【完結】峰田ァ!お前の前のオレオ取ってオレオ!!   作:そとみち

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80 おねショタとおにロリ両方の性質を持つ♣

 

 

 八斎會の事件も終えて放課後。

 俺たちA組で予定のないメンバーは、ジャージに着替えていつもの如く体育館γに集合し、自主トレに励んでいた。

 

「──ッラァ!!」

「っと……! 4回目か、やりよる!」

 

 みんながそれぞれ筋トレしたり個性を伸ばしたりしてる中で……俺は爆豪ちゃんとの組手に興じていた。

 自主トレで戦闘訓練をする際、結構な割合で俺がサンドバックとして駆り出される。俺も進んでやるようにしてる。

 で、組手自体はどうやってるかっていうと、シンプルに個性いくらでも使っていいっていう殴り合いだ。

 ただし俺は地面に潜って逃げるとか、相手の攻撃を全部無視するとか、そういう無粋な事はしていない。

 オート個性を発動しながら、出来る限り体で相手の攻撃を捌き、当然反撃も入れるようにしている。

 俺自身も対人戦闘の組手の経験を積めていることもあり、クラスの上位陣でなければ近接戦闘は優位に進められるくらいだ。

 そして時折クリーンヒットを食らうたびにオート個性での無視が発動し、みんながその回数を競うような感じになっていた。

 

 というわけで今やってる爆豪ちゃんだが、制限時間の3分の中で4回も俺に致命傷を与えてきやがった。

 こいつの戦闘センスマジでヤバいわ。緑谷や轟、飯田でも最高3回。尾白や切島、常闇のあたりで2回。他のメンバーは1回行けるかどうかという所で済ませるのに。

 

 爆速ターボで更なる追撃を繰り出してくる爆豪ちゃんの顔面に迎え撃つ形で拳を繰り出して怒濤の連撃を止めて距離を取る……と、そこで3分を計ってたアラームが鳴り出して、組手の終わりを告げた。

 

「……チッ! あと2回はブッ殺せそうだったのによォ!」

「マジで成長速度どうなってんのよ爆豪ちゃん。急成長のウルト切ってない?」

「なンの話だよ……ケッ。テメーもこっちの動きにすぐ対応して来やがって。ウザってェったらありゃしねェ」

 

 爆豪ちゃんもアラームを聞いて足を止め、ふぅーっと大きく息をついて汗を拭った。

 今日もまだ残暑の残る気候ではあるが、相変らず爆豪ちゃん汗よく流すよな。運動したり集中したりするとどばっと汗かくタイプだ。

 でも毎日汗かいてるから汗臭いとかそういうのはない。こんだけ汗もかけば肌もツヤツヤするやろな。

 

「で、どうよ爆豪ちゃん。前にミリオ兄さんと戦ったときに目覚めたアレはモノに出来たん?」

「……まだ見えねぇ」

 

 並んで座って水分補給しながら汗をタオルで拭いつつ、気になってたことを聞いてみることにした。

 以前ミリオ兄さんとA組全員で組手したときに爆豪ちゃんが見せていた、謎の爆発とそこからの凄まじい動き。

 ノーモーションで不意打ちしてくるミリオ兄さんの拳を4発も避けたのだ。尋常ならざる反応速度としか言えない。

 しかもあれ、見てから回避してたとかいう話だ。嘘やろってなった。

 あれを爆豪ちゃんが覚えたら緑谷飯田峰田を抜いてクラスで……いや全ヒーローを含めても最速の身のこなしが出来ると言っても過言ではない。

 なので練習の中でもあれを再現しようと頑張ってる姿も見てたのだが、中々感覚を掴めてないようだ。

 

「あン時、俺は先輩のとんでもねェ動きと強さに……全身緊張させて大量に発汗してた。まず尋常じゃねェ集中が必要だ。てめェやクラスの奴らと()ってもそこまでいかねェんだよクソザコ共が。……で、ただ汗をかけばいいってもんでもねェのはこないだ試した。手に汗溜めるにしても限界超えるほど溜めねェとあの段階までいかねェ」

