ヒロアカの世界で個性:究極生物を使って無双するぜ!!! 作:輝彩滑刀
個性:肉体操作 骨格をバラバラに変形し、身体の一部を粘土の様に潰したり出来る。流法はその応用である。
空烈眼刺驚(スペースリパースティンギーアイズ)
自分の肉体を自在に操れるという能力を活かし、高圧で体液を目から発射する技。 これは高速で発射される水圧のカッターであり、決してビームではない。
リブスブレード/別名:露骨な肋骨
肋骨の一本一本を伸長して体外に飛び出させ標的を切り裂く。
それぞれが回転でき方向自在であり、振り向かずに後方の相手を攻撃する事も可能。
光の流法(モード)・輝彩滑刀(きさいかっとう) 腕や脚から光り輝く剣を生やすという流法。 サメの歯のように細かく鋭いツメがエッジの部分に生えていて、それがチェーンソーの刃のように高速回転するため弾丸などの硬い金属でも簡単に切断する事が可能。
風の流法(モード)・神砂嵐(かみずなあらし) 空気の流れをすさまじい規模で操る流法 神砂嵐は、両腕を前に突き出した状態で肘の関節ごと高速回転させ、拳が巨大に見えるほどの回転圧力で二つの拳の間に真空状態の圧倒的な破壊空間を作り出し、標的を粉砕することが可能。
炎の流法(モード)・怪焔王(かいえんのう) 自身の血液の温度を最大で500℃まで上昇させ、標的に爪の間や傷口などから繰り出す『血管針』を突き刺して沸騰した熱血を送り込むことで内側から煮え爆ぜ、溶かす事が可能。
ついに初日登校の日、神柱は支度を済ませ玄関を開ける。すると既に切島が外で待っていた。
「よう!一緒に行こうぜ!」
「おう!」
これからどんな事が始まるのか、色々話していると、見覚えのある少女が話しかけてきた。
「よ!久しぶり、誘拐された時以来だよね!?元気してた〜?」
「おう、芦戸さん久しぶり」
「よう!芦戸!中学校以来だな!」
「しかしよ〜神柱の個性ズリいよな〜」
「そんな事ないよ」
「だってよぉ、眼からビーム出せたり、腕足から凄い切れ味の刃出せたりよぉ〜、それだけでも強いのに素の身体能力も化け物染みてるしよぉ。」
「それは私も思った。小さな通気口の中でも簡単に入って行っちゃうし。」
「それでも弱点はあります。」
「こんな強くても弱点あるのかよ。」
「え、なになに〜?」
「俺の空烈眼刺驚はビームでは無いから跳ね返されたり、弾かれたりするんだよ。だからあまり有効な遠距離の攻撃がないんだ。あと普通に攻撃受ければダメージ受けるから、体を曲げて避けたり、弾いたりしてるんだよ。」
「こんな強くても弱点あるのか…」
それでも強すぎだろと思う二人であった。
「うわー扉でっか。」
「扉デケェな。」
「どんな個性でも不自由なく潜れるように配慮されているのか、流石雄英だな。」
そんなことを言いながら、ドアを開けると既に教室には多くの人がいた。
「何だ?これは。」
教卓の裏を見ると何かモゾモゾと動く物があった。
「ん?」
すると突然中から小汚い男が出てきた。
「お友達ごっこなら他所よそでしろ」
「ここはヒーロー科だぞ」
(((なんかいるッ!!!)))
教卓の前に立つ謎の不審者の登場にA組生徒全員が驚く
「はい、静かになるのに9秒かかりました。時間は有限、君達は「合理性」に欠くね」
(((なんだこの人)))
不審人物に急に批評されて、思わず真顔になってしまうA組生徒諸君
「………………」
沈黙する一同。
ちょうど不審人物の横には生駒神柱がいた。養豚場の豚でもみるかのように冷たい目だった。冷徹な目だ…
「お前誰だよ。」
(((言った!!!)))
