転生したグリードがスライムと相棒になった件   作:バンドリーマーV

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描写は漫画版準拠だったりアニメ準拠だったり…


魔王誕生編11 起死回生

 

ヤミー軍団を薙ぎ倒しながら、仲間達の救援に向かったリムル。ビオーラがベレッタにあっさり解体されているのを見て、唖然としていると…

 

 

ヴェルドラ「波動拳!」

 

リムル「ん?」

 

ヴェルドラ「波動拳!波動拳!波動拳!」

 

 

ヴェルドラが波動拳を連発し、ミリムが弾いていた。

 

 

リムル「あ、あの技、どこで覚えたんだ…」

 

ヴェルドラ「昇~龍拳ッ!か~ら~の、竜巻旋風~脚ッ!」

 

リムル「はぁ…」(汗)

 

 

リムルは頭を抱えた。

 

 

リムル「残るは…」

 

 

 

 

 

シオン「この程度ですか?魔王を名乗るには弱すぎる」

 

 

シオンはクレイマンが操る人形を、込められた魂ごと全滅させていた。

 

 

クレイマン「食らえ、デモンマリオネット!」

 

 

クレイマンはエネルギーの帯でシオンを拘束するが…

 

 

シオン「これは何のつもりです?痛くも痒くも無いが、もう少し待てば良いのですか?」

 

クレイマン「そ、そんな馬鹿な…!究極の支配の呪法なんだぞ…!」

 

シオン「──フッ!」

 

 

シオンはデモンマリオネットを振り払った。

 

 

クレイマン「なァッ…!?」

 

リムル「これで手詰まりか?奥の手があるならさっさと出せよ。お前の計略は全て潰すって決めてるんでね。それとも、今度こそお前自身が戦うか?魔王クレイマン」

 

クレイマン「そうか…そうだな、そうだったよ!魔王。私は魔王なのだ。だから戦い方にこだわり、上品に優雅に敵を葬って来た。だが良い、もう良いのだッ!久しく忘れていたよ…!自らの手で敵を捻り潰したいという、高揚感をな!」

 

 

クレイマンは上半身の服を脱ぎ捨て、禍禍しいオーラに包まれた。背中から四本の腕が生え、角や外殻が現れ、戦闘形態に変身したクレイマンは、中庸道化連の仮面を付ける。

 

 

シオン「リムル様、私が…」

 

 

リムルはシオンを制し、前に出る。

 

 

リムル「少しはマシになったじゃないか。見直したよ。──テンペスト二大国主が一人、リムル・テンペストだ。決着をつけようぜ」

 

クレイマン「魔王──いや、《喜狂の道化(クレイジーピエロ)》クレイマンだ。殺してやるぞ、魔王リムルッ!」

 

 

リムルとクレイマンが、ついに正面から激突した。

 

 

 

 

 

(♪「POWER to TEARER (プトティラ コンボのテーマ)」)

https://m.youtube.com/watch?v=bk4flPX_2AQ&pp=ygUPcG93ZXIgdG8gdGVhcmVy

 

 

オーズ「──オォオオッ!」

 

ロスト「ヌゥウッ…!?」

 

 

オーズは《魔王覇気》を解放し、ロストはたじろぐ。

 

 

ロスト「グウッ…!ハァッ!」

 

オーズ「オォッ!」

 

 

互いに翼を広げ、激しい空中戦となる。

 

 

ロスト「ハァアアアッ!!」

 

《スキャニングチャージ!》

 

オーズ「セイヤァアアッ!!」

 

 

ロストの炎を纏う両足蹴りと、オーズのライダーキックが激突し…

 

 

ロスト「ヌァアアアッ!?」

 

 

オーズが押し勝ち、墜落していくロストに、オーズが高速飛行で接近。

 

 

オーズ「デァアアアアッ!」

 

ロスト「ガハァアッ…!」

 

 

右腕に錬成したハチアームのハチニードルで、ロストを貫いた!

