【完結】峰田ァ!お前の前のオレオ取ってオレオ!! 作:そとみち
ノリだけで書いている作品なので色々ご容赦。
「峰田ァ! とうとう見つけたぜェ『要救助者』をよォ!!」
「マジかよよくやった
「トリアージイエロー! 頁まで全損はしてねぇ! 補修すりゃ余裕で読めるレベルだッ!」
「タイトルは!? これまでの成果と被ってねェだろうな!?」
「最近のグラビアだぜ!! 増刊号ッ!」
「っしゃアアアァァッ我が世の春ゥゥゥッ!!」
俺──
俺の隣、身長108cmという全国男子中学生平均身長に著しい影響を与える体を持つ親友、峰田実と喜びを共にする。
今夜はこのエロ本でオ〇ニーだ!
なんでこんなにテンションが上がってるかって?
そりゃもう俺たちはまだ中学生であるからして、合法的にエロ本を取得する手段がないからだ。
だからこうして地道に文字通りの草の根活動を行いエロへの探求を止めないのである。
「っしー…久しぶりに見つけられたな。この町のモラルの低さに感謝だぜ」
「最近は全然エロ本見つからなくて、クソ真面目に河原のゴミ拾いしてるだけの健康優良ボランティア中学生に成り果ててたからなオイラ達。まぁいいんだけどさそれはそれで、ヒーローらしい奉仕活動出来てたし」
「それな。だが今日は違うぜ! 見せてやろうぜ俺らのエロ本修復技術をよォ!」
「このために地元の図書館で本の修復ボランティアやってたからよ……止まるんじゃねぇぞ……!」
戦果物をゴミ袋にしまって、俺たちは引き続き河川敷のゴミ拾いに戻る。
時間は早朝、学校が始まるまではまだ時間があるとはいえここでだらだらエロ本を読みだすのはまずい。
絵面もそうだし本が破損しちまうからな。しっかりと本を修復*1してから廻し読みしねぇとな。エアストリーム乾燥法も固着剝がしもフラットニングもお手の物だぜ!
なお図書館ではでかい水災や汚損などした本を修復する仕事があり、俺たちは学生ボランティアでそれを手伝い修復技術は完璧に身に着けている。
表向きは
真の目的はエロ本を獲得するため。
そう……ヒーロー。
俺たち二人が目指している将来の夢だ。
ヒーロー飽和社会と呼ばれるようなこの時代。
個性という力に目覚めた人類が新たに生んだこの職業。
俺たちはそれになるために、毎日こうして
なぜヒーローを目指してるかって?
モテるために決まってんだろ!
「ヨシ! 今日の掃除エリアは完了! そんじゃ帰っか」
「おー。んじゃいつもの如くオイラが今度は個性使って走るから後ろついて来いよイクノ」
「あいよ。この時間ならまだ人も少ねーだろーし問題ねーだろ。ズッコけんなよ峰田」
「オイラの“脚”を“舐め”るんじゃあねーゼ……!?」
河原の掃除を切り上げて、10kmほど離れた地元まで走って帰る俺達。30分もありゃ帰れるだろ。
ヒーロー志望の俺たちは中学1年の頃に出会ってからずっと身体能力を磨き上げている。
そんじょそこらの中坊とは地力が違いますよ。
生憎俺の個性は高速移動できる力はないが、峰田は努力の末にそれを獲得するに至っている。
ゴミ袋の口を結んでから、頭のもぎもぎを取り外して靴の裏にくっつける峰田。
最初は自分の体では反発しか生まれなかった峰田のもぎもぎだが、俺との個性特訓の末に、触れていればもぎもぎの効力をコントロールすることができるようになっている。
便利な個性だよなコイツ。使いようによっちゃタイマンで相手を封殺できる強個性だ。俺の個性ほどじゃないけど。
「よし、そんじゃ行くぜオイラの必殺! 【
「うおっしゃー!! 走れ走れえええ!! 今日こそ追いついちゃるわー!」
「追いついてみろやお前の脚でよぉ!!」
足の裏のもぎもぎをバネのように使いながら峰田が高速で飛び跳ねていく。
俺はその後ろを全力疾走で追いかけて、スタミナ特訓の一環も兼ねる。
因みに、河川敷に行くときには峰田は個性無しで走る。個性無しなら俺の方が足が速いので峰田のスタミナ特訓にもなるってわけだ。
早朝の河原掃除でボランティア兼エロ本探し。
行き帰りのマラソンでスタミナ訓練。
放課後には学校で勉強か、裏山で個性使った組手で実戦特訓。
休日は町で遊んでエロとの出会いの探求と情報収集。
俺は峰田という親友とそんな中学生活を送っていた。
すべては俺達がモテるために。
ヒーローとなるために。
「……なぁイクノ」
「なんだね峰田」
「もうすぐ入試だよな」
「せやな」
ぽんぽん飛び跳ねる峰田を追いかけながら会話を果たす。
俺は全力疾走なので息も切れ切れではあるが、会話できる程度の余力は残っている。
「オイラ不安でよぉ……オイラみてえなやつがちゃんと受かるかってよぉ……」
「あー? どうした急に。やれるだけの事はやってきたじゃねーか! 俺もお前も絶対受かるって、雄英!」
「まぁそりゃそうなんだけどよ……オイラも筆記の方は大丈夫だと思うんだけどよぉ……でもやっぱ不安は残るっつーか」
峰田の不安の言葉に俺は本心でそう返した。
やれるだけやってきたという言葉は嘘じゃない。勉強なら高校の範囲まで予習しているし、英語だって問題なく喋れるくらいには堪能なのだ。
何?どうやってそこまで覚えたのかって?
