【完結】峰田ァ!お前の前のオレオ取ってオレオ!!   作:そとみち

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日刊ランキング……一位……?(おめめごしごし)
ご愛顧いただき感謝です。やはり峰田。峰田は全てを解決する。




6 個性って得手不得手あるから(震え声)

 

 

 「「「個性把握……テストォ!?」」」

 

 一悶着あってからグラウンドに集合した俺たちは相澤先生の言った内容に驚愕を返した。

 え、マジで。行事出る時間すらないの。俺と峰田が入試首席だから新入生代表挨拶とか結構真面目に考えてたんだけど。

 そこで性別カミングアウトしつつLGBTQについても理解を深めていきましょう的な話をして全生徒の脳を揺らすことも腹案として考えてたんだけど。

 マジかー。全部カットかー。自由な校風とは言うけど流石だな雄英。

 

「あー……首席の幾野と峰田だと非合理的か。爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」

「アァ? ……テメェら二人か、首席ってのはァ……ちっ、67m」

「じゃあ個性を使ってやってみろ」

 

 なんか爆豪君にめっちゃ睨まれた。峰田なんか睨まれて震えてしまっている。

 全く、朝の様子でも見たが随分と態度が悪いやつみたいだな。「死ねぇ!!!」とか叫んでるし。

 よし決めた。

 俺の脳内で今から爆豪は金髪ロリ巨乳の女の子になってもらおう。

 

「そうすれば爆豪もかわいく見えてこないか峰田? ほらツンデレ系ロリ巨乳みたいでさ」

「お前が何言ってるのかオイラさっぱり分からねぇよぉ……!!」

 

 分からんか……峰田にまだこのレベルの話は。後でイメージ共有してやるとするか。そうすれば峰田も爆豪を好きになれるさ。

 

 さて、しかしこの個性把握テストだが、けっこうまずい。

 何がまずいって、俺はこのテストの中で()()()()()()使()()()()のだ。

 素の身体能力でやる以外に方法が思いつかない。

 きちーわ。

 

「よし。トータル成績最下位のものは見込みなしと判断し除籍処分としよう」

「「「はあああ!?」」」

 

 そして会話の流れでなんか最下位が除籍処分の憂き目にあうことになった。

 ふざけんな死ィ~っ!

 

「イクノ──」

「峰田……俺ちょっとやばいかも……」

「───楽しかったぜェお前との高校生活ごっこォ!!」

「ぜってぇ除籍されねぇからなこの野郎ォ!!」

 

 峰田が煽ってきたが俺はむしろそれでやる気がもりもり湧いてきた。

 いや、これを見越して煽ってきてくれたのかもしれないな。やはり峰田。峰田isGOD。

 優しいやつなんだよな。

 

 ……ま、俺の個性の事は相澤先生も知ってるだろうし、たぶん除籍にはならんだろ。

 合理的なウソの可能性もある。気楽にやるか。

 

 


 

 

【第1種目 50m走】

 

 飯田がクソ速かった。ウマ娘かな?

 峰田は跳峰田使って5秒を切ってた。大したやつだ。やはり天才か。

 俺? 俺は普通に走ったよ。それしかできないもん。

 

「幾野、5秒26」

「え、普通に速くない? 峰田、あれイクノの個性?」

「いやあれ素。イクノのやつ結構鍛えてるからな。多分このテストであいつの個性は使えないと思う」

「おー、私と一緒か! 頑張ろーセンちゃん!」

「おう! 葉隠ちゃんも頑張れよ!」

 

 

【第2種目 握力】

 

 俺は女子力高めの細腕で全力でにぎにぎして62kg。鍛え上げたオナ筋*1が違うわオナ筋が。

 峰田は流石に個性使えないし俺以下だった。煽り散らしてやった。

 

「540kgって! ゴリラ!? タコか!!」

「タコってエロいよね……」

「腕が多い分やれるプレイが増えるよね……障子の将来の彼女が大変だなこりゃ……」

「幾野に言われると俺はどんな顔をすればいいか分からなくなる」

「笑えばいいと思うよ」

 

 

【第3種目 立ち幅跳び】

 

 どうにもならんわ。個性無しジャンプの皆様の中ではトップだったと思う。

 峰田は30mくらい跳ねてた。水を得た魚。

 あと梅雨ちゃんもめっちゃ跳ねてた。カエルの個性って割と強そう。

 

 

【第4種目 反復横跳び】

 

 峰田が一番輝いていた。もぎもぎの最高効率出たな……お前がナンバーワンだ!