ズバッと聞いてきた神柱の言葉が生徒全員の心の声だった。別に憧れはしないが、素直に凄いヤツだなと何人かは思った
そんな神柱の質問を、髪ボサボサ男は責めるような目で返した
「口の利き方がなってないな。教師には敬意を払え……それが社会のルールだ」
「教師!?」
男の言葉に驚いたのは丸っとした顔が特徴の女子生徒、麗日お茶子だ。
「君達の担任の相澤消太だ。」
「教師…?てことは、ヒーローって事だよな…?」
「でも、あんな人知らないぞ」
雄英高校の教師は、校長を除いた全員がプロとして名の知られているヒーローばかりである
「早速だが、全員これ着てグラウンドに出ろ」
そう言って相澤が用意したのは、クラス全員分、20着の体操服だった
「男子は隣の空き教室で着替えろ。10分以内に来るように」
それだけ言うと相澤は寝袋を抱えたまま教室から出ていった。急な指示に、殆どが唖然としている。
『個性把握テストォ!!?』
10分後、グラウンドで素っ頓狂な声をあげたのは一部を除いたA組一同だ。色々な器具を用意している相澤は、体操服に着替えたA組全員に対して個性を使ったテストを行う事を宣告したのだ
「入学式は!?ガイダンスは!?」
「ヒーローにそんな悠長な事をしている時間はない。雄英は“自由な校風”が売り文句………『先生側』もまた然り」
「つまり、学校側が出す最初の壁ってところか…」
相澤の言葉に1人納得した神柱が呟く。そしてその呟きで周囲の生徒の視線が神柱に集まる
「そういうことだ。とりあえず入試1位の生駒、こっちに来い」
「何だとォッ!?」
入試1位という言葉に過剰な反応を見せたのは、鬼の形相で睨みつけている爆豪勝己だった
そんな爆豪の強烈な視線を神柱は無視して相澤の方へ向かう。なお、強烈な視線は爆裂と形容できそうな視線に変わったが相澤も特に気にしていない
相澤は近づいた神柱に特殊なソフトボールを投げ渡すと、地面のサークルを指差しこう言う
「お前、中学の時のソフトボール投げ、記録は?」
「……68mくらいだ」
「あのサークルの中に入って、ソフトボール投げをしろ…ただし、“個性”を使ってだ」
『えッ!?』
A組のみんなが驚くが無理もない。“個性”の使用は法律で厳しく定められている。今まで“個性”を縛られて生きてきた者からすれば、相澤の言動は驚きを値する。
そして相澤に指示された神柱はサークルの中に入る。
(そういえば中学の時はボールが風圧に耐えきれなくていい記録が出なかったんだよな…)
「風の流法!神砂嵐!!!」
神柱はボールを持っている右腕を関節ごと回転させ、そのまま投げた。
凄まじい回転圧力で投げられたボールは物凄い風圧を立てて飛んでいった。
バァン!!!
「すごい風圧だ!飛ばされる!!」
「どんな個性何だ!?」
「一瞬手が巨大に見えるほどの回転圧力!いったいどれくらい飛ぶんだ!!!」
ピッ
相澤は握った測定器を全員に見せる。そこには「3058m」と記録されていた
「3058mッ!?」
「そんなにあんの!?」
「いきなりヤベェー記録出たぞ!」
「面白そォー!!流石雄英!!」
いきなり圧倒的な記録にほぼ半数以上が沸き立つ。そのほぼに入ってないうちの1人である爆豪は、信じられないといった風に目を見開いていた。
しかし相澤はそんな生徒達の浮ついた雰囲気を許さない
「面白そう、か。ウチ雄英のヒーロー科に入っておきながら、そんな腹づもりで3年間過ごす気か?」
「え?」
相澤は少し考えると、掌の上に拳をポンっと乗せる
「よし。それじゃあトータル成績最下位の者は見込みなしと判断……「除籍処分」としよう」
『…ハアアァァァァッ!!?』
相澤の告げた無情な宣告。それを聞いた生徒たちは、一斉に信じられないといった風に叫んだ
が、撤回する気はさらさらない
いきなりのテストからの除籍処分に冷や汗を流しながらも、微笑む神柱であった。
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「ま、待ってください!!質問をッ!!」
「却下」
メガネをかけた真面目そうな生徒、飯田天哉の言葉をあっさり切って捨てる相澤
「い、いくらなんでも理不尽じゃあないですか!?しかもいきなりッ!入学初日にテスト、最下位は除籍処分って…!」
「ヒーローになれば、自然災害、事故、ヴィランはいきなり、そして理不尽にやってくる」
麗日が抗議の声をあげるが、相澤は遮るように言葉を紡ぐ
「放課後にマックで駄弁りたいと考えてたヤツもいるようだが残念、雄英は君達に3年間、ひたすら受難を提供するご予定だ。そういう理不尽を覆していくのがヒーロー…マイクのヤツも言ってただろ」
長い前髪をかきあげて、笑いを浮かべながら生徒達に語りかける
「『Plusプルス Ultraウルトラ』さ。全力で乗り越えてこい。さあ、本番だ」
個性把握テストのスタートが切られ、全員が覚悟を宿していた。
第1種目 50m走
神柱の出席番号は三番の為、二番飯田と走ることになった。
パァン!!!
(は、早い!素の身体能力でなんて速さだ!)
神柱の記録3秒34!
飯田の記録3秒12!
「君凄く早いねまさか負けるとは思わなかったよ。俺の名前は生駒神柱、君の名前は?」
「僕の名前は飯田天哉、君こそ早いね、僕の個性がなかったら負けていたよ」
第2種目 握力
「540㎏wってマジかッ!!」
「あんたゴリラ!?触手か!?」
「触手ってエロいよね………」
「………」
障子が“複製腕”の触手で腕を増やし、凄まじい記録を達成した事で周囲が反応する
戯言をほざいているのは、超低身長なエロ葡萄ことぶどうみたいな髪をした峰田実である
神柱の番がやってきた。
(そういえば柱の男のサンタナの指圧が950kgwぐらいだったよな…)
神柱は指の指圧だけで測定してみた。
メキメキィ
(おいおい流石に舐めすぎだろ…)
神柱の様子を見ていた生徒達は全員一斉に思った。
しかし…
バキァア
「あ、壊れた。」
「えええええええええぇぇぇぇ!!!」
神柱の記録測定不能
第3種目 立ち幅跳び
バヒュウ!
