感想を見て、これを書き上げました。
導入――ありえざる存在
――中学生のころ、いじめにあった。
「――〇〇?ドアの前にご飯置いとくからね」
「わかった、ありがとう」
――いたくて、つらくて、くるしくて
「……学校」
――それが嫌で、家に閉じこもった
「……っ!……フゥ、フゥ」
――私の拠り所は、マンガ、アニメ、ゲーム……
「……ゲーム、しよ」
――プロジェクトセカイ
「……やっぱり、みんな楽しそうだなあ」
――幼馴染で星を作るレオニには憧れを、みんなが笑顔になるショーを魅せるワンダショには感動を、伝説を地に落とさんとするビビバスにはカッコよさを、光り輝く宝石のようなモアジャンには勇気を、闇を抱えたもの同士が集うニーゴには共感を
「……いいなあ」
――みんな目標があって、困難に立ち向かって、互いに助け合って
「私も、こんなふうになれたのかな……」
――プロセカは私の大好きなゲーム
――これが私の生きがい
――みんなのように、わたしも……
「みんなみたいになりたかったなあ……」
――でも、今の私じゃ……
「いっそ、ラノベみたいに転生すれば……」
こんなみじめな人生にならなかったかな?
「どうしよう!明日入学式だよ!」
『それ聞いた。もう何度目になるのよ、フユ』
あぁ、胸がドキドキするする。
まさかあそこに行けるなんて。
「だってラムちゃん!あの神山高校だよ!あの!」
『どの神山高校よ。私が知ってる神山高校はそんな興奮するようなところじゃないはずだけど?』
この張り裂けそうな胸の高鳴りが抑えられない私を、スマホの向こう側の友人は呆れている。
このなんとも言い表せない感情が伝わらないことにもどかしさを感じるも、逆に伝わってほしくないとも思っている私は、さらに感情を爆発させる。
「もーわかってないなあ!ラムちゃんのいじわる!」
『はいはい、いじわるで結構よ』
『それより、もういい時間じゃない?寝られそうなの?』
「……ね、寝れない、です」
『高校生活初日に寝坊とか笑いものよ?それでもいいの?』
「入学式は初日に入りませんー!だから大丈夫なんですー!」
『ふふっ、まあ、明日起きれるよう頑張ってね。じゃあ、わたしはもうねるから』
「え!?待って待って、まだ話t『おやすみ、ユキ』」
「いよう……ホントに切っちゃったよ……」
スマホの電源を落とし、ベットに寝転んで天井を見つめる。
「明日……入学式、か」
「ホントに行っちゃうんだ……私」
何度も想像した。何度も憧れた。なんで私はいけないのかと何度も思った。
でも、現実になった。
「よーし……楽しんじゃうぞ」
「
「……まずはちゃんと寝坊しないこと……カナ」
私の名前は
プロセカに転生した者だ。
――――――――
死んでしまった原因はラノベのテンプレ、n番煎じの転生トラック。
プロセカグッズをその足で手に入れて、ほくほくになっていた時にこう、キキーッと。
急激な浮遊感と衝撃に驚いていたら、そのまま死んでしまった。
次に目が覚めた時には○○ではなく、夜舞冬芽となって生を受けた。
まさか自分が、と思った。
親孝行できなかったなとも思った。
だが、そんなことよりも、人生をやり直せることがうれしかった。
見たところ現代風だったし、異能バトルや現代ファンタジーの世界に転生したのだと、あの生活から脱出できたのだと喜んだ。
ただ、プロセカができなくなるのが悲しかった。
子供のころの私はおかしかっただろう。
そんな私に愛情を注いでくれた両親には感謝している。
私がプロセカのセカイだと気づいたのは、なんてことはない、とあるテレビを見ているときだった。
アイドルがゲストとして呼ばれた番組で、青い髪を持った少女が落ち着いた様子で映っていた。
……そう、桐谷遥さんである。
はじめて――テレビ越しとはいえ――生で見た彼女は、いつもスマホの画面で見てきた顔と変わらず――当時小学生――、アイドルアイドルしていた。
プロセカのセカイに転生したことが、みんなと出会えるチャンスが嬉しくてうれしくて、つい叫んでしまった。
隣で見ていたラムちゃんに怒られた。
……私の昔話はここら辺にして、これで私は神山高校に入学できたので、みんなとかかわれることになったのであった。
ちなみに、私は一年生メンバーのいっこ下。
つまりはみんな先輩にあたることとなっています。
入学式も終わり、教室で連絡事項を伝えられた。
その後は解散となり、新しいクラスの人達は思い思いに動いている。
……ここでメインキャラクターがいたら話しかけるんだけど、私が死んだのは昇級前。
だから、誰が新しく登場する人物かは分かっていない。
せっかくだから、校内探検でもしようかな。
両親が待っているはずだけど、一年みんなが一斉に出て行ったら長くなるし、多少待たせても大丈夫なはず。
……お昼はラムちゃんとも合流して豪華な食事をする予定だけど大丈夫なはず。
……それにずっとあこがれていた神高に来たのだ。
神高組のストーリーがあるこの場所を巡礼しなければ、オタクではない。
両親やラムちゃんもわかってくれるはず。
ということで廊下に出ようそうしよう。
「いやあこんなに回っているとみんなのストーリーが呼び起されてしまうよ」
「屋上に校門に廊下……どれも神聖なものに見えてきちゃう。」
私は校内を回ることができて感動していた。
言い方を変えるとあんなことやこんなことを想像してニヤニヤが止まらなかった。
多分、今の私の顔を誰かが見たらかかわらないように目をそらすだろう。
構うものか、どんなことを言われたって私は大丈夫なんだ、無敵のフユちゃんなんだぞっ!
そういう感じで回っていると、一つの絵を見つけた。
「わっ、すごーい」
貧相な服に身を包んだ少女。
顔はマジックで塗りつぶされているけど、隙間から見える顔のパーツで大体は想像できる。かわいい少女だ。
「題名は……『清廉な少女』?美術部の作品かな?」
そして、おかしなことがわかった。
「誰が描いたんだろう?」
「作者は……え?」
「
「……宵崎って……え、え?」
「宵崎奏に……きょうだい?」
私の頭の中は真っ白になった。
夜舞冬芽(やまいふゆめ)
ピッチピチな高校一年生
まあとりあえずオリジナルのユニットを作っていきたいと思います。
これも見切り発車and稚拙な文章なので、生温い目で見てください。
私のメンタルは豆腐なので、強い刺激は与えないでください。