ヒロアカの世界で個性:究極生物を使って無双するぜ!!!   作:輝彩滑刀

7 / 10
生駒神柱(いこましんじ)
個性:肉体操作 骨格をバラバラに変形し、身体の一部を粘土の様に潰したり出来る。流法はその応用である。

空烈眼刺驚(スペースリパースティンギーアイズ)
自分の肉体を自在に操れるという能力を活かし、高圧で体液を目から発射する技。 これは高速で発射される水圧のカッターであり、決してビームではない。

リブスブレード/別名:露骨な肋骨
肋骨の一本一本を伸長して体外に飛び出させ標的を切り裂く。 それぞれが回転でき方向自在であり、振り向かずに後方の相手を攻撃する事も可能。

光の流法(モード)・輝彩滑刀(きさいかっとう) 腕や脚から光り輝く剣を生やすという流法。 サメの歯のように細かく鋭いツメがエッジの部分に生えていて、それがチェーンソーの刃のように高速回転するため弾丸などの硬い金属でも簡単に切断する事が可能。

風の流法(モード)・神砂嵐(かみずなあらし) 空気の流れをすさまじい規模で操る流法 神砂嵐は、両腕を前に突き出した状態で肘の関節ごと高速回転させ、拳が巨大に見えるほどの回転圧力で二つの拳の間に真空状態の圧倒的な破壊空間を作り出し、標的を粉砕することが可能。

炎の流法(モード)・怪焔王(かいえんのう) 自身の血液の温度を最大で500℃まで上昇させ、標的に爪の間や傷口などから繰り出す『血管針』を突き刺して沸騰した熱血を送り込むことで内側から煮え爆ぜ、溶かす事が可能。


マスコミ騒動

オールマイトの教師就任が雄英とオールマイトの事務所から正式に発表され、マスコミが雄英に押し寄せることとなった。

 

「オールマイトの授業の様子はどうですか!?」

神柱は溜息をついた。

(マスコミの質問はやたら長ぇんだよなぁ…)

 

「すみません急いでるので」

 

「あの!せめて感想だけでも!」

 

「行っちゃった」

 

 幸い「最高峰の教育機関に~」と堅苦しいコメントにマスコミを辟易させている飯田のおかげでほとんど捕まらずにはいることができた。

 

 朝のホームルームではマスコミ対応については軽く注意を受けた。

 曰く、ヒーローは人気商売の面もあるので、あまり無下にはしないように。ただし情報漏洩には気を付けること。言いたい事ははわかるが、難易度が高い

 

 

「昨日の訓練のVTRを見させてもらった………爆豪、お前、もうガキじゃあねえんだ。次はもうやるなよ」

「分かってる……」

 

昨日の訓練で行った私闘に関して咎められた爆豪は、それだけ言うとムスッとした顔で黙りこくった。出会って間もないが、爆豪がどういう人物か知ってるA組勢にしてみれば驚く静かさだった

 

次に矛先が向いたのは緑谷だった

 

「緑谷、お前もだ。いつまでも個性を使えないってままじゃあいかない」

「……!!」

「使いこなせれば出来る事が増えるんだ……あせれよ、緑谷」

「ハイッ!」

 

説教、というより激励のような言葉に緑谷はしっかりと返事をした

 

「さて、早速だが今からお前らにやってもらうことがある…」

「やってもらう事…?」

「まさかまた個性把握テストみたいな事を──!?」

 

相澤のただならぬ雰囲気に、全員が息を呑み…

 

「………学級委員長を決めてもらう」

『学校っぽいのキタアアァァァァッ!!!』

 

しかしそこからのどんでん返し、学校らしい事が始まった

 

「リーダーやるやるッ!!」

「アタシやりたいーッ!!」

「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cmに…ッ!!」

「こう言うのこそ俺だろ俺ッ!!」

 

そして、神柱を除いた全員が凄まじい勢いで手を挙げて、自己推薦をする

 

本来誰もやりたがらない役職だろうが、ヒーロー科となると話は別。人を引っ張っていくリーダーという役目は、トップヒーローとしての素質を培っていくことにつながるからだ

 

「静粛にしたまえッ!!」

 

しかしそこに待ったをかける者が。飯田である

 

「『多』を導く責任重大な「仕事」だぞ!それをただやりたいからと、簡単に決めて良いハズがない…………今こそッ!民主主義にのっとり、信頼たり得る真のリーダーを決める為……」

 

飯田の言葉を聞いた誰もが彼の方を向いて黙る。それもそのはず…

 

「──みんなで『投票』を行うべきだ!!」

「そういうお前だってそびえ立ってるじゃあないか。その提案をするなら手を挙げる必要はない筈だ」

 