「凄く飛んだ。」
「うん、飛んだね。」
神柱の記録1405cm
第4種目 反復横跳び
「早すぎて残像が見えるぞぉ!」
神柱の記録283回
第5種目 ソフトボール投げ
これは1番最初のデモンストレーションの時に最高記録を出した為、神柱は見学しているだけだった。みんながそれぞれ自分の個性を駆使して、ボールを遠くに飛ばしていった。
しかし、緑谷が個性を使ってソフトボールを投げたところで異変が起きた。記録が46mとあまりにも一般的な記録だからだ
「なッ…今、確かに使おうって…!」
「“個性”を消した」
個性を使ったはずなのに発動しなかった。その事実に困惑していると、目が赤く髪が逆立った相澤がそんな事を言った。長いマフラーのようなものの下にはゴーグルが見え隠れしている
「つくづくあの入試は『合理性』に欠くよ。お前のような奴も入学できてしまう」
「消した…!あのゴーグル…そうかッ!」
相澤の言動、容姿、そして個性が消えたという結果から、ようやく緑谷のヒーローオタク知識の中から彼の正体が浮かび上がった
「視ただけで人の個性を抹消する個性!抹消ヒーロー・イレイザーヘッド!!」
相澤…イレイザーヘッドはいわゆるアングラ系ヒーローであり、緑谷以外はイレイザーヘッドというヒーローを知らなかった。
「緑谷…入試でもそうだったな。またそれ個性を使って大怪我をして、誰かに「救けて」もらうつもりか?」
「!」
「お前のしている事は1人を救って木偶の坊になる事……お前じゃあヒーローにはなれない」
相澤の厳しい言葉に緑谷はうつむく。相澤はソフトボールを手渡す
「“個性”は戻した…ボール投げは2回だ。さっさと済ませな」
しかし緑谷は投げるそぶりを見せず、ブツブツブツブツと何かを呟いてるだけだ
「緑谷くん、一体どうしたのだろうか…?」
「ハッ!「除籍勧告」食らったんだろうがよォー!」
飯田の心配を爆豪が嘲笑う。その言葉に神柱は反論した。
「いや、ボールをもらったと言うことはまだチャンスはある筈だ。」
「うるせぇ!入試1位だからってあんま調子乗んじゃねぇぞこのマンモーニがァ!!!」
(緑谷……信じてるぞ……)
自分が1番でないと気が済まない爆豪は、入試1位の座を横取りした(と思っている)神柱を必要以上に敵視するが、何だこいつと思いつつ緑谷を見る
「このクソッタレマンモーニ!シカトしてんじゃあ…」
「SMASH!!!!」
再び神柱に怒鳴りつけたその時、緑谷がソフトボールを遥か彼方に投げ飛ばした。明らかに700mは超えていた
「先生…!まだ…動けますッ」
「こいつ…!!」
見れば人差し指の色が変わるほど折れているが、涙をこらえ笑いながらそう言う緑谷に、相澤はどこか嬉しそうに笑う
「………ハ?」
一方、緑谷の高記録を見た爆豪の目はあり得ないものを見る目をしていた
(ふ…杞憂だったな…)
「どーいうことだッ!ワケを言え!デクてめぇ!
神柱が緑谷の状態を観察していると、爆豪が右手を“爆破”させながら緑谷に襲いかかる
シュバァ───ガシッ!
しかし、相澤の首元のマフラーのようなものが爆豪を捕らえ地面に叩き落とした
「んだこりゃッ…“個性”が…!」
「炭素繊維に特殊合金を混ぜ込んだ捕縛武器だ。ったく、何度も個性使わすなよ・・・俺はドライアイなんだ」
目を真っ赤にしながら忠告する相澤
「時間がもったいない。次、準備しろ」
第6種目 持久走
全力で走り続けたがやはり“エンジン”でそれ以上に速く走る飯田には勝てなかった
持久走…2位
第7種目 長座体前屈
これは関節を外して限界まで引き伸ばした。
長座体前屈…196cm
第8種目 上体起こし
背中から菅を出して菅から出てくる風で記録をサポートした。
上体起こし…152回
全てのテストが終了し、全員が相澤の前に並ぶ
「んじゃあ、パパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括表示する…」
手元の端末を弄りながらホログラムを表示させる。同時に相澤は呟く
「ちなみに除籍はウソな」
『………は?』
さらっと言われたセリフに唖然とする多数の生徒に、相澤はハッと鼻で笑いながら
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
『は───!!?』
一部を除き、見事に騙された生徒達は絶叫した
「あんなのウソに決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ」
(…いや、あの目は、やると言ったらやるスゴ味があった!見込みが無かったら相澤は見込みない奴全員除籍していただろう…)
ついに地獄のテストは終了した。
To Be Continued…
今回は結構筆が進んだので、いつもより長めに書きました。