機動戦士Zガンダム 静寂なる宇宙へ   作:くまたいよう

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サブタイそのまま。


序章4 秘策

「サイド7・・・・いや、グリーンノアか」

 

この宙域で始まったのだった。私の過ちに満ちた日々がな・・・・だからかもしれなかった。念入りな計画で潜入する前に感じた感覚。

 

『アムロ・レイ・・・・いや、ララァ・スン』

 

そう、振り切って潜入したコロニー内で目の当たりにしたガンダム同士の取っ組み合いを。

 

その光景で私は確信した。錯覚ではないと!そして、私は奪取すべき対象の優先順位すら変えてしまった・・・・二兎を追う形を兼ねてたが、呼び掛けに対して即座に理解してくれた時からパイロットの姿を見た時までで・・・・やはり、アムロでありララァであると思った。

 

「どうやら、手間が省けたようですなあ?」

 

「そのようだ。だが、もっと楽が出来るかもしれんな」

 

私は『策』がより上手く行くよう計画を一部変更した。そして、ロベルトと会話したシオン君を見ながら必死に冷静を装いながら脱出を始めたのだ。

 

・・・・正直、恐るるには足らんと思った。追撃部隊の動きは明らかに実戦慣れをしていない、だが過信は禁物だ。敵からしたらランチと『無人のMk-IIを抱える二機』が狙いどころになるだろうからな、敵からしたらだが。

 

「大尉!行きます!」

 

「おう!」

 

散開して、私とアポリーのリック・ディアスがクレイバズーカで先手を取った。明らかに動きは遅い!反撃のマシンガンも当たりはしないと確信しながら回避したのだが、その内に連中も只ではやられまいとして敢えて無人のMk-IIのいる方を狙うが、罠に掛かってくれたと皆がほくそ笑んだ。

 

「無人のMk-IIを抱える二機に狙いを・・・・!」

 

そう叫びながら突っ込む敵三機は目当てが突然散開し様の射撃で自分達を撃破したのを信じられない思いだったろう・・・・シオン君もとても初めてとは思えない手腕だったからやはりと思った。

 

「ティターンズのブタ野郎共めっ!俺の乗ったMk-IIが無人と決めて掛かったからさぞかし驚いたろうなあ?」

 

「いや、ブタは本来キレイ好きな動物なんですよ?」

 

「おう、坊主?そりゃティターンズの連中と一緒にしたらブタに失礼って事じゃねえかあ?中々言うなあ?つか、初めてなのに動じてねえようだが・・・・?」

 

「いけないんですか?」

 

「ああ、まあ・・・・こう見えてな?一年戦争じゃな?その・・・・『とんでもねえ化け物』に関わる羽目になる前から色々な目に遭わされて・・・・おう、真剣な目で見てくれんない・・・・アーガマに帰ったら『元同僚』から、それなりになったって言われたパン食わせてやるからよ」

 

「おい、あまり気楽過ぎるのも問題なんだから程々にな?『フィリップ・ヒューズ少尉』」

 

「『元』をつけてくれよ、アン・・・・いや、アポリー中尉よ」

 

ふむ・・・・話に聞いたアムロ・レイの実話を考えるとケアが最初からやれて結構だが、シオン君の胆力は確かに気になってしまうな。一先ずは追撃の一波目を撃退したのを良しとするかな。

 

 

 

・・・・・・・・。

 

 

 

「まさか、クワトロ大尉のリック・ディアスに元連邦のパイロットを一人乗せて、奪取が成功したら、グリプス内部で乗ってもらう算段でいたとは」

 

「まあ、抱えたまま帰るのは危ないとした策の一つですよ・・・・流石に第二のアムロ・レイとホワイトベースの艦長が手に入るなんてお釈迦様でもわかりませんって」

 

「確かに」

 

「当初は一機手に入れば上々だと思ってしまいましたから」

 

・・・・正直言うと、エゥーゴは人出が足りないのかと考えたが、言うのはやめた。それに私は自分の境遇だけに考えが狭まっていたと実感していた。聞いた話でカクリコンのような言い分と違う意味でホワイトベースだけが連邦の戦力だったワケではないと実感していた・・・・噂には聞いていたが・・・・自分達とは違う『モルモット部隊』としての扱いを受けていた部隊・・・・その部隊にアムロでさえ簡単には勝てないとされる程の強者がいたらしい、その男の同僚として戦い抜いたフィリップ元少尉が退役した後にサイド6でパン屋を開いていたのはともかく、そのサイド6にジオンの関係者が・・・・何か重大な事に関わっていた者がいたらしく、そのとばっちりを受けてエゥーゴに流れ着いた。心中は図り知れんが、アーガマのパンを焼きながらパイロットに復帰するか否かを考えていた際に今回の作戦に誘われたらしい・・・・全く、サイド6で何が起きたかは知らないが、度しがたい者ばかりなようだな、あの戦いの意味すらわからなくなる。




捕獲した後に抱えたままは危険だったのでは?からな気分の産物。
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