【完結】峰田ァ!お前の前のオレオ取ってオレオ!! 作:そとみち
荼毘に残酷な表現があります。
【side 幾野】
荼毘の奴からとんでもねぇ話が零れて、俺は思わず首を絞める手を緩めかけた。
いや緩めはしなかったんだけど。他のヴィラン連合の幹部は峰田とホークス、ベストジーニストがバッチリ捕えてくれたんで、炎を使う荼毘だけは俺が九州の時のようにワープ首絞めで堕としてやってたんだけど。
喉に発声機か呼吸器か入れていたこいつは喉を締めても喋れるようになっていて、そこで俺の過去を知っているという話が零れて。ホークスの過去も。
さらにはエンデヴァーの長男、轟燈矢であったことなども語られて。
それを電波ジャックして全国に流してると。
そんなことをのたまいやがった。
なんてことを考えやがる。
俺も……エンデヴァーも、脛に傷を持っている。
俺のは結局のところ事故だし、エンデヴァーも今は改心して家族との絆を取り戻しているが……その事実が世間にどう流されるかによって、社会の視方が変わってくる。
俺は慌ててダイブセンサーで今テレビで流れてる映像を空中に投影して流した。
『……僕、轟燈矢はエンデヴァー家の長男として生まれました』
流れている。
椅子に座る荼毘が、己の火傷だらけの体を映しながら独白する映像が、全国ネットに流れている。
「……止められないのか!? そのノートPCが発信源だろう!?」
「すみません俺PC詳しくないです! 峰田くん何とかならない!?」
「……っ、駄目っス!! ロック掛かってやがる!! オイこらロンゲお前ェェ!! この映像止めろォォォ!!」
「止めるわけないだろ……止められないさ。もう誰も」
ホークスたちがこの映像を流したスケプティックに詰め寄るが、パソコン自体にロックが掛かっていて弄れないようだ。
スケプティックの余裕の顔を見ると、ノートPCをぶっ壊しても止まるモノではないのだろう。
放送は止まらない。
荼毘が己の過去を、そして俺とホークスの過去を、世界に向けて話し始めた。
『今まで30人以上の罪なき人々を殺しました』
『僕がなぜこのような醜穢な所業に至ったかをみんなに知ってもらいたい』
『エンデヴァーはかつて力に焦がれていました』
『そしてオールマイトを超えられない絶望から、僕は父の利己的な夢のために作られた』
『より強い個性を持った子を作るために無理矢理妻を娶りました』
『しかしどうやら僕は失敗作だったようで、ほどなくして見限られ、捨てられ、忘れられました』
『何人もの無辜の人を焼いた僕の炎は、エンデヴァーの炎です』
『急にこんなことを言われても混乱される方もいるでしょう』
『だからこそ証拠を準備しました』
『これが僕のDNA鑑定結果です』
『そしてこちらが九州で採ったエンデヴァーの血から調べたDNA鑑定結果』
『僕の血とエンデヴァーの血のDNAが99.99%一致してます』
『ソースどこよ!? ソースよこしなさいよソース!!』
「ブフッ!!」
「……え?」
「は?」
「……は?」
急にカットインしたマウントレディの声と、映像に合成されたマウントレディのツッコミBB、ネット上でのMAD動画によく使われてるツッコミ映像が入ったので俺は条件反射で笑ってしまった。
峰田もホークスもぽかんとしている。いやそりゃぽかんとするわ。
思ったけどさぁ!! 俺もソースもなんもないやんけ!! って思ったけど!!
え、何? これもしかしてドッキリ仕掛けられてる俺?
もしかして盛大なギャグに巻き込まれてる?