神柱の指摘通り、飯田もみんなと同じように手を挙げていたのだから

 

そして飯田が提案した投票に異議を唱える者が。ちょっとカエルっぽい見た目が特徴の女の子である蛙吹 梅雨と、切島の二人だった。

 

「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」

「ンなのみんな自分に入れらァ!」

「だからこそッ!それでもなお選ばれた者こそ真にふさわしいと思わないか!?」

 

そう熱弁した飯田は、相澤の方を向き己の提案を主張した

 

「よろしいですか!?相澤先生!!」

「ちゃんと決まんなら何でもいいよ……早はよ決めろ」

 

そんな熱意に対して、かなり冷たい相澤だった

 

そして5分後…

 

「僕3票────ッ!?」

「2票もぼくに入っているぞ……いったい誰が入れたんだ…?」

 

その結果は意外も意外、緑谷が3票と1番票を取ったのだ。2票ずつ取ったのが神柱と八百万の2人、そして…

 

「…バカなッ…!?1票…!?いったい誰が…?」

「オメー別のやつに入れたのかよ………」

「投票提案したクセに何がしてえんだよ…」

 

1票だけ入っていたのが飯田だった。自分にも票を入れられた事を驚愕する飯田に呆れるクラスメイトであった

 

「そんじゃあ委員長は緑谷として、副委員長は…」

「すまないが、俺は辞退します」

 

相澤が副委員長を決めようとしたところで、神柱が辞退を宣言する。それにざわめくA組のみんな

 

「……これ以上、無駄な時間を消費するのは合理的じゃあないな。時間がない、放課後に再度結果を聞く…それまでに決めとけ」

 

相澤はその場を無理やり収めると、授業をし始めた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

昼放課になると切島と芦戸と一緒に食堂に足を運んでいた。

 

神柱はカツ丼をトレーに乗せ、3人で食事を楽しみながら会話をしていた。

 

「神柱はよぉ、何で副委員長を辞退したんだ?」

 

「それ私も気になる!」

 

「──アッ!デクくん、飯田くん、神柱くん見つけたよ!」

そんな話をしていると、神柱たちのテーブルに昼食を乗せたトレーを持った緑谷、麗日、飯田の3人がやってきた

 

 

 

「すまない生駒くん、どうしても聞きたいことがあって…良ければ俺達も相席させてもらっても構わないか?」

 

「俺は別に構わない……2人は?」

 

「俺は別にいいぜ」

 

「私も全然いいよ〜」

 

「そうらしいぞ」

 

 

 

「ありがとう!」と声に出してお礼を言うと、麗日は塩崎の隣になるように、緑谷と飯田は神柱の右側の席に座らせてもらった

 

少し雑談をした所で飯田は神柱の方を向き早速質問する

 

 

「さて…神柱くん。俺はどうしても君に聞きたい事があるんだ」

 

「何を聞きたいのか…大方想像は出来てる。俺が副委員長を辞退した事だよな?」

 

「ああ、その通りだ」

 

飯田は茶化す雰囲気が一切無く、言葉を切り出す。

 

 

「君が言っていた事がたしかなら、君は切島くんと轟くんから信頼を得た事になる」

 

「…俺に票を入れたのは切島と轟だったのか?」

 

「ああ。先ほど教室でボヤいてたよ」

 

「そうなのか切島?」  

 

「そうだぜ。あの時の屋内訓練のスゲェ判断力、そして何より男気があった、だからお前が相応しいと思って入れたぜ」

 

それを聞いて1番驚いたのは神柱だった。切島は自分でやりたいと言っていたのに、その後で神柱に投票した事になる、。

 

そして轟も不思議だ。切島はまだ分かるが轟に関しては接点は戦闘訓練だけだ。しかも轟は味方だった切島と違って敵だった。何が轟の心を動かしたのか、神柱は少しだけ気になった。

 

 「この短い期間で君は2人の心を動かしたんだ。だと言うのに君は辞退した……なぜなのか?俺は知りたいんだ…」

 

「飯田、お前に言いたい事が1つある」

 

 

 

飯田の苦悩とも言える感情を感じ取った神柱は、飯田の目をしっかり見据えて口を開く

 

 

 

「俺は轟や切島の気持ちを無下にしたわけじゃあない。2人は俺が上に立つべきだという意思を託したんだ……そして誰かから受け継いだものは、さらに誰かへ受け継がれるもの、俺は自分よりももっとふさわしい人物を選ぶ方が、轟や切島の気持ちに応える事につながると思った」

 

 

 

