だらけた天才   作:貝SAW

20 / 24
これやろうと一話目出したらお気に入りが一人減った。
メンタルがヤラレタ(´・ω・` )


はじまり

 

 

 

 

 

 

 

--冬芽の部屋--

 

 

 

 

 

 

 

あの絵を見た後、ほかの場所を見て回る気力がなくなり、素直に両親のところへ行った。

ラムちゃんと合流し、豪勢な食事をして、そのまま帰ってきた。

……だが、それよりも気になることが頭の容量を占めて、あまり楽しめなかった。

 

「宵崎……宵崎」

 

部屋に戻った後、私は考えた。

プロジェクトセカイのキャラクターの苗字は、実際に存在する苗字を使われている。

ただ、宵崎奏の〝宵崎〟は、プロセカ固有の苗字だった。

 

オリジナルの苗字……宵崎が使われている描写は奏以外にはいない。

両親の名前も描写されていない。

また、奏は一人っ子だ。

 

弟も姉も、兄も妹もいなかった。

……ならば、宵崎青葉は苗字が同じなだけ?

田中や佐藤みたいに、被っているだけ?

 

……本当にそうなのだろうか。

わからない、分からなさすぎる。

〝宵崎奏には、きょうだいがいる〟ということは杞憂かもしれない。

 

いやそもそも、なぜ私はここまで考えているのだろうか?

宵崎青葉は、進級後に出てくる新しいキャラかもしれないのに。

……今はそんなに考えても何も出ないな。

 

「……ん?スマホの着信音?これは……ラムちゃんの」

 

あまり意味のないことかもしれないことを考えているうちに、電話があった。

絹更月蕾夢(きさらぎらいむ)と表示されたスマホを確認し、ボタンを押した。

 

「もしもし」

『もしもし、フユ?今大丈夫?』

「うん、大丈夫だよ」

 

いま、電話の向こう側にいるのは絹更月蕾夢。私の幼馴染で、親友。

幼馴染といっても、一緒の学校だったのは小学校までで、中学から別々の学校に行っている。

だけど、こうやって頻繁に連絡を取り合ったり、ネットの中で遊んだりしている。

 

そしてかわいい。かわいい(二回目)。

ゲームの世界では、モブなのに大体顔面偏差値が高いことがよくあること。

プロジェクトセカイの世界もその例にもれず、ストーリーに立ち絵付きで出てくる人は顔立ちが整っている。

 

ラムちゃん(らいむだから)のようなかわいい子が幼少期から一緒にいて、私はとても幸せでした。

なんだったら、まだ現代ファンタジーだと思っていた私は、勝手にラムちゃんをヒロイン化してました。

 

ちなみに、彼女が通っている高校は宮益坂女子学園

そう、あの宮益坂女子学園である。

 

「ラムちゃん……私は嬉しいよ」

『いきなりどうしたのよ……』

「なんでもないよ。ただラムちゃんが親友でよかったなって」

『はいはい』

 

『それよりフユ、あれはどうするの』

「あれ?」

『フユ、確か高校生になったらサークルを作りたいって言ってなかった?』

「……あー!!つくる、つくるよ!大丈夫、覚えてる覚えてる」

『忘れてたでしょ』

 

そうだった、私高校に入ったらサークルつくりたいんだった。

神高に入れることが嬉しすぎて忘れちゃってた。

 

「本当は中学からやりたかったんだけどねー」

『親から止められてたんでしょ?』

「うん、駄々こねても駄目だった」

 

私の親はそこらへんが固い。

プロセカのみんなにあこがれて、いつか自分もなにかユニットを組んでみたいと思っていた。

けれど、習い事はさせてもらえるけどそういうことは許してもらえなかった。

 

駄々をこねたり真剣に話をしても頑固として首を縦に振らなかった。

高校生になって許可が下りたが、別に中学からでもよかったと思う。

でもこれで自由に作ることができる。

みんながセカイで出会って、オモイを見つける。

……ユニットか

 

「じゃあここで作っちゃお」

『えっ』

「ユニット名募集中、メンバー私とラムちゃんと募集中、何をやるかは募集中」

 

ラムちゃんの困惑した声が聞こえる。

まだ何も決まってない、始まってすらいない。

でも、ここで言っておかないといけない気がした。

 

『ちょっと、まだわたしもやるとは「やってもらうよ」……』

「私はラムちゃんともやりたい、いややる。」

「付き合ってもらうよ、私の大親友」

『……』

 

絹更月蕾夢はこうしておかないと降りてしまう。

いま、ここで言わないと()()()()()()()()()()()

なぜなら、ラムちゃんは……

 

『……』

「……」

 

……重苦しい沈黙が続く。

言葉は重ねない。

装飾して、薄っぺらなものにも、冗談にも変えたくない。

 

『はぁ、分かったやるよ』

「やたっ!」

『後悔しないでね?』

「しないしない!」

 

折れたラムちゃんは負け惜しみのようにいうけど、それで考えが変わるわけがない。

 

『ユニット結成、おめでとう!冬芽、蕾夢!』

 

「え?」

 

 

誰かの声が聞こえた。

耳からスマホを離して画面を見る。

直後、画面から光があふれ出て、目を開けていられなくなる。

 

そして……

 

 

 

 

 

 

--???--

 

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 




オリキャラのネーミングセンスが欲しい
それと文章力
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。