「なんだ!? そんな映像俺は作ってないぞ!? 何が……!?」
あ、でも一緒に映像見てたスケプティックがめちゃくちゃ狼狽してるからこれ向こうにとっても予想外なんか。
まぁいいや。荼毘じゃないけどなんか俺も楽しくなってきた。見届けてやろ。
【side ラブラバ】
ヤバい。
ヤバいことになっている。
私は事務所のモニターの前で、そこに映る映像と音声に……冷や汗が止まらなかった。
今日の大規模作戦の事はマウントレディから聞いて知っていた。
事務所のヒーロー全員と、学生の子達も混ぜて行われる掃討作戦。
話を聞いた時には学生まで巻き込むのは悪趣味……と思いつつも、その作戦の規模を聞いて仕方がない事だとも思っていた。
で、私は私のほうで、作戦に関して情報を仕入れていた。
あらゆる機関にハッキングを行い、作戦の成功率が上がる様に。
事務所のPCはあくまでも個人用のカスタムPC。この子だけでやるにはスペックが足りないのは事実。
でも……私には奥の手があった。それを使って、事務所のみんなにもバレないように結構な頻度で警察とか公安にハッキングして情報を集めることもあった。
イグジストのダイブセンサーの余剰演算力を借りること。
もちろん証拠は残さない。無線で繋いだうえで本人もバレないように、あのセンサーに搭載された演算能力を間借りしていた。
あのダイブセンサー、イグジストが無知なのか……開発した子、エクスマキナだったかしら。あちらが意図的に伝えていないのか……
あれ一つでペンタゴンの防衛施設のスパコンに匹敵する処理速度を有している。のだけれど、それが有効活用されていないので、使わせてもらっていたのだ。
とはいえ、悪用なんてしていない。
私も……今は本当に真剣に、ヒーローという仕事がどのようなもので、どうすれば手伝えるのかを考えるようになった。
本音を言えば、ジェントルと別れたすぐはまだヒーローを恨む気持ちもあったかもしれない。
けれど、このマウントレディ事務所で働くうちに……ラーカーズとして色んな人たちと接するうちに、私は彼女たちの心に触れた。
マウントレディの、イグジストの、グレープジュースの心に。ラーカーズの二人や、インターンに来る学生たちの心に触れた。
ヒーローという在り方を
そこには私がこれまで知る事のなかった、正義と温かさがあった。
だからこそ私も心を入れ替えて、ちゃんとこの事務所の為になるように働いた。
映像関係の処理や情報収集は真剣にやり……その中で、まぁ万が一に備えて、ハッキングして国や公安の情報を得ておいても損はないと思ったのだ。
癖みたいなものね。でも、誓って悪用はしていない。
その癖を今回の作戦でも発揮し……衛星の映像を通して、ヒーローたちの状況を確認していた。
そして、作戦は失敗した。
死柄木が目覚め、ギガントマキアが目覚めてしまった。
しかしそれはイグジストの、緑谷くんの、学生達の……この事務所に来ていた子たちの活躍で、どうにか対処されていた。
その様子を衛星映像を見ながらこぶしを握り締めて見守っていて……ついにイグジストがギガントマキアを止めることに成功した。
イグジストがいなくなった方の死柄木との戦いの様子を見ても、かなり優勢に進んでいる。イレイザーヘッドが個性を封じ、油断なくエンデヴァーや緑谷くんたちが攻撃を叩き込んでいるのだ。ルミリオンも援軍に来た。
このままなら押し返せる。未だに市民への被害は極少。このままいければ……と。
そこまで、いけていたのに。
『そう言うなよ!! 楽しんでくれよイグジスト!! 俺が頑張って考えたショーがこれから始まるからよぉ!! 日本のテレビ局の電波とネットをジャックして今走らせてんのさ!! ついさっきスケプティックがノートPC弄ってたよな? それでちょうど今全国生中継だよ!! 俺の過去の話から、ホークスの過去!! お前の過去!! 全部俺が世間に教えてやってんだ!!』