 俺は髪が靡きまくって目立ったのでよしとしよう。個性無しで挑む人が多かったので高順位。

 

 

【第5種目 ボール投げ】

 

 麗日ちゃんズルしてまーす!! せんせー!! あれズルでーす!!!

 俺も60mは投げられるけど峰田はグレープラッシュの為に肩を鍛えてるし手は大きいから普通に100m以上投げられるんだよな。くっ……また峰田に負けた……!!

 

「緑谷くんはこのままだとマズいぞ……?」

「だなー。俺と一緒で個性は使ってないみたいだけど最後までそのまま通すつもりか?」

「ったりめーだ無個性のザコだぞ! むしろ手前ェもなんで個性使わねェんだよ!?」

「そんなに怒らないでよ爆豪ちゃん、まったく可愛いんだからーんもー」

「ア゛ァ!?」

 

 飯田の言葉に俺も同意を返したところ、爆豪ちゃんが理由を伝えてきた。

 既に俺の中で金髪ロリ巨乳になってるので可愛いって思わず返したら人を殺せそうな目で威嚇してきた。可愛い。

 しかし緑谷マジか、無個性なのか。マジで? やべーな! 無個性であの試験を突破してきたのか。

 素手で敵ロボを倒したのか、それとも救助に専念したのか……どちらにせよヒーローの素質十分だ。ちょっとオタク気味な雰囲気だったけど見直したよ緑谷。

 でもその後飯田が入試で緑谷すごかったんだぞって言ってたから爆豪ちゃんの勘違いの可能性あり。若しくは緑谷が個性を隠してたか。

 わからんちん。とりあえず様子を見守ろう。

 

「46m」

「───な……今確かに使おうって……!?」

「個性を消した。つくづくあの入試は合理性に欠くよ……」

 

 一投目で緑谷は平凡な結果を残してしまった。どうやら相澤先生の個性で緑谷の個性がキャンセルされたらしい。

 え、マジ? 見るだけで人の個性を抹消する個性のイレイザーヘッドさんなの? マ? 俺が一番()()()()()()ヒーローじゃん。

 いや、多分大丈夫なんだろうと思うけど。あかんな、後で俺の事見てもらって個性消せるのか試してもらわなきゃ。

 

「おー!! すげー飛んだな!」

「やっとヒーローらしい記録出したよー!」

「指が腫れ上がっているぞ。入試の件と言いおかしな個性だ……」

 

 そんな風に思考の海に沈んでたらいつの間にか緑谷の2投目終わってたわ。

 でも記録は700m超。おお、普通にスゲー。爆豪ちゃん並みの記録じゃん。指が痛そうだけど平気かな。

 

 ……あれ、ヤバくね? あんだけのパワーが出せるなら俺が最下位に近づく可能性高まってね?

 あ、いや、葉隠ちゃんのほうがヤバいか。流石に素の力で俺が女子に負けることはない。

 葉隠ちゃんも個性使って凄い記録を出したりするのだろうか。……どうやって?

 いや、むしろ俺も何とかして個性を使わなきゃならんか? ……どうやって?

 

「オイラ的には葉隠よりもお前が落ちるべきだと思ってるよ」

「安心しろ峰田、俺も葉隠ちゃんに除籍になってほしくねぇ。テストに手加減はしねぇけどもし葉隠ちゃん最下位だったら全力で相澤先生に抗議するわ。マスコミと文科省に凸るわ」

 

 まぁ嘘なんだろうけどな多分。どう考えてもありえねーもん、初日で落とすとか。

 1カ月くらいで素行や素質、能力を見て除籍とかならまだわかるけどまだテストしかやってない。俺や葉隠ちゃんみたいにこの試験に有効じゃないけど強い個性なんていくらでもあるしな。一切それを見ずに除籍なんてナンセンスの塊だ。

 

「どーいうことだコラ!! ワケを言えデクてめぇ!!」

「うわああ!!!」

 

 峰田とそんな話してたらまた爆豪ちゃんが暴れてた。

 成程、緑谷の事が好きなんだな爆豪ちゃんは。ツンデレロリ巨乳に愛されるとかやるじゃん緑谷。

 俺は微笑ましいものを見る目で緑谷と爆豪ちゃんを眺める壁になった。

 

