ「一つ聞く。お前の系統は?」
ベレッタ「我は末端、グレーターデーモンでした。ですが、我と同系統の者は非常に少ないでしょう」
ギィ「数の少ない系統か…そうかよ。どうりで俺を恐れないわけだ。あの系統は、自分勝手で興味本位だからな。そんなお前が自分より強いと認める者がいるのか?それも複数」
ベレッタ「我などまだまだです。我の系統の頂点と、更にもう一人…」
ギィ「…ふむ。行っていいぜ」
ギィはベレッタを結界内に送り出した。
ギィ(お前も動くか、《原初の黒(ノワール)》。もう一人とは、白、紫、黄のうちの誰か…あの二人はさぞ面白い存在なのだろうな。リムルにゴーダか、覚えておこう)
「「ッ!」」
攻撃がぶつかった大爆発により、ロストとオーズの距離が大きく開く。
オーズ「クッ…!」
『──助けて…!』
オーズ「…!」
《探求者》から引き継がれた《真願之王》の権能が、助けを求める心の声を聞きつけた。
ナインヘッド『助けて…!』
クレイマン配下のナインヘッドが苦しんでいる。戦っていたランガやゴーガも、それに気付いたらしく、攻撃できずにいた。
オーズ「クレイマンに操られてるのか…ゴーガ、ランガ!横の従魔達を抑えてろ!」
「「了解しました!」」
ゴーガ、ランガが従魔を抑える中、ゴーダはナインヘッドに手を向ける。
オーズ「《解呪》…!」
オーズは《真願之王》の権能により、ナインヘッドをクレイマンの呪法から解放する。
オーズ「…もう大丈夫だ。ゴーガ、こいつを頼む」
ゴーガ「かしこまりました!」
オーズはナインヘッドの頭をなで、ゴーガに託すと、ロストとの戦いに戻った。
解析でも呪いが発見できないまま、ミリムに応戦するリムル。
ベレッタ「お待たせしました、リムル様」
リムル「待ってたよベレッタ!」
ベレッタはクレイマン、魔人形ビオーラと2対1のシオンに加勢する。リムルはスライム形態と人間態を切り替えながら戦っていた。
リムル「隙有り!」
ラファエル《告。罠と推定》
リムル「ヤバっ…!?」
ミリムの拳がリムルに迫るが…
ヴェルドラ「ぐわぁあっ!いきなり何をするぅッ!ひどいでは無いかぁッ!」
リムル「ヴェルドラぁっ!?」
その拳は、何故かいるヴェルドラの後頭部に直撃した。更に…
フラメア「わひゃあっ!?」
ヴェネーノ「あだっ!?」
オーズ/リムル「「はぁっ!?」」
ルミナス「…む?」
何故かフラメアとヴェネーノまで、床に転がり落ちた。
ギィ(あいつは《原初の紫(ヴィオレ)》の眷属か?もう一人はお前か、ヴィオレ)
フラメア「え、ゴーダ様!?ここって…!」
ヴェネーノ「…ワルプルギスの真っ只中だね」
フラメア「うそぉっ!?」
ラファエル《告。マスターと個体名ゴーダの究極スキル《暴風之王(ヴェルドラ)》の権能に、《暴風竜召喚》があります。個体名ヴェルドラは、召喚経路を自力で逆走して来た模様です。
個体名フラメアと個体名ヴェネーノは、個体名ヴェルドラを止めようとして巻き込まれた模様》
ゴーダ「何やってんだバカ野郎!」
リムル「ていうか何しに来た!?」
ヴェルドラ「要件はこれだ!」
ヴェルドラは一冊の漫画を取り出す。
ヴェルドラ「カバーと中身が別物ではないか!最終巻にしてこの嫌がらせは悪質すぎるぞ!」
リムル「しまった、そういや悪戯したんだった…!」
ゴーダ「んなことで二人を巻き込むなバカ!…いや、ヴェルドラならミリムの相手も…!」
リムル「よし、最終巻を渡す前に一つ頼みがある!ミリムと少しの間遊んでやってくれ!」
