「ガゼル・ドワルゴ王の御入りである!」
武装国家ドワルゴン王国。英雄王と呼ばれるガゼル・ドワルゴの統治する大国として、知られる。そして、その国で昨晩に事件が起きた。英雄王の足元で、一匹の魔物が数名の鍛治職人と結託し、大臣を襲撃するという前代未聞の事件が起きた
(アークを呼んだけど……アイツは来るかな……)
『告。個体名アーク=プロフェッサーが救援に来る確率は0.75パーセント』
(だよなぁ………)
裁判が進む中、開廷前に救援依頼を飛ばした悪友の来る確率に不信感を抱く。内容を全て話した訳ではないが彼の科学者としての観点を揺さぶる話はしている、それだけで来るのか?と疑問に思ってしまうが、リムルは僅かに思っていた
(悪意があるなら………来るかなぁ)
悪意、其れは彼の名の由来にして、最も好む感性。謂わゆる好物の類いと言えるモノだ
リムルは大臣と対峙した際に確かにアークの中に宿る感性と同じモノを感じた、其れが悪意であるかはスキル《大賢者》にも解答不能であったが彼は確かに感じたのだ
「王よ!この者たちに厳罰を御申し渡しください」
大臣が王に進言すると、裁判長の木槌の音が響き渡る
「これより、判決を言い渡す!主犯カイジンには、鉱山での強制労働20年に処す。その他、共犯者には、鉱山での強制労働10年に処す。これにて、この裁判を閉廷!」
「異議ありだ。この件は我々が預かる」
判決が下され、裁判が終わろうとしていた時だった。その声は響いた、無機質で覇気のない声。周囲が響めきを見せる中、リムルだけは待ち侘びた声の主に視線を向ける
「何ヤツだ?今は裁判中であるのが理解出来ぬか」
リムルよりも早くに反応を見せたのは、奥に座すガゼル・ドワルゴその人。人生において、出会った事のない存在に瞳を細める
「ドワーフの王よ……少しばかりの無粋を御容赦願いたい。この場に悪意に満ちた者が居る………我々は滅亡迅雷.net…悪意を狩る為に生まれた悪意そのものだ」
「悪意だと…?何故にその様な者が我が国に」
悪意であると語る彼に視線を向ければ、彼はある人物に視線を向けていた
「見ていれば分かる………その
声を掛けた先に立つのは、今件の被害者である大臣のベスター。その腰にある
「私は被害者だぞ?貴殿は何を言って……」
「答えないのなら………武力に訴え出るまでだ」
刹那、彼が動きを見せた。取り出した何か基ベルトを腰に装着し、愛刀の滅亡迅雷を大地に突き立てる
《アークドライバー………!》
その声が響き渡ると共にアークの体を黒く、禍々しく、悪意の塊とも呼べる瘴気が包み込む
「変身……」
呟く様に言葉を放つと同時に、空高くに袖から取り出した一枚の黒いメダルを弾き、縦回転せた後、掴み取り、ドライバーに装填する
《アークライズ!滅せよ…滅びせ………悪意を力に……アーク・オブ・仮面ライダー……the deadliest scientist……》
全身を覆う黒と紫色の装甲、仮面に覆われた妖しく光る右眼は紫色に染まり、剥き出しの左眼からは赤い瞳が憎悪を掻き立てる
「実装!」
《レイドライズ!》
姿を見せたグラッジに対抗する様に、ベスターも腰のベルトに一枚の赤いメダルを装填する。刹那、体を獣に似た魔物の妖気が包み込んでいく
「ベスターよ……その姿に申開きはあるか?」
「御座いませぬ…これは我が悪意が形となった姿、全ては貴方様の為を思うが故に。魔装兵の事も、此度の件も、全ては貴方様の為を思ってのこと……私は今も変わらず、貴方様の忠臣に御座います」
目を疑う光景に、ガゼルは顔色を変えずにベスターに問う。すると彼は言い訳する素振りも見せずに素直に内に秘めたる想いを声に変え、形とする
「であるか………滅亡迅雷.netだったか……ベスターの悪意を狩る事を許す……」
「心得た………滅亡の時だ…滅びろ。ライダーキック…!」
彼は空高くに滅亡迅雷を放り投げ、刀の柄に蹴りを叩き込む。刹那、ベスターのベルトだけを貫いた刀が地面に突き刺さる
「ベスターよ………今までの働き、大義であった。然しながら、此度の件に関する処分は降さねばならん……金輪際、余の前に姿を見せる事は許さん……早々に王宮より立ち去れ」
「……………我が王の望みとあらば」
何処、何時、自分は道を誤ってしまったのだろうか?幼き日に見た憧れの人、我武者羅に、只管に、認められたいが故に走り続けてきた。然し、その歩んだ道は正に荊で修羅の如く、気付いた時には悪意に染まり、外道に落ちていた。悪意が無ければ、あの時、渡された
「ベスターだったか?何時か、お前が悪意を受け入れ、自分の足で堂々と歩ける日が来た時はあのスライムを頼れ……その先に、お前の夢が見つかる…」
「……………貴殿は一体………」
悪意を狩る姿とは異なり、何かを思う様に語る彼の背にベスターは絞り出す様に呼び掛けた
「アーク=プロフェッサー。人類を嫌う
此れは悪意を狩る為に、 歴史の影で悪を演じ続けた一体の
「あれ?お前、どうやって来たんだ?こんなに早く」
「ナキがスキルでバイクに変形しやがった」
「………ぎ…ぼち……わるい………」
「兄上………変な相方が出来ましたね」
「慣れたよ」
嵐牙狼の背に跨り、村までの道のりを走る一行。新たな仲間との出会いは、彼等にとって、豊かな生活を送る為の第一歩なのだ
故に広がる世界は無限、この先に何が待ち受けるかとリムルは期待に胸を膨らませる
「リムル様!おかえりなさいませっ!」
村に到着したリムルをリグルドが迎える。彼の背後に控えた四人のドワーフに視線を向け、口を開く
「其方がスカウトなさった職人の皆様ですか?」
「ああ、鍛治職人のカイジン。防具職人のガルムに細工職人のドルド、最後のミルドは建築と芸術に詳しいんだ………にしても随分と増えたな」
リムルに名を呼ばれると四人は、リグルドに会釈し、彼に追随する様に村の中に入っていく。そして、明らかに出発前よりも大所帯な村の様子に呟く
「皆がリムル様のお噂を聞き、庇護を求めて近隣のゴブリン村から集まってきたのです!アーク様には既に御話させていただいたのですが……好きにしろと言われまして……」
「彼奴らしいな…人数は?」
目視だけでは視認出来ないが故に、村の現状を一番に理解しているリグルドに問う
「500名程でしょうか」
「増えたなぁ……」
その頃、この村に住むもう一体の魔物であるアークは空を見上げていた。その背後には変形の副作用で体調が悪いナキが項垂れている
「…………悪意を検知……来るぜ……新たな悪意が…!」
「アーク様の御眼鏡に叶う者であると良いですが…」
「………ぎ…ぼち……わるい………二度とバイクになんか……ならない……」
ジュラの大森林に現れたのは一人の女性、果たして彼女は……?
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ヒロインは誰がいい?
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ナキ
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アズ
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ヴィオラ(ウルティマ)
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ジョーヌ(カレラ)
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ブラン(テスタロッサ)
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ラミリス