「お前の精神状態が分からねぇよぉ……なんで微笑ましいものを見る様な目をしてんだよぉ……!」

「爆豪is金髪ロリ巨乳」

「何を言っているんだ幾野くん!? 頭は大丈夫か!?」

「駄目だ飯田。イクノの奴はもう頭が残念なんだ」

「くっ……初日にして学友の脳に障害が判明するとは……!! 何という悲劇!!」

「お前ら仲いいな?」

 

 そんなこんなでテストは続きます。

 

 

【第6種目 上体起し】

 

 峰田が背中にもぎもぎくっつけて高速ピストンマシンと化していた。

 うまく使えば閨の際に女を喘がせられるのでは? とアドバイスしたらやる気出して腰にもぎもぎをつける方法を模索するらしい。

 なお俺は男子の中では上位でした。

 

「幾野の髪が揺れるたびに甘い香りがするんだけど!? 完全に女子の匂いだよこれ!?」

「コンディショナー気ぃ遣ってるから」

 

 脚支えてくれてた尾白が褒めてくれた。照れる。

 

 

【第7種目 長座体前屈】

 

「幾野ちょっと気持ち悪いくらい体柔らかいな!?」

「柔軟性はすべての基本よ基本」

 

 俺は上鳴に計測してもらいながら自慢の柔軟性を発揮してぺったりと胸が膝に着くまで折り曲げてやった。

 まぁ俺の関節多分女子並みに開いてるし、柔軟も頑張ってたからな。いろんな体勢取れるほうがエクストリームオナニーの時に便利なんすわ。

 

 

【第8種目 持久走】

 

「走れ走れェェェ!! オラァァァアッ!!!」

「峰田速いな!? あと何気にイクノもやべぇって!!」

「轟に負けてねぇぞあいつ!?」

「……大したスタミナだ」

「あんがとよ轟! お前もやるな!!」

 

 これは得意種目と言えるだろう。なにせ毎朝20km走ってるのだ、峰田と。

 峰田は跳峰田で全力で走ってるから流石に追いつけなかったが、瞬間速度はバイクで爆走する八百万ちゃんといい勝負をしていた。

 俺は素の体力で途中まで轟と互角ってところ。最後に氷ぶっぱして加速したので俺の負け。爆豪ちゃんは爆破を上手く使って加速してた。飯田も速かった。

 

 

 

 

 はい、ここでタイマーストップ。

 記録は11位でした。普通だな!

 峰田が9位で煽ってきやがる。頭に来たので今夜俺の際どい自撮り写真送ってこいつのオナニーを妨害しよう。

 

 そして問題の除籍だが、葉隠ちゃんと僅差で緑谷が最下位となっていた。

 この結果は……葉隠ちゃんを褒めるべきなんだろうな。緑谷も途中から指の痛みであまり力は出てなかったようだが、それにしたって葉隠ちゃんもかなりいい動きをしていた。武術とかやっていらっしゃる?

 悲しいが緑谷については相澤先生の言う通りだ。個性で毎回自爆してたらヒーローになるのは難しい。

 もっと個性をコントロールできるようになるか、素の体も鍛えねぇとな。

 

「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

「「「はーーーーーーーー!!!???」」」

「あんなのウソに決まってるじゃない……」

「ちょっと考えれば分かりますわ!!」

「どうして急にカットインして来ましたのイクノさん!?」

「いや、なんか八百万ちゃんならそう言いそうかなって」

「確かに言おうとしていましたが! 私のセリフを奪わないでくださいまし!?」

「そのお嬢様言葉でイクノさんって呼ばれるとなんかウマ娘みたいだね」

「ごめんなさい存じ上げませんわ!?」

 

 結局除籍の件はやっぱりウソだったらしい。よかったな緑谷。

 文科省に凸することがなくなって俺もほっと一息。

 

 どうやらこれで後は教室で入学に関わる案内になるらしい。カリキュラムの確認とかなんとか。

 緑谷は保健室行くようだ。早く治るといいなその指。

 

 

 

*1
両利きなので左右共にオナ筋=スカイウォーカー




※誤字報告について
誠に感謝。漢字間違いとか見つけたらどしどしお願いいたします。
ただこの作品の肝は()ンポだと思ってるところあるので会話とかで文法上おかしくてもそのままにしておく場合があります。ご了承下さい。
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