そしてスッ…と飯田を指差し

 

 

 

「だから飯田ァ!お前が勝ち取った『1票』は、俺と轟と切島の『3票』になるって事だ!」

 

「!! 君がボクに入れたのか!?」

 

「君は自分が委員長になる事よりも…自分よりふさわしい人を決めるという過程を選んだんだ人を正しく導くという事が君ならできる。君にしかできない。だからクラス委員を選ぶ方法で、投票というものを提示できた」

 

「正しく…導く………ありがとう神柱くん…!」

 

 

 

神柱のこれでもかという評価を、飯田は大げさに涙を流し受け入れた

 

 

 

「大げさすぎるぜ…そろそろ食事を再開しよう。休み時間がなくなっちまう」

 

「ああ、そうだな…」

 

 

ビー!ビー!ビー!

 

 

 

「なんだァ!?このビービーうるせェのはよッ!」

 

「“セキュリティ3”が突破されたんだッ!“セキュリティ3”は雄英高校の敷地への侵入を守っていた『雄英バリアー』だっけか…今、この雄英敷地内に、何者かが入り込んでいるッ!」

 

「なんだとォーッ!?」

 

 

 

警報が鳴り響く中でも聞こえるほどの大声で、切島が叫んだ

 

 

 

『緊急警報発令!!──“セキュリティ3”が突破されました。生徒の皆さんは屋外へと避難してください。これは訓練ではありません。──繰り返します──』

 

「マズイよッ…!この食堂にはたくさんの生徒がいるんだ、もし生徒がパニックを起こしたら…」

 

 

 

緑谷はこれから起こるだろう事態を懸念する。そして残念な事に、その懸念は実現してしまった

 

 

 

「イテエ、イテエ!」

 

「押すなってェー!」

 

「ちょっと待ってー!倒れるッ!」

 

 

 

どわっと押し寄せてくる大量の生徒に神柱達は飲み込まれる。6人は必死にかたまりながら窓側の方へと避難する

 

 

 

「! みんなッ!外の方を見て下さい!」

 

 

 

その時、神柱は校門の方から近づく集団を見つける。ペンとメモを持ち、カメラを構えた集団

 

 

 

「マスコミか!」

 

「奴らだッ!奴らが敷地内に入ったのが原因だッ!マズイ…このまま侵入させ続ければ、さらに警報が鳴って、より「パニック」が大きくなる!!」

 

「神柱くん!君の個性の刃で壁を切り裂いて!広いところに出られれば、みんな一旦落ち着くはずなんだ!」

 

 

 

緑谷は神柱にそう指示する。一見すると最善な解決策だが、神柱はその方法を拒否する

 

 

 

「残念だがそれはできない。今急に壁を切り裂いたら余計な混乱を招くことになる。たとえみんなを外に出したとして、マスコミは間違いなく生徒達に食いつく……そうなればより大きな「パニック」になってしまう…」

 

「麗日さん!君の“無重力ゼロ・グラビティ”で飯田を無重力状態にするんだ!早くッ!」

 

「え…う、うんッ」

 

 

 

神柱が突然麗日にそう命令すると、麗日はちょっぴり戸惑ってから飯田に指先の肉球で触れて、無重力にする

 

 

 

急に体が浮き上がる感覚に飯田は混乱する

 

 

 

「う、麗日くん!?」

 

 

 

グワシィッ!

 

 

 

「そういう事かよォ──神柱!今飯田を、軽くしたっつーことはッ!吹っ飛ばせってことだなッ!?」

 

「切島、やみくもに飛ばすのはやめろ!ちょうど出入り口の、非常口看板に向かってやってくれ!」

 

 

 

そして無重力の飯田の腕を掴んだのは、切島だった

 

 

 

「ふ、ふたりとも、一体何を!?」

 

「今から目立つ場所に飛ばさせます!!飯田、君がみんなを先導して下さい!」

 

「ボ、ボクがか!」

 

「今からぼくはマスコミを止めに行く!君だッ、君がやらなくっちゃあならないんだ!」

 

 

 

神柱は飯田の目をまっすぐ見る。その目は何か信念を持った目だった。

 

 

 

「……わかったッ!ボクはどうすればいい!」

 

「できるだけ大声で注目を集めてくれ!俺がみんなを落ち着かせる!」

 

「行ってこい飯田ァ!!オゥラァ────ッ!!」

 

「うおお──ッ!」

 

 

 

切島はその場で一回転し、遠心力で飯田を目的の場所へぶん投げた

 

 

 

飯田は回転する体勢をくるぶしから生えた『エンジン』で整えながら、「EXIT」の看板を目指す

 

 

 

(神柱くんの言う通り!分かりやすく!目立つように!そして…)

 

 

 

そして飯田は、非常口マークのような姿勢で「EXIT」の上の壁に激突し

 

 

 

(大胆に!!)