荼毘がイグジストに放った言葉に、私はフリーズした。
エンデヴァーの過去。家族構成は知っている。ハッキングで調べた。
ホークスの過去。公安のデータを抜いてたから知っている。
イグジストの過去。───本人が教えてくれて、知っている。
絶対に碌なことにならない。
そんなネガティブな情報が世間に流れることで、バカな国民がどう受け取るのかが分からない。
ヴィランの言うこととはいえ、その情報の真偽を求めるだろう。そして真実であった場合に、一般市民はどう思うか。
ナンバーワン、ナンバー2の特大スキャンダル。
学生ヒーローの両親殺害の過去。
それを、面白おかしくマスコミが取り上げる……そんな可能性だってある。
「──────っっ!!」
義憤にかられた、わけではない。
私はあくまで事務員。ヒーローとして活動する彼らの仕事を手伝うサイドキックではない。ヒーロー資格も持っていない。
ここで働いているのはジェントルの為。ジェントルがヒーローを目指すのを手助けするため。
けれど、ああ。
今、これをどうにかできるのが私だけなら。
イグジストのためにも、マウントレディの為にも、止めなければならない。
……なんて、違うわ。違う。
私はただ、ジェントルが無事刑期を終えて出所したときにヒーローが活躍できない社会にしたくないだけなの。
そう、それが理由。ジェントルの為。
それだけで私はいいんだから。
自分をそのように納得させて、全速力でダイブセンサーとPCを接続。
ジャックされたという映像のその大元を特定する。
「センサーの近くに元凶のノートPCがあって助かったわ……やっぱり!! 長ったらしい関数に広すぎる変数のスコープ! 引きこもり時代に練習でハックした時とコーディングの癖がちっとも変ってない……!!」
いける。入れる。ノートPCにハッキング完了。
ダイブセンサーの演算力をフル活用してシステム掌握。ノートPC一つなら秒もかからない。ペンタゴンだって防げない。
PCの中身を確認。ジャック映像をサブモニター出力。5倍速で再生して内容を確認しながらジャック映像の更なる上書きができるように。
さすがどこでもバリ3のダイブセンサー。行ける……行ける。あと十数秒。
それが過ぎれば映像を止めることも、介入することもできる。
『今まで30人以上の罪なき人々を殺しました』
『僕がなぜこのような醜穢な所業に至ったかをみんなに知ってもらいたい』
『エンデヴァーはかつて力に焦がれていました』
『そしてオールマイトを超えられない絶望から、僕は父の利己的な夢のために作られた』
『より強い個性を持った子を作るために無理矢理妻を娶りました』
地上波では荼毘の独白が流れているが、私は5倍速でその先の映像も確認した。
これくらいできないと一瞬で動画編集なんてできないわよ。
そしてその内容に辟易した。
エンデヴァーの所業、ホークスの過去、そしてイグジストの過去を暴き、まるで悪者のように悪意ある紹介をする内容。
こんなものを流すわけにはいかない。
そもそもこれ、エンデヴァーと自分が血縁であると示す証拠のDNA鑑定に何のソースもないじゃない。
こんなのでもバカな市民は信じかねないし、叩けばホコリは出てくる内容だから、こんな映像すぐに止めて……あ。
と。
そこで、いつもラーカーズの動画でノリと勢いを優先した動画を編集していた私は最悪の発想に至ってしまった。
思いついてしまった。
……この映像自体を編集してバカな動画にしちゃえばいいんじゃない?
えっ。
いや絶対ウケるわよ。
やる?
バカ言ってんじゃないの。
いやでもやりたい。
下手に映像切るよりも笑いものにしちゃえば。
動画投稿者として血が騒いじゃう。
刹那の思考。
そんな私の脳裏にふと浮かんだのは───私が作った動画を見て、笑ってくれるマウントレディの、イグジストの、グレープジュースの笑顔で。
───行っちゃえ!!! どうせ私だってバレないし!!!
