けいおん!幽かな部員   作:疾風海軍陸戦隊

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序曲

「はぁ・・・・・空がこんなに青いなんて・・・・」

 

軍服で血まみれの私は倒れ空を見上げそう呟く。もう動く力がない・・・・腕の感覚も足も砲弾で吹き飛ばされたのか感覚がもうない・・・・・

 

私の名前は空守奏(そらかみ・かなで)

私は音楽が好きだった・・・・・・小さいころから音楽が大好きで大好きでよくおもちゃの楽器を演奏していた。最初はピアノ、次はギターなど様々だ

将来は音楽家になりたいと思ってもいたが、私はある時であった。軽音という音楽を

それは中学の友人が姉の高校の文化祭に連れて来てくれたのがきっかけだ

クラシックとは違う。激しく、明るくそして何より楽しい音楽に私は魅了された

いつか高校に行けたら私も軽音部に入ろう。そう思った

だが、現実はそうはならなかった。私が決意したその数日後両親が事故で死んだ。死因は交通事故だった。

私は天涯孤独となりました。そしてその時にある出来事が起きました。

それは第三次世界大戦の勃発です。世界征服を狙うドイツのテロリスト軍が起こした忌々しい戦争です

 

15くらいの時でしょうか・・・・施設にいた私は高校に行くこともなく軍に行くことになりました

なぜ軍に?と思う人もいるでしょう。別に国防意識に目覚めたとか兵隊がかっこいいとかそう言うどうでもいいことではありません。高校に行くためのお金がなかったので高校入学を断念せざるを得なかったのです

それと軍には軍楽隊があると聞いたので、うまくいったら軍楽隊に入れると思ったので軍に入ることにしたのです

 

ですがやっぱり自分の思うようにはいかないみたいです。訓練を終えて配属した場所は志望した軍楽隊ではなく歩兵連隊だった・・・・ああ…なんでこうなったのかしら。こうなることならバイト掛け持ちで学費を稼いでいけばよかったのかな・・・・・

 

 

 

そして私がついた場所は南方の南の島だった。私が楽器ではなくライフル銃を手にして戦地を駆け巡ったが。戦場に聞こえる銃声と砲撃音に爆発音は私は醜く聞こえ好きにはなれなかった。

 

「はぁ・・・・いつになったら終わるのかな・・・・・・」

 

そうぽつりとつぶやく。もう何年、日本を離れここで戦っている。熱い熱いこのジャングルで・・・・・

最期に日本で楽器を触ったのはいつのころだろうか・・・・

あの頃が懐かしい・・・・・・

 

 

 

その後私にも最期の時が来た。私たちの所属する部隊が守島に敵が大量に押し押せて来た。砲撃がいつもより大きく、そして味方の砲撃音が少なくなってきた。援軍もなければ撤退もない・・・・ついに玉砕が決まった。

そして部隊は銃剣を付けた銃をもって仲間と一緒に敵陣へと走り出した。激しい弾丸の雨や砲弾の雨が降り注ぐ。そして私も走り出した。だが今回は軍隊喇叭を吹きながらの突撃だ。喇叭は信号の時にしか使わず戦場で拭くことはまずない。吹けば敵に行動を知らせるようなものだ。だけど上司が「最後くらい好きな楽器を吹け」と気を利かせて喇叭を渡してくれたのだ。

 

私は精一杯喇叭を吹き仲間とともに走った。そのの瞬間喉に激しい痛みを感じ、そして何か熱いものがこみ上げた。それは血だった。どうやら弾丸が私の喉を貫いたのだ。それでも私は喇叭を吹き続けた。そして私の目の前で敵の砲弾が落ち爆発し、私は吹き飛ばされた

そして私はあおむけの状態で倒れていた。体中の痛覚がマヒしているのか何も感じない。気が付けば私の左手と右足もさっきの爆風で千切れたのか無かった。私は恐怖を感じ泣き叫ぶこともできずただ無力に空を見上げていた。周りの音も遠く聞こえる。

その時、私は感じた「ああ・・・・もうすぐ死ぬんだな」っと

私は残った右手を見た右手はいまだに喇叭を力強く握っていた。銃は手放してもやっぱりこれは手放せないよ・・・・・

ああ・・・・たった18年の人生か・・・・もし生まれ変われるのなら戦争のない平和な時代に生まれ変わって・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   もう一度音楽を・・・・高校生になって軽音をしたい・・・

 

私は最後にそう思い、私の意識が途切れた

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