 

ユニークスキル《具現化(CLAWs)》は、究極スキル《真願之王(オーズ)》に統合され、権能の一つ《超錬成(コアバースト)》に変化、更に強化されている。

 

フラメアとヴェネーノのドライバーも、この力と彼女達の力の共鳴で錬成された。

 

 

オーズ「オォオオオオッ!!」

 

ロスト「グァアアアアッ!」

 

 

究極スキル《暴風之王(ヴェルドラ)》の権能《暴風系魔法》を発動、《黒き稲妻》をロストに浴びせた!

 

 

オーズ「これで決める…!」

 

《ガブッ!ゴックン!》

 

 

オーズはメダガブリューにセルメダルを投入し、バズーカモードに変形させ、再び翼を広げて飛び出す。

 

 

ロスト「グウッ…!ウォオオオオッ!」

 

 

ロストは火炎弾を連射するが、オーズは高速飛行で接近する。

 

 

《プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!》

 

ロスト「──ッ!」

 

オーズ「──フッ!オォオオッ!!」

 

 

銃口をロストの胸に押し当て、引き金を引く。

 

 

ロスト「グァアアアアアアッ!?」

 

 

ゼロ距離のストレインドゥームで、ロストは大爆発と共に吹き飛ばされ、床に激突した。

 

 

ロスト「がっ…はっ…」

 

 

ロストは完全に動けなくなった。

 

 

 

 

 

クレイマン「ヌォオオッ!」

 

リムル「フッ…!」

 

 

リムルはスライム形態と人間態を自在に切り替え、クレイマンの多彩な魔法に対応する。

 

 

リムル「──フッ!」

 

 

六本の腕で振るわれる武器も、クロベエ特製の剣で弾き、クレイマンの腕を次々と斬り飛ばしていく。

 

 

リムル「なぁクレイマン。『あの方』ってのは誰のことだ?」

 

クレイマン「…ッ!ウォオオオオッ!!」

 

 

クレイマンは強化されたデモンマリオネットを束ね、リムルを包み込む。

 

 

クレイマン「クハハハハハッ!その繭が解けた時、貴様は私の命令に従うことしか出来ぬ操り人形になるのだ!」

 

 

次の瞬間…

 

 

クレイマン「ガハァアッ!?」

 

 

繭を破ったリムルの拳が、クレイマンの顔面に直撃し、クレイマンは倒れた。

 

 

クレイマン「ぐぁあっ…!な…何故…」

 

リムル「さぁな、お前が弱かっただけだろ」

 

 

 

 

 

オーズ「そっちも決着らしいな」

 

リムル「あぁ、もう終わる」

 

クレイマン「み、ミリムは何をして…!」

 

 

凄まじい爆発と共に、ヴェルドラとミリムが激闘を繰り広げていた。

 

 

クレイマン「な、何者だ…何なのだ、あの桁外れの強さは…!」

 

リムル「俺達の友達だ。ヴェルドラだよ」

 

クレイマン「…!」

 

ヴェルドラ「鉄山靠ッ!」

 

 

ミリムを吹き飛ばしたヴェルドラは、エネルギーを集束させる。

 

 

ヴェルドラ「か~め~は~め~ぇ…!波ァアアアアアッ!!」

 

 

ヴェルドラのかめはめ波が、ミリムに直撃した!

 

 

リムル「おいコラ、波を撃つな波を」

 

ゴーダ「何やってんだあいつ」

 

リムル「遊んでんだろ。さっきも波動拳だの昇龍拳だの竜巻旋風脚だの…」

 

ゴーダ「アホか」

 

クレイマン「ふ、フレイ!何をしているのです!さっさと私に手を貸しなさい!」

 

フレイ「あら、悪いわねクレイマン。この結界はギィが認めないと通れないのよ。本当に残念だわ」

 

クレイマン「ミリム…!私の命令に従い、《狂化暴走(スタンピート)》しなさい!この場にいる者全員を殺し尽くすのです!」

 

 

 

 

 

ミリム「──何でそんなことをする必要があるのだ?」

 

『『!?』』

 

ミリム「リムルやゴーダ達は友達なのだぞ」

 

リムル「ミリム!?お前、操られていたんじゃ…!?」

 

ミリム「わ~っはっはっは!見事に騙されてくれたようだな!」

 

ゴーダ「おいおい、最初から支配されていなかったのか…」

 

ミリム「うむ!奴らが何か企んでいると思ったのでな。探っていたのだ」

 