『これが僕のDNA鑑定結果です』
『そしてこちらが九州で採ったエンデヴァーの血から調べたDNA鑑定結果』
『僕の血とエンデヴァーの血のDNAが99.99%一致してます』
『ソースどこよ!? ソースよこしなさいよソース!!』
……やっちゃった。
動画に先回りして編集、音声を繋げてこの暴露動画をMAD動画にしてやった。
まだまだ止まらない。
その先に喋る荼毘の声を編集し、切り貼りしてつなげて、クッソ下らない内容に変えて。
いつもの動画用に準備してあるマウントレディ素材を適宜ツッコミに使って。
元の動画はまるっと削除して。クラウド上に保存されてたのもバッチリ消して二度と放送できないようにして。
えへ。
えへへ、楽しくなってきちゃった。
もういいや。
ヴィラン連合を。
荼毘を、世界一のピエロにしちゃえ。
【side 幾野】
『それでも捏造を疑われるでしょう。僕は信じてもらえるよう話すしかありません』
『信じないわよ!?』
『エンデヴァーはその後も母に子を産ませ、4人目にしてみなさんご存じの方もいるでしょう、 イグジスト が生まれました』
『手のひら返し過ぎじゃない!?』
『イグジスト、幾野潜くん……目覚ましく活躍する彼は、 エンデヴァーの待望の傑作 です。 そんな人間がヒーローを名乗っていい !! す き !! ナンバー2ヒーローのホークス も イグジストと 無理矢理 子を作るために』
『ホークスは泣いて逃げる イグジスト を躊躇なく 襲った!! 僕が守ろうとした目の前で』
『……え。待って。ねぇちょっと待って。待って? え? 待って待って??』
『僕は イグジスト に取り入るためにあろうことか 彼の父親 エンデヴァーの 子を 名乗り 近づいた。僕は許せなかった!!』
『急にどうしたの!?』
『よく考えてほしい!! イグジスト は 僕を捨て 忘れられました!! やはり 僕は許せなかった!!』
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』
…………放送が終わった。
え、なにこれ?
もしかして俺を笑い殺そうっていう作戦? そういう風評被害狙ってる?
ねぇそこで笑顔で気絶してる荼毘くん。これ見せて俺にどうしてほしいの?
「何が、誰が……!? こんなことあり得ない!! どんなハッカーでもこんなことできるはずが……!!」
スケプティックがなんかわめいてて、これが向こうが作った動画ではないことを改めて確認した。
ええ……ええ?
「……俺はイグジストくんのことをそういう目で見てないからね」
「アッハイ」
ホークスが慌てて訂正してきたけど俺も頷くしかなかったよね。
この人がそういう目で俺を見てないことは知ってるし。
いや、うん。
なんだこれ。
【side Zwitter】
『……僕、轟燈矢はエンデヴァー家の長男として生まれました』
『は?』
『なんかはじまた』
『え、これヴィラン連合の荼毘じゃん』
『うわ荼毘だ』
『ジャックされてんじゃん』
『イグジストに負けて涙目の荼毘くんだ』
『どした?』
『急に何?』
『今まで30人以上の罪なき人々を殺しました』
『僕がなぜこのような醜穢な所業に至ったかをみんなに知ってもらいたい』
『エンデヴァーはかつて力に焦がれていました』
『そしてオールマイトを超えられない絶望から、僕は父の利己的な夢のために作られた』
『より強い個性を持った子を作るために無理矢理妻を娶りました』
『しかしどうやら僕は失敗作だったようで、ほどなくして見限られ、捨てられ、忘れられました』
『何人もの無辜の人を焼いた僕の炎は、エンデヴァーの炎です』
『草』
『急にエンデヴァーの子供になってて草』
『炎系個性だからって盛ってきたなコイツ』
『炎の色からして違うじゃん』
『家族だったのかお前!』
『嘘乙』
『人殺しが何を言っても信じてもらえないんだよなぁ……』
『エンデヴァーの家族関係ってどうなん?』
『前にニュースでエンデヴァー家襲撃されたけど息子のショートと一緒に解決したってあったやん』
『インターンでも息子さん一緒なんだろ? 仲いいじゃん』
『体育祭で親バカみたいに叫んでたエンデヴァー』
『前に学校の寮でインタビュー受けてたよね息子さん』
『イグジストとも仲がいいらしいね』
『一般通過イグジスト素材になってたアレか』
『荼毘の言葉に重さがない』
『なんのソースも無くて草』
『ソースどこよ!?』