まぁそもそも前提として俺も峰田も素の頭がよかったってのもあるんだけど、これは俺の入れ知恵が関係している。
峰田のやつは、エロが絡むと無限の原動力を得ることが出来るのだ。
『───なぁ峰田。もしヒーローになって海外に行ったとするだろ?』
『なんだよ急に。勉強中だぞオイラ』
『そこで金髪爆乳のちゃんねーが出てくるじゃん』
『続けて?』
『襲われてるところを華麗に助けてセンキュー! って感謝されるじゃん』
『続けて?』
『だが……そこで英語が出来ない峰田はコミュニケーションが取れずに童貞のまま……!!』
『!?』
『だが英語を万全に覚えた峰田なら……金髪爆乳はもはや手の内ッ!!』
『オイラちょっとTOEIC満点取ってくるわ───』
『───なぁ峰田。雄英に合格したとするじゃん』
『なんだよ急に』
『可愛いクラスメイトの女子達に囲まれるじゃん』
『続けて?』
『まぁ雄英ヒーロー科と言えども当然座学もあるじゃん。テストもあるじゃん』
『続けて?』
『そこで高校の勉強のスピードに躓いた峰田は成績が落ちて女子に呆れられちまうわけだ』
『!?』
『だが……高校の範囲まで完璧な峰田は女子から憧れの眼差しで見られて女子だらけの勉強会を開けるッ!!高校生だからどんな過ちが起きてもおかしくないッ!!!』
『オイラちょっと全国共通模試で一位取ってくるわ───』
とまぁこんな感じで焚きつけたらめっちゃ結果出してきて笑った。
俺もそんな峰田に馬鹿にされてムカついたので必死に勉強の方でも追いついてやった。
親友とは共に肩を並べられる存在だからな。一人にはしねぇ。
俺とお前で雄英首席合格するんだよぉ!!
「不安ねぇ……ま、俺は全くないけどな、そういうの」
「そりゃお前は個性がスゲーからよっぽどのことがなきゃ大丈夫だろうけどよ! 不安なんだよオイラ! いざって時にビビっちまわないかって!」
「心配ねぇ」
お互いの家も近づいてきて、町にも人が増えてきたので峰田がもぎもぎを外して普通にクールダウンで走りだす。
公共の場での個性使用は怒られちまうからな。いつものように、お互いに肩を並べて軽いジョギングみたいな形になる。
ジャージの袖で汗を拭いながら、不安を抱える親友に俺は本心から浮かべる笑顔を見せて言ってやった。
「───お前がこの3年間頑張ってきたのは、俺が見てたからさ。心配ねぇって。俺を信じろよ、峰田」
「っ……!」
にっこり笑顔を浮かべてそんな言葉を親友に贈った所、急に峰田の顔が真っ赤になり、俯いてしまった。
ん? どした??
どうしたのかなぁ峰田くん?????(煽り)
「……これ以上……」
「ん? どうした峰田?」
「これ以上オイラの性癖を壊すんじゃねええええええ!!!」
おやおやおやおや。近所迷惑ですよ峰田君?
どうやら俺の笑顔で峰田の性癖が壊れちまったらしい。
血涙を流しながら叫ぶ峰田の見上げる顔がウケる。写メとっとこ。
「お前がァ!! オイラの親友やってるせいでなぁ!! オイラはいつか過ちを犯しかねないんだよォ!!」
「いいのよ?」
「よくねぇよぉぉぉ……お前ホント性自認どうなってんだよぉぉぉ……オイラをあんまりからかうなよぉ……親友でシコりたくねぇよぉぉぉ……」
「峰田ならいいよ♥」
「よくねぇよぉぉぉ……!!!」
ナイーブな峰田が出てきたな。
なんで急に峰田がちんちん迷子みたいなセリフを吐いているかと言えば、これは俺の外見が理由である。
簡潔に自己紹介をしよう。
俺は
170cmの身長に、赤くて長い腰まで届くストレートのサラサラヘア。
顔はアイドル顔負けの可愛い系美少女。母親譲りの超銀河アイドル級フェイス。
鍛えているのでウエストはくびれのある美しいラインを描き、お尻はぷりんと安産型桃尻。
街を歩けば男の半分は振り返る美少女is美少女スタイル。
だが男だ。
性自認も男子でちんちん保有。
峰田と同レベルで女体の神秘を求める性癖の破壊者。
それが俺、幾野 潜。
これは、俺が完璧で究極のヒーローになるまでの物語だ。
【
潜’s頭 峰田と共にエロガソリン発電によりめっちゃ頭いい。エロに溢れてる。
潜’s体 身長170cm、体重52kg。軽い。だが男だ。
潜’s顔 めっちゃ美少女顔。可愛い系フェイス。だが男だ。
潜’s胸 つるぺたで余計な筋肉はどこにもない。だが男だ。
潜’s腰 腹筋どこってくらいくびれてるメス腰。だが男だ。
潜’s尻 桃を連想させるプリ尻。叩くといい音。だが男だ。
潜’s個性 ?????
【峰田 実】
今作品の被害者。
美少女顔の親友がいることで性癖がねじ曲がった。
人のふり見て我が振りを直して原作よりも下ネタを吐く頻度は減っているが煩悩は薄れていない。
幾野との特訓により個性が強化されており、自分が触れているもぎもぎはくっつく力と跳ねる力をコントロールできるようになった。
足の裏や体にもぎもぎをくっつけつつ反発させて跳ね回る【跳峰田】を使える。
大体原作中のチームアップの時くらいの強さに。
狭い路地で跳峰田使えばホークスすら捉えられるってマ?