「分析力すご」

「オマケにあの段階まで体がイッちまうってことは緊張と発汗がやべェわけだから全身のエネルギー消耗してるってことだ。すぐ燃量切れになる。できるからってやれる段階にまだねェんだよ。今はとにかく個性伸ばしだろ。手に汗溜められる上限を伸ばして、汗の量も伸ばして……んで『オーバーフロウ』が出せるようになりゃ次は掌以外で爆破したときの痛みに慣れるために汗腺酷使して伸ばして、爆発のコツつかんで……先は長ェ」

「プランニングのプロか? ファイナンシャルプランナーの資格取ろ?」

「真面目に説明してやったってのにてめェはよォ!」

 

 なんて冷静で的確な判断なんだ……! ってなった爆豪ちゃんの説明に俺は才能マンを感じつつ茶化したらキレだした。

 まぁそこまで自分で分析できてるなら俺の助言なんかいらないか。自分の事誰よりも冷静に観察できてるからなコイツは。求められたら力を貸してやろう。

 うーんと背を伸ばして立ち上がり、改めて俺も個性伸ばし……無視できる対象を増やすために色んなことを試そうとしたところで。

 

「……っはぁ!! はぁー、はぁー……!!」

「ぜッ……っはぁ……!!」

 

 筋トレを終えた二人の荒い息が耳に入ってきた。

 天井に吊るした捕縛布を掴んで、腕の力だけで上り下りをするというトレーニングを終えた相澤先生と心操だ。

 A組の放課後特訓に参加するようになった二人が、凄まじい量の汗を流して息を整えていた。

 

「おー、ショータ先生やってんなー」

「下の名前で呼ぶな上鳴。……3往復でここまで疲れるとは、やはり相当鈍ってるな」

「心操も頑張ってんな。ほいスポドリ。……きっちぃだろこれ」

「サンキュ、幾野……って、か。俺なんか2往復で、これなのに……はぁっ……相澤先生、若い頃、どんだけ体力あったんすか……」

「体重差もある。純粋な体力で言えばお前らよりも今は落ちてるだろう。すぐ取り戻すがな」

 

 心操がへばってたので俺は準備してあるクーラーボックスからスポドリを持ってきて投げて渡してやる。勿論相澤先生にもだ。

 それぞれ喉を潤しつつ息を整える。そして心操の言葉に、電気を充電して個性伸ばししている上鳴が天井を向いて首を傾げる。

 

「なんつーか……言っちゃなんだけど、昔ながらって感じの特訓だよなぁ。これそんなにキツいの?」

「何言ってるの上鳴くん……! ロープ上りは古い時代から自衛隊や消防隊、体を使う職業の人たちで必須とされていた最強の全身運動なんだよ!?」

「緑谷のスイッチが入ったぞ」

「ロープを掴むことによる握力強化から始まり、前腕二頭筋と胸筋、広背筋も鍛えられる! 登る時と降りる時で使う筋肉も違うからバランスもいいし、この二人はその上でさらに脚上げしながらやってるから腹筋、大腿四頭筋にも相当な負荷がかかってるはずなんだ! それを何往復もしてる時点ですごいよ!」

「早口だったけどとりあえずスゲーってのは分かった」

「緑谷の言ってることも間違ってねぇよ。俺も昔やってたしな……上鳴も一回やってみっか? 一往復も出来たら大したもんだぞこの高さなら」

「へぇー? んじゃやってみっかな! 先生! 少しだけ捕縛布登らせてもらっていいすか!」

「ああ、やってみろ。幾野は補助についとけ。下にクッションは敷いてあるが万一は無いようにな」

「うっす。緑谷も登ってみっか?」

「うん、やりたい! 実はタイミング見て言いだそうと思ってたんだ!」

 