クレイマン「なぁっ…!?あの方より授かった支配の宝珠で、私の支配下にあった筈…!」

 

ミリム「成功したように見せねば、用心深いお前は信用しないだろう?だからわざと受けたのだ。だが私を支配するのは無理だったな!」

 

 

ミリムは支配の宝珠を投げ捨てる。

 

 

クレイマン「…!貴女は私を欺く為だけに、カリオンを殺したというのですか!?」

 

「おいおい、誰が死んだって?」

 

 

ライオン覆面が覆面を外すと、正体はカリオンだった。

 

 

リムル「ぶ、無事だったんだな!」

 

カリオン「無事…とは言えないかな。俺の部下達が世話になった」

 

クレイマン「そ、そんな…では、本当に…?だが、フレイの報告では…」

 

フレイ「あら、いつから私が貴方の味方になったと勘違いしていたの?」

 

クレイマン「き、貴様ぁっ!」

 

リムル「見苦しいぞ」

 

クレイマン「がはぁっ!」 

 

 

リムルの一撃で、クレイマンは血溜まりの中に倒れた。

 

 

 

 

 

ギィ「フッ…」

 

 

ギィが結界を解除する。

 

 

シズ「やったね」

 

リムル「あぁ。そして…やっとまた会えた」

 

シズ「うん、悟さん」

 

リムル「ハハ…過去を捨てる気はないけど、そう呼ばれると照れくさいな。今はリムルだよ」

 

シズ「じゃあ、リムルさんね」

 

リムル「あぁ、シズさん」

 

 

リムルとシズは握手する。

 

 

フレイ「貴女なら操られないと信じていたけど、ヒヤヒヤしたわよ。でも、私との約束を守ってくれたわね。感謝するわ」

 

ミリム「友達だからな!当然なのだ!それよりもあれ、ちゃんと大切に持ってきてくれているんだろうな?」

 

フレイ「はいはい、これでしょ」

 

 

ミリムはリムルからのプレゼント、ドラゴンナックルを受け取る。

 

 

ミリム「リムル、ゴーダ!私の為に怒っているのが分かって嬉しかったのだ!」

 

リムル「お前なぁ…」

 

ゴーダ「まぁ、よかったけどよ」

 

カリオン「なぁミリム」

 

ミリム「ん?」

 

カリオン「お前さぁ、操られて無かったんだよな?ということは、ノリノリで俺をいたぶってくれたのかなぁ?」ニッコリ

 

ミリム「あ…」(汗)

 

カリオン「いやいやいいんだよ?俺が弱いってだけの話だから。だがよ、俺達の国を吹き飛ばしたのも、貴女の意思ってことですよねぇ…?」

 

ミリム「ぐぅ…!そんな小さなことはどうでも良かろう!」

 

カリオン「小さなことじゃねぇよ!下手したら俺様も死ぬとこだったんだぞ!」

 

ミリム「えぇいうるさいのだ!あれは演技に熱中…じゃなくて、クレイマンを騙す為に頑張っただけなのだぞ!なので悪いのはクレイマンなのだ!」

 

カリオン「おいおいクレイマンのせいかよ…って、もう良いや」(涙目)

 

リムル「三獣士や国の皆さんも無事だし、カリオンさんの復讐戦ってことで頑張ってたんだしさ」

 

カリオン「おぉ、リムル…すまんな、慰めてくれて…」

 

リムル「だから気にするなって。街ならまた作れば良いさ」

 

ゴーダ「そのためにクレイマン配下の魔人達を、労働力として捕えさせたんだし」

 

カリオン「おいおいマジかよ…!」

 

リムル「俺達も手伝う。前より立派で快適な国に作ろうぜ!」

 

カリオン「助かる…!リムル、ゴーダ……いや、リムルさん、ゴーダさん!今後、獣王国はあんた達の国を永世友好国として、協力を惜しまないと誓うぜ!」

 

 

三人は握手する。

 

 

ミリム「わ~っはっはっはっ!よかったなカリオン!これも全て私のおかげなのだぞ?」

 

ウツロ「あんたはもうちょっと反省しなさい」

 

カリオン「その通りだ!」

 

