デジタルモンスター研究報告会   作:タマリリス

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合体進化の呼び分けについて

合体してレベル5へ進化するデジモンを、これまで2つのケースで目撃した。

ジャガモンとパイルドラモンである。

 

これらのデジモンは、合体と一言に言っても、性質が異なる。

ジャガモンは完全に融合して一つの個体になったように見える。

しかし、パイルドラモンは変形したり分離して元に戻ることができる。

 

原理は全く不明だが…

これらの合体の仕方に別の名称をつけて呼び分けるものとする。

 

ジャガモンのように、複数のデジモンが融合し、元に戻らなくなる合体を「ジョグレス進化」と名付けた。

「joint」と「progress」を合わせた単語だ。

 

その一方で、パイルドラモンのように、分離することで合体前と同じ個体として元に戻れる合体を「デジクロス」と名付けた。

これは交差を意味する「cross」と、装着を意味する「cloth」をかけたものであるらしい。

 

 

つまり、ジャガモンはスターモンとウッドモン、ゴツモン達がジョグレス進化したデジモンであり、

パイルドラモンはエクスブイモンとスティングモンがデジクロスしたデジモン…ということである。

 

もっとも、どちらのケースもまだ一例ずつしか目撃されていない。

もしかしたら、もっと別の合体もあるかもしれない…。

 

 

 

 

いや、あった。

マッシュモンだ。

 

マッシュモンは、目に見えないほど細かい菌糸のデジモンだ。

それが無数に寄り集まって、あたかも一個体のデジモンであるかのように振る舞っている。

このような群体生物型の合体もあるようだ。

…だが、これはちょっと、ジョグレス進化やデジクロスのような「合体」とはニュアンスが違う。

群体生物型デジモンは、あくまで我々の世界にいる生物ができることの延長線上であり、「まあやろうと思えばそういうこともできるだろう」という生物学的常識の範疇にあるといっていい。

 

 

また、海に住むタコ型デジモンのオクタモンは、壺のような外殻を頭部に纏っているが、この壺には「フジツモン」というフジツボのような幼年期デジモンが付着している。

フジツモンは節足動物型デジモンであり、ここから成長期のガニモンへ進化することが大半だが、中には進化せずにフジツモンのまま殖える個体群もいる。オクタモンの壺にくっついているのはその個体群だ。

 

フジツモンは殻の中から伸ばした触手によって周囲の環境の変化を鋭敏に感じ取り、オクタモンへ伝えることで、もともと知能の高いオクタモンへ様々な情報を与える役割を担っているのだ。

 

これは合体かと言われると…微妙なところだが。

まあ現実の生物でもありえる範疇の共生関係といえるだろう。

 

 

 

このように、複数のデジモン同士が群体を形成したり共生したりする例はいくつか散見されるが…

レベルが上がるわけではない。

 

ジョグレス進化やデジクロスは、レベル4のデジモンがレベル5へと到達するためのひとつのアプローチといえる。

 

 

 

しかし、エクスブイモンたちは一体どうやってデジクロスの力を得たのか…

大変興味深い。

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