 緑谷の説明があるが実際ロープ上りってめっちゃきついんだよな。

 俺もその効果の高さは知ってて、中学時代に裏山で訓練してた時は高い木にロープ結んでやってた。高い位置から落ちても俺はノーダメージだったしな。

 ただ、この訓練は体重がそれなりにある男性だからこそ効果が生まれる所がある。峰田がやっても軽々と昇れてしまったので途中で別の訓練に切り替えていた。

 懐かしいな。俺も久しぶりにやってみっかな。

 

「ほっ、ほっ……!? お!? これ結構きついな!?」

「脚を下ろすと重心が下がって腕への負担が増えて、脚を上げると腹筋と脚が鍛えられる……! やっぱすごい……!」

「一瞬も力抜けるタイミングがねぇからな。時間かければかけるだけきついぞ。がんばれ♥がんばれ♥落ちてきたら俺が抱きしめちゃうぞ♥」

「絶対落ちられねぇぞ!?」

「フルカウル使っていい??」

「捕縛布を扱う時に使う筋肉が効率的に鍛えられる。ただ……若返った今だからこそわかるが、捕縛布の扱いは筋肉の量よりも力の入れ方が重要だな。心操はまだ無駄があるぞ」

「っす……今は俺の方が単純な力はあるはずなのに捕縛布の扱いで負けるってことはそういう事っすよね。励みます」

 

 二人とも意地でも落ちない構えになった。よきかなよきかな。

 で、最終的に上鳴は1往復、緑谷も2往復でへばってしまったようだ。緑谷はさっきも別に筋トレしてたからこんなもんか。心操より体重も軽いしな。

 みんな鍛錬終わったらよくマッサージしとけよ。

 

 そして捕縛布によるロープ上りを先生たちがまた始めたところで新たな登場人物。

 

「ヘェーーーイ若人どもォーー!! やってんなァーー!?」

「お。マイク先生」

「オーッス!! 相澤が訓練してるって聞いてよォ!! 冷やかしに来たぜェーー!!」

「五月蠅いやつが増えた……」

 

 マイク先生だ。あんまり訓練には顔を出すことはなかったイメージだけど。やっぱ相澤先生のこと気になるのかな。

 ミッドナイト先生に13号先生……マイク先生……校長先生……おいおいショータ君総受けかよ。

 いやでもしかたねぇわこんな生意気ショタがいたら大人の方々は我慢できねぇよ。

 性の乱れ(確信)

 

「やってんなァ相澤! ったくよ、懐かしいぜ。学生時代も毎日こーやって登ってたよなァ。もう10年以上も前か」

「下らん昔話はやめろ、山田」

「HAHAHA!! にしてもあん時よりも随分と人数が増えたもんだぜ!! ……そう思わねぇか、相澤」

「……そうだな」

 

 マイク先生がなんだか相澤先生と昔を振り返り、こう……二人にしか分からない優しい懐かしい記憶を振り返っているようだ。

 二人の口元にふっと笑みが浮かんで。

 なんか……いい雰囲気だなオイ! 俺ちょっとしんみりしてます!!

 もっとこうノリで行く人でしょマイク先生! 仕方ねぇここは一肌脱ぐか!

 

「脱ぎます」

「とうとう発狂したか?」

 

 俺がジャージに手をかけたところで心操から上り下りの最中だというのに的確なツッコミが入った。

 

「いや……なんか二人きりの世界に入られてちょっと嫉妬してるというか……」

「見境ないのかお前は?」

「ショータ先生!! もっと俺を見て!! 俺を!!」

「お前は見ても抹消できないから見る価値がない」

「幾野がまた暴走し始めた……」

「僕、峰田くんと葉隠さん呼んでくるね」

「A組いっつも苦労してんなァ! ダッハッハッハ!!!」

 

 俺がジャージを脱ごうとしたところで峰田のもぎもぎが飛んできて止められてしまった。悲しい。

 