ギィ「労働力とはな。魔人どもを生かすなんて、甘い野郎どもだと思ったが、中々面白い考え方をする奴らだぜ。黒と紫が懐いたのも頷ける話だ」

 

 

魔王達が集まってくる。

 

 

ルミナス「……」

 

フラメア「!!?」ビクッ

 

 

フラメアはルミナスに気づいてビビっていた。

 

 

シズ「……」

 

 

シズはレオンをチラリと見るが、レオンはプイッと顔を逸らした。

 

 

シズ「……。…?」

 

 

ふと、倒れている魔王アンクが眼に入る。

 

 

──────

 

 

『青い鳥を探してるの。トリさんは何色?』

 

?『俺は…赤い』

 

 

──────

 

 

シズ「うっ…」

 

 

シズは頭を抑える。

 

 

リムル「シズさん?」

 

シズ「あ…何でもないよ」

 

シズ(…今のは?)

 

 

 

 

 

フレイ「ねぇクレイマン、アンク。ミリムが我慢していたから邪魔はしなかったけど、少し怒っていたのよ、私も」

 

カリオン「弱肉強食がルールとはいえ、お前達はやりすぎた。俺達としても、国を荒らされた恨みは晴らさせてもらうぜ」

 

クレイマン(…あぁラプラス。君の言う通りだったよ)

 

 

──回想──

 

 

『やぁ、君がクレイマンだろう?』

 

クレイマン『馴れ馴れしく私を呼ぶとは、死にたいのでしょうか?』

 

ユウキ『おいおい、そう警戒するなよ。こっちは紹介されて来てるんだからさ。君の親、魔王カザリームからね』

 

 

──────

 

 

そして、ロストもまた…

 

 

────

 

 

オーズ「違う…!お前のメダルじゃない…!アイツのだッ!」

 

ロスト「僕の、コアが…!僕のッ!うぁアアアアアアッ!!」

 

 

────

 

 

ロスト(あの時とは違う…僕は自分の欲望を得たんだ。それを叶えるまでは死ねない…!)

 

 

そして二人は、ユウキの言葉を回想する。

 

 

──回想──

 

 

ユウキ『僕達で世界を手に入れよう。そして、面白おかしく暮らそうぜ!』

 

 

──────

 

 

クレイマン(カザリーム様は復活したというのに、私の迂闊さで…私はまだ死ねない…!真なる魔王に覚醒などしなくても良い。寄こせ…この私に力を…!)

 

ロスト(僕の欲望を叶える、圧倒的な力を…!)

 

「「寄こせぇええッ!!」」

 

世界の言葉《──確認しました。魂をエネルギーに転換。肉体を分解、再構築します》

 

『『!』』

 

 

クレイマンとロストが、禍禍しいオーラに包まれる。

 

 

ゴーダ「始まったか…」

 

シズ「一体何が…!?」

 

リムル「奴らが覚醒したんだ。予定通りだよ」

 

 

クレイマンとロストが今まで殺した人々の、魂の残滓が溢れ出している。それを解放するため、覚醒を促したのだ。

 

 

カリオン「覚醒だと…!ここは俺様も…!」

 

リムル「いや、カリオンさん。こいつらとは俺達が戦う。魔王を名乗った訳だし、自分の席は自分で用意したい」

 

ゴーダ「俺も元いた世界から繋がった、魔王アンクとの因縁に、決着を付けるよ」

 

カリオン「フッ…負けるんじゃねえぞ」

 

ミリム「リムル、ゴーダ、がんばるのだ!」

 

ラミリス「しっかりやりなさいよ!」

 

 

 

シズ「リムルさん…勝ってね」

 

リムル「もちろんだ…!」

 

 

 

フラメア「ゴーダ様…」

 

ゴーダ「心配するな。ケリをつけてくる」

 

フラメア「はい…!信じています!」

 

 

 

リムル「さぁクレイマン、決着をつけようじゃないか!」

 

ゴーダ「終わらせるぞ、魔王アンク!」

 

クレイマン「この私を散々コケにした者どもよ…!必ず報いを受けさせてやる!フハハハハッ!」

 

ロスト「僕の欲望を満たすために、お前達には消えてもらうッ!」

 

 

最終決戦が始まった。

 

 

 

 

 

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