ヴェルドラ「ミリム?おぉ、我が兄の一粒種か。よかろう!」
リムル「それはどういう…まぁいい、ミリムはクレイマンに操られてるだけだから、絶対に怪我させないようにな」
ヴェルドラ「操られ…いやリムルよ、あれは…」
リムル「じゃあ頼むぞ!」
ヴェルドラ「おい!全く…ではミリムよ、我と少し遊ぼうぞ!」
ヴェネーノ「さ~て…私達はどうしようか、フラメア?」
フラメア「…ここに来た以上、やることは一つ…!私達も戦おう!」
ヴェネーノ「そうこなくっちゃね…!」
オーズ「お前ら…覚悟は分かった。だが無茶だけはするなよ…!」
フラメア「はい!」
二人はドライバーを装着する。
《プテラ!トリケラ!ティラノ!》
フラメアはバースXと同型のドライバーに、映司から託された恐竜メダルをセット。
ヴェネーノはバースと同型のドライバーに、指で弾きキャッチしたセルメダルをセットする。
紫のメダルのエフェクトが飛び交い、フラメアが掌を開いた左腕を縦に構え、ヴェネーノが拳を握った右腕を横に伸ばし、二人の腕が十字を作った。そして…
フラメア/ヴェネーノ「「──変身ッ!!」」
二人はドライバーのレバーを回した。
《エェエックス…!》/《ブゥウウィッ…!》
フラメア/仮面ライダーリバースX。
ヴェネーノ/仮面ライダーリバースV。
新たな二人の仮面ライダーが並び立った。
ルミナス「…!」
ギィ「ほう…悪魔の力を身に纏うか。面白い…!」
リバースX「自由と平和を一つに…!」
リバースV「私達が通るよ…!」
「「──邪魔するなッ!!」」
二人は再び腕を合わせた。
(♪「バディアップ!」)
https://m.youtube.com/watch?v=Z0os81ov9UM
「「──ハァッ!」」
リバースX、リバースVは同時に飛び出し、ロストの屑ヤミー軍団を薙ぎ倒していく。
リバースX「ハァッ!やぁあッ!」
リバースXは愛用のリーフブーメランを投げ、更にメダガブリューを振るい、敵を切り裂く。
リバースV「フッ…!」
リバースVはバースバスターの銃撃で、ヤミー達を蹴散らしている。
《トリケラアーム!》
《クレーンアーム!ドリルアーム!》
リバースXはトリケラトプスを模し、パイルバンカーを備えた巨大な盾、リバースVはクレーンとドリルの合体アームを装備。
《トリケラ・コアバースト!》
「「ハァアアアアアッ!!」」
エネルギーと共に伸ばしたパイルとドリルが、屑ヤミー軍団を次々と串刺しにし、爆散させていった…!
リバースX「このまま一気に…!一緒に行くよッ!」
リバースV「うっひょ~ッ!燃えてきたぁッ!」
(♪「バースの悲劇」)
『セカイヲ…セカイヲォッ…!』
ワシヤミーは、ロストがユウキの欲望から生み出したヤミー。その巨大過ぎる欲望に自らも振り回され、制御できずに暴走しているが、それでも他のヤミーとは桁違いに強い。だが、ウツロが苦戦している理由はそれ以上に…
ウツロ(まさか、このヤミーの親は…!)
察して、動揺してしまったからだ。
『『ガァアアッ!』』
ウツロ「がはっ…!」
ウツロは鉤爪の一撃を受け、膝を付く。そこに追撃しようと、ワシヤミーが腕を振り上げる。
リムル「ウツロ!」
レオン「ッ!」
ラミリス「え?」
レオンがガタッと立ち上がる。
ウツロ(まずい…!)
──その時。
ウツロ「──ッ!?」
ウツロの腕が、ウツロの意思とは関係なく動き…凄まじい速さでメダジャリバーを振るい、ワシヤミーを斬りつける。
レオン(今の動きは…!)