 訓練は真面目に。

 んでもってノリはいつものように。

 俺たちの訓練はこんな感じで、毎日行われているのであった。

 

 


 

 

 んで訓練を終えてシャワーで汗流した後。

 

「幾野。明日の午後は空いてるか」

「ん」

 

 相澤先生に呼び止められて、俺は振り返って答える。

 

「デートです? いいですよ、秋物のガチコーデ決めてきますね♥」

「真面目に答えるのと除籍とどっちが望みだ?」

「真面目で」

 

 ジャブを出したけど捌かれた。ちぇー! この格好になってノリも変わるかと思ったけどそうでもないわねー!

 明日は土曜日で半ドンだもんな。何もなければ透ちゃんデートに誘うか、発目ちゃんの開発でも手伝おうかと思ってたくらいで特に火急の用件はなかった。

 日曜日はインターンでマウントレディの所に行く予定だったので日程が被らなくてよかったぜ。

 

「エリちゃんの見舞いに行く。お前も来るか」

「お、マジすか。そりゃぜひ同行させてください! ……緑谷とかミリオ兄さんは呼ばないんスか?」

「最初だからな。あまり多人数で行くのもどうかと思う。俺とお前なら万が一エリちゃんが暴走したときに何とでもできるが、あの二人はそうじゃない。俺自身の検査とか、病院側と転院手続きとか引き取り先とか打合せしてる間にお前がエリちゃんと話してろ。合理的だ」

「俺の体が便利に使われている」

「本望だろ」

 

 エリちゃんとの面会と聞けば行くしかねぇよなァ!!

 あの後めちゃくちゃ気になってたしな。緑谷やミリオ兄さんともいつか面会に行きたいって話してたところだ。

 ただ病院側の判断で、万が一個性が暴走したときに対処できる人でないと、ということでまずヒーローであるイレイザーヘッドに連絡が入り、その条件に該当するのが俺しかいないという事なのだろう。

 エリちゃんの個性の暴走の心配がないならいずれ緑谷やミリオ兄さん、あの場にいた生徒たちも面会できるようになるやろ。

 つまり俺のこのファーストコンタクトがとても重要になってくるってわけだ。

 人と話すのが楽しいってことをエリちゃんに思い出させてやるぜェ!!

 

「じゃあ授業が終わったらすぐ出発するのでそのつもりで。昼飯は行きながら食べるぞ」

「了解す。駅弁オゴってくれます?」

「メシ代と交通費はもつよ」

「ゴチです!」

 

 どうせ相澤先生の事だから合理的な時間の使い方するので店に入って飯を食うことなどありえんからな。いい駅弁を買って食べることにしよ。朝飯も多めに食べとくか。

 そういやナイトアイ事務所が近いんだっけ。帰りに挨拶に行くことを先生に提案したら了承を貰った。

 事後の挨拶をしないとね。バブルガールにも会いたいし。

 

 


 

 

 さて。

 そんなわけでやってきました大学病院。

 早速面会手続きをして俺たちはエリちゃんの待つ病室に向かう。

 

「……幾野、お前まともな服も持ってたんだな」

「万年ヒーローコスの相澤先生に服の事でツッコまれるのは誠に遺憾」

 

 俺がいつでもハジけたガチコーデ決めてくると思うなよ。

 特に病院へのお見舞いの時は普通オブ普通だ。七分袖シャツとスキニーパンツで清潔感を出している。

 冷さんの時もそうだけど、お見舞いでそういう服を着てくるのって違うと思うの。今日の俺はユニセックスモードです。

 

 エリちゃんの病室について、扉をノックノック。

 

「エリちゃーん。お見舞いにきたよー」

「失礼するよ」

「あ……おねえさんと……えっと、倒れてた人」

 

 中に入れば、病院着で可愛らしくベッドの上にちょこんと座っているエリちゃんが待っていた。

 俺はにっこりと笑顔を見せて挨拶する。

 