 

「大丈ー夫ッ!!」

 

 

 

大声でそう叫んだ

 

 

 

「ただのマスコミです!なにもパニックになることはありません、大丈ー夫ッ!!ここは雄英!!最高峰に相応しい行動をとりましょう!!」

 

 

 

目立つ場所の大声は人の視線を集中させ、みんなは飯田の言葉で完全に落ち着きを取り戻す

 

 

 

次の指示を出していく飯田の姿を、振り返りながら見ていた神柱は小さく呟く

 

 

 

「…最高だよ飯田……」

 

 

 

 

 

 

 

報道陣は雄英校舎を目指して駆け抜けていた

 

 

 

やがて、校舎の前まで近づいた、その一歩手前

 

 

 

ググオオオ

 

 

 

『な、なんだアアアッ!?』

 

 

 

突然生徒達の群れの中からグニャと身体を曲げ出てくる神柱だった

 

 

 

「あ…あの子は!」

 

 

 

その時、とある女性記者が神柱の姿に気づいた。その記者は、朝神柱に取材を申し込んで失敗した人だった

 

 

 

「雄英生だッ!」

 

「この際あの生徒でもいい!取材せねば!!」

 

「オールマイトについて一言!!」

 

 

 

マスコミが神柱に迫ろうとした時、女性記者は神柱の目に恐怖を覚えた。そう、あの冷たい目は…

 

 

 

まるで養豚場の豚でも見ているような冷徹な目だった。

 

 

 

「おい、お前ら状況分かってんのか?」

 

『えッ…?』

 

「これを見ろ」

 

 

 

スッ…と神柱が指差した方を見ると、その先には崩壊した雄英バリアーがあった

 

 

 

「お前らは不法侵入罪と器物損壊罪で訴えられる!」

 

「いや、あれを壊したのは俺たちじゃあ…」

 

「おいおい、お前らだからって勝手に!許可なく!入っていいと思ってるのか?マスコミってやつは常識もわからんのか?近いうちに雄英が訴えるだろう、覚悟はしとくんだな」

 

 

 

神柱は静かに、怒りのボルテージを上げながら、これから起こることを羅列していく。すると報道陣はだんだんを顔を真っ青に染めていく。今更になって、自分達がしでかした暴挙に気がついたからだ

 

 

 

そして神柱はとどめに、マスコミ達を苛烈に責め立てる

 

 

 

「まあ、今のうちに懺悔の練習でもしておくんだな」

 

「生駒…お前、何やってるんだ?」

 

 

 

そんな中、校舎の隙間から相澤とプレゼント・マイクがヌッと姿を現した

 

 

 

完全に勢いを失ってるマスコミを見て、深くため息を吐く

 

 

 

「先生……私利私欲のためだけに他人を平気で踏みにじるような奴は裁かなくてはならない……俺はそう考えている」

 

「だとしても相手と場所を選べ。雄英俺たちはいい。マスコミに有る事無い事書かれたくらいで崩れるほど貧弱じゃあない……だが、生徒お前たちは別だ。見込みありと俺達が決めたヒーローの卵が、こんなくだらない事で潰れるのはあまりに不本意で不愉快だ………ヒーローは生き残るのも仕事なんだ。もっと自分を大事にしろ、生駒」

 

「…分かりました」

 

 

 

マスコミの目の前ですべきではない会話だが、マスコミ達は全員、自分のこれからの末路に頭がいっぱいのため聞こえてなかった

 

 

 

「…とりあえず、今日はお引き取り願います……後日、またお話しすることになるでしょう」

 

 

 

その言葉は、マスコミ達には死の宣告に聞こえた

 

 

 

 

 

 

 

混乱が収まったその後…

 

 

 

相澤は、ネズミなのか犬なのか、かくしてその正体は雄英高校の校長である根津ねづ校長と一緒に、崩壊した校門の前にいた

 

 

 

「派手に壊されてるね!」

 

「マスコミは利用されたって所ですか…邪な者が入り込んだか、宣戦布告か…」

 

「どちらにしろ、生徒達に被害を出させる訳にはいかない。──プロヒーロー先生達は当分、気を抜かないでもらいたい」

 

 

 

相澤は小さく頷いた

 

To Be Continued…




次回はUSJ編です。これからも頑張りますのでよろしく!

主人公の弱点つける??

  • YES YES YES
  • NO NO NO
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。