ウツロ「…!」
変身が解除され、ウツロは何かを察する。
ウツロ「…そっか…」
その体からメダルが抜け出し、光に包まれる。そして光が収まった時、銀髪は黒髪に戻り…
シズ「──フッ…!」
──井沢静江が、目を開いた。
レオン「…シズ」
リムル「シズさん…!」
シズ「久しぶりだね、悟さん。そして…」
シズの隣で、ウツロが実体化した。シズに憑依していた時と同じ姿だ。
シズ「やっと、向かい合って話せるね。ウツロ」
ウツロ「シズ…」
ウツロは俯く。
ウツロ「…ごめん。覚悟を決めた貴女の時間を、私が欲望から引き伸ばした。それに…私が進化した時、シズも人魔族(デモンノイド)に…人間じゃ、なくなって…」
シズ「いいんだよ。貴女がいたから、あの子達が救われる瞬間を、この目で見られた。少しだけ、この世界を好きになれた。
この世界のこれからを見届けたいって、思うようになった。
貴女は私の欲望の化身。貴女は私を、私の本当の望みと向き合わせてくれた。
貴女は私で、私は貴女。もう、切り離せば自分が欠けてしまうほど…私達は、二人で一人」
シズはウツロに手を差し伸べる。
シズ「一緒に行こう」
ウツロ「──うん…!」
ウツロはシズの手を取り、立ち上がると、再びシズの体に宿った。
シズ「……」
レオン「……」
シズは一瞬レオンを見てから、腰に出現したウツロドライバーに、メダルをセットする。
《セイウチ!シロクマ!ペンギン!》
シズ「──変身…!」
《ウ・ツ・ロ~・ウツロ・ウ・ツ・ロ~…!》
《──ギンシロセイ!》
(♪「Mirage Mirror」五十嵐大二&カゲロウ)
https://m.youtube.com/watch?v=5pgxdNoItjo
シズ/ウツロ「「──フッ!」」
仮面ライダーウツロは、ワシヤミーに向かって飛び出す。
『『セカイヲォッ!』』
ワシヤミーは、金色のエネルギー弾を連射するが…
「「フッ…!ハァッ!」」
ウツロは全て回避しながら接近し、メダジャリバーで斬りつける。
「「ハァアアアッ!」」
力も速さも技量も数段跳ね上がり、ワシヤミーを追い詰めていた。
レオン「…二人の力が、重なっているのか」
《シロクマアーム!》
巨大な鉤爪で斬りつけ…
《セイウチレッグ!》
牙を備えた足装甲を叩き込み…
《ペンギンキャノン!》
「「ハァッ!」」
光線を直撃させ、全ての装備を纏った。
リバースX/Vは、中庸道化蓮と似た仮面をつけた、黒いカラスヤミーと戦っていた。
『『アノカタトトモニ、セカイヲ…!』』
カラスヤミーが飛ばした無数の黒い羽根の矢が、二人に降り注ぐ。
リバースV「このヤミーの親はクレイマンだね…!」
リバースX「元が誰でも、勝つだけだよッ!」
リバースV「そのいきだよ!」
《カッターウイング!》
二人はプテラの翼とカッターウイングで飛び上がり、追撃の羽を避けながら進む。
《ショベルアーム!》
リバースV「よっと!」
リバースX「ヤアッ!」
リバースVがショベルアームでかち上げたカッコウヤミーを、リバースXがメダガブリューで斬りつける。
シズ/ウツロ「決めるよ!」
リバースX「はい!」
リバースV「よしきた!」
「「「ハァッ!」」」
三人はベルトのレバーを二回回し、跳び上がる。
《ギンシロセイ!コアバースト!》
ウツロは全てのメダル武装を輝かせ…
《アルティメット・コアバースト!》
《アルティメット・セルバースト!》
リバースX/Vは、それぞれ赤と青の光を纏い、磁力を操って高速旋回、強力な竜巻を発生でヤミーを巻き上げ、引力で加速する。
「「「ハァアアアアアアアッ!!!」」」
三人のライダーキックが、ヤミー達に直撃した!
リバースV「それでは皆さんご一緒に!スリー、ツー、ワン…!爆発ッ!」
『『セカイヲォオオオオッ!』』
ヤミー達は爆散した…!
【仮面ライダーリバースX/V】
フラメアとヴェネーノがリバースドライバーX/Vで変身するライダー。
リバースXはメダル武装、メダガブリュー、フラメア愛用のリーフブーメランを使用。
リバースVはCLAWsやバースバスターを使う。
モチーフ、変身ポーズ、変身音のメロディはアルティメットリバイス。
変身音は『ギファー!ギファードレックス!』のとこ。『エックス』と『レックス』もかけていたりいる。
トリケラアームはアバレブルーのトリケラバンカー、ティラノキャノンはアバレンオーの胸、プテラレッグは翼っぽい刃が足について回し蹴りで斬る、みたいなイメージ。
リバースXの複眼が赤青なのはルミナスのイメージ。