「幾野潜だ。ヒーロー名はイグジスト。どっちで呼んでもいいよ」

「イレイザーヘッドだ。イレイザーでいい」

「イグジストさん……イレイザーさん……」

 

 まずは自己紹介を。あの時名前言うの忘れてたからな。

 相澤先生はプロヒーローだからまぁ名乗りはいらんやな。俺もヒーローとして自覚持つためにヒーロー名で呼んでもらうことにした。

 

 さて。

 最重要課題をまず果たそう。

 

「そしてエリちゃん。早速だけど世界の真実を君に伝える」

「え……え?」

「俺、男なんだ」

「──────え????」

 

 エリちゃんのお目目がびっくりぱっちり見開かれてしまった。

 そうだよな。この年齢の子には俺の性別は受け止めきれないか。思えば洸汰くんもそうだったな。

 洸汰くんといつかエリちゃん逢わせてえな。同い年くらいの子と触れ合えばお互いにいい影響ありそう。

 

「幾野、あまりエリちゃんを困らせるな」

「そうはいっても事実なので……エリちゃん、俺が男であることは本当なんだけど別にそれがどうってことじゃないからね。俺みたいな人も世の中にはいるってことで」

「……は、はい。その、イグジストさん……あの時、止めてくれてありがとうございました」

「ヴッ」

「血を吐いて倒れた!?」

「……こういう大人になっちゃダメだぞエリちゃん」

 

 エリちゃんから贈られた無垢なお礼に、当時の己の油断を恥じて吐血した。

 やめろエリちゃんそのセリフは俺に効く。

 俺が床に倒れ伏していると、相澤先生がエリちゃんの元に歩み寄り、腰を落として目線を合わせる。

 

「……エリちゃん。君の力で俺は命を助けられた。その時のお礼を言いたかったんだ」

「はっ……はい、イレイザーさん……?」

「───有難う。君のおかげで、今こうして俺はここにいられる。君の力は優しい力だ。誰がどんなことを言っても、俺が絶対に君を否定させない。君にはこれからも、どうか優しく在ってほしい」

「─────っ!」

 

 誰だよテメーは。

 と脳内で思わずツッコミを入れてしまうくらい綺麗な目をした相澤先生がそこにいた。

 ん……まぁ多分、エリちゃんに真摯にお礼を言いたいという気持ちもちゃんとあって、その上で子供に対して言葉と態度を選んだんだろうな。

 子どもってうわべだけの言葉って絶対に見抜くしな。自分が縮んでることを気にしないようにするという意味でも、本心からお礼を伝えるという手段を取ったのだろう。

 

 で、それを受けたエリちゃんが……なんか、頬を染めてびっくりした顔で相澤先生を見つめ返してた。

 相澤??

 おい相澤。ヘイ相澤。自覚しろ? お前の顔今やニヒル可愛い系のショタ顔なんだからな??

 俺以上にエリちゃんの脳を揺らしてんじゃねーかこの天然タラシがよォ!! 敬意も何もねぇよ今だけはクソがよ!!

 

「はいはい相澤先生。それ以上はエリちゃんがおにのロリるからその辺でね」

「何の話だ……? ……とはいえまぁ、俺もお医者さんと少し話をしてこなきゃならなくてな。エリちゃん、イグジストと仲良くお話しててくれ。すぐ戻ってくるからな。何かあったらすぐ声を上げろよ」

「俺の信頼ゼロ!」

「うん……イレイザーさん、わかった。えっと、イグジストさん……」

「今日に備えて会話デッキ大量に組んできたからね。色々お話しよっかエリちゃん。まずはエリちゃんの事もっと知りたいな。好きな食べ物バトルしようぜ」

「バトル」

 

 その後、相澤先生が一度席を外して。

 俺はエリちゃんの好きなもの、やりたいこと、悩み、俺のことなど……色々楽しく話して午後を過ごしたのだった。

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