【完結】峰田ァ!お前の前のオレオ取ってオレオ!!   作:そとみち

4 / 177
UA一万超(まんこ)えてました。誠に感謝。
今回はキリ悪かったのでちょい短め。


4 36人合格するから多分30Pくらいが足切りライン

 

 

「実技総合成績出ました」

 

 

「今年は上位陣が凄まじい成績だな……爆豪勝己、救助Pが0で3位とはなぁ!!」

「タフネスの賜物だな。強力な個性を使いこなしている」

「だが一位が二人とも余りにも抜けている。Pは3位に2P差の同率一位だが、P以上の実力があるぞ」

「峰田実……戦闘向きの個性ではないと感じたがここまで使いこなせているとは」

「あの飛び跳ね回る俊敏さだけで言えばプロヒーロー並だ。個性の玉もあらゆる用途が考えられる」

「最後に女子を助けたのもよかったなぁ! 意外と愛されキャラみたいなヒーローになるんじゃねぇか?」

「ヒーローとしての見栄えを考えるなら幾野潜が一番だろう、あの顔は間違いなく人気が出る」

「あれで男子というのは本当なのか? 正直、今でも信じられん。あの顔、あの腰つきで……」

「あ、セクハラですよーそれ。気持ちは分かりますが大切な生徒になるんですからね、LGBTQには配慮して接する必要があるかと」

「全教員で再度LGBTQの講習を受けるか……いい機会だ」

「見た目もそうですが、彼の個性はすごいな。調整が難しいだろうに、完璧に使いこなしているように見える」

「使い方次第では無敵だな……尤も、それで最後に油断するのは減点だが。この試験が減点方式でなくてよかったよ」

「将来が楽しみな卵ですね。アレを前にしてすぐに救出に考えが()()()は評価できる」

「イクノだけに?」

「黙れ」

「救出といえば9位の緑谷も────────」

「一撃でぶっ飛ばしちゃったのは久しく見てないね────────」

 

 


 

 

「─────俺たちは強い!!!」

「スラダン読んだ?」

 

 俺は一人暮らしをする自室で遊びに来た峰田と共にエロ本の修繕、保存、管理を行いながら急に叫んだ。

 お互いに雄英ヒーロー科合格、しかもまさかの同率主席だ。叫んでも仕方ない事だろう。

 中学校では先生に盛大に祝福された。ありがてぇてぇ。

 

「首席だぜ首席! トップに立ったんだぜ俺達は!」

「まぁオイラも嬉しいけどさ。別に成績云々はどうだっていいんだよなぁ」

「……どうしたんだね峰田くん。急に賢者モードになってしまって」

 

 謎の態度を浮かべる峰田に怪訝な視線を向ける。

 おかしい。いつものコイツなら「首席として目立っちまうなぁ!! これは女子たちが放っておかないぜぇ!! バラ色の高校生活開始ィィィィ!!!」とか叫び出しそうなものなのだが。

 謎の余裕がある。問い詰めなければならない。

 

「女か?」

「お前の勘どうなってんだよ鋭すぎだよダツかよ」

「女の勘、かな……」

「男であることを諦めんなよぉ……!!」

「で、マジでどうした? いい出会いでもあったん?」

「お前の鋭さが怖ぇよ!? まぁ……スゥー……実はぁ……そうなんだけどなぁぁぁぁ!!!」

「チクショオオオオオオオ違ってて欲しかったァァァ!!!」

 

 峰田がこれ見よがしにスマホの連絡先を見せつけてくる。

 そこには『蛙吹梅雨』『拳藤一佳』と名前が二つ新着で入っていた。

 こいつのスマホに女の名前だと……!?

 母親以外に女と連絡先を交換してなかったコイツが……!?

 

「削除してやろ」

「やめろォォォォ!! 動きに躊躇いがなくて怖ェよ!?」

 

 俺が奪い取ったスマホを操作しようとしてたところで峰田が奪い返そうとしてくる。

 しばらく個性を使っていなしてたらマジでキレそうになってたから流石に返してやった。

 

「オイラの努力の結晶のつながりを一時の感情で削除しようとするんじゃねぇぇぇ!!」

「ええ……ごめん……。でもなんだな、マジでよかったな女の子とのつながりが出来て」

「それな。二人とも可愛いし胸もあるしめっちゃ可愛いしな。悪いなイクノ、オイラは先に高みに至っちまうからよ……」

「やっぱ削除してやろ」

「やめろォォォォ!! ノーモーションでオイラのスマホ奪うんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」

 

 ぎゃーすかぎゃーすか二人で部屋で騒いでも誰にも怒られない。

 いいな一人暮らしって。最高やんけ。エロ本もエログッズも置き放題のシコり放題。

 この便利さを知ってしまったら俺はもう抜け出せないかもしれない。

 峰田(事実)とか男子の友達(願望)とか彼女(願望)とかハーレム(叶わぬ願い)とか呼ぶことあるだろうし掃除はしっかりやっとこ。

 

「まぁ俺も試験で友達出来て現地で交換したんだけど」

「は? キレそう。それ男? 女?」

「両方。カラスみたいな頭の男子と透明人間の女子」

「女子がいるじゃねぇか!? オイラのこと言えねぇじゃねぇかお前ェ!?」

「めっちゃ美人だった」

「お前しか見えねぇだろ透明人間ちゃんだとよぉ!?」

「全裸でぼいんちゃんでした」

「許せねぇよなァ!? あぁ!?」

「あと二人とも俺を女子だと勘違いしてる」

「……それ確信犯だろ?」

「そうだよ」

「性癖の破壊者がよぉ……!! その男子が今から気の毒でならねェよ」

 

 下らない話で盛り上がる。

 あの試験の後、常闇と葉隠ちゃんとは連絡先を交換したのだ。

 二人とも無事受かったと連絡が来て何よりである。

 透明な個性の葉隠ちゃんはあれどうやってポイント稼いだんやろ? 救助P高めだったのかな。若しくは素手で敵ロボ壊せる体術があるのか。気になる。

 

「そんなわけで俺がクラスでどうやって性別カミングアウトしたら面白いか会議を始めます」

「オイラを今日呼んだのってそんな理由? そんな理由なの?? 試験の振り返りとかこれからの学園生活の相談するんじゃないの??? オールマイトが教師になるって話でワクワクするんじゃねぇの????」

「峰田。お前がいてくれるから俺、新しい生活でもぜんっぜん怖くないよ♥」

「いい顔で言うんじゃねぇよ脳内ちんちん野郎がよぉぉ……!!」

 

 やっぱ峰田はからかうと面白いわ。

 なおこの後めちゃくちゃ作戦会議した。

 

 




葉隠ちゃんどうやって試験受かったんやろ……(疑問)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。