着任してから3日が経った。幸いタンカー3杯と補給物資や設営資材を満載した5隻の輸送船で編成された特設のヒ100輸送船団が本鎮守府に所属になったので糧食と燃料は何とかなっている。それよりも湾内の残骸の処理に手間がかかっている。
~湾内にあるフォード島~
提督「どうだ?飛行場の整備は?」
設営妖精「着いてからずっと作業してきたのと、完全に破壊されてなかったのがよかったです。もうほとんど完成して今日には運用試験が行えそうです。」
提督「それはよかった。ところで頼んでいた”アレ”はどんな感じだ?」
設営妖精「修理して使えるぐらいにはなりましたけど何に使うんですか?あれ。」
そういって妖精はウィリスMBいわゆるジープを指さした。このジープは飛行場のバンカー内に放置されていたのを発見し、提督の要望で修理されたものだった。整備性がよく耐久性、走破性がいいのでボロボロなこの鎮守府での移動に便利だと提督は考えていた。
提督「この上についてるのはM2か?」
設営妖精「おそらくは。そちらも整備しておきましたよ。それと、こちら飛行場再建とジープ修理にかかった資材の報告書です。あとできれば休暇を頂きたいのですが…」
提督「そうだな、全設営妖精には3日間の休暇を許可する。オアフ島の視察も込めていろいろみてきてほしい。」
提督(ある程度は覚悟できているが…ん?鋼材が?いち、じゅう、ひゃく、せん…は?1万?うそだろ?備蓄5万しかねぇぞ!)
設営妖精(資材はいくら使ってもいいから3日で終わらせろっていったのだれでしたっけ?)
提督(確かに言ったが…ってこいつ俺の脳内に直接ッ!)
~数時間後フォード島飛行場のバンカー内~
提督「全員揃ったな?よし、これからの方針について会議を行う。まずは資源現状についてだ。」
工廠妖精「説明させていただきます。まず、我が艦隊は現在まともな資源の収集法はなく、備蓄に頼っており、もって一か月で作戦行動がとれなくなります。建造、入渠ドックも使用不可能なため、敵による襲撃があった場合修理が不可能な状況です。さらには戦力もあまり高くはないのでかなり危険な状況です。」
設営長妖精「入渠ドックも敵艦の残骸があるため2機の内片方が現状では修理できません。もう片方も損傷がひどく修理完了のめどは立っていません。」
提督「一応軍令部に増援や補給を頼んではいるがそんなにすぐは来ないだろうな」
整備妖精「航空隊にも問題が出てきています。みながんばってくれてはいるのですが、哨戒飛行などで稼働率が低くなってきています。」
航空参謀妖精「特に97艦攻や99艦爆の損耗が激しいです。哨戒に使うので温存して訓練の時間を減らすしかなくあまり実機を使った訓練ができていません。練度は…問題ないと思いますが…あと戦闘機も足りていません。零戦の性能はとても良いのですが、基地全体を守るには現状の20機程度では到底足りません。搭乗員と基地防空用の戦闘機が必要です。」
提督「航空隊はあてがある、そう…いつになるかわからないがな…」
加賀艦攻隊隊長妖精”橋口 喬”少佐(以下橋口少佐)「提督、我々は練度と疲労は大丈夫ですが哨戒が多くて不満が出てるんです。演習もできてませんし、志気にも関わります。何とかしてもらえると…」
提督「演習か、やはりいつものメンバーより他の部隊とやったほうがいいか?」
橋口少佐「え?そ、それはそうですけど他の部隊の基地は近くにありませんしどうするんです?」
提督「大丈夫、そう時間が経たないうちに何とかなる。」
加賀(提督、なにを隠しているんですか?)
提督(ん?隠しているわけじゃなくてな、それは…)
??「失礼します!」
参謀妖精「何事だ!会議中だぞ!」
提督「落ち着け、参謀妖精。緊急のようだな、何があった?」
通信妖精「報告します!哨戒中の九七艦攻より通信にて、本島北西より艦上機と思わしき機影4機編隊20以上を発見。高度が高く、雲が多いので詳細は分からないとのことです」
提督「航空参謀、君に任せる。敵だった場合叩き落せ、それ以外だったら報告してくれ。」
航空参謀「?わ、わかりました。空襲警報を発令!戦闘機隊緊急発進!哨戒機に接触を続けて詳細を送るように打電!」
提督「さて、どうなるかな?」
加賀「なんでそんなのんきにしてるんですか。艦内のほうが安全です、行きますよ。」
いかがでしたでしょうか?次回から本当に戦闘に入ります!お楽しみに!