『急にこんなことを言われても混乱される方もいるでしょう』
『だからこそ証拠を準備しました』
『これが僕のDNA鑑定結果です』
『そしてこちらが九州で採ったエンデヴァーの血から調べたDNA鑑定結果』
『僕の血とエンデヴァーの血のDNAが99.99%一致してます』
『ソースどこよ!? ソースよこしなさいよソース!!』
『は??草』
『草』
『草しか生えない』
『自分からツッコまれていくのか……(困惑)』
『急にこんな映像見せられて混乱しかしてねぇよ』
『え、何? ギャグ動画?』
『素材が有効に使われてて草』
『DNA鑑定結果(ただの紙)』
『紙が小さすぎてそもそも映像で読めなくて草』
『九州でお前何もできないで帰ったやろがい!!』
『言ったもん勝ち過ぎるだろ……』
『急にマウントレディが出てきて爆笑しちまった』
『ヴィラン連合はどこに向かおうとしてるの?』
『意外と面白れぇ奴なのか……!?』
『九州でも出落ち芸極めてたしな』
『それでも捏造を疑われるでしょう。僕は信じてもらえるよう話すしかありません』
『信じないわよ!?』
『エンデヴァーはその後も母に子を産ませ、4人目にしてみなさんご存じの方もいるでしょう、イグジストが生まれました』
『手のひら返し過ぎじゃない!?』
『草』
『これは草』
『大草原不可避』
『流れが一気に変わったな?』
『草』
『マジかよ草』
『その発想はなかったわ』
『くっそ草』
『イグジストがエンデヴァーの息子だった……ってコト!?』
『どういう血のつながりだよ』
『ショート「あのっ!」』
『ショート君不在チャート始まって草』
『マウントレディの適切なツッコミ助かる』
『マウントレディのツッコミが無かったら死んでたな……』
『イグジスト、幾野潜くん……目覚ましく活躍する彼は、エンデヴァーの待望の傑作です。そんな人間がヒーローを名乗っていい!! すき!! ナンバー2ヒーローのホークスもイグジストと無理矢理子を作るために』
『ホークスは泣いて逃げるイグジストを躊躇なく襲った!! 僕が守ろうとした目の前で』
『……え。待って。ねぇちょっと待って。待って? え? 待って待って??』
『おっとぉ~?』
『急に話の流れ変わってきたな』
『痴情のもつれ……ってコト!?』
『大胆な告白はホモの特権ってそれ一番言われてるから』
『お前ホモだったのか……』
『イグジスト相手にホモと言えるか?』
『ホークスまで風評被害に晒されてて草』
『巻き込み事故やめてください』
『ああ九州にイグジストとエンデヴァーと一緒に出掛けてたのってそういう……』
『脳無が間に挟まる系男子だった説』
『マジかよホークス最低だな阪神ファンになります』
『それは違うホークスやろがい!』
『まぁイグジストは可愛いからな……』
『荼毘とホークスの趣味が悪いとまでは言わない』
『俺もイグジストでシコってるから気持ちは分かる』
『イグシコ勢が出てきたぞ!』
『どうすんだよ社会に闇が溢れて来てんじゃん』
『これを狙った壮大なビデオレターだったか……』
『荼毘はどこに向かおうとしてるんだよ』
『僕はイグジストに取り入るためにあろうことか、彼の父親エンデヴァーの子を名乗り近づいた。僕は許せなかった!!』
『急にどうしたの!?』
『よく考えてほしい!! イグジストは僕を捨て忘れられました!! やはり僕は許せなかった!!』
『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!』
『とうとうイグジストに捨てられる荼毘』
『かわいそ……』
『ヤンホモはノーサンキューだったかイグジスト』
『許せなかった!!』
『ダブル許せなかった!!』
『これ素材になりそう』
『フラれて自暴自棄になっちゃったのかな荼毘くん』
『もしや酸素欠乏症にかかって……』
『イグジストを殺す(デデン!)』
『なんなの……この動画……』
『マジで何なんだよこれ』
『全国放送でこれ流れたってマ?』
『ヴィラン連合の目指す先が分からないよ』
『なんか病院の近くでヒーローたちがめっちゃ大規模な作戦してるって書き込みあったけどそれ絡み?』
『そうなん?知らなかった』
『おわた』
『急に放送終わったな……』
『所々笑ったけど未だに何だったんだという困惑が抜けない』
『荼毘はどこに向かおうとしているの……?』
『わからん……』
『困惑しかなかった』
『アイツら何がしたいんだマジで』
※この作品